榊原温泉の日帰り温泉5選!2023年おすすめの入浴施設を紹介します
掲載日:2023.01.09
三重県津市の榊原温泉は平安時代から知られる温泉で、日帰り入浴できる大浴場や貸切露天風呂、源泉かけ流しの冷泉がある施設など種類豊富です。この記事では榊原温泉のおすすめ日帰り入浴施設を5つ紹介します。
榊原温泉とは?
三重県津市榊原町に湧く榊原温泉はお伊勢さんの「湯ごりの地」として栄えた歴史ある温泉です。
平安時代の作家「清少納言」が著した随筆『枕草子』にて「湯は七栗の湯、有馬の湯、玉造の湯」と謳っており、当時は「七栗(ななくり)の湯」と呼ばれていました。
湯ごりとは?
湯で身を清めることを「湯ごり」と呼び、漢字では「湯垢離」と書きます。
奈良に都があったころ、榊原温泉の湧くこの地は「伊勢の入口」にあたり、ここで「湯ごり」を行ってから伊勢神宮の参拝が行われていました。
榊原温泉の泉質や効能は?
無色透明のアルカリ性単純泉で、トロトロとした泉質が特徴です。
お湯を流せば肌がつるつるスベスベになることから「美肌の湯」とも呼ばれ、美容効果のある温泉としても知られています。
効能としては慢性関節リウマチや神経痛、疲労回復、皮膚病、婦人病、糖尿病、疲労回復が期待でき、温浴による治療の研究も進められています。
日帰り温泉施設が充実
榊原温泉のある津市榊原町には温泉宿だけでなく、日帰り温泉を楽しめる施設も充実しています。
広々とした大浴場や、ファミリーやカップルにおすすめの貸切展望露天風呂、源泉かけ流しを楽しめる施設など、種類豊富なのも魅力です。
この記事では、日帰りで楽しめる榊原温泉の入浴施設を厳選して5つ紹介します。
※価格や内容は2022年8月に調査したものになります
湯元榊原舘「湯の庄」
湯元榊原舘は100年以上の歴史がある老舗旅館で、館内と敷地内に榊原温泉の自家源泉をもつ唯一の湯宿です。
湧き出たばかりの良質な源泉が特徴で、カランやシャワーもなんと源泉100%!
さらに、源泉の鮮度を保つため、営業終了後には全ての湯舟のお湯を抜いて掃除を行っています。
本館の隣には日帰り温泉の施設「湯の庄(ゆのしょう)」を併設し、大浴場「まろみの湯」や露天風呂で榊原温泉を堪能できます。
本館で夕食を楽しめる「日帰り夕食プラン」もあり、松阪牛・伊勢エビを使った会席料理や季節の旬な素材を使った料理、温泉水を使った温泉野菜蒸しなどを味わえます♫
こちらがその「まろみの湯」と露天風呂で、男湯と女湯で姿と形が異なるのが特徴です。日替わりで男女入れ替えが行われるので、訪問の際はどちらのお風呂に入れるか、楽しみですね♪
源泉かけ流しのお風呂もあり、31度〜32度の冷泉を楽しむことができますよ。
大浴場は源泉を加温しており、源泉かけ流しのお風呂と交互で入るのがおすすめの入浴方法です。
さらに、3つの貸切展望露天風呂もあり、1グループ3000円の追加料金で楽しむことができます。
車椅子のまま湯舟の近くまで移動できる貸切展望露天風呂もあり、館内や浴室はバリアフリーに配慮された造りになっているのも嬉しいポイント!
カップルでの混浴やファミリーで利用したい方にもおすすめです♫
貸切展望露天風呂の空き状況は「湯の庄」のフロントにて確認でき、1グループ6人まで、利用時間は平日の12時〜17時までとなっています。
※貸切展望露天風呂は旅館が休館日の場合はご利用いただけません。
「湯元榊原舘 湯の庄」について
旅館 清少納言
「旅館 清少納言」は湯元榊原舘のすぐ近くにある旅館で、清少納言が「枕草子」の中で榊原温泉の素晴らしさを謳っていることからこの名前が付いています。
館内に入ってすぐ「清少納言」の大きなパネルが目を引き、どこか懐かしい雰囲気の館内には落ち着いた時間が流れていました。
ロビーとラウンジには芥川龍之介全集の初版本や美術品、調度品などが展示され、数々の芸術に触れることができます。
男女別の大浴場は日帰り利用も可能で、清少納言ゆかりの名湯「榊原温泉」のトロトロした泉質を堪能できます。
大きな窓からは山を眺めることができ、自然を間近に感じながらゆっくりと寛げますよ♫
会席料理付きの日帰り温泉プランもあり、旬な食材の持ち味を生かした三重の食を味わえます。
さらに、最大9時間滞在できる0泊2食プランもあり、昼食は部屋食でゆっくりと召し上がれます。
浴衣やバスタオルも付いているので、日帰りで温泉旅行気分を味わいたい方には0泊2食プランがおすすめです。
日帰り入浴の最終受付が20時なので、旅行の帰りに寄りやすいのも魅力の1つです。
「旅館 清少納言」について
神湯館
神湯館(しんとうかん)は日帰り温泉も楽しめる温泉宿で、静寂な森に包まれた環境に位置します。
外観と内観は心落ち着く数寄屋造(すきやづくり)風の造りとなっており、入口には大きな枝垂れ桜が、客室からは美しい庭園と榊原川を眺められます。
男女別の大浴場からは四季折々の景色を眺めることができ、春〜夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色が見られることも。
榊原温泉のトロトロした泉質を心ゆくまで堪能できる泉質で、静かな環境でゆっくりと入浴できますよ♫
日帰り温泉と会席料理を楽しめる0泊夕食付のデイユースプランもあり、松阪牛を石焼プレートで食べられる豪華な内容!
