春を先取り!早春の陽ざしに映えるてんれい桜(河津桜)が美しい「大慈寺」
掲載日:2024.02.16
ひとあし早い春を満喫するなら志摩市大王町の「大慈寺」がおすすめ!今回は、春の足音感じる河津桜の名所をご紹介します!
◆記事作成:ハナチロ
伊勢市で生活するやんちゃ娘とワガママ息子のパパ。
親バカ気味(笑)で子どもが写りこむ写真が増えがちですが、元気に、楽しく、可愛く?をモットーに活動中!
実際に家族でお出かけした中で、是非おすすめしたい三重の魅力を発信しています。
※掲載写真には2021年に撮影されたものが含まれます。
今回ご紹介するのは、三重県志摩市の桜の人気スポットである大慈寺(だいじじ)。
九鬼水軍波切丸の大将とその臣下がひっそり眠るお寺であることでも知られています。
また、大慈寺がある志摩市大王町波切は"絵になる"美しい景色が広がるスポットで、「絵描きの町」とも言われているのだとか。
ひと足早く春を感じることができる早咲きの桜で境内が埋め尽くされる様子は圧巻の光景です!
大慈寺の先代和尚が、早咲きの河津桜で有名な伊豆を訪れた際にその美しさに感動し、分けて頂いた数本から大切に育てられてきたのがこちらの「てんれい桜」。
三重県で育てられた第一号の河津桜といわれていて、その成長を見届けられずに亡くなった先代和尚の名に因んで「てんれい桜」と名付けられたんだそうです。
てんれい桜の魅力は、「鮮やかな花の色」と「早咲きであること」です。
ソメイヨシノの淡い色と比べると、はっきりとした明るいピンク色をしていることが分かります。
また他の桜より一か月程早く開花し、その見頃も比較的長いことから、これからくる春を期待させるかのような綺麗な景色を楽しむことができるのです。
最初は数本だったこの桜も、今ではその子孫たちが境内やその周辺に30本近く植えられており、この町にひと足早い春の訪れを告げています。
「ごんべえ桜」の愛称で親しまれている紀北町にある「種まき権兵衛の里の河津桜」も、こちらのお寺から寄贈された桜なんだとか。
大慈寺のてんれい桜は、例年2月中旬から3月上旬頃に見頃を迎えます。
2024年は、2月13日現在開花が始まっており、2月20日頃に見頃を迎える予想です。
大慈寺には駐車場がありますが、駐車場付近の道が狭く、てんれい桜のピーク時には混雑するため、「大王崎観光駐車場」など付近の駐車場の利用がおススメです。
この写真のように、高台となっている駐車場から俯瞰(ふかん)してみる桜も素敵でした。
ここからは、桜を楽しむおすすめスポットを順に紹介します。
大慈寺のてんれい桜は、境内に入る前から楽しむことができます。
山門の前には、境内から溢れるように桜の枝が張り出しており、目の前に迫る鮮やかな桜は迫力満点です。
3歳の娘は、触れることができる程の高さで可憐に咲く桜に大興奮でした。
境内では、千手観音を包み込むように桜が咲き乱れます。
満開の桜で空が埋め尽くされる光景は、もはや説明不要の美しさです。
個人的には、お地蔵さんの背後に迫る桜もおススメです。
そして一番の見どころは、境内中央の本堂前。
発色の良い桜に包まれるだけでなく、本堂の屋根と境内に咲く菜の花との対比も鮮やかです。
ふと気が付くと、娘は満開の桜を独り占めしていました。
他の方が通るといけないので、もう少しおしとやかにお花見をしてもらいました(苦笑)
境内を出た後も、見どころは続きます。
波切は石工の町でもあり、大慈寺の石垣も江戸時代に積まれた波切石工の代表作です。
大慈寺付近に咲く菜の花や、境内から張り出した桜との組み合わせも美しい!
「花極楽」とも称される大慈寺のてんれい桜。
見応えのある鮮やかなピンク色が咲き誇る光景を見に、ぜひ訪れてみてください!
続いて、大慈寺でお花見をした後に立ち寄りたい大王崎のおすすめスポットを紹介します。
登れる灯台としても有名な白亜の「大王崎灯台」は志摩のシンボル。海の景色だけでなく道中の風情ある石畳の坂道も楽しむことができる人気の観光スポットです。
娘は、綺麗な景色そっちのけで絵描きさんの銅像を気にしていました(笑)
次に紹介するのは、今年オープンしたばかりのオシャレなカフェ「stop by joe」です。
店内から波切漁港を一望することができるこちらのお店は、真珠販売店だった建物をカフェとして改装してオープンしました。
目の前の漁港で水揚げされた魚を自家製パンで挟んだハンバーガーや、伊勢どりを使用したバターチキンカレーを味わうことができます。
ドリンクメニューも充実のこちらのお店は、大王崎散策でのランチや休憩にピッタリです。
オシャレな内装や地元の食材を使用した料理が人気の新スポットにもぜひ立ち寄ってみてください!
stop by joe
住所 三重県志摩市大王町波切178
営業時間 10時から17時
春の大慈寺&大王町の紹介は以上になります。
実は大慈寺は初夏の紫陽花スポットとしても人気で、春とは違った光景を楽しむことができます。
「絵描きの町」大王崎は大慈寺以外にも魅力ががいっぱいで、自信をもっておすすめできるスポットです。
ぜひ春の魅力がつまった志摩市大王町にお出かけしてみてくださいね!
最後になりましたが、今回の記事作成にあたって
快く取材対応をしてくださった大慈寺関係者の皆さん。
取材協力だけでなく素敵な写真まで提供いただいたstop by joeさん。
ご協力ありがとうございました。
今後もみえ旅カメラ部として記事を投稿していきますのでよろしくお願いします。