伊賀市にある老舗のお漬物屋さん「養肝漬宮崎屋」!慶応元年から続く伝統の味をご堪能ください!【あんしんみえリア優秀店】

掲載日:2022.03.30

藤堂高虎が命名?!伊賀名物のひとつで、昔からこの地方で食べられてきた「養肝漬(ようかんづけ)」は、武士の士気を養う「肝っ玉を養う漬物」ということで、命名されたそうです。今回は、そんな養肝漬の伝統を今に継承、そして活用する宮崎屋を取材してきました!

▼目次
・伊賀市にある慶応元年創業の老舗「養肝漬 宮崎屋」とは
・「受け継いだものを活かす」という伝統に対する考え方
・もうひとつの名物、伊賀盆地の冬の味覚「ひのな漬」
・感染症対策の始まりは社員の意識改革から!
・まとめ

伊賀市にある慶応元年創業の老舗「養肝漬 宮崎屋」

養肝漬宮崎屋は、慶応元年(1865)より6代に渡り、その伝統を今に継承する老舗漬物屋。伝統の製法で作る中で一番大切にされている、養肝漬を漬ける「木桶」には、発酵に欠かせない「神の菌」が住み着いていて、なんと100年以上も大事に使い続けているんだとか。

今回はこちらの施設が「あんしんみえリア優秀店」に選ばれましたので、取材をしてきました!

「受け継いだものを活かす」という伝統の継承法

「伝統を守る」というと「何も変えない」というイメージを抱きがちですが、宮崎屋では「受け継いだ伝統を、今の時代に合わせて活かすこと」で、伝統を守ろうとしています。

そのような考えから生まれたのが「かけるお漬物 養肝漬ドレッシング」や「たまりしょうゆアイス」。特に今の若いご家庭では、漬物が食べられることは少なく、そのような人たちにも自分たちの伝統を知ってもらうきっかけにと、このような新商品を開発されているそうです。

他にも「くろ和っさん」、ベーグルにビスコッティなど、宮崎屋の伝統の強み、つまり「お醤油の発酵の味」を活かし、食べた人をあっと言わせるヒット商品を多数生み出してきました。

もうひとつの名物、伊賀の盆地の冬の味「ひのな漬」

こちらはもうひとつの名物「ひのな漬」。三重県の北部ではお馴染みのパッケージで、私も昔から良く知っています。

シャキっとした歯ざわりと色鮮やかな見た目のこの商品は、冬季期限定商品ということもあり、お正月の贈答品としても重宝されているとのことでした。

1957年には、南極観測隊がこのお店の養肝漬を持って調査に赴いたそうで、昭和基地の前で隊長が養肝漬の旗を掲げ撮影した貴重な記念写真も紹介していただきました。

冷蔵庫がなくても日持ちし、また凍らないため、南極観測にはとても重宝されていたんだとか。

感染症対策の始まりは社員の意識改革から!

入口には非接触体温計と手指消毒液の設置、レジや店内のテーブルにも消毒液、飛散防止シートやアクリル板がセットしてあり基本的な対策はもちろんばっちり。貼紙での注意喚起や、声掛け、ソーシャルディスタンスをとれるような工夫もされています。

しかし、宮崎屋において一番重視しているのはお客様へのルール作りではなく、何よりもお客様の目線でのマナー向上。「お客様のマナーに対する意識は日に日に進化していて、私たちはそれに対して少しでもお応えする!といった意識でやっている。」と宮嵜社長自ら熱く語ってくれました。

まとめ

『養肝漬 宮崎屋』、いかがでしたでしょうか。

昔ながらの製法をただ守り作り続けるだけで無く、その味の本質を現代の人、そして今の若い人達に伝えるために養肝漬を使った新しい商品を提案していく事が、結果的に伝統の継承になるというお話は、本当に心に残るものでした。

伊賀上野周辺にお越しの際は是非、伝統も感染症対策もしっかりと守られている「養肝漬 宮崎屋」で!若者にも楽しい商品ラインナップで、目移りすること間違いなしですよ♪

撮影モデル&リポーター:三重県PRアンバサダー なちゃぽ

名称

養肝漬 宮崎屋

住所
〒518-0869 伊賀市上野中町3017
電話番号

0595-21-5544

営業時間

9:00~18:00(12月31日は正午まで)

休日

毎月第2第3木曜日(8月と12月を除く)
1月1日

駐車場

6台(無料)

公共交通機関でのアクセス

伊賀鉄道上野市駅より徒歩約5分

車でのアクセス

名阪国道「上野IC」より上野市街方面へ約5分

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