伊賀で手仕事! メナード青山リゾートでハーブクラフト体験、組匠の里でくみひも体験を楽しむ
愛知県在住ブロガーのayanです。
今回は12歳の娘といっしょに三重県伊賀市・名張市へドライブ旅行に行ってきました。名張市赤目町の宿「対泉閣」に泊まった翌日は、伊賀市に戻り、メナード青山リゾートでハーブクラフト体験、そして伊賀くみひもセンター 組紐の里 組匠で伝統的なくみひも体験! 「見る」「食べる」だけじゃない、「作る」旅の楽しみを紹介します。
愛知県在住ブロガーのayanです。今回は12歳の娘といっしょに三重県伊賀市・名張市へドライブ旅行に行ってきました。名張市赤目町の宿「対泉閣」に泊まった翌日は、伊賀市に戻り、メナード青山リゾートでハーブクラフト体験、そして伊賀くみひもセンター 組紐の里 組匠で伝統的なくみひも体験! 「見る」「食べる」だけじゃない、「作る」旅の楽しみを紹介します。
赤目温泉 隠れの湯 対泉閣から伊賀市霧生までは車で1時間以上の距離。ぐねぐねした山道もあるため、土地勘のない方は時間に余裕をもっていくのがおすすめです。
また、伊賀市霧生はその名の通り、霧の多い土地。今回の目的地であるメナード青山リゾートは標高600mほどの高地にあるため、特に霧が出やすいとのこと。私が訪れた日も、前夜の雨のせいか濃い霧が出ていました。
メナード青山リゾートは、三重県伊賀市・青山高原の中に位置する、日本メナード化粧品運営の100万坪の総合リゾート施設。
ホテル、各種スポーツ施設、温泉、自然の森やハーブ園を利用したリラクゼーション施設、ゴルフ場など豊富な施設がそろっているのですが、今回はその中のひとつである「自然文化村」に行ってきました。
自然文化村では、陶芸、ハーブクラフト、ウッドクラフトなどさまざまな創作体験をすることができます。今回は子どもといっしょにハーブクラフトにチャレンジ!
ハーブクラフトは、ハーブを使っての染色(ハーブ染め)や、リースづくり、ハーブアレンジなどいくつかの種類から好きなものを選んで作ることができます。自然が豊かでハーブ園も有するメナード青山リゾートならではの創作活動ですね。
いずれも料金は2,000円(税別)で、所要時間は90分。どれも素敵で迷ったのですが、私は5月~8月限定のハーブアレンジ「ラベンダーボール」を、娘はハーブリースを作ることにしました。
「木工館」に移動して、ハーブクラフト体験がスタート。
ハーブリースを作る娘の前には、リースベース(リースの土台となる枝で作った輪っか)や、各種ドライフラワーや乾燥植物、リボンなどの材料と、はさみ、グルーガンなどの道具類が準備されていました。これだけの材料を家庭で準備するのはたいへんですが、全部そろえてくれてあるので、すぐに作り始めることができます。
娘は今回初めてハーブリース作りにトライしたのですが、スタッフの方がとても丁寧にやり方を教えてくれました。
基本的な接着方法などのアドバイスはくれるものの、「こうしたほうがいい、ああしたほうがいい」というようなことは言わず、体験者の好きなようにやらせてくれるので、娘も自分のセンスでのびのびと創作体験を楽しんでいるようでした。
「この花とこの実をくっつけたらどうかな?」などと言いながら、ドライフラワーの組み合わせを考える娘。
こういうクラフトって、正解も失敗もないから、子どもがのびのび体験できるのがいいですね。スタッフの方の話では、小学校入学前のお子さんでも親御さんといっしょにクラフト体験を楽しんでいくそうです。
私はハーブアレンジの一種であるラベンダーボールづくりにトライ! 芯となるボール状の素材に木工用ボンドを刷毛で塗り、そこにラベンダーポプリを押し付けていきます。
ドライヤーでボンドを乾かしてラベンダーポプリを定着させ、再びボンドを塗ってポプリを付ける……ということを、半球ずつ、計4回繰り返したらできあがり。
「なんだかフライの衣をつけているみたい。」とつぶやくと、スタッフの方が「皆さんそうおっしゃいます。」と笑っていました。
ボールに付けたラベンダーポプリがだいたい乾いたら、吊るすためのリボンをかけます。私は十字に結ぶスタイルにしましたが、グルーガンでリボンを上部に接着する方法でもOK。
かけたリボンにグルーガンでドライフラワーを接着していきます。どのドライフラワーをどんなふうに配置するかは、もちろん作る人次第。自分の好みとセンスで仕上げを楽しむことができます。
私は主役のラベンダーボールが目立つように、ドライフラワーを小さくまとめて付けてみましたが、いかがでしょうか。
ハーブ園で収穫されたラベンダーのポプリはとても良い香りで、家に持ち帰って吊るすのが楽しみになりました。
