3週連続!熊野の花火大会が11月に開催されます!アクセスや屋台の出店など徹底解説します【2022年】
掲載日:2022.10.25
2022年11月、熊野市で花火大会が行われます!しかも3週連続の開催!この記事では内容やアクセス・駐車場、屋台の出店、例年夏に開催される熊野大花火大会についてなど徹底解説します。
記事制作 / 観光三重 編集部
▼ 目次
熊野大花火大会とは?
熊野大花火大会とは世界遺産 鬼ヶ城を背景に、大海原に向って豪快な花火絵巻をくりひろげるもので、毎年8月17日に開催される、熊野最大の夏の風物詩となっています。約10,000発の花火が世界遺産を美しく染め上げる光景が特徴の、三重県内でも高い人気を誇る花火大会です。
熊野大花火大会は三百余年の長い歴史を持ち、例年全国から約17万人の花火ファンが訪れることから名実ともに三重県下屈指の花火大会といえます。
この記事では熊野大花火大会の歴史や見どころ、今夏中止となってしまった代替として開催される3週連続花火についてご紹介します♪
熊野大花火大会の歴史
三百余年の歴史を誇る熊野大花火大会は、お盆の初精霊供養に簡単な花火を打ち上げ、その花火の粉で燈籠焼を行ったことが始まりといわれています。
明治時代に差し掛かると花火師たちがその美しさを競い合うようになり、互いに技術を高め合いながら花火大会の規模も大きくなりました。
昭和7(1932)年からは熊野大花火大会の代名詞のひとつ「鬼ヶ城大仕掛け」が登場。平成5(1992)年には熊野大花火大会のもう一つの代名詞「三尺玉海上自爆」が初めて実施され、以降も正三尺玉の打ち上げ(平成9(1997)年)や世界初の二尺玉4発同時海上自爆(平成11(1999)年)など進化を続ける花火大会なんです!
長い歴史の中で規模を拡大してきた熊野大花火大会ですが、現在でもその起源である初盆供養のための燈籠焼や追善供養の打上花火などがプログラムの中に組み込まれています。
熊野大花火大会の見どころ
先ほどの歴史の項目で少し触れましたが、熊野大花火大会の見どころは大きく分けると二つ。
一つ目は「海上自爆」「三尺玉海上自爆」
二つ目は「鬼ヶ城大仕掛け」です。
二つの大きな見どころについて解説します!
スリル満点!花火vs船の追いかけっこ!海上自爆
全速力で走る2隻の船から、海に向かって点火した花火玉をつぎつぎと投げ入れます。海上で半円形の花が次々と咲く光景は圧巻。
観客の目の前で花火の火の粉が全速力で走る船を追いかけるように開く様子は花火vs船の追いかけっこを見ているよう…スリル満点です。
海上に現れる巨大な半円!三尺玉海上自爆
熊野灘の沖合に浮かべた鉄骨製のいかだに、重さ250kgの三尺玉を設置してそのまま爆発させます。
直径600mに広がる大迫力の美しさをお楽しみください。
その迫力は問えるならば爆音というよりも”轟音”。近くの家の窓ガラスが花火の振動で割れたこともあったとか。花火の大きさを示すエピソードですね。
全国でも珍しい世界遺産での花火!鬼ヶ城大仕掛け
熊野大花火大会のフィナーレを飾る「鬼ヶ城大仕掛け」は、世界遺産・国の名勝天然記念物でもある鬼ヶ城という岩場や洞窟を利用して仕掛花火を行います。
中でも鬼ヶ城の岩場に、8号から二尺玉までの花火玉を直に置いてそのまま爆発させる大迫力の「鬼ヶ城大地爆」は、花火玉地爆音に加えて、岩場での反射音や洞窟での響鳴音も加わり大迫力を演出しています。
爆発した花火は扇状に開き、音と光の衝撃が会場中を震撼させます。他では味わうことができない大迫力の花火をぜひとも会場で体感してください。
2022年は11月に3週連続で花火を開催!
