鳥羽へ冒険の旅へ~巨大公園遊具「ガリバー」との出会い~ 宣伝
掲載日:2021.03.08
市民の森公園(鳥羽市)にある巨大遊具「ガリバー(横12m×縦6m)」をご紹介します。みなさん物語で登場する「ガリバー」をご存じですか?絵本の「ガリバー旅行記」や「ガリバーの冒険」などで登場する主人公のことです。ガリバーは船に乗って、小人の国や巨人の国など世界中の様々な不思議な国を旅して訪れます。そんな「ガリバー」の巨大遊具が鳥羽市の市民の森公園にあり、右腕が滑り台になっていることから、子どもたちに大人気です。また、まるで巨人の国に迷いこんだような大きさとインパクトのあるビジュアルから、SNS映えスポットとしても人気です。そんな、ガリバーをはじめとして市民の森公園についてガリバー本人(!?)がご紹介します。
私はガリバー。私は三重県の東端に位置する鳥羽市というみなとまちに住んでいる。鳥羽市は、古くから天然の良港として栄え、伊勢志摩の海の玄関口をなす観光地だ。
そんな鳥羽市にある住民の憩いの場「市民の森公園」に私はいる。子どもたちと一緒に時間を過ごすことが日課だ。
私が目立ちすぎてしまうせいか、市民の森公園は通称「ガリバー公園」と呼ばれ、親しまれている。
私は芝生広場の隣の遊具が設置されているエリアの一角に目立つことなく、陣取っている。なお、私の目の前に道路が走っており、車からも私の存在を確認することができる。
市民の森公園の周辺には、市立図書館や市民体育館などの運動施設、そして、ショッピングセンターがあることから、休日になると私の周りは家族連れをはじめとして多くの人々で賑わう。
なお、3密対策として、平日は比較的空いているので、お勧めだ。
私の右腕は滑り台となっている。脇をくぐって滑り出し、手のひらに着地するという仕組みだ。元気に遊ぶ子どもたちの溢れんばかりの笑顔が私の楽しみである。ぜひ順番を守って安全に楽しく遊んでほしい。
この国では、私の大きさは珍しいようだ。小さい子どもたちから怖がられてしまうことがしばしばある。表情は変わらないが、機嫌が悪いわけではないので、安心してほしい。
しかし、その一方で私の独特ないで立ちに興味を持ち、私を被写体として撮影に訪れる来訪者も少なくない。少し恥ずかしい気持ちはあるが、旅の思い出の1ページや鳥羽のまちのためになると思えば大した問題ではない。
ここで、私の過去についても少し語りたい。実は、最初から市民の森公園にいたのではない。
遡ること数十年前のこと。1974~1996年の間に鳥羽駅前の鳥羽港に係留されていた元移民船の海洋パビリオン「鳥羽ぶらじる丸(約1万トン)」の甲板で数年間勤務していた(写真右側にガリバー)。当時の私を懐かしむ人も多い。
市民の森公園に移り住んだのは、1985年(昭和60年)からである。
長年の経過で私の肌や服はボロボロだった(写真は2005年撮影)。
そんな私の姿を見かねて2019年には地元団体の方々のご厚意で修復いただき、今の姿となったのだ。感謝の気持ちで胸がいっぱいだ。この恩を忘れることなく、体力の続く限りこのまちのために尽力することを誓う。
さて、私がいる市民の森公園について紹介したい。
鳥羽駅から南へ車で約5分程度の距離にあり、交通の便も良い。公園内は、私以外の遊具をはじめ芝生広場、散策路、小動物園があることから、一日ゆったり時間を過ごすことができる。
週末や気候の良い時期になると市内外から多くの来場者で賑わう場所だ。
私以外にも、公園には定番の遊具であるブランコや滑り台などがある。私は遊具を利用する子どもたちの安全を見守っている。
また、注意して遊具を観察するとガリバーカラー(赤、青、黄色)の遊具が多いので、実際に現地でチェックしてほしい。
公園内は、木々の間を抜けて周回できる散策路があることから、ウォーキングやランニングを楽しむ人も多い。毎朝、ランナーと目と目を合わせ挨拶を交わすことが日課だ。
市民の森公園の私以外の個性的なメンバーを紹介したい。
最初にクジャク氏だ。美しい青緑色の模様は多くの人々を魅了している。有名な研究者チャールズ・ダーウィンは、「どんな装飾品もこの美しさには及ばない。(中略)極めて注目に値する。」と著書に記しているほどだ。羽根を広げているところに遭遇したら、幸運だといえるだろう。
続いてインコ氏。愛らしいルックスで人気だ。クジャク氏といい、インコ氏といい鳥類は派手好きな印象を受ける。私も負けてはいられない。
ヤギ氏だ。温厚な性格で来園者に癒しを与える存在だと言える。ただし、ヤギ氏に悪気はないが、首を横振りする習性があるため、注意が必要だ。
市民の森公園の魅力は自然が豊かであることを忘れてはならない。特に春になると桜が満開になることから、花見で訪れる人も多い。
2021年から新たな挑戦としてSNSを開始した。コロナ禍、鳥羽市や三重県のために私として貢献できることはないかと考えた結果、情報発信を行うこととした。投稿内容としては、市民の森公園でのたわいもない出来事であるが。SNSでの発信はある意味、ガリバーの冒険だと言えよう。
そして、令和3年3月から感染対策として、鳥羽市では宿泊者に対して、私のデザインが施した抗菌マスクケースとマスクを配布する事業を行っている(5万セットを配布し、無くなり次第終了)。
ニューノーマルに沿った旅の推進のため、観光地、観光施設、旅行者各々が一体的に取り組んで行くことが重要だ。
詳細は鳥羽市観光協会のホームページをご覧いただきたい。
つたないレポートにお付き合いいただき、感謝したい。今回のレポートでは市民の森公園の紹介であったが、鳥羽市は、伊勢湾で獲れる四季折々の海の幸を堪能できるなど魅力にあふれるまちだ。ぜひ、私に会いに三重県鳥羽市へお越しいただきたい。
右腕をいっぱいに広げて歓迎したい。
【施設維持管理担当部署】
鳥羽市建設課
TEL:0599-25-1171
【ガリバーSNS情報発信担当部署】
鳥羽市観光課
TEL:0599-25-1157
市民の森公園
0599-25-1157
無料
終日開放
無休
約50台
鳥羽駅からかもめバスにて約10分市民の森下車すぐ
伊勢ICから伊勢二見鳥羽ライン経由で約20分