木立の中に佇む美術館のようなヴィラ。アクアイグニス別邸「湯の山 素粋居」

「湯の山 素粋居」は、御在所岳の麓「菰野町」に位置する12棟のヴィラからなる美術館のような宿。今回は、そんな湯の山 素粋居に実際に宿泊してみて感じた、ヴィラや源泉掛け流しの温泉、夕食などのグルメの魅力を徹底解説します!

湯の山 素粋居とは

湯の山 素粋居は自然にかこまれた三重県菰野町の湯の山温泉の麓に佇む宿。
12室の離れはそれぞれ内装や雰囲気、間取りが異なっており、まるで居心地の良い美術館のよう。
ヴィラごとにそれぞれ違う趣を楽しむことができます。

また、すべてのヴィラに源泉掛け流しの露天風呂を備えており、敷地内のレストランでは素材の力を大切にする「そば」「うなぎ」「直火料理」のお店が営業。
湯の山 素粋居からほど近い「癒し」と「食」の複合温泉リゾート施設「アクアイグニス」も含めて順にご紹介します。

 

12棟のヴィラ

12棟のヴィラは、
「土、石、漆喰、木、漆、和紙、硝子、鉄」
の8つの素材をテーマにした空間が広がります。
ここで全てを紹介することはできないため、実際に取材して感じたお部屋の魅力をまとめて解説!

受付(レセプション)

湯の山温泉の麓に佇む「湯の山 素粋居」
宿に到着してすぐに訪れることになる「受付」は石に囲まれた静かで落ち着いた空間。

美術館のような12のヴィラ

12棟のヴィラはそれぞれのテーマに沿った現代美術・工芸・古美術・アンティーク等が配されており、まるで居心地の良い美術館のよう。

ヴィラの空間とアートの調和

すべてのヴィラの建築やデザイン監修、アートキュレーションを陶芸家・造形作家の内田鋼一氏が監修しており、照明や置かれている本まで素材のテーマに沿ったものに。
石をテーマにしたヴィラでは洗面台まで石が用いられている等、細部までヴィラごとに個性的な造りとなっていました。

川のせせらぎが響く、くつろぎ空間

アートと聞くと思わず構えてしまうかもしれませんが、湯の山 素粋居は自然に囲まれたゆっくりと寛げる宿。

すぐ隣を三滝川が流れており、ゆとりのある間取りの中にせせらぎが響く心穏やかな空間なんです。

すべてのヴィラがそれぞれ異なる間取りや内装となっており、宿泊する度に全く違う部屋に宿泊することができるのも素粋居ならではの魅力。
この記事では紹介しきれない各部屋の魅力については公式HPでチェックしてみてください。

個人的にとても魅力的に感じたのは、夜になると木々やヴィラが幻想的な灯りに照らされることによる静かで落ち着いた佇まいです。

必要最小限の灯りによって、天気の良い日には夜空に輝く星を見ることができ、市街地の喧騒から離れてゆっくりと夜を過ごすことができるのも魅力の一つ。

温泉

湯の山温泉の麓にある素粋居では、すべてのヴィラに露天風呂が備え付けられています。

露天風呂も各部屋のテーマに合わせたものとなっており、それぞれのコンセプトに沿った「芸術空間の露天風呂」を楽しむことができます。

露天風呂は、源泉100%の掛け流しの天然温泉となっており、加水することなく贅沢に楽しむことができます。

実際に取材した私が驚くほど、部屋によって造りが異なっており「美人の湯」と言われるとろみのある効能豊かなお湯を楽しむことができるんです。

開放感のある空間で自然を五感で感じながら寛ぐことができ、贅沢な気分を堪能。

レストラン

今回の記事では敷地内のレストランのうち、実際に取材をした
直火料理のお店「HINOMORI」
「そば切り 石垣」
「うなぎ 四代目菊川」
を順に紹介します。

HINOMORI

まず、最初にご紹介するのは熟成肉と直火料理のお店「HINOMORI」

こちらは薪や炭での直火で熟成肉や地元三重の魚介類などの料理を提供するお店。
入店して真っ直ぐの通路を抜けると、薪や炭の香りが広がる落ち着いた雰囲気のある店内に期待が膨らみます。

店内はコの字型に座席が配置されており、印象的な照明が落ち着いた雰囲気を演出。

真ん中のスペースでは熟成された大きな牛肉の塊から肉が切り出され、迫力のある光景を見ることも。
調理される前から料理への期待が膨らみます。

 

こちらでは、調理する前の素材をプレゼンテーションしていただくことができました。

提供される料理の中の多くは、席のすぐ目の前で直火による調理がされたり盛り付けがされるため、目で見ても楽しむことができるのが特徴です。

料理は、メインの熟成肉を含めた全12品の充実のコース内容。

湯の山 素粋居からすぐ近くのアクアイグニスで育てられた野菜を用いたサラダや海産物のローストなど直火でじっくりと丁寧に火を入れられた料理が続きます。

提供される料理は、どれも素材の味を最大限引き出すよう調理されたものばかり。

こちらのお店は、フランス・パリミシュラン1つ星の手島竜司シェフによって監修されており、どの料理も特別感のある贅沢な味わいなんです。

どの料理も美味しいのは間違いありませんが、メインは目の前でカットされた熟成肉。

骨付きのままじっくりと焼き上げられる赤身の熟成されたお肉に胸が高鳴ります。
料理の味だけでなく、調理の臨場感も一緒に味わうことができるんです。

本当に美味しい部分のみを残して贅沢にカットされた熟成肉は、旨みが強く濃厚な味わい。
お肉はおかわりも可能で、丁寧に焼き上げられたお肉を心ゆくまで堪能することができます。