強烈な轟音と唯一無二のロケーションで人々に強い印象を残す熊野大花火大会ですが近年の新型コロナウイルス感染症の流行により、2020年から3年連続で熊野大花火大会が中止となりました。
全国的に花火大会が中止、規模縮小が続く中で花火業者は売り上げが減り、火薬の高騰も相まって存続の危機に立たされています。
これらのことから「花火のまち熊野」のイメージが薄れつつあることを危惧した人たちは、来年の熊野大花火大会の再開に向けて、熊野市が花火のまちであること全国の皆様に改めて知ってもらうべく、立ち上がりました。
花火のまち熊野観光PR花火(主催:熊野市)
熊野市が熊野大花火大会の中止が続く中で「花火のまち熊野」のイメージが薄れつつあることを危惧し、改めて全国の皆様に「花火のまち熊野」を知ってもらおうと企画した花火です。
こちらは11月の上旬に2週連続で開催予定。詳細は以下の通りです。
【開催日】
1回目:2022年11月4日(金)
2回目:2022年11月11日(金)
※荒天により延期の場合の予備日
12月2日(金)または12月9日(金)
【打上時間】
18時30分から約15分間
【打上場所】
熊野市木本町 木本港防波堤
伝統花火存続のための打上花火(主催:熊野市観光協会)
熊野市観光協会が「地元の花火業者を支援する目的」のもと、計画された花火大会で、資金は寄付で募りました。全国から集まった寄付金額は約1,660万(16,585,279)円!(10月7日現在)
”鬼ヶ城からの仕掛け花火”も含めて披露するための目標金額1,500万円を大きく上回り、全国の花火ファンからの熊野大花火大会に対する熱い想いを感じる結果となりました。
「伝統花火存続のための打上花火」のスケジュールなど詳細は以下の通りです。
【開催日】
開催日:2022年11月18日(金)
※荒天により延期の場合の予備日
11月19日(土)または11月25日(金)
【打上時間】
18時30分から約15分間 ”鬼ヶ城からの仕掛け花火”も披露予定です!
【打上場所】
熊野市木本町 鬼ヶ城・木本港防波堤
注意事項
合計3日間の花火打ち上げに際して共通の注意事項です。来年以降も熊野で花火を見るためにも、ひとりひとりがルールを守って行動しましょう♪
屋台などの出店について
気になる屋台などの出店についてですが、
今回の熊野の花火では屋台などの出店はありません
会場内は最小限の水分補給を除き飲食禁止です。
周辺の飲食店なども混雑が予想されますので余裕を持ったスケジュールで過ごされることをおススメします。周辺の飲食店については次の項目に記載のマップをご活用ください♪
会場へのアクセス・交通規制・駐車場について
熊野の花火は近くの海岸である「七里御浜海岸」で見られる方がほとんどです。鬼ヶ城で打ち上げられる花火もバッチリ見ることができますよ!
【注意】花火打ち上げ開始から終了までの間、獅子岩唐木本町の区間は国道42号の車両通行が優先されますので、花火観覧の方は必ず打ち上げ開始までに国道を横断してください!
公共交通機関
・JR紀勢本線「熊野市」駅下車後、徒歩5分ほどで「七里御浜海岸」に到着します。駅からアクセスは以下の図を参考にしてください。
※なお、JR臨時列車および臨時バスはありません。名古屋方面/新宮方面共に1時間に一本来るかどうか限られた路線なので時刻表のチェックは欠かさずに行ってくださいね!
自家用車
花火打ち上げの前後の時間は一部箇所で熊野市街地⇔国道42号の出入りはできません。また、一部の交差点では国道42号への車両進入ができない場合もありますので余裕を持ったご移動を!
駐車場は全部で7か所。中でも木本小学校は100台まで駐車が可能です。ここが満車になると順次大きな駐車場が開場されます。
交通規制・駐車場については以下の図面にて詳しく紹介しているので要チェックです!
いかがでしたか
地元の方や全国の花火ファンの方からの「熊野大花火大会を絶やしてはいけない」という熱い想いから実現した今回の3週連続花火。
15分間の打ち上げですがとても濃密で、これまでの花火大会とは一味違った感慨深いものになることでしょう。この花火を見る方にとって貴重な思い出となりますように…!
両花火の開催決定・延期については当日の朝にこちらの熊野市観光協会HPに掲載します。詳細情報もチェックできますよ。