「津観音」に行ってきました! 日本三観音のひとつにも数えられている、津市のパワースポットをご紹介!
掲載日:2018.09.07
恵日山(えにちざん)観音寺大宝院、通称「津観音(つかんのん)」。1300年以上の歴史を持ち、多くの武将から愛された、日本三観音のひとつが実は津市大門にあるんです!所願成就や五穀豊穣といったご利益がある、パワースポット。歴史的な魅力から周辺のお店情報など、読めばきっと行きたくなる、津市の隠れた名所をリポートします。

恵日山(えにちざん)観音寺、通称「津観音(つかんのん)」は、1300年以上の歴史をもち、かつては豊臣秀吉や、室町幕府の6代将軍足利義教にも庇護を受けたことのある、真言宗のお寺の中でも屈指の由緒あるお寺。
実はあまり知られていませんが、浅草の浅草寺(せんそうじ)、名古屋の大須観音と並んで、日本三観音のひとつにも数えられているんです!

これは「撫で石(なでいし)」といって、無病息災と平安無事にご利益のあるお石。
この石を撫でた手で患部をさすると、その箇所が良くなるとも伝えられているんですよ〜!

銅でできており、1836年のものだそう。左側には、所蔵する文化財についての説明書きが。


この日はちょうど夏祭りが行われていて、多くの方で賑わっていました。
普段は、毎月18日に縁日が開催されるので、その日に行くのもおすすめです!
そして、奥に見えるのが五重塔。
木造の五重塔があるのは、三重県ではここ津観音のみ。じっくり見学しましょう!

こちらは本堂。門と同じ、美しい朱色です。
当時は、おかげ参りの要所として、なんと5人に1人はここに参拝に訪れていたのだとか!

左側が、「抜苦(ばっく)地蔵」
右側が、「与楽(よらく)地蔵」です。
まず、抜苦地蔵の、自分が苦痛を感じている場所と同じ場所を擦り、次に自分の願いを叶えて下さるように、与楽地蔵に手を合わせます。
仏様に願いを聞き届けてもらいやすくなるのだそうですよ〜!

「おん あろりきゃ そわか」
と3回目唱えると、所願成就、海上安全、五穀豊穣といった望みを聞き届けて頂けます。
ちなみに津観音は、津市内の7つの神社仏閣が指定される「伊勢の津七福神」の第一番札所に認定されています。
最初に回ると、より願いを聞いてもらいやすくなるのだとか。


多くの仏像が安置されています。

レプリカになっていて、扉の奥に聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)が安置されています。
毎年一度だけ、特別に御開帳も行われています。

天照大神の本地仏とされていて、「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ」と唄われたほど、江戸時代は多くの参拝者が訪れたそうですよ〜!


「病気やケガが治りますように」「素敵な人と出会えますように」「事業の成功」など、お願いごとによって、様々な種類があります。

こちらは「長寿飴」。
味は食べてのお楽しみです。

季節ごとに違った雰囲気を味わってみるのもいいですね。

せっかくなので立ち寄ってみましょう。

日本らしいグッズが色々と売られていて、スタッフの方も温かく対応してくださいました♪

どこか懐かしい雰囲気が漂い、ホッとするような商店街です。せっかくなので散策してみるのも楽しそう♪
津観音の周辺には、平次煎餅(へいじせんべい)や蜂蜜まん、とらやのフルーツ大福などなど… 津市ならではのグルメスポットがたくさんあるので、津観音に来たらグルメ巡りをするのがおすすめです。
平治煎餅本店の詳細はこちら!
蜂蜜まんの詳細はこちら!
とらや本家の詳細はこちら!

懐かしいゆったりとした空気のなかで、参拝してみてはいかがでしょう。
【基本情報】
施設名/恵日山観音寺大宝院(津観音)
住所/〒514-0027 三重県津市大門32番19号
電話/059-225-4013
車でのアクセス/伊勢自動車道「津IC」から車で約10分
公共交通機関でのアクセス/JR・近鉄「津駅」から「三重会館」方面行き三交バスで約5分「京口立町」から徒歩で約3分
駐車場/有
HP/http://www.tsukannon.com/
※掲載されている情報は2018年8月時点のものです。
関連スポット

津観音寺
中南勢
津市開山は西暦709年で、日本三観音の一つです。本尊は、聖観世音菩薩。歴代将軍家や津藩主藤堂家の祈願所であり、数多くの文化財を有する真言宗の古刹。現在は、庶民の信仰の中心として賑わいます。伊勢の天照皇太神宮のご本地仏である「国府阿弥陀」もあります。 【主な年中行事】 ・2月3日:「鬼押え節分会」 ・4月1日~3日:「津観音会式」本尊秘仏開帳 ・8月9日:「十日観音」 四万六千日功徳日

津観音資料館
中南勢
津市津観音は日本三観音の一つ。歴代天皇家、室町将軍、豊臣秀吉から保護を受けた。鎌倉時代から江戸時代にかけての文化財を保有する資料館。 密教絵画、仏像、絵画、古文書、工芸品の中からテーマに合わせた宝物を年4回展示しています。