四日市市楠歴史民俗資料館 ヨッカイチシクスレキシミンゾクシリョウカン

 資料館となるのは楠町本郷の旧岡田邸で、岡田家は代々楠城主に仕え、江戸時代は庄屋を務めた旧家です。旧楠町が平成14年3月に岡田家からその土地、建物の寄付を受けました。建物は主屋と土蔵が推定で250年余り、立会所(役所施設)は明治3年の文献にあることから130年余りが経過していると思われます。それらを修復するとともに、傷みが激しかった米蔵跡には展示棟を新設し、楠地域の歴史・文化の保存、振興を図る拠点として整備を進めてきました。主屋(おもや)、立会所、蔵の建造物は平成14年に旧楠町、平成17年2月に市の有形文化財に指定されました。
 主屋の玄関をくぐると薄暗い土間が広がっています。台所には大きなかまどがあり、見上げると黒光りする太い柱とはりが組まれています。ふすまを開けると、いくつもの畳の部屋が奥へと連なり、そこははるか250年前の空間。まるで時代の移ろいが止まったような古(いにしえ)の世界にゆったりとひたることができます。資料館は、この主屋と立会所、蔵、新設の展示棟からなり、楠地域の歴史を物語る実物、模型、文献、写真などの資料を収集、保管、展示しています。

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詳細情報

住所
四日市市楠町本郷1068番地
電話番号
059-398-3636 (四日市市楠歴史民俗資料館)
営業時間
午前9時~午後5時
休業日
毎週月曜日、12月29日~翌年1月3日
料金
無料
公共交通機関でのアクセス

近鉄名古屋線北楠駅より西へ徒歩20分

※料金等については変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

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