HINOMORIは料理が美味しいのはもちろんのこと、丁寧な接客も魅力の一つ。
湯の山 素粋居に宿泊の際にはぜひ訪れてほしいお店でした!

HINOMORI基本情報
住所 三重県三重郡菰野町菰野4850-16
営業時間 18:30〜
定休日 無休
座席数 15席
電話番号 059-390-1239

そば切り 石垣

続いてご紹介するのは、完全自家製粉による二八蕎麦が自慢の「そば切り 石垣」

こちらは、完全自家製粉の手打ちそばを広めた「翁達磨」の系列で、ミシュラン一つ星の「なにわ翁」で研鑽を積んだ石垣雄介氏が開業。
国産蕎麦の香りを引き出す湯の山温泉の天然の水の力に着目した蕎麦を実際に味わうことができました。

こちらでは素材と水にこだわっており、実際に蕎麦を口に運ぶと香り高く優しい味わい。
湯の山 素粋居に宿泊せず日帰りの方も利用できますので、ぜひ自然の恵みと素材や丁寧な仕事で作るそばの味わいを堪能してみてください。

「そば切り 石垣」基本情報
住所 三重県三重郡菰野町菰野4846-6
営業時間 10:00〜16:00(L.O15:30)
定休日 水曜日、第4木曜日終日
座席数 26席
電話番号 059-324-5974

うなぎ 四代目菊川

最後にご紹介するお店は、うなぎ料理専門店「うなぎ 四代目菊川」

こちらは良質なうなぎ1本丸ごとを蒲焼にした「一本うなぎ」で知られるお店。
大きさも太さも極上のうなぎを厳選し、皮はパリッと焼き上げ身質はフワッと柔らかい贅沢な食感が実現されているんです。

鮮度抜群のうなぎを毎日捌き、良質の炭で焼きたてられた自慢のうなぎ料理。
代表料理の「一本鰻」の蒲焼をはじめ、「一本ひつまぶし」や「うまき」などのメニューが用意されています。

「うなぎ 四代目菊川」基本情報
住所 三重県三重郡菰野町菰野4845-1
営業時間 11:00〜15:00(L.O14:00)、17:00〜21:00(L.O 20:00)
定休日 無休
座席数 50席
電話番号 059-390-3827
※日帰りの方も利用可能。

アクアイグニス

アクアイグニスは、湯の山 素粋居から徒歩5分のところにある「癒し」と「食」をテーマにした複合温泉リゾート施設。

湯の山 素粋居の姉妹施設となっており、源泉100%掛け流しの天然温泉だけでなく魅力的なスイーツやこだわりのパンをはじめとした様々なグルメを味わうことができる施設。
湯の山 素粋居の受付からは送迎サービスもあり、滞在中にはぜひ訪れてほしい場所です。

コンフィチュール アッシュ

アクアイグニスでここでしか味わえないスイーツを食べるなら「コンフィチュール アッシュ」

こちらでは、味のみならず視覚や香りなど総合的に考えられたケーキ、焼き菓子、コンフィチュール(ジャム)などを楽しむことができます。
取材時は昼食後でしたが、店内に並ぶ華やかなスイーツやジャムを見るだけで、思わず再び食欲が湧いてきました!

コンフィチュール アッシュは、数多くの受賞歴を持つ有名パティシエ辻口博啓氏のパティスリー。
地産地消をコンセプトとし、地元三重県の食材にこだわったスイーツを提供しています。

今回の取材では、自然豊かな景色と水に囲まれた開放感あるテラス席で辻口シェフの代表作である「セラヴィ」と、「カシスショコラ」を頂きました。
どのスイーツもデザイン性が高く、口どけの良い生地やクリームでペロッと食べてしまいました。

コンフィチュール アッシュ基本情報
住所 三重県三重郡菰野町菰野4800-1
営業時間 10:30〜18:00
定休日 無休
座席 26席
電話番号 059-394-7727

木立の中で佇む宿「湯の山 素粋居」へ

湯の山 素粋居の紹介は以上になります。

今回は、夫婦で宿泊した中でも特に印象に残った部分をピックアップして、実際に撮影した写真とともにご紹介しました。

湯の山 素粋居は源泉掛け流しの温泉だけでなく、居心地の良い美術館のような12のヴィラや絶品グルメなどが充実し、上質な時間を過ごすにはピッタリのおすすめの宿です。

ぜひ、三重で落ち着いた大人旅をお考えの際には、湯の山 素粋居での宿泊を検討してみてください!

