コケコッコー共和国の「卵食べ放題!卵かけご飯」が大人気!
掲載日:2019.02.13
三重県多気町にあるコケコッコー共和国は、日本最大級の平飼い養鶏場で、雌雄一緒に自然環境に近い状態で育てているのが特徴。美味しい卵をつかった「卵食べ放題!卵かけご飯」が人気です。
平飼い有精卵にこだわる養鶏場
勢和多気インターを出ると、ひときわ目立つニワトリのモニュメントと「たまごかけごはん食べ放題」の看板に出会う。
ものすごく気になったので、早速その「コケコッコー共和国・山の駅よって亭」へ。
頼んだのはやはり、たまごかけごはんだ。弾力のあるプリッとした卵黄が、ツヤツヤと光っている。ほかほかご飯にくぼみを作り、卵黄、そして醤油を2、3滴。
…ううーん、これは美味しい!甘くて濃厚、うまみが凝縮している。聞けばこの違いは、飼育方法とエサにあるという。
「コケコッコー共和国」の鶏は、「平飼い」という方法で育てられる。
100m×6mの鶏舎の中に5500羽が自然に近い状態で飼われており、これは平飼い養鶏場としては日本一の大きさなのだとか。
雌雄一緒にして、自然に近い状態で育てるのだから、ぎゅうぎゅう詰めのケージで育てられたものより味があって美味しいのも当然か。
ストレスを与えず自然の状態で育てる
平飼いのメリットは、運動量が多いこと。水を飲みたい時、エサを食べたい時、卵を産みたい時を自由にさせることで、ストレスのない状態で元気な卵を産んでもらう。
「鶏はストレスに弱く、その状態にあるといい卵もできません。なるべく自然のままで好きに過ごさせると鶏はとても濃厚でオイシイ卵を産んでくれます」と答えてくれたのは、入社3年目ながら、早くも鶏舎の管理を任されている若き主任・辻耕平さん。
「僕たちは、鶏舎に人が入る時もストレスを与えないように、物音をたてず、まるで空気のように作業をするんですよ」
空気のように作業するとはいえ、実は、徐々に教えていかなくてはならないことがたくさんある。
「身体ががっちりとできている鶏は安定して良い卵を産むので、小さなころからたくさん食べるように促します。そして卵は巣箱の中に産ませるのですが、巣箱以外で産んだ卵は出荷されません。ですから、水とエサと巣箱の場所をきちんと覚えさせることが大事なんです」
これらのことを2週間かけて徐々に教えていくのだ。
次第に鶏たちがかわいくなってくる
最初は怖がっていた鶏たちも、そのうち後ろをついてくるようになる。
今では、顔を見ると3000羽の鶏たちが辻さんの動きに合わせて、ぞろぞろと後ろを付いてまわるようになったという。まるで、『ブレーメンの音楽隊』のようだ。
「やっぱり世話をしていると個体差もわかるようになるし、それぞれ個性があってかわいいですよ」
…鶏のことを話す時、とってもうれしそうなのが印象的な辻さん。少しでも良いたまごを産んでくれるようにと、愛情を持って育てているのが、話しぶりから伝わってくる。コケコッコー共和国の平飼い有精卵は、辻さんたち飼育員の愛情で生まれた美味しさなのだ。
ちょっと甘辛いたれとの相性も抜群!
これは必ず食べていって!
コケコッコー共和国 山の駅 よって亭
0598-49-3517
10:00~17:00
第2火曜
あり
伊勢自動車道「勢和多気IC」から約3分