松阪市をドライブで満喫!松阪のB級グルメの名店「前島食堂」や、松阪茶カフェ、温泉、穴場スポットを、リーズナブルに観光できるグルメモデルコースです!
今回は松阪駅を午前10時に出発し、飯高町に向けて166号をドライブしながら、周辺のお店にスポットを当て、1日で満喫できるモデルコースをご紹介致します。
▼ 目次
- 10時半開店、絶品!鶏焼肉の前島食堂
- 前島食堂の魅力
- 食べた感想
- 穴場スポット、ウォーキングで行く珍布(めずらし)峠
- 日帰り温泉 いいたかの湯
- いいたかの湯の魅力
- 深蒸しの松阪茶が味わえる深緑茶房
- 深緑茶房の魅力
- 終わりに
- モデルコースはコチラ
※記事は2023年12月に取材した時の情報です。
▼タイムスケジュール
10:00 松阪駅を出発
10:30~12:00 前島食堂で鶏焼肉ランチ
12:30~14:00 珍布(めずらし)峠をウォーキング
14:00~14:50 いいたかの湯で入浴
15:00~16:00 深緑茶房でカフェタイム
16:30 松阪駅へ戻る
10時半開店、絶品!鶏焼肉の前島食堂
まずはランチ。
松阪のソウルフード、鶏焼肉を堪能しましょう。
こちらは松阪駅から車で20分弱の所にある鶏焼肉専門店の「前島食堂」さんです。
いきなりランチと思われるかもしれませんが、前島食堂さんは午前10時半から営業しています。
若どり以外のお肉は午前中に売り切れることがあるため、お昼の混雑を避けるためにも早めに行くことをお勧めします。
創業は昭和42年(1967年)で、昭和47年に50mほど移転して現在の場所で営業しています。
味噌ダレで食べる鶏焼肉が人気です。
前島食堂の魅力
ニンニクが効いた秘伝の赤味噌のタレ
タレの味付けは昭和42年からレシピを守っています。
素材の旨味と味噌ダレの甘辛さが絶妙にマッチした、やみつきになる味わいです。
そのため、地元の人から観光客まで、幅広い層から人気を集めています。
ニンニクが苦手な方には、ニンニク抜きの味噌ダレもあります。
シンプルながら絶品の鶏焼肉
鶏焼肉は、一般の牛などの焼肉に比べ、高タンパク低脂肪です。
鶏肉は、地元の契約業者から仕入れた新鮮なものを使用し、丁寧に処理されています。
種類は若どり、親どり(めす)、きも、せせりの4種類です。
1人前540円(税込)で統一されており、お持ち帰りすることができます。
快適な店内
店内の天井は高く、広々としており、アットホームな雰囲気です。
席は、座敷・テーブル・カウンターが計64席あり、お一人様から家族連れ、グループまで幅広く利用することができます。
各テーブルには無煙ロースター、排気ダクトが設置されているので煙を気にせずに鶏焼肉を楽しむことができます。
食べ比べた感想です!