「湯の山 素粋居」基本情報

住所:三重県三重郡菰野町菰野4842-1
電話:059-390-0068

最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の記事の他にも、三重のおすすめスポットを紹介した記事を投稿しているので、そちらもご覧ください

 
 
 
 
 
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今後も観光三重にて記事を投稿していきますので、よろしくお願いします。

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ハナチロ

伊勢市で生活するやんちゃ娘とワガママ息子2人のパパママ。
親バカ気味(笑)で子どもが写りこむ写真が増えがちですが、元気に、楽しく、可愛く?をモットーに活動中!

実際に家族でお出かけした中で、是非おすすめしたい三重の魅力を発信しています。

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湯の山「素粋居」

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北勢

三重郡菰野町

土、石、漆喰、木、漆、和紙、硝子、鉄 8つの素材をテーマにした12のヴィラを持つ美術館のような宿・素粋居 素のままで美しいほんものの素材を1棟ごとに選び、時とともに味わいの増す12棟のヴィラをつくりました。現代美術・工芸・古美術・アンティークをしつらえた空間は、 とびきり居心地が良い美術館のよう。次はあのヴィラで素材とアートに触れたい。 そんな滞在の楽しみが広がります。 「そば切り石垣」は完全自家製粉の手打ち蕎麦を広めた「翁達磨」の系列で、ミシュラン1つ星の「なにわ翁」で研鑽を積んだ石垣雄介氏が開業した「そば切り石垣」。翁伝統の完全自家製粉による二八蕎麦を踏襲し、蕎麦と酒をシンプルに楽しむ店を実現しました。 また、施設内には3店舗の厳選素材を使った美食レストランも。 鰻料理専門店「うなぎ四代目菊川」は、良質のうなぎ一本丸ごとを蒲焼にした「一本うなぎ」で知られます。大きさも太さも極上の鰻を厳選し、皮をパリッと焼き上げても身質がフワッとやわらかい、贅沢な食感を実現。 「HINOMORI」は薪や炭などの直火を使った料理を提供します。炎が消えて熾火になる瞬間の上品な香りを海産物にまとわせたり、熟成させた上質な牛肉を塊でじっくりとローストしたり。炎が生み出す味わいの繊細さと豪快さをコースでお楽しみください。料理監修は、フランスで活躍するシェフ・手島竜司。探究心旺盛なシェフの創意が、この土地の食材に新たな光を当てます。 この投稿をInstagramで見る 「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の著者で絶景プロデューサーの詩歩さん @shih0107 がこの夏にオープンした「素粋居(そすいきょ)」に来られましたのでご紹介します . #Repost @shih0107 with @make_repost ・・・ 部屋の中に巨大な石!?  これは実は三重県にこの夏OPENした宿「素粋居」の一部屋。   全12室すべて「離れ」で完全に独立してて、全ての部屋に露天温泉つき! しかも部屋の目の前に駐車もできて他のお客さんと会うことがないから、今のご時世にぴったりなお宿です。  12部屋それぞれが「漆」「鉄」「木」「石」などのテーマに沿った個性的なデザインになっていて、私が選んだ部屋は「石砬(せきろう)」。  私昔から「石」をみると落ち着くんですが、共感できる人いませんかね・・・笑 ”雨垂れ石を穿つ”というけど、石のフォルムって雨や川の流れによって数万年の歴史でゆっくり削られているから、唯一無二の形状なんだよね…歴史好きにはたまらない……  そんな私にとっては落ち着く「石」がリビングの真ん中にドドン!とあるのは大迫力! さらに洗面所やベッド横にも石が配置されています。  公式サイトからはお部屋ごとの予約状況も見れるので、気になる方はぜひCheckしてみてくださいね  A giant stone in the room! This is actually one of the rooms at Sosuikyo hotel, an inn that opened this summer in Mie, Japan.  All 12 rooms are completely independent, and all of them have an open-air hot spring! Moreover, you can park right in front of your room so you don't have to meet other guests, making it a perfect place for the current times.   Each of the 12 rooms has a unique design based on a theme such as "lacquer," "iron," "wood," or "stone," and the room I chose was called "Sekirou" (stone). I've always felt comfortable when I see stones, but can anyone else relate to this? LOL! It's called "piercing the dripping stone", but the form of the stone has been slowly chipped away by rain and river currents over tens of thousands of years, so it's a unique shape... a must for history buffs... ... That's the kind of "stone" that soothes me, right in the middle of the living room with a bang! And that's a lot of pressure! In addition, there are stones placed in the washroom and next to the bed.  You can also see the reservation status for each room on the official website .   今回は素粋居さんのご招待で取材しました。 @yunoyama_sosuikyo  旅行を検討中の方へ 政府や自治体が発表している新型コロナウイルスの最新情報を確認しましょう! #withコロナ旅行 での感染対策についてはyoutubeに動画をあげています   素粋居(そすいきょ)/三重県菰野町 Sosuikyo hotel/Mie Japan #shiho_mie #shiho_hotel    ©Shiho/詩歩 【公式】観光三重(三重県観光連盟)(@kankomie)がシェアした投稿 - 2020年10月月12日午前4時12分PDT

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