そば打ち体験 道の駅「飯高駅」
- 道の駅で「そば打ち体験」
- 旅をするときは、何か体験できるところを予定に入れる。お土産として形に残るものでもいいし、初めての挑戦でもいい。とにかく、参加してこそ旅の醍醐味だと思う。
…ということで、今回の旅は、道の駅「飯高駅」で人気の「そば打ち体験」を組み込んでみた。そばの試食もできるし、昼ご飯を兼ねての体験。気合も入るってもんです。
- 講師はこの道45年の和食料理人
- 「ここでは、三重県産のそばを使った二八そばを作るんです。職人と同じ手順で作るから、美味しいですよ」と言うのは、そば打ち講師の久世宗男さん。
もともと和食の料理人で、飯高駅立ち上げ時から、レストランで出されるメニューのレシピ作りに関わった人物だ。今も毎朝、レストラン用にそばを打ち、体験教室の講師も行うなど、飯高駅の食を支えている。
- 見ているだけではうまくできない
- 体験は、久世さんの教え方がうまいので、特に問題なく進んだ
(ただ、久世さんのなめらかな手つきの通りには全然できず。これは自身の不器用さのせいと思われます)。
- 難しかったのは、練った生地を畳んでいくところ。もたもたしていれば、生地が沈んで切れてしまうし、あわて過ぎれば、均等な薄さにならない。
上手くいかずに、ああ~、と言うと、久世さんは「ええよ、大丈夫や」と励ましつつ、少し手直しもしてくれるので、折り畳まれた状態までは、プロ級(と自画自賛)。
- お世辞を真に受けるお調子者
- 最大の山場は、生地の上にこま板を乗せ、そば切り包丁で切ること。この包丁が、結構重い。そばは切る箇所に幅があるので、家庭用包丁を持つつもりで切っていくとどうしても下へ下がってきてしまう。指摘されつつ頑張ってひたすらリズム通り切る。
「おっ、結構うまいな!プロ並や」そう言われると、すぐいい気になるのが悪い癖。
「プロになれますかねぇ~」と言うと「う~ん…まだまだや!」
「プロ」と「プロ並」にはマリアナ海溝よりも深い溝があるのを知るのだった。
- 美味しく食べさせたいという心意気
- その後、打ち立てのざるそばを試食。これは文句なく美味しい!!
そこでカメラマンが一言、「先生は説明も上手だし、(上手に作らせる)お膳立てが上手いよねぇ~」
どういう意味やねん!と思ったが、それは確かにその通り。
- 「やっぱり、美味しいって言って帰ってもらえることが喜びなんですよ。それと、体験とはいえ、細く美しいそばが出来上がった時は、僕もうれしい。きしめんみたいに麵が太いと、味だって全然違ってしまうし、少しでも美味しく召し上がってほしいから」
…こんなに美味しくできたのは、久世さんのこの想いのおかげ。家に持ち帰って家族に食べさせたら、あっ!!と言う間になくなりましたとさ。
道の駅「飯高駅」では、地元・三重県産の美味しいそば粉を使ったそば打ち体験を行っています。予約優先ですが、予約なし・1名様から参加できますので、ふらっと立ち寄ってみてください。そばが食べたくなると家族の分を打ちにやってくる方や、お子様と一緒に挑戦される方、いろんな方がいらっしゃいますよ。
◎1名1鉢(約5名分のそばができます)2200円、同伴者1名追加ごとにプラス1100円(但し、1鉢3名迄)
※4鉢以上の申し込みは1週間前までにご予約ください。
道の駅「飯高駅」
住所 | 松阪市飯高町宮前177 |
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営業時間 | 公式サイトをご確認ください。 |
休館日等 | 水曜日(いいたかの店は営業)、12/31~1/1 ※水曜日が祝日の場合はその翌日 |
車でのアクセス | 伊勢自動車道「松阪IC」から、県道59号線を経て、国道166号を飯南・桜井方面へ40分程 |