今流行りの「クラフトビール」とは? 世界が認めたクラフトビールを製造する伊勢角屋麦酒をよしお兄さんが徹底取材!

掲載日:2022.02.09

今、大人気の「クラフトビール」ですが、一般的なビールと何が違うかご存じですか?
今回は、世界が認めたクラフトビールを製造している伊勢角屋麦酒(いせかどやびーる)の工場に、よしお兄さんが潜入!クラフトビールの美味しさの秘密に迫りました!

※この記事は毎週水曜日にCBCテレビ「チャント!」内で放送されている「よしお兄さんの”もっと”パパにみえてきましたね」2022年2月9日放送分の内容を元に構成しています。

1.世界に誇るクラフトビール!伊勢角屋麦酒


①クラフトビールとは?

最近よく聞く「クラフトビール」ですが、「クラフトビール」って、どういうビールのこと?と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

全国地ビール醸造者協議会(JBA)では、クラフトビール(地ビール)を以下のように定義しています。

●独立していること

 酒税法改正(1994年4月)以前からつくられている大資本の大量生産のビールからは独立したビールづくりを行っている。

●小規模であること

 1回の仕込み単位(麦汁の製造量)が20KL以下の小規模な仕込みで行い、ブルワー(醸造者)が目の届く製造を行っている。

●地域に根付き、伝統的な製法で製造しているか地域の特産品などを原料としていること

 伝統的な製法で製造しているか、あるいは地域の特産品などを原料とした個性あふれるビールを製造している。そして地域に根付いている。

まとめると・・・「地域密着型の小規模な醸造所でつくられる、多様な個性あふれるビール」とされることが多いそう!

クラフトビールは、その地域ならではのビールや季節限定のビールがあったり、作り方が変わっているビールがあったり・・・バリエーションが豊富なところも、魅力の1つです♪

クラフトビールを味わうときは、そのクラフトビールの歴史やこだわりにも注目してみると、さらに美味しく感じられるかもしれないですね!

旅行先で、その土地のクラフトビールを味わってみるのもおすすめですよ!

②伊勢角屋麦酒


1997年創業。

世界三大ビールコンテストの1つとされる「International Brewing Awards(IBA)」で、日本で唯一、3大会連続世界一(2022年にはさらにトロフィーアワード受賞)に選ばれるなど、伊勢が世界に誇るクラフトビールメーカーです。

創業以来の合言葉は「伊勢から世界へ」。

できる限り、無農薬、無化学肥料の麦芽(モルト)を使用し、丁寧に製造されています。

今回ご紹介するクラフトビールをはじめ、伊勢志摩への旅行のお土産にもぴったりのクラフトビールがたくさんありますよ!オンラインでも購入できますので、要CHECKです♪

ここに注目!社長は440年以上続く「二軒茶屋餅」の21代目!


伊勢の地で440年以上続く「二軒茶屋餅 角屋」の21代目でもある、鈴木成宗(なりひろ)社長。

大学卒業後、家業を継ぎ餅屋の仕事に就きながらも、大学時代に専攻した微生物の楽しさが忘れられず、1997年に「伊勢角屋麦酒」を創業し、クラフトビールの製造販売を開始。

また、世界で通用する品質をめざし、社長自らビールの国際大会の審査員資格を取得したり、ビールの研究のために、大学院の博士課程に編入したりするなど、熱い想いを持った方です!

2.伊勢角屋麦酒 工場見学へ!

よしお兄さん、さっそく工場見学へ!

「今回は、世界が認めたクラフトビールを製造している伊勢角屋麦酒の工場に潜入させていただけるとのこと!!楽しみですね~♪」


今回は、特別に、鈴木社長に案内していただけることに!

①まずは、世界が認めたビール「伊勢角屋麦酒ペールエール」を試飲!

と、工場を見学する前に・・・

まずは、世界が認めたビールを試飲させていただきました♪

「世界が認めたビールというのがこちら!伊勢角屋麦酒ペールエールだそうです!」


ペールエールは、ビール界のオスカーといわれるイギリスのビール審査大会で、3大会連続で金賞を受賞。この偉業を成し遂げたのは、日本では、このビールだけなんだとか!


「スッキリしていて、キレもよく、華やかな香りと苦みがしっかりある感じですねー!おいしい!」

鈴木社長:「世界に通用するビールを作って、お客様に喜んでいただきたい、皆さんの人生にエールを送りたいと思っています!」

②「麦芽(モルト)室」へ

工場の2階からは、タンクがずらっと並んでいるようすを上から見ることができます。

ロゴもおしゃれですよね~♪

大体1つのタンクで、4,000Lのビールが貯蔵されているそうですが、なかには、12,000L入るタンクもあるとのこと!

