吉野熊野国立公園ってどんなところ?
三重県南部の広い領域を占めるのが、吉野熊野国立公園です。北部から南西部にかけては山脈が走り、南部には北山川と熊野川、東部には熊野灘が広がります。変化に富んだ自然と景観を楽しめるエリアです。
北部の山岳地帯の大杉谷は日本三大峡谷の一つの呼び声高く、ユネスコエコパークにも登録されています。また、公園内の熊野古道”伊勢路”は世界でも有数の「道」の世界遺産。中でも南部の熊野川は、”川の参詣道”として知られています。かつてこの道をたどった旅人に思いを馳せる、このエリアではそんな楽しみ方もおすすめです。
そして巨岩や奇岩、断崖が続く"瀞峡(どろきょう)"も景勝地、アクティビティの人気スポットです。さらに、熊野灘の海岸線も見逃せません。絶壁そそり立つ楯ヶ崎の他、遥々と広がる七里御浜にはフォトジェニックな名所が続きます。自然が作り出した景観が楽しめるだけでなく、それにまつわる歴史にも興味をそそられるエリアです。
奥深い自然と歴史が結びついたこの地は、何度でも訪れたくなる魅力を持っています。