忍者修行の里・赤目四十八滝「忍者の森」(名張市後編)

掲載日:2011.09.08

赤目四十八滝で有名な名張市は、伊賀流忍者発祥の地・伊賀市のお隣のまち。そして、この赤目四十八滝は、忍者の修験スポットのひとつで、伊賀流忍者の祖といわれる百地丹波もここで修行したと言われています。
2010年ここに誕生したのが、忍者修行の里・赤目四十八滝「忍者の森」。今回、大阪から修行にやってきた女の子に密着取材させてもらいました。名張市後編です(2011年8月)

真っ赤な衣装に着替えて、「くのいち」に変身。いざ、忍者の森へ♪ 案内人のくのいちガイドさんから、延寿院で、忍者について説明してもらいました。
ちなみにこの延寿院は、約1300年前、修験道の開祖といわれる役行者(エンノギョウジャ)が開いたとされ、「赤目」という地名は、この役行者が、修行中に赤い目の牛に乗った不動明王に出会ったとの言い伝えに由来しているそうです。

最初は、城壁や屋敷の石垣を越える「登り術」の修行。高さの違う3つの壁を乗り越えます。最後の壁は結構高い!力を合わせてよじ登ります。この他にも、かぎ縄を使った登り術の修行もありますよ。

次は、屋敷などに忍び込む「侵入術」の修行。15mのロープにまたがり、一方の足をロープにひっかけ、もう一方でバランスをとりながらロープをたぐって前に進みます・・・言うは易く行うは難し。でも、チャレンジのし甲斐がありますよ!

そして、縄を使って飛び移って逃げる「飛び猿の術」の修行。ターザンみたいな感じです。アッアーアーとは言わず、こっそりとですけどね。思った以上に難しいです。

それから再び「侵入術」の修行。今度は綱渡り! 修行では、スラックラインという、欧米生まれの幅5㎝ある綱を使います。ピンと張られていますが、さすがに乗るとふわふわして、トランポリンの上を歩いているような感じ。慣れると、ジャンプもできちゃうみたいなので、まさに忍者になれる?

今度は、音を立てずに壁や屋根の上を素早く歩く「歩法」の修行。つなぎ合わされた3本の丸太の上を歩きます。「忍び足」や「浮足」など、忍者の歩き方はいっぱい。
そして、手裏剣打ち。まずは普通に的に向かって打ちます。次は逃げる時の修行で、走りながら手裏剣を打ちます!これはかなり難易度の高い修行です。

次は、道具を使わずに城壁を越える「登り術」の修行。欧米生まれのフリークライミングで、25mにわたる壁を伝っていきます。初挑戦だったので、楽しかったです☆
ちなみに、忍者は、親指と人差し指で60㎏の米俵を持ち上げる訓練をしていたそうですよ!

そして、最後は堀や川を渡る「水ぐもの術」の修行。向かった先は、山を下りて、赤目四十八滝渓谷を流れる滝川。もちろん、ひんやり冷たく、緩やかだけど流れのある川です。史実に基づいて作ったという特性の水ぐもを履いて、いざ出陣。川に渡されたロープをたぐっていきます。
無事川を渡ったかどうかはヒミツですが、見ていても、とっても楽しく、実際にやったらさらに楽しい水ぐもの術!一番人気だそうです(冬期はなし)。オススメです☆

以上で忍者修行は終了。川を渡りきっても川に落っこちても、ここまで修行してきたことを讃えてもらい、なんと、忍者文字で書かれた「伊賀赤目流忍者免許皆伝の書」という認定書がもらえます♪
この忍者の森では、忍者衣装に着替えて、大自然の中で、全身を使っておもいっきり修行体験できます。小さなお子さんだけでなく、大人も絶対楽しめます! 赤目四十八滝・忍者の森で、ココロもカラダもリフレッシュしてください♪


【概要】
・日時:通年(年末年始を除く)、午前10時・午後1時スタート(1日2回)
・所要時間:1時間30分程度(催行人数によって多少異なります)
・対象:4歳くらいから(子供のみの参加は7歳以上。7歳未満のお子様は保護者要同伴)
・料金:忍者修行体験
     -子供(中学生以下・忍者衣装付)2700円
     -子供(小学生未満・忍者衣装付)2200円
     -大人(忍者衣装付)3000円
      ※忍者衣装が不要の場合は1000円引き
      ※赤目四十八滝入山料込み
   :忍者衣装レンタル(黒・青・ピンク他)1000円(大人サイズは数に限りあり)
・最小催行人数:2名
・申し込み:スタート時間の1時間前まで。事前予約がオススメ。HPからも予約可能
・申し込み・問い合せ先:赤目四十八滝渓谷保勝会
  電話:0595-63-3004 FAX:0595-63-8400
  E-mail ninja@akame48taki.jp
  HP:http://www.akame48taki.jp/ninja/

