鳥羽マリンターミナルのご利用ガイド。駐車場・時刻表・料金などを解説
鳥羽マリンターミナルは、鳥羽の離島やイルカ島などへ向かう船が発着する場所です。この記事では、周辺の駐車場や船の時刻表・料金・乗り方について詳しく解説します。鳥羽マリンターミナルをご利用の際には、ぜひ参考にしてください。
記事制作 / みえ旅カメラ部 ふがまるちゃん
▼ 目次
鳥羽マリンターミナルとは?
鳥羽マリンターミナルは、答志島やイルカ島などの鳥羽の離島へ向かう定期船や遊覧船が発着する施設です。
外観は真珠のネックレスをイメージしており、曲線デザインが特徴的です。
最寄り駅はJR・近鉄の鳥羽駅で、周辺には駐車場がいくつもあるのでアクセスしやすい立地です。
建物内には切符売り場や待合スペースのほか、交流ラウンジや鳥羽ビジターセンターが併設されています。
上記写真は1Fにある鳥羽ビジターセンターの様子で、伊勢志摩エリアの観光パンフレットを無料で配布しています。
答志島や神島のウォーキングマップも配布しているので、鳥羽の離島巡りを計画している方には役に立つ情報が満載です♪
2階の交流ラウンジには喫茶店があり、軽食やドリンクを注文できます。
取材時には、伊勢うどんを注文し、窓際のテーブル席から鳥羽湾を一望しながら乗船までの待ち時間を過ごしました。
食事を楽しみながらのんびりと過ごすことができるので、旅行や離島巡りの際には、ぜひ利用してみてください。
屋外には緑地公園の「かもめ広場」があり、海や港を眺めながら散策できる広場になっています。
この記事では、鳥羽マリンターミナルのアクセス方法や駐車場、船の料金や乗り方を詳しく解説します。
【この記事はこんな方におすすめ】
・鳥羽マリンターミナルを初めて利用する方
・坂手島・菅島・答志島・神島の旅行を計画している方
・鳥羽湾めぐりとイルカ島の旅行を計画している方
電車でのアクセス方法
鳥羽マリンターミナルはJR・近鉄の鳥羽駅から徒歩10分ほどの距離にあり、道中には案内標識がいくつもあるので初めての方でも迷わず行けると思います。
近鉄の駅舎には鳥羽マリンターミナル方面への通路があるので、スムーズに移動できますよ。
屋外には屋根付きの通路もあるので、雨天でも移動しやすくなっています。
周辺の駐車場
鳥羽マリンターミナル周辺には有料駐車場がいくつかあり、「佐田浜第1駐車場」と「佐田浜第3駐車場」が最寄りの駐車場です。
どちらも24時間営業で、鳥羽マリンターミナルまで徒歩数分の距離とアクセス良好です。
佐田浜第1駐車場
こちらが佐田浜第1駐車場で、収容台数は160台と多いのですが、周辺には鳥羽マルシェや鳥羽一番街などの人気観光スポットがあるため、平日でも利用者の多い駐車場です。
駐車料金は車種のサイズによって異なり、普通・軽自動車の料金は次のとおりです。
最初の1時間まで:無料
1時間〜2時間まで:500円
2時間〜5時間まで:1時間ごとに300円
5時間超え:1時間ごとに100円
24時間の最大料金:2,000円
もし、宿泊先が離島加盟旅館だった場合、駐車料金が24時間無料のサービス券を宿泊時にもらえるのでお得です。
そのため、答志島・神島・菅島などの離島に宿泊する際は、サービス券が貰えるかを事前にチェックしておきましょう。
佐田浜第3駐車場
こちらが佐田浜第3駐車場で、普通車・軽自動車専用の駐車場になります。
駐車料金は佐田浜第1駐車場と同額ですが、24時間無料のサービス券は利用できないのでご注意ください。
鳥羽市営定期船(坂手島・菅島・答志島・神島)
鳥羽市営定期船は4つの離島(坂手島・菅島・答志島・神島)と鳥羽の港(佐田浜・中之郷)を運航する定期船です。
ここでは鳥羽マリンターミナル(佐田浜)から各離島までの運賃や乗船までの流れを解説します。
運賃(料金)
鳥羽マリンターミナルから各離島までの運賃(料金)は次のとおりです。
【坂手島】大人 220円 小児110円
【桃取】大人450円 小児230円
【菅島】大人510円 小児260円
【答志・和具】大人550円 小児280円
【神島】大人740円 小児370円
※小児の運賃は6歳以上、12歳未満の方になります。
答志島のみ発着点が3つあり、桃取・答志・和具という表記になっています。
いずれも漁港の名称となっており、答志島に宿泊・旅行される場合は目的地がどの漁港に近いかを調べておくとスムーズに観光できますよ。
お得な周遊乗船券
鳥羽の離島巡りを4日間楽しめる周遊乗船券を1,480円で購入できます。
神島までの片道運賃が740円なので、周遊乗船券を購入すると離島巡りをお得に楽しめますよ。
利用可能な区間は次の通りです。
鳥羽 ↔ 答志・和具 ↔ 神島 → 菅島 → 鳥羽
※「鳥羽」には鳥羽マリンターミナルと中之郷の乗り場があります
※「鳥羽」に下船した場合は再乗船できません
※乗船後の払い戻しはできません
乗船券の購入方法
鳥羽市営定期船の切符売り場は、鳥羽マリンターミナル1階の交流ホール内にあり、待合スペースの近くに窓口と券売機があります。
乗船券は券売機で購入できますが、往復切符は販売されてないので、乗船する乗り場でお買い求めください。