デイユースプランは和室のお部屋でゆっくりと休憩できるので、日帰りでも温泉旅行の気分をたっぷり堪能できます。
神湯館
サンドセラピー砂羽
サンドセラピー砂羽(さわ)は榊原温泉にある砂風呂リラクゼーション施設。
西日本で初めての特許技術により砂風呂の衛生面と安全性を確保し、趣のある日本家屋でゆったりと寛ぐことができます。
砂風呂と聞くと黒い砂をイメージするかもしれませんが、サンドセラピー砂羽は抗菌作用のある「白い砂」を使用しています。
温熱の砂塩に包まれることで、血行と体液の流れを促進し、遠赤外線の働きで身体の芯までポカポカに温まります。
マイナスイオンによるリラックス効果や新陳代謝が活発になることで免疫力アップが図れるなど、人間が本来持っている自然治癒力を目覚めさせてくれる効能が期待できます。
シャワールームで砂を流した後は、リラクゼーションルームでゆったりと寛ぐことができ、5種類の薬草茶を味わえます♫
これを飲むと、二次発汗作用で新陳代謝がさらに活発になるとのこと。
さらに、源泉かけ流しの榊原温泉にも入れるので、温泉と砂風呂を心ゆくまで堪能できます。
完全予約制の施設ですので、事前に電話予約をした上で利用しましょう。
「サンドセラピー砂羽」について
土日祝:10時~20時(最終受付 17時)
じゃり風呂 3300円
※どちらも源泉かけ流しの温泉に入浴できます
湯の瀬(ラムちゃんパーク)
市営の日帰り温泉として親しまれてきた湯の瀬(ゆのせ)が2022年8月28日(日)にリニューアルオープン!
旧施設を解体し、新たな日帰り温泉施設&レストランが誕生!
さらに、福祉型滞在施設やオートキャンプ場、バーベキュー施設が併設され、「ラムちゃんパーク」という愛称で完全リニューアルしました。
レストランでは高タンパク低カロリーな健康食であるラム肉を楽しむことができ、ラム肉による健康増進をはかることから施設全体の愛称が「ラムちゃんパーク」なんです。
まずはレストランの光景から。和モダンを感じるオシャレな内装で、メニューにはジンギスカン料理や和食の定食、お酒のつまみにぴったりな一品料理が多数ありました。
使用する食材は地元の新鮮なものにこだわっているのだそう♫
こちらは入浴者限定の和室部屋となっており、靴を入れるロッカー近くから入室できます。
入口エントランスの近くには入浴料不要で入れるレストランがあり、そちらではラム肉を使った焼肉を楽しむことができます。
鉄板でジュージューと自ら焼くので、焼きたてのジンギスカン料理をその場で味わえますよ♪
続いては日帰り温泉を楽しめる温浴施設をご紹介!
大浴場やサウナ、露天風呂があり、榊原温泉の源泉を使用したアルカリ性単純泉です。
こちらも和モダンな内装となっており、柔らかい間接照明が落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
湯上り後はお肌がつるつるになり、美肌の湯を堪能できますよ。
約25度の源泉かけ流し風呂もあるので、冷泉も楽しめます。
最後に、キャンプ場をご紹介!テントサイトが17区画あり、天然芝のエリアで本格キャンプができます。
敷地内にはトイレ棟や水場棟、バーベキュー棟が併設されているので、快適な環境でキャンプを楽しめますよ。
駐車場がすぐ近くにあるので、荷物の持ち運びがとっても楽々♫
1泊3000円とお手頃価格なのも嬉しいポイントです。
他にも紹介したいポイントがたくさんあるのですが、新設のオートキャンプ場や福祉型滞在施設をより詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください↓
「湯の瀬(ラムちゃんパーク)」について
65歳以上 450円(平日は350円)
12歳未満 200円
榊原温泉へのアクセス方法
最寄り駅は近畿日本鉄道(近鉄)の榊原温泉口駅で、温泉街まで車で10分の距離です。
駅前にはタクシー乗り場があり、下記のタクシー業者を電話で呼ぶことができます。
久居交通株式会社:0120-443-636
タカモリタクシー株式会社:059-227-7291
つタクシー有限会社:059-228-2905
共和タクシー有限会社:059-226-3200
大阪方面からお越しの方は近鉄の鶴橋駅から急行に乗れば乗り換え無しで行くことができ、アクセス良好です(一部特急電車も停車)♫
名古屋方面からは伊勢中川駅で近鉄大阪線に乗り換えて4駅目が榊原温泉口駅になります(特急・急行も停車)。
車でのアクセスは伊勢自動車道 久居ICから温泉街まで約15分〜20分の距離で、市街地から離れた自然豊かな土地に榊原温泉があります。
温泉街の入口には「ようこそ榊原温泉へ」の看板が立ち、のどかな里山風景が広がります。
いかがでしたでしょうか
榊原温泉で日帰り温泉を楽しめる入浴施設を5つ紹介しました。
あなたにぴったりの場所は見つかりましたでしょうか。
私は榊原温泉を幼い頃から愛用しておりまして、持病の治療目的で毎週のように日帰り温泉へ通ったことがあります。
それほど大好きな温泉なので、一人でも多くの方に榊原温泉の素晴らしさを知ってもらいたく、この記事を制作しました。
三重で最高の温泉をお探しなら、榊原温泉へ是非一度お越しください。
ふがまるちゃん(撮影・記事制作)
観光三重のみえ旅カメラ部に所属し、三重を撮る写真家としてTwitter・Instagramを中心に活動中。三重の風景を無料配布する三重フォトギャラリーと三重の旬な情報を発信する三重のええとこ巡りを運営。