おもいっきり忍者修行をして楽しんだので、ちょっといっぷく。赤目四十八滝入り口近くの「つたや土産店」さんで、名物の忍者食「伊賀忍者バーガー」(380円)をいただきました。伊賀牛と三重豚の黄金のブレンドが、キャベツとバンズにぴったり。ぺろりと食べちゃいました。おいしかったです☆ 人なつっこい黒いワンちゃんと気さくな店員とのおしゃべりも楽しいですよ。

 つたや土産店 名張市赤目町長坂754 電話 0595-63-3195
    

【お役立ち情報】
○ぶどう狩りを取材した名張市前編はこちらから。
     
http://www.kankomie.or.jp/mMidokoro/78_0.html

○お泊まりは、天然温泉がうれしい、湯元赤目温泉隠れの湯 対泉閣が便利です♪
 湯元赤目温泉隠れの湯 対泉閣 電話 0595-63-3355    
     http://www.akameonsen.com/

※掲載されている内容は2011年8月の情報となります

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忍者の森【忍者修行体験】

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大阪から1時間!名古屋から90分! 豊かな自然、清らかな水の流れが作る景勝地赤目四十八滝で楽しめる体験ツアー 家族、ペット連れ、グループ、1名様でも参加OK! 現代社会にもその知恵が生きる、忍術の奥義を極めよう!忍者衣装を身にまとい、高い壁を登ったり、バランスを取りながらロープを渡ったり、壁伝いに移動したり、本格的な忍者修行アトラクションが楽しめます。本物手裏剣のリアル体験に加え、眼前に迫る手裏剣をよけて身を守るド迫力の最新VRが実現する手裏剣修行、夏季限定清流を渡る水ぐも修行など大人でも難しい修行の数々! 伊賀忍者の祖・百地丹波が修行した赤目の滝で、伊賀流赤目忍術を体験ができます。大自然の中での忍者修行体験に参加して、秘伝の書を手に入れよう! <忍者修行体験のご予約はコチラから!>

赤目四十八滝

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伊賀と大和の国境を流れる滝川の上流に連なる数々の瀑布が美しい大自然のアートを作り出す赤目四十八滝。室生赤目青山国定公園の中心に位置し、その長さは約4キロにも及びます。 赤目の神秘的な自然は、平成の名水百選、日本の滝百選、森林浴の森百選、そして遊歩百選にも選ばれ、その渓谷に織り成す樹木、渓流、滝などの奏でる優雅な色彩と音のハーモニーが自然をより楽しませてくれます。自然の空気を全身に感じながら、散策を楽しもう! 秋から冬にかけては渓谷ライトアップイベント赤目渓谷『幽玄の竹灯』を開催 散策コースはゆったり散策コース、渓谷ハイキングコース、長坂山トレッキングコースがあります。コースの詳細については添付の赤目四十八滝MAPをご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 【公式】観光三重(三重県観光連盟)(@kankomie)がシェアした投稿 - 2020年 7月月26日午前3時17分PDT

伊賀のかくれ宿 赤目温泉 隠れの湯 対泉閣

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赤目渓谷の入り口に立つ明治期創業の温泉宿。変化に富んだ瀑布や岩壁が美しい「日本の滝百選」「森林浴の森百選」にも選ばれているの「赤目四十八滝」や、忍者体験ができる「忍者の森」へ徒歩5分と観光にも好立地です。 地下1000メートルから湧くアルカリ性単純温泉はしっとり滑らかな肌触りで美肌効果も期待できます。地元のスギ材を用いた大浴場は、泡風呂を備えた「上忍の湯」、打たせ湯を備えた「くのいちの湯」の二つ。男女日替わりで、両方のお風呂をお楽しみいただけます。 大浴場から露天風呂へと続く回廊を上がるとと岩組み造りの「半蔵の湯」、木造りの「かげろうの湯」があり、四季のうつろいを存分に感じて頂き、山と木々とひとつになる安らぎの時へといざないます。 ご宿泊は大きく3つの館があり、渓谷美と中庭を望む新館「こもれびの館」、情緒ある「本館」、そしてここでしか味わえない料理「あみ焼き」をお召し上がりいただける別館「楓韻の館」をご用意しております。 三重ブランド「伊賀牛」をはじめとした伊賀の旬を用いた月替わりの会席料理。堀りこたつの食事処囲炉裏茶屋「ごえもん亭」で、伊賀牛や山海の幸を焼いてお召し上がりいただく名物の「あみ焼き料理」に下鼓を。 回廊を上り情緒あふれる露天風呂から望む渓谷の美、三重ブランド「伊賀牛」をはじめとした、伊賀米コシヒカリ、伊賀の地酒など、伊賀の旬のお料理をご堪能ください。

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