赤目四十八滝からすぐ! 赤目温泉 隠れの湯 対泉閣に泊まり、お風呂と食事を堪能
愛知県在住ブロガーのayanです。
今回は12歳の娘といっしょに三重県伊賀市・名張市へドライブ旅行に行ってきました。名張市赤目町の宿「対泉閣」に泊まった翌日は、伊賀市に戻り、メナード青山リゾートでハーブクラフト体験、そして伊賀くみひもセンター 組紐の里 組匠で伝統的なくみひも体験! 「見る」「食べる」だけじゃない、「作る」旅の楽しみを紹介します。
三重県名張市にある赤目四十八滝は、「日本の滝百選」「平成の名水百選」「森林浴の森百選」にも選ばれている名勝地。そのすぐ近くにある赤目温泉 隠れの湯 対泉閣に、今回娘といっしょに泊まってきました。
泉閣は明治時代初頭に茶屋として始まり、昭和に入ってから旅人の疲れを癒すために湯を掘り、旅籠を創設。以来、今日まで赤目を訪れる人たちのための宿として営業をしているそうです。
新館、別館、本館合わせて全43室の決して大きくはない旅館ですが、その分、アットホームなおもてなしが魅力。
入り口から入ると、着物姿の仲居さんと番頭さんがお出迎えしてくれました。チェックイン後、仲居さんに案内されて、今日泊まるお部屋へ。
今回私たちが泊まったのは、3階にある桔梗というお部屋。窓から見える山の木々がきれいです。
お茶を淹れてくださる仲居さんから、赤目四十八滝やこのあたりの名物などのお話を聞くことができました。普段はホテルに泊まることが多い私ですが、こういうあたたかいおもてなしを受けると「やっぱり旅館っていいな。」と思います。
「静謐」という言葉が似合いそうな佇まい。山がすぐ近くにあるのが不思議なようで、娘は窓際のいすに座って外を眺めていました。紅葉の季節には、この窓が一枚の絵のように見えるのかもしれません。
お部屋には座卓、座椅子、薄型テレビ、冷蔵庫、電気ポット、壁掛けの三面鏡などが置かれ、物入れの中には浴衣と丹前、入浴用のタオルセットが用意されていました。
の外側には廊下があり、洗面台とトイレがあります。洗面台には、歯ブラシ、ブラシ、コットンなどの基本的なアメニティが用意されていました。
対泉閣の1階には喫茶ラウンジ「河澄渓洞(かすけーど)」があります。囲炉裏を模した和モダンなラウンジは、大きな窓から周囲の緑がよく見えて、休憩にぴったりの場所。
宿泊客に限り、「みえ食旅パスポート」を提示すると名水百選のお水でいれたコーヒーや、紅茶、ジュースなどのソフトドリンク1杯を無料でいただけます。
また「河澄渓洞(かすけーど)」の向かいにある売店では、「湯ったり温泉たまごケーキ」など赤目温泉ならではの特産品や地酒、各種おみやげが販売されています。忍者グッズなどもあったので、伊賀・名張旅行の記念に買って帰るのもよいかもしれませんね。
対泉閣の夕食は、お部屋でいただきます。子連れの家族旅行には、人目を気にせずのんびり食事を楽しめる部屋食が嬉しいですね。
献立は月ごとに変わるようで、今回は三重ブランド伊賀牛のすきやき鍋がついた懐石料理をいただきました。
まぐろ、かんぱち、たこのお造り。
八寸は、紫芋紫陽花寄せ~あられのほたる見立て~、鯖の柿の葉寿司、小鮎の有馬煮、じゅんさいの白黒ごま二色の胡麻豆腐、生ひじきのお浸し、伊賀越真丈、鶏のし焼き。どれも手が込んでいて美しく、季節の味わいが楽しめます。
ご当地名物・伊賀牛の煎り酒割り下すきやき鍋は、煎り酒のコクと伊賀牛の旨みが合わさったお鍋。赤身に薄いサシの伊賀牛は、軽くしゃぶしゃぶするのではなく、ちょっと煮込むくらいがおいしいと仲居さんに教えてもらいました。
初めて食べる伊賀牛はとても美味しくて、私も娘も1枚ずつゆっくり味わいながらいただきました。口から消えてなくなるのが惜しくなるような、旨みたっぷりのお肉でしたよ。
ご飯は伊賀米コシヒカリ特別栽培米。あさりとエノキの自家製佃煮といっしょにいただくと、かなりお腹がいっぱいにもかかわらず、ついお箸が進んでしまいます。
温泉旅館に泊まる楽しみといえば、食事だけでなく、やっぱりお風呂!
ここ対泉閣には、大浴場「上忍の湯」「くのいちの湯」(毎日男女交代制)、男性用露天風呂「半蔵の湯」、女性用露天風呂「かげろうの湯」があり、男性女性ともに、毎日大浴場と露天風呂を楽しむことができます。
赤目温泉 隠れの湯は地底1,000mより噴出したアルカリ単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)で、日本療養温泉規定にも認められた良質の温泉。美肌効果の高い泉質が自慢とのこと。
公式サイトには、「浴用の適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、関節のこわばり、うちみ、 くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進」と記載されています。
こちらは大浴場「くのいちの湯」。地元産のスギ材を使った和の香りが楽しめる大浴場で、打たせ湯が併設されています。
こちらは大浴場「上忍の湯」。同じく地元産スギ材が使われている大浴場で、泡風呂がついています。
「くのいちの湯」「上忍の湯」とも、宿泊の方は朝6:00~23:30まで利用可能です。
女性用露天風呂「かげろうの湯」は、目前の山々の景色を楽しみながら、ゆったり浸かることができて、体も心もリラックス。私はちょうどほかのお客さんのいないタイミングで入れたので、この景色を独り占めしているような気分になれました。
露天風呂は、宿泊の方は朝6:00~(※冬季は朝7:00~)22:00まで利用可能です。
私は入っていませんが、男性用露天風呂「半蔵の湯」からは、晴れた日の夜は満天の星空も見られるそうですよ。
朝食は、1階のお食事処「滝のべ」でいただきます。
伊賀産コシヒカリ特別栽培米のご飯、豆乳鍋、鯖の塩焼き、温泉卵、ポテトサラダ、ひじきの煮つけ、酢の物、香の物、お味噌汁といったオーソドックスな和朝食。
昨晩は気持ちの良いお湯に浸かり、静かな環境でぐっずり眠ったせいか、朝から食欲もモリモリでした。これで今日も元気いっぱいに三重の旅を楽しめます!
温泉も食事も大満足の赤目温泉 隠れの湯 対泉閣。赤目四十八滝に来るなら、このお宿で一泊していくと、ゆっくり名張の魅力が味わえると思います。私も次はぜひ紅葉の季節に訪れてみたいです。
【赤目温泉 隠れの湯 対泉閣】
住所 三重県名張市赤目町長坂682番地
電話 0595-63-1126(予約専用)、0595-63-3355(代表)
公式サイト http://www.akameonsen.com/