松牛焼が2年連続モンドセレクション金賞受賞!松阪の新名物を食べに、竹輝銅庵に行ってきました!

掲載日:2018.10.18

モンドセレクション金賞を受賞した、竹輝銅庵(ちっきどうあん)の松牛焼を実食レビュー。もちもち歯ごたえの生地と、あんこ+バターがみせるうまさのグラデーションはまさに絶品です。”竹”輝銅庵という店名だけあって、店内は竹製の小物で統一、机も床も全て竹製。松牛焼の美味しさを、竹の温もりと共に楽しむひとときはいかがでしょう。

松牛焼って何ー??

そんな声にお応えして、松阪の絶品お菓子「松牛焼(まつぎゅうやき)」をご紹介。モンドセレクション金賞を受賞した魅惑のお菓子とは。

松牛焼を求めて訪れたのは、松阪市42号線沿いにある「竹輝銅庵(ちっきどうあん)」。
茶色と緑で統一されたお店はとても印象的で、外から見るだけでも何かワクワクしてきます。

松牛焼を売るだけでなく、ランチやコーヒーを楽しむことができます。
店内は”竹”輝銅庵という店名だけあって、竹製の小物で統一。机も床も全て竹で出来ていました!
落ち着いた雰囲気の店内では、竹とコーヒーの匂いが店を覆い、どこか優しい気持ちにさせてくれます。

このお店のオーナーで、併設されている「まちかど博物館」館長でもある竹本さんが手作りした、竹製のランプシェード。
表面には干支が彫り込んであり、やさしい光が店内を包みます。

店内にかけられているのは、三重県の伝統工芸品、伊勢型紙。色、デザインの両方をとっても、店内の雰囲気とばっちりマッチ。
展示物の一つ一つに、館長の思い入れがとっても感じられます。

お次は緑を生かした竹の壁紙をご紹介。店内にちりばめられる煤竹の茶色とのコントラストがとても綺麗で、温かい店内をさわやかに印象付けるアクセントになっています。

こちらが、優しくお出迎えしてくれた館長の竹本さん。
松阪を盛り上げるべく、熱い想いをもってこのお店を始められたそうです。
常に笑顔で、盛り上げ上手。竹本さんの熱い想いと、誰とでも仲良くする人柄が、このお店の温かさを作っているのだなと実感しました。

努力を惜しまない竹本館長は、これまでに数々の賞を受賞。列挙すると、なんとこれだけあるんです。

・松牛焼(あんバター):モンドセレクション2019・2018金賞
・松牛焼(松阪牛しぐれ煮):モンドセレクション2019・2018金賞
・松阪牛クッキー:モンドセレクション2019・2018金賞、2017 銀賞、2016 銅賞
・松阪茶クッキー:モンドセレクション2019・2018銀賞
・いつきのみやクッキー(ひじき入りクッキー):モンドセレクション2019 銀賞


※取材日は2018年10月です。その後、2019年のモンドセレクションの受賞結果を追記しています。

日々進化する松牛焼、期待は膨らむばかりです。
では、さっそく頼んでみましょう!

「松牛焼」と聞くと、ステーキ?焼肉?と思い描いてしまうかもしれませんが、実は松阪牛がモチーフになったお菓子なんです。
首元には、地元松阪出身の「本居宣長」の鈴がキラリ。中には国産小豆を使用したあんこがたっぷり入っています。

あんこびっしりな魅惑の断面!
生地はとてもしっとりです。滑らかなあんこを生地が包み、もちもちした歯ごたえをアクセントに加えています。
また、見た目では分かりませんが、あんこの中央部にはバターが。甘さと旨味のグラデーションがとても秀逸で、口の中が楽しくなります。

こちらは期間限定(10月)のかぼちゃの松牛焼。
スタンダードな先ほどのものに比べ、甘さは控え目。その分しっかりとかぼちゃの甘味を感じます。ちなみに来月はさつまいもとのこと。期間限定商品は毎月更新するそうなので、新作を期待して竹輝銅庵を訪れるのもいいかも。

同じく、モンドセレクション金賞受賞の松阪牛松阪茶クッキーも実食。こちらは、お客様の要望から誕生した商品で、日持ちするためお土産に最適。

松阪牛クッキーは、松阪牛しぐれの甘辛さがいいアクセントに。
松阪茶クッキーはお茶の香りが強く、味覚と嗅覚の両方で楽しめます。

松牛焼、クッキーと、コーヒーとの相性は抜群。休日の午後、コーヒーをいただきながらの一休みなんていかがでしょうか。コーヒーは一杯300円。

コーヒーブレイクもいいですが、なんとランチが1コイン(500円)で食べられるとのことでした。お値打ち!食後のデザートに松牛焼きなんてとても粋ですね。

食べ物が美味しく雰囲気がいい竹輝銅庵(ちっきどうあん)ですが、その2階には「まちかど博物館」なるものが。
竹本館長は、1998年伊勢市に住んでいた頃から竹細工に取り組んでいるそうで、館長の作品をはじめ、国内外で作製された竹細工がたくさん展示されていますよ。
入館料は無料なので、食べた後に気軽に立ち寄ることができます。

まちかど博物館を照らす、竹製の間接照明。とてもぬくもりを感じられます。竹に掘られた幸せの文字、なんとも味があっていいですね。館長の想いが込められている気がしました。

こちらの人形も竹製、竹を掘って作製されています。竹繊維で服のひらひらを表現していてとても面白いです。一本の竹からできているというのは驚きです。

竹製のキーボードとマウス。普段見る無機質なキーボードとマウスとは、一風違った佇まい。
実は、竹本館長の本業はソフトウェア会社の社長さん。竹本館長ならではの収蔵品ですね。

館長の強い信念、みんな仲良く。平和の文字と共に温かく表現されていました。

ぜひ一度、竹輝銅庵にお立ち寄り頂き、美味しいお菓子と、温もりもご体感ください。

【竹輝銅庵:基本情報】

住所:三重県松阪市駅部田町1056-5
電話番号:0598-23-2340
定休日:毎週月曜日
営業時間:AM8:30 ~ PM5:30
アクセス
車:伊勢自動車道「松阪インター」より一般道で約15分
公共交通機関:近鉄・JR松阪駅からタクシーで約15分

※取材日は2018年10月です。その後、2019年のモンドセレクションの受賞結果を追記しています。

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