ガトーヴァレのスイーツで幸せ気分!東員町のメルヘンチックなガーデン、そして扉を開ければ…
掲載日:2020.02.14
東員町で25年間にわたり地域住民に愛され、今では愛知県愛西市とイオンモール東員にも出店するなど、北伊勢を代表するスイーツのお店として知られる「ガトーヴァレ」。
おとぎ話に出てくるようなガーデン、季節のフルーツで彩られたケーキ、宝石のようなショコラなど、ついカメラを向けたくなるようなアイテムが満載です。
座っているだけで笑顔になれそうなお店を訪れ、スイーツに対する思いや菓子職人としての心意気を語っていただきました。
地元東員町のほか、愛知県や滋賀県など県外から訪れるお客様も多い「ガトーヴァレ」。
フランス語でケーキや洋菓子を表す“ガトー”に「ヴァレ(谷)」はオーナーシェフ谷崎さんの“谷”から取られたものだとか。
幹線道路から少し奥まったところにあり、周囲は静寂な雰囲気に包まれています。
駐車場も広く、十数台を停めることができます。
駐車場から店舗へ、南仏プロヴァンスの街を歩いているような、メルヘンチックな造り。
石畳、積み上げられたレンガ、季節の花々、こんもり繁った木々…、もう、心をわしづかみにされちゃいました!
歩みを進めるたびに、いやが上にもテンションが高まっていくのを感じます。
本店の製造責任者を務める堀田雄一さん。高校を卒業して入店後、18年間ケーキ作りにコツコツと取り組み、オーナーご夫妻からも厚い信頼を寄せられています。
「この仕事の魅力は、お客様の反応をダイレクトに感じられることですね。幸せや喜びを創造できるというような…。幼い頃から、図工や工作が好きで、ものづくりの現場の雰囲気が自分には合っていると思います」と思いを述べていただきました。
お店の顔とも言える、ディコラティブなスイーツが並ぶショーケース。やっぱり、一番先に目が行ってしまいますね。
季節のフルーツをふんだんに使ったものを含め、プチガトーは約35種類、その他ロールケーキ、デコレーションケーキなど多数用意されており、大切な人へのお土産用、または“とっておきのご褒美”として買い求めるお客様が多いそうです。
クッキーやサブレ、バターカステラ、パウンドケーキなど、手軽に食べられる焼き菓子類も豊富に取り揃えられています。
ラッピングやパッケージにそれぞれ趣向が凝らされ、こちらも見ているだけで楽しい!
ちょっとしたプレゼントにも喜ばれそう。
「いつも一定の品質を維持し続ける。ここが一番気を遣うところです。作る人が違ってもバラツキが起こらないようにしなければいけません」と語る堀田さん。
洋菓子作りは究極の手仕事。素材のコンディションや調合の仕方、作る人の体調などが少しでも崩れると、味覚や形は簡単に変化してしまいます。
繊細なバランスをいかに保ち続けられるか。製造責任者としてスタッフを指揮する堀田さんの手腕が問われる場面です。
アーモンドタルトの上に、カスタードクリームを載せて、色とりどりのフルーツを詰め込んだ「タルトフリュイ」(6号3,403円/税別)。
購入には前日までの予約が必要です。
まさに、谷崎オーナーのモットーである「彩り美しく、香りよく、食感楽しく、心を潤す」を体現しているようなスイーツですね。
上から「フレーズ・バナーヌ」(550円/税込)。イチゴのクリームとバナナをふわふわのスポンジでサンドしたもの。
「サヴァラン・オランジュ」(510円/税込)は、洋酒のシロップをサヴァランにたっぷり染み込ませ、土台にブリュレを敷いたフランスの伝統菓子。
「シュープレーム・バニーユ」(500円/税込)は、ショコラのムースとバニーユのムースが醸し出すビターな味覚と涙の形が特徴。
いずれも人気のスイーツなので、食べ比べてみるのもいいかも。
季節ごとに装いを変えるガーデンを目にしながら、好みのスイーツを楽しめるカフェスペース。
イートイン限定メニューのほか、店内のショーケースに並べられているケーキを選んで、ドリンクとのセットにすることもできます。
特定のケーキにアイスとフルーツが付くオトクなセットメニューもありますよ。
ガトーヴァレ風ミルフィーユ(610円/税別)。イートインでしか食べることができない人気メニュー。
バニラアイスの上に、見た目も鮮やかなイチゴとたっぷりのカスタードクリーム、そこにパリパリのパイ生地がドッキング!