娘のハーブリースもできあがり、持ち帰り用にきれいにラッピングしてもらいました。「帰ったら玄関のドアにかけていい?」と、自分で作った世界でひとつだけのリースの出来栄えになかなか満足げな様子の娘。
こんなふうに旅先でその土地のものを使って創作体験をし、おみやげに持ち帰れるのは、とてもよい旅の思い出になりますね。
今回はハーブクラフトを体験したわけですが、次に来るときは、リゾート内でとれた木々や木の実を使ったウッドクラフトも体験してみたいです。
ドアプレートづくり、焼き付けペンで木に絵を描いていくウッドバーニング、バーナーを使って杉の表面に焼き色を付ける焼き杉など、さまざまなウッドクラフトがありますが、中でも人気なのはかわいい虫や動物が作れるミニチュアクラフトだそうですよ。
スタッフの方が作った手作りの木のスプーンや小物類など、世界にひとつだけのウッドアイテムも販売されているので、おみやげに買って帰るのも良いですね。
【メナード青山リゾート・自然文化村】
住所 三重県伊賀市霧生2356
電話 0595-54-1326(予約センター)
公式サイトhttps://www.menard.co.jp/resort/facilities/sousaku/bunkamura/bunkamura.html
※上記住所はメナード青山リゾート全体の住所となっており、カーナビに入力すると、山の上のゴルフ場(メナードカントリークラブ青山コース)へ案内されてしまうことがあります。ハーブクラフト体験のできる自然文化村があるのはかなり手前なので、車を運転していく際はご注意ください。
メナード青山リゾートでハーブクラフト体験を楽しんだあとは、約一時間ほどドライブをして、伊賀上野駅周辺までやってきました。伊賀上野駅周辺にはたくさんの飲食店がありますが、今回は伊賀牛のステーキで有名なステーキハウスGrazie(グラツィエ)でランチをいただくことに。
ステーキハウスGrazie(グラツィエ)は、生産直売もしている伊賀黒毛和牛専門店。
ランチタイム(11:00~14:00)には、伊賀牛くの一ステーキランチ(赤身サイコロ) (小1,980円/中2,480円/大3,380円)や、伊賀牛半蔵ステーキランチ(リブロースサイコロ) (小2,490円/中3,390円/大4,590円)、伊賀牛忍ステーキランチ(サーロイン) (3,600円~)など、いろいろな部位のステーキランチを食べることができます。
(※ランチはサラダ、スープ、ライスまたはパン、ドリンク付き。価格はすべて税込。)
写真は伊賀牛リブロースのサイコロステーキがついた伊賀牛半蔵ステーキランチ(小)。程よく脂が入ってジューシーな伊賀牛リブロースは、一口食べるごとに口の中いっぱいに旨みが広がりました。
オニオンだれ、岩塩、おろしだれの3種類の調味料がついてきますが、個人的にはシンプルにお肉の味を楽しめる岩塩がおすすめです。
上写真は赤身肉のサイコロステーキがついた伊賀牛くの一ステーキランチ(小)。赤身なのでリブロースに比べると固めの食感で、しっかりした食べ応え。小(110g)なら2,000円未満で伊賀牛ステーキが食べられるお値段も魅力です。
うちの娘はもう12歳で大人並に食べるので通常のランチを注文しましたが、小さなお子さんの場合はハンバーグのついたお子様ランチ(ドリンク付き、1,000円)も良さそうです。
ステーキハウスGrazie(グラツィエ)で食事をする際に、「みえ食旅パスポート」を提示するとアイスクリームを1つサービスしてもらえます。かわいい盛り付けに娘も思わずニッコリ。
駅前でアクセスもよく、駐車券サービスもあるので、伊賀上野駅周辺でランチを食べたいときにおすすめのお店です。
【ステーキハウスGrazie(グラツィエ)】
住所 三重県伊賀市上野丸ノ内500 ハイトピア伊賀2F
電話 0595-51-0783
公式サイトhttp://www.okuda-igaushi.com/grazie/
定休日 火曜日
営業時間 AM11:00~PM2:00 PM:5:00~PM9:30
伊賀牛ステーキランチでお腹がいっぱいになった後は、そこから車で2分ほどのところにある伊賀くみひもセンター「組匠の里」へ。ここでは伊賀の伝統的工芸品「伊賀くみひも」の歴史や技法について学んだり、くみひも商品を買うことができるほか、くみひも体験をすることもできます。
伊賀くみひもセンターは、もともとは伊賀市四十九町で昭和53年から運営されていたのですが、平成29年4月25日に観光の中心であるこの場所へ移転し、グランドオープンしたのだとか。