お支払い方法は現金のみで、インターネット等での事前購入はできません。
4日間の離島巡りを楽しめる「周遊乗船券」は窓口にて販売しています。
※すべての島を周遊するものではありません。
船乗り場の場所
鳥羽マリンターミナルの船乗り場は1番から10番まであり、鳥羽市営定期船は7番、8番、9番、10番のいずれかに停泊します。
各航路や時間によって船乗り場が変更されるので、待合スペースに設置された案内ディスプレイで船乗り場の番号を確認しましょう。
荒天時は欠航する場合があるので、天気予報を確認して旅行の計画を立てると安心です。
船の種類
鳥羽市営定期船は6種類の船を運航しており、上記写真は「きらめき」です。
1.しおさい
2.かがやき
3.きらめき
4.第28鳥羽丸
5.第25鳥羽丸
6.第27鳥羽丸(予備船)
乗船する船は指定できず、乗船するまでのお楽しみとなっています♪
今回の取材では「かがやき」に乗船しましたので、船内の様子を次で紹介します。
船内の様子
上の写真は「かがやき」の外観で、青とオレンジのラインが印象的なデザインです。
進水年月日は2009年3月で、鳥羽市営定期船の中では2番目に新しい船舶です。
※各船の外観や進水年月日は鳥羽市営定期船の公式サイトで公開されています。
乗船口は、車椅子でも移動できるスロープとなっており、鳥羽マリンターミナル全体がバリアフリーに配慮された環境です。
こちらは船内の1階の様子で、座席が奥までズラリと並んでいます。
入口周辺は足場が広く、車椅子でも移動しやすい空間になっています。
座席は右側に3列、中央に4列、左側に3列の配置で、旅客定員数は172名です。
1階は完全に屋内なので、波しぶきや風が入ってくることはありません。
トイレは入口周辺にありますよ。
2階はデッキ席となっており、心地よい潮風を感じながらの遊覧が楽しめます♪
屋根があるので日差しは緩和されますが、乗船中は波しぶきにご注意ください。
また、風の強い日は手すりにつかまるか、座席に座っての乗船が安全です。
鳥羽湾めぐりとイルカ島
「鳥羽湾めぐりとイルカ島」は、鳥羽湾の美しい景色を楽しめる遊覧船ツアーです。
遊覧船は全部で3種類あり、その中には龍宮城のような外観の船もありますよ
各遊覧船にはオープンデッキがあり、乗船中はカモメが近寄ってくることがあります。
船内ではカモメのエサを販売しているので、運が良ければカモメの餌やり体験ができるかも?
寄港するイルカ島は無料で入園でき、アシカやイルカのショーを見たり、イルカたちとのふれあい体験を楽しめます。
鳥羽湾巡りとイルカ島の様子については、以下の記事をご覧ください。
この記事では、「鳥羽湾巡りとイルカ島」のきっぷ料金や乗船までの流れを解説します。
きっぷ料金
「鳥羽湾めぐりとイルカ島」のきっぷ料金は次のとおりです。
【大人】2,300円(中学生以上)
【小人】1,200円(4歳〜小学生)
4歳未満のお子様は大人1名につき1名無料で、15名以上の団体割引もあります。
お得なきっぷ情報は鳥羽湾めぐりとイルカ島の公式サイトをご覧ください。
きっぷの購入方法
「鳥羽湾めぐりとイルカ島」のきっぷは電子チケット(Webket)やコンビニ前売りチケットで事前購入でき、鳥羽マリンターミナルでは当日券を販売しています。
販売場所は1階の入口周辺で、支払い方法は現金やクレジットカード、PayPayなどの各種電子決済に対応しています。
時刻表
「鳥羽湾めぐりとイルカ島」の遊覧船はシーズンによって運航時間が異なり、鳥羽湾めぐりとイルカ島の公式サイトで運航カレンダーとダイヤをご確認いただけます。
気象状況によっては予告なく運休する場合があるので、ご注意ください。
運航情報を電話で確認する場合は、0599-25-3145(鳥羽マリンターミナルのりば・鳥羽営業所)が窓口になります。
船乗り場の場所
「鳥羽湾めぐりとイルカ島」の船乗り場は1番で、鳥羽マリンターミナルでは一番奥にある船乗り場になります。
船乗り場の近くには緑地公園の「かもめ広場」がありますので、乗船までの待ち時間をここで過ごすのもおすすめです。
海や港を見渡せる絶好のロケーションで、鳥羽の大自然を感じながらの散策を楽しめますよ。
かもめ広場の海沿いには屋根のあるベンチがあり、鳥羽の名勝である「三ッ島」が目の前に見えます。
すぐ近くには鳥羽港があるので、色んな船が次々と前を通るのも魅力の1つです。
船好きのお子様はとくに大喜びするスポットかも?
いかがでしたでしょうか?
この記事では鳥羽マリンターミナルの利用方法について、詳しくご紹介しました。
乗船するまでの時間を交流ラウンジや「かもめ広場」で過ごしたり、乗船中は美しい眺めを楽しめるのが鳥羽の離島巡りの魅力です。
電車や車での旅行では味わえない、離島ならではの非日常感や大自然のロケーションをぜひ肌で感じてみてくださいね。
ふがまるちゃん(撮影・記事制作)
観光三重のみえ旅カメラ部に所属し、三重を撮る写真家としてTwitter・Instagramを中心に活動中。三重の風景を無料配布する三重フォトギャラリーと三重の旬な情報を発信する三重のええとこ巡りを運営。