伊勢角屋麦酒ペールエール(330ml瓶)、約36,363本分のビールが入る計算です!

続いて、工場の奥にある、麦芽(モルト)室へ案内していただきました。

鈴木社長:「ビールの原料は麦芽(モルト)、ホップ、水、酵母なのですが、1番たくさん使うのが、この麦芽(モルト)なんです。」

4,000Lのビールを仕込むにあたり、800kgもの麦芽(モルト)を粉砕しているそう。

鈴木社長:「世界中からビールにとっていいものを選んで集めています。年によっても原料の出来が違いますし、常にいろんな情報を集めて、”いいもの”を揃えています。」

また、麦芽(モルト)の配合で脂質がかわってくるそうで、新しい組み合わせを常に考えているんだとか!

鈴木社長:「発芽の具合がわかるので、品質をみるために、かじったりすることもあるんです。よかったら、よしお兄さんもどうですか?」


「ん~パンのような香ばしさを感じますね。噛めば噛むほど甘くなっていく感じで、これをおつまみにビールが飲めそうです!」

③伊勢の野生酵母から作られたビール「ヒメホワイト」

実は、「地元伊勢の地の素材を原料に、ビールを作りたい。」という想いがずっとあったという社長。

そこで、伊勢神宮(内宮)の別宮である「倭姫宮(やまとひめのみや)」近くの林で、社長自ら採ってきた野生酵母を使って作ったビールがこちらの「ヒメホワイト」だそう。


今回は、特別にタンクから直接、できたてほやほやのヒメホワイトを試飲させていただきました!


「さっきのペールエールとは、また違って、柑橘系のような香りがしますね~。フルーティーというか鼻に抜ける香りが。」

鈴木社長:「そうなんです。ゆずの皮やコリアンダーを使って、独特の味わいをだしています。一部、日本酒の吟醸酒に近い成分が入っていて、日本食にもあうんですよ。」

社長は、このビール「ヒメホワイト」を完成させるために、大学の博士課程に編入して研究を重ねたそう。こだわりが感じられますね♪

うれしいお知らせ♪


伊勢角屋麦酒 下野工場では、2022年3月から一般の方も工場見学ができるようになるそうです!

伊勢角屋麦酒 下野工場

住所 〒516-0003 三重県伊勢市下野町564-17
電話番号 0596-63-6515
公式URL https://www.biyagura.jp/
公共交通機関でのアクセス

JR・近鉄伊勢市駅もしくは近鉄宇治山田駅下車。

三交バス「伊勢市駅前」「宇治山田駅前」で乗車。

「下野工場団地口」で下車し、徒歩12分。

車でのアクセス 伊勢西インターを降りて車で約15分。

詳しくは伊勢角屋麦酒ホームページでご確認ください。

④2021年新発売!自社製造の缶ビール


2021年9月、自社で缶にビールを詰めることができるマシンを導入し、創業時より念願だったという常温の自社製造缶ビール、ISEKADO缶を新しく発売するなど、新しいことに挑戦し続けている社長!


鈴木社長:「随分前から自社製造缶ビールを検討していたのですが、品質の高い缶ビールをつくるには、大型で効果な缶詰め機を購入する必要があったため、なかなか実現できずにいました。ハイスペックなイタリア製の機械を購入することができたあとも、通常イタリアの熟練の技師の方たちに機械の調整をしていただくはずが、コロナ禍で実現できず、オンラインで繋ぎながら、私たちの手で調整を完成させるなど、困難を乗り越えて、ついに、自社製造缶ビールを販売することができました!」


鈴木社長:「”伊勢から世界へ”という合言葉で、これまで25年間ビールづくりをしてきました。このビールを通して、世界の方に伊勢を伝えていきたいですね。」

3.最後に・・・

「クラフトビール美味しかったです♪娘が飲めるようになるまで、あと17年!パパ頑張ります!!」



「よしお兄さんの“もっと”パパにみえてきましたね」について

「よしお兄さん」とは



NHKの番組「おかあさんといっしょ」の11代目体操のお兄さん。本名は小林よしひさ。愛称は「よしお兄さん」。2019年に同番組を卒業後、YouTubeチャンネル「よしお兄さんとあそぼう!」を開設。「こどもはたのしく、おとなのみなさんは、安心して観れる動画」をテーマにしており、チャンネル登録者数は10万人を超えている。

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