南牟婁郡紀宝町
昔は、遠方からでもその位置をたしかめることができたため、熊野川口を出入りする船が、この塔の位置を確認することによって、安全が保たれた。また、川口の状態が悪くなって、船の出入りに支障が生ずるようになると宝篋様で祭典を催し、読経の後、経文の書き込まれた石を川口に投げ込むとやがて川口は開けて通航できるようになったと伝えられる。
1748×1214px