国束山の登山は親子連れにおすすめ!山の魅力や麓にあるアスピア玉城について解説します!
掲載日:2022.11.09
三重県南部に位置する国束山(くづかさん)は、登山に慣れた方から初心者の方まで楽しむことができる歴史のある人気の山です!今回は実際に登山をしてきたなかで感じた歴史ある国束山の魅力や、登山の前後に麓(ふもと)のアスピア玉城に立ち寄って体験した温泉やグルメ、季節の花などをまとめてご紹介します!
記事制作 / みえ旅登山部 ハナチロ
▼ 目次
国束山の魅力
今回の記事では、まず最初に三重県内に数多くある山の中でも、是非この国束山登山をおすすめしたい理由を3つの魅力から順にご紹介します!
魅力1 登山道は歴史ある旧国束寺参道
魅力2 初心者でも気軽に登山可能!
魅力3 登山口には圧巻の花畑や温泉、グルメを楽しめる「アスピア玉城」
登山口(アクセス)
スポット1:弘法石
登山口には「弘法石」という巨石が祀られてました。
一時期は川底に沈んでいましたが、平成4年に約200年ぶりに発見されて引き上げられてからは現在の場所で崇め祀られています。
なお、こちらの巨石の発見と同時期に温泉も噴出したため、アスピア玉城の温泉は「弘法温泉」と名付けられているそうです。
登山開始!
スポット2:日本武尊の伝説の砥石
登り始めてしばらくすると見えてくるのが、「日本武尊の伝説の砥石」です。
古事記や日本書紀に登場する古代の英雄がここでこぼれた剣を研いだと伝わる石だそうです。
砥石を過ぎると、本格的な登山が始まります。
滑りやすい岩の上を歩くことも多いため、定期的に休憩を取りながら登っていきます。
やけに娘からの休憩の要望が多いなと思っていると、狙いは「おやつ」でした。
序盤でおやつを食べ尽くした娘を見て、登山だけでなく休憩にもペース配分が必要だと気づかされました(笑)
スポット3:唯一の見晴らしスポット
この日は曇り空でしたが、それでも伊勢湾までを見通すことができました。
ここまで山の中しか見えなかったため、やっと登っている実感が湧いてきました。
保育園年中クラスの娘にとっては、両手を使わなければいけない岩場もありますが、それでも苦にすることなくドンドン登っていきます。
途中、娘が全然進まなくなってきたと思い、動かない娘の様子を確認しに行くと、熱心にドングリを拾い集めていました。
登山道に落ちている大量のドングリがとても嬉しいようで、なぜかドングリを見つける度に、私も一緒になって延々と拾うことになりました(笑)
登山道も後半になってくると、色々な遊びを始めます。
切り株に描かれた可愛い顔に思わずニヤリ(笑)
旧国束寺跡
今回の登山では紆余曲折を経たものの、ようやく頂上付近に位置する旧国束寺跡付近まで到着!
突如現れるシダに囲まれた旧国束寺跡は、どこか幻想的な雰囲気に包まれていました。
昭和中期までこの場所にあった国束寺は、1400年以上の歴史があるお寺です。
国束寺は現在度会町に一部移されていますが、ヒッソリと佇む旧国束寺境内は、秋の紅葉の名所でもあるんです。
頂上
旧国束寺跡から少し歩くと、すぐ頂上に到着しました!
娘も達成感からか、標高414メートルの看板横で大はしゃぎのポーズ(笑)
頂上からは、度会町側の山並みを見渡すことができます。
ここまでの所要時間は、登山道から70分でした。
娘の登山ペース自体は順調でしたが、おやつ目当ての休憩やドングリ拾い等寄り道が多かったため、予定より時間がかかってしまいました。
頂上のお地蔵さんに、無事登山できたことへの感謝を伝え、山を降りることに。
下山は同じルートで、約30分の道のり。
娘は麓のアスピア玉城でのお買い物を楽しみにしていたため、非常にスムーズに山を降りることができました(笑)
アスピア玉城
国束山登山の際にぜひ立ち寄ってほしいのが、登山口のすぐそばに位置し、温泉や産直市場、公園などが一体となった複合施設「アスピア玉城」です。
アスピア玉城では、秋に咲き広がる一面のコスモス畑が圧巻の光景です。
見頃は、例年10月中旬から11月頃で、毎年多くの家族連れやカメラマンで賑わいます。
こちらでは、コスモス畑の中に白いブランコや可愛いキャラクターのオブジェが登場します。
さらに、コスモス畑の中を歩きやすいように、例年金属製の通路が設けられます。
コスモス畑の中を歩くことができるため、コスモスに埋もれるように可憐な花を楽しむことができます!