若どり
前島食堂の看板メニューです。
柔らかくジューシーで、ニンニクが効いた秘伝の味噌ダレとよく合います。
親どり
卵を産まなくなった鶏で、咬みごたえはありますが、旨味が凝縮されていて濃厚な味わいです。
きも
鶏の肝です。
コクのある味わいでビールに合います。
せせり
首まわりのお肉で、弾力があり、脂ののった濃厚な旨みがあります。
とり野菜
白菜と人参・鶏の旨味が溶け込んだ、白味噌仕立てのスープです。
鶏焼肉と一緒に是非注文されることをお勧めします。
とり野菜もお持ち帰りができます。
お持ち帰りメニューの「肉付」とは野菜を抜いたもの、「タレ」は肉も抜いたスープのみになります。
食材を自分で用意できる方は、「肉付」や「タレ」を購入して、自分で調理するのもいいですね。
味噌ダレだけでなく、とり野菜スープのタレも絶品です。
こんな感じで焼きました。
鶏肉はもちろん、タレも前島食堂さんの大きな魅力となっています。
松阪市を訪れる際には、ぜひ一度足を運んでほしいです。
※席の予約はできませんが、焼肉・とり野菜のお持ち帰りは予約可能です。
お持ち帰りは平日のお昼休憩中(14:00~15:00)でも購入することができます。
基本情報
穴場スポット、ウォーキングで行く珍布(めずらし)峠
ランチの後は30分ほどドライブして、穴場観光スポット「珍布(めずらし)峠」へ向かいました。
「道の駅 飯高駅」で車を停め、和歌山街道のウォーキングコースを30分ほど歩くと到着します。
道幅が狭いので、車で行くのは難しいです。
珍布峠には手掘りによる切り通しがあり、長さは約30メートルです。
両脇は切り立った岩で、猛々しい雰囲気があります。
岩肌は木炭を無造作に積み上げたかのように荒々しく、雄大な印象を受けました。
手掘りで切り通した当時の人々の想いに馳せながら、静寂な峠を歩きました。
和歌山街道は江戸時代、紀州藩主の参勤交代や伊勢神宮への参拝の際に利用されていました。
また、「国分け伝説」によると、珍布峠は天照大神(あまてらすおおみかみ)と天児屋根命(あまのこやねのみこと)が出会ったとされる場所です。
このときに、大神が「おや珍しい、天児屋根命ではないか」と言ったことが「めずらし峠」の由来とされています。
そして、この場所で大神と命が伊勢と大和の国境を高見山に決めたと伝えられています。
日帰り温泉 いいたかの湯
珍布(めずらし)峠をウォーキングした後は、道の駅「飯高駅」内にある日帰り天然温泉施設「いいたかの湯」で疲れを取りました。
優しい木の香りが漂う清潔な施設です。
男湯・女湯は奇数日・偶数日で入れ替わります
一枚100円でタオルの販売もしていますので、手ぶらで来ても入ることができます。
脱衣場のロッカーは100円コインが必要で、使用後は返却されます。
「いいたかの湯」の魅力
天然温泉の泉質
三重県内の道の駅で、唯一の日帰り天然温泉施設です。
泉質はナトリウム-塩化物泉・炭酸水素塩冷鉱泉になります。
末梢循環障害、皮膚乾燥症、自律神経不安定症、関節リウマチ神経痛、疲労回復などに効能があるとされています。
露天風呂からの絶景
四季折々の自然の美しさを、露天風呂からゆったりと楽しむことができます。
鳥や虫の鳴き声を聞きながら入れる静かな温泉です。
内湯からも眼下に櫛田川の清流、緑の眩しい大自然を眺めることができます。
多彩な湯舟
いいたかの湯には、内湯と露天風呂合わせて18槽11種類の湯舟があります。
少し紹介しましょう。
蒸し湯
檜で作られた箱の中に座ります。
中は蒸気で温められていてポカポカしてきます。
釜風呂
内湯にあり、ゆっくり1人だけの空間を楽しめます。
その他にも、マキ風呂、かめ風呂、薬草風呂、寝湯、乾式サウナ、水風呂などがあります。
外にはサウナ用のととのい椅子が2脚置かれています。
入浴した感想
施設は清潔で、勇壮な景色に囲まれ、静かで落ち着ける温泉でした。
無色透明なお湯は臭いもなく、温かさが持続します。
私のお勧めは蒸し湯です。
顔だけ出す箱型のスチームサウナで、のぼせにくく女性に人気があります。
首から下がじんわりと蒸され、優しい木の香りに包まれて心が安らぎます。
充実した施設
温泉のほかにも、レストランや特産品等販売所「いいたかの店」などがあり、多彩な楽しみ方ができます。