今回はハーブクラフト体験に続き、「伊賀で手仕事!」をテーマに、娘といっしょにくみひも体験をしてきました。
伊賀くみひも体験は1回1,100円。所要時間は約20分ほどです。
実際のくみひもにはいろいろな種類がありますが、この体験では「丸台」と呼ばれる小さめの道具を使い、2色の絹糸と金糸で「金剛組み」と呼ばれるくみひもを作ります。
こちらが丸台。中央に穴の開いた木製スツールのような形をしています。まわりには「玉(たま)」と呼ばれる8つの糸巻きがぶらさがっており、丸台の上で糸を交差させていくことで、中央部分にくみひもができあがっていく仕組み。
絹糸はあらかじめ丸台にセットされているので、好みの色の組み合わせの台を選んで、体験を始めます。
スタッフの方が丁寧に糸の動かし方を教えてくれるので、初めてでも問題なし。複雑そうに見えますが、実際は決まった行程を繰り返していくだけなので、最初こそぎこちなかった娘も、すぐにリズミカルに手を動かせるようになりました。
それぞれの玉は1つ270gの重さで、丸台の中央の穴にぶらさがっている重りは900gあるため、台の上で糸を交差させていくことで、重りに引っ張られて自然とくみひもがどんどんできていきます。
「ほら、もうこんなにできていますよ!」とスタッフの方が中央の穴から組み上がったくみひもを出して見せてくれました。
できあがった組み紐は、金具を取り付けてブレスレット、キーホルダー、ストラップのいずれかにしてもらえます。
はブレスレットにしてもらって、とても満足そうな様子。黄色と薄い水色の絹糸を使ったくみひもは優しい印象です。
私は濃淡2色の青い絹糸を使ってくみひもを作り、キーホルダーにしてもらいました。青の絹糸に金糸がよく映えて、きりっとした印象。同じ組み方のくみひもでも選ぶ色によって仕上がりの印象が大きく違うのが面白いですね。
また、同じ丸台を使って同じ組み方をしても、作る人の手によって目が詰まった感じになったり、ゆるめの感じになったりと違いがでるそうです。そうした部分にも、工業製品にはない手仕事ならではの魅力を感じました。
料金も手ごろで、20分ほどで体験できるくみひも体験は、伊賀を訪れたらぜひ体験してみては。
小さなお子さんもたくさん体験していくそうですよ。
【伊賀くみひもセンター 組匠の里】
住所 三重県伊賀市上野丸之内116-2
電話 0595-23-8038
開館 9:00~17:00(くみひも体験受付は16時まで)
休館 休日を除く毎週月曜日
公式サイトhttp://www.kumihimo.or.jp/
伊賀くみひもセンター 組匠の里を出た後は、亀山方面へ車を約25分走らせ、フォトジェニックカフェとして注目を集める「オルオルカフェ(Olu'olu' CAFÉ)」に立ち寄りました。ここはおしゃれな店内で食べられるふわふわのかき氷やスムージーが有名。
上はブルーベリースムージー600円(税込)。店頭にある自家製スコーンの中から好きなものをひとつ選んで、上に載せてもらえます。容器も盛り付けもかわいくて、インスタグラムにたくさん写真が投稿されているのも納得!
こちらはキャラメルかき氷600円(税込)。かき氷はふわふわの食感で、手作りのキャラメルシロップの自然な甘さもほどよく、とっても美味しいです!
ほかに、いちごかき氷、チョコオレオかき氷、パイナップルかき氷、キウイ&ヨーグルトかき氷なども。
おしゃれな雰囲気の店内とフォトジェニックなかわいいスムージー&かき氷に、娘もちょっと背伸びしてお姉さん気分になれたようです。店内には女性グループやカップルもいて、皆さんオルオルカフェでのゆったりした時間を楽しまれているようでした。
笑顔がとっても素敵な店長のKEIKOさん(右)とスタッフの女性。
オルオルカフェでは店内飲食のほか、焼菓子のテイクアウトも行っています。手作りのスコーンや練り込みタイプのアメリカンアップルパイがとてもおいしそうで、私もいくつかおみやげに買って帰りました。
伊賀市中心部からは少し離れていますが、とっても素敵なお店なので、ぜひ伊賀旅行の折には足を伸ばしてみてくださいね。
伊賀の旅の最後にこのカフェに立ち寄れて大満足。たくさんの素敵な思い出ができたみえ母娘旅でした。
【オルオルカフェ(Olu'olu' CAFÉ)】
住所 三重県伊賀市柘植町3428-158
電話 090-1629-5228
営業時間 10:00~18:00
営業日 金・土・日・月のみ
公式サイトhttp://www.oluolucafe.com/
※お店は住宅街の中にあります。住所(枝番)はカーナビでは出ない場合はありますので、Googleマップなどで検索していくと確実です。