魅惑のスイーツタワーの完成です。
こちらもイートイン専用メニューのガトーヴァレ風ショートケーキ(564円/税別)。
ふんわり焼き上げられたシフォンケーキ、イチゴやバナナなどのフレッシュフルーツに、生クリームをたっぷりとホイップ!
幸せな気分になること請け合いの一品です。
今までテイクアウトばかりで、カフェスペースを利用するのは初めてというご夫妻。
「カフェの専用メニューがあるのは知らなかったけど、可愛くて食べるのがもったいないぐらいです」と二人揃って満面の笑み。
「たまにはこうしてゆっくりと味わうのもいいですね」と満足した様子でした。
東員浪漫(10個入り2,200円、15個入り3,200円./ともに税込)。
東員町で作られた米粉が入っているほか、袋やパッケージにも東員町出身のアーティストが制作した作品を使うなど“地元愛”にあふれたお菓子です。
東員町を代表する銘菓として手土産として使われるなど認知度も高まっており、オーナーの「東員町の活性化になれば…」との思い入れを十分に感じとることができます。
「いなべの杜」は、お茶請けにぴったりのほんのりと塩味を効かせたブッセ。
中身のクリームは、チーズとバターをミックスしたチーズ味と、小倉バター味の2タイプがあります。
チーズ3個&小倉3個のセットが1,340円/(税込)。
チーズ6個&小倉6個のセットは2,680円(税込)と価格もお手頃です。
店名が入った文字通り看板スイーツともいえるガドーヴァレロール(1,000円/税別)。
しっとり、ふわふわのスポンジ状の生地に、コクのある純正生クリームが醸し出す絶妙のハーモニー!
シンプルな味ながら、創業以来買い求め続ける根強いファンが多いロングセラーです。
こちらも安定した人気を誇るシュークロッカン(210円/税別)。
パリパリのシュー生地に、びっしりと詰まったカスタードクリーム。中にはヴァニラビーンズが入っています。
口に入れると、まさにスイーツの原点ともいえる懐かしいような甘さに、何だかホッとするような安らぎを感じました。
まるで宝石箱を見るようなショコラコレクション。1個170円から300円(税込)で、16種類のショコラをシーズン問わず通年に渡って買い求めることができます。
どのショコラも、一から手作りするのはもちろん、ベルギーやフランス産の素材を取り寄せ、仕込みにも十分な時間をかけています。
完成した後は、18℃に設定されたショーケースに入れて温度管理を徹底するなど品質の維持にも努めています。
「1個のショコラを作るのに4~5日間かけることもあります」と語る堀田さん。
「自分だけで年間1万個近く作っているでしょうね」とサラリ。個人的にもショコラへの思い入れが強いそうです。
「一通り現場を経験して、最後に教えてもらったのがショコラだったので」。
オーナーから「もう教えてもいいレベルになったな」と認められたように思ったそうです。
単純なようで難しい。堀田さんの職人魂を大いに刺激するアイテム、それがショコラだとか。
晴れた日のガーデンテラスで、陽の光に包まれながら、スイーツタイムを過ごすこともできます。
初夏のシーズンには、ジュラードショップもオープンします。
お店とガーデンは2020年の5~6月にリニューアルを予定しており、現在のイメージは残しつつも、より魅力的に生まれ変わるとか。
どんな姿になるのか、楽しみで仕方がありません!
「商品の入れ替えを活発に行い、お客様を飽きさせないようにしたいと思います。旬を感じてもらえるような新しいスイーツも開発していきたいですね」。と堀田さん。
手間をかけた正統派のケーキはもちろんですが、家庭で手軽に食べられる焼き菓子などのバリエーションも充実させて、バランスよく展開していきたいそうです。
「お菓子作りに最も大切なことは、真心を込めて作ること」という谷崎オーナーの信念がそこかしこに感じられる「ガトーヴァレ」のスイーツで、幸せ気分に浸ってみませんか。
【おかしのお店 ガトーヴァレ】
住所:員弁郡東員町穴太2946
TEL:0594-76-5944
営業時間:10:00~19:00
定休日: 水曜日(祝日やイベントによって変更となる場合あり)
アクセス:東名阪自動車道桑名ICより車で約5分
公式URL: http://www.gateauvallee.com/
※2020年1月時点の情報です。料金等の情報が変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。