アスピア玉城では、秋のコスモスだけでなく
冬のイルミネーション
春の桜や菜の花
初夏の蓮華畑
夏のひまわり
等の季節に合わせた魅力がいっぱい!
ぜひ、三重県でも有数の花の名所に足を運んでみてください!
ふるさと味工房アグリ
国束山登山を終えるとお腹が空いてきませんか?
そこで、登山後に立ち寄りたい地元の美味しい物が堪能できるお店をご紹介!
ぜひ立ち寄ってほしいお店が、玉城町の農畜産物を産直販売する「ふるさと味工房アグリ」です。
こちらでは、新鮮な野菜や果物、焼き立てのパン等を買うことができますが、その中でも人気なのが玉城町のブランド肉「玉城豚」です。
伊勢志摩サミットの昼食会で提供され話題になった「玉城豚」は、厳しい基準で厳選された品質の高い豚肉で、ふるさと味工房アグリでは、豚の仕入れから加工、販売までを一貫して手掛けているんです。
うちの子どもたちも玉城豚は大好物で、ここへ来るとソーセージや肉まんがいつの間にか買い物カゴに入れられています(笑)
ふるさと味工房アグリでは、この他にも手作りハムやソーセージ、パン作り体験を実施しており、店内には、玉城豚のバーベキューやしゃぶしゃぶが楽しめる「バーベキューハウス」が営業しています。
ふるさと味工房アグリ
0596-58-8686
体験料金 ソーセージ作り教室 2,000円/1名
パン作り教室 1,500円/1名
※ ご予約は2名様より
※ R4年11月現在コロナのため休止中、再開は未定。
アグリの農産物とれたて市場
9:30~18:00
別館米工房
9:30~17:00
パン・ソーセージ作り体験
平日13:30~ 土日祝日14:00~
所要時間 各 約2時間
※ 予定日の前月から3日前までにご予約下さい
※ GW・お盆・年末・年始などの繁忙期は休止しております。
水曜(祝日の場合は翌日)
伊勢自動車道玉城ICから車約10分
弘法温泉
登山の疲れを癒すならアスピア玉城内の「弘法温泉」がおすすめです。
国束山で弘法大師に由来する巨石の発見にちなんで名付けられたこの温泉は、令和3年に入湯利用者200万人を達成するなど、たくさんの愛好家で賑わう温泉です。
温泉があるふれあいの館には、「温泉ピアノ」と名付けられたストリートピアノも!
温泉前に娘が習い始めたばかりのピアノを弾いてくれました。
温泉の受付では、タオルやシャンプーなども販売されており、手ぶらで訪れてしまった場合にも温泉を楽しむことができます。
アスピア玉城ふれあいの館(玉城弘法温泉)
0596-58-8800
大人500円、小人(3歳以上12歳未満)350円、65歳以上350円、身がい者350円
開館時間 10:00~20:00(入浴受付は19:00、入浴利用は19:30まで)
毎週水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
100台
伊勢自動車道・玉城インターより約10分
玉城の魅力がつまった国束山登山へ!
おわりに
◆記事作成:ハナチロ
伊勢市で生活するやんちゃ娘とワガママ息子のパパ。親バカ気味(笑)で子どもが写りこむ写真が増えがちですが、元気に、楽しく、可愛く?をモットーに活動中!
実際に家族でお出かけした中で、是非おすすめしたい三重の魅力を発信しています。
記事で紹介しきれていない三重のスポットや写真については、私のインスタグラムでも投稿していますのでよかったら覗いてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今後もみえ旅登山部として記事を投稿していきますので、よろしくお願いします。