レストランでは、地元の食材を使ったバラエティー豊かな料理を味わうことができます。
「いいたかの店」では、新鮮な農産物をはじめ、お茶や椎茸等の香り高い産物、「とっときみそ」などの地元特産品、ここでしか手に入らない商品など、豊富な品揃えでお客様をお迎えします。
いいたかの湯は天然温泉の泉質や、内湯からも望める絶景など、さまざまな魅力がある日帰り温泉施設です。
松阪市を訪れた際には、ぜひお立ち寄りください。
施設概要
深蒸しの松阪茶が味わえる深緑茶房
ウォーキングと温泉を満喫した後、飯南町にある「深緑茶房」さんへ。
「道の駅 飯高駅」から166号線を10分程もどった所にあります。
1999年に3軒のお茶農家が設立したお茶屋さんで、お茶の販売だけでなく、和菓子も楽しめる松阪茶のカフェを営業しています。
松阪茶とは飯南・飯高地域を中心に生産される深蒸し煎茶のことです。
通常より2~3倍長く蒸すことで、苦味が少なく、まろやかな旨味とコクが特徴となっていますす。
店内は静かで、茶香炉からお茶の香りが漂っています。
席はテーブル、掘りごたつ式の座敷、カウンターが25席分あります。
座敷の窓からは日本庭園が眺められ、ホッと一息つけるようなくつろぎの空間が広がっています。
メニューです。
お茶は5種類、お菓子は6種類ありました。
自家製のお茶スイーツである【あまいもん】は、4種類ありました。
季節ごとに楽しめる限定商品もあります。
喫茶は10時からのオープンで、和菓子はいつでも頂けますが、【あまいもん】のオーダーは13時からとなります。
今回頂いたものです。
深緑と茶園ようかん
お茶はスタッフさんの説明を受けながら、自分で淹れていきます。
湯冷ましのお湯を、茶葉が広がるように急須へ注ぎます。
砂時計の砂が落ちたら、湯呑へそっと移していきます。
最後の数滴には旨味が詰まっているので、最後にだけ縦にトントンと振ります。
二煎目以降は待たずに湯呑へ注ぎます。
二煎目、三煎目と色が濃くなってくるのが深蒸し茶の特徴だそう。
淹れたてのお茶の香りに、心が癒されます。
茶園ようかんは、お茶羊羹と栗羊羹の2種盛りで、上に金箔が添えられています。
千寿と茶々大福
千寿の一煎目は出汁のような旨味があり、後から甘みも感じます。
茶々大福はお茶の餡子に生クリームを合わせた、もちもちの大福です。
和みぱふぇ
緑茶ソフト、餡子、白玉、栗の甘露、葛餅、わらび餅、玄米フレークなどが入っています。
深緑茶房さんの魅力
深蒸し茶の美味しさを堪能できる
深緑茶房さんでは、自社で栽培・製造した深蒸し茶を販売しています。
天皇杯を受賞するなど、その品質は折り紙付きです。
深緑茶房の深蒸し茶は、香りが高く、まろやかな味わいが特徴です。
趣のある日本庭園を眺めながらお茶を楽しめる
窓から四季折々の自然の美しさを眺めながら、ゆったりとお茶を楽しむことができます。
オリジナルの茶菓子やスイーツが楽しめる
松阪茶を使ったパフェや和菓子など、さまざまなメニューを味わうことができます。
また、お茶の販売も行っているので、お土産におすすめです。
ぜひ、ウォーキングや温泉の後に、松阪茶のカフェ「深緑茶房」で、松阪茶の美味しさを堪能してみてください。
基本情報
終わりに
ドライブにかかった費用は、二人で前島食堂3,500円、珍布峠は0円、いいたかの湯で1,720円、新緑茶房で2,420円、合計7,640円でした。
ガソリン代を含めても1万円以内でした。
いかがでしたか?
今回は一本の道沿いにあるスポットをご紹介致しました。
松阪駅からだと総距離60kmです。
細い道はないので、運転しやすいコースです。
どのスポットも駐車場が広く、停めやすいです。
時間に余裕があれば、他のスポットを追加して、ドライブを充実させるのもおすすめです。
モデルコースはこちら
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前島食堂
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深緑茶房
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