2歳の子連れで伊勢志摩旅行。志摩地中海村で日本を忘れ、鳥羽水族館では息子が大興奮!

by のりお

旅と写真とレビューのブログ「エアロプレイン」を運営する のりお です。今回は2歳になった我が子と妻との家族3人で、伊勢志摩のあらゆる意味で「おいしい」ところを旅してきました。3日目は志摩地中海村を散策した後、鳥羽水族館を堪能し、帰宅の途へ。旅程もクライマックスです。

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三重への家族旅行、3日目の朝は志摩地中海村の朝食からスタート。昨晩と同じく地中海レストラン「RIAS(リアス)」にて和朝食と洋朝食をいただきました。子どもには大人のものからいくつか食べられそうなものを分けたんですが、それで親子ともども十分満足できるくらいの量がありました。パンがおいしかったのが印象的。


昨晩は夜だったのでわからなかったのですが、レストランの中は採光性が高くてともて明るく、窓の外はほぼ海という素晴らしいものでした。

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そのレストランからの眺めの大部分は、この「英虞湾(あごわん)」のもの。英虞湾は真珠と青のりの養殖で有名な湾で、なかなかの透明度。志摩地中海村では、土日と繁忙期にこの湾にてクルージングをしているそう。次に来たときは参加してみたいですね。

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食後は家族で志摩地中海村の中を散歩。建物が印象的なので、歩くだけで楽しいのがこの施設のいいところですね。広くて安全なので子どもも楽しそう。


ちなみに全ての建物はスペイン人建築家が設計していて、地中海沿岸地区の建材や家具などを取り寄せて作り上げられているため、雰囲気は本当に地中海沿岸部のそれそのまんまなんですよ。リアルタイムにSNS投稿を行っていたところ、海外旅行だと勘違いした友人が何人かいたくらいです。

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そんな志摩地中海村の中は3つのゾーンが存在しており、それぞれスペイン中部のカスティーリャ地方、イタリア西部の離島サルジニア、スペイン南部のアンダルシア地方をイメージしたものとなっています。同じ地中海沿岸部でありながら、それぞれ建築方法や雰囲気の異なる街並みとなっているので、見比べながら散策するだけでも楽しいのです。表示も含め(あえて)日本語がほとんど存在しないようにしているのも、雰囲気作りに一役買ってますね。この日は写真を撮りに来た旅行者もたくさん訪れていたようです。

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入り口のところにはプラザマジョールと呼ばれる美しい噴水広場もあって、息子も喜んでいました。子どもって噴水とか無条件に大好きですよね。


カスティーリャ街のゾーンには「愛の塔」と呼ばれる眺めの良い塔があって、「二人の愛が永遠に続きますように。あなたの恋が実りますように。たくさんの幸せが訪れますように。」という願いが込められる「愛の鐘」がありました。海外の名所のように、願いを込めた無数の鍵もかけられていまして、なんだか本当に日本ではないかのよう。空の色も違って見えるから不思議です。


最後にフロント前のセレクトショップ「Casa Amapola」にて、伊勢志摩と地中海地方のお土産をゲット。最後まで日本っぽさをほとんど感じさせない、素晴らしい施設でした。


【施設情報】
ヴィラスタイル ステイ&リゾート 志摩地中海村
http://www.puebloamigo.jp/
三重県志摩市浜島町迫子2619番地1
TEL:0599-52-1226

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志摩地中海村を後にしたあとは、今回の旅行最後のスポットである鳥羽水族館へ。だいたい車で1時間ほどです。鳥羽水族館といえば、飼育種類数が日本一。室内型ながら通路全長約1.5キロと、かなり見応えのある水族館。なかでも入館30年を迎えたジュゴンの「セレナ」が有名ですね。ジュゴンが見られるのは日本でここだけなんだそう。

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水族館は入り口からバリアフリー対応で、どの水槽のゾーンでもスロープが付いており、ベビーカーでの鑑賞が親も子どもも楽でした。

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館内は順路のないスタイルで、自由な鑑賞をすることが可能です。実は息子は初の水族館ということで、入り口の大水槽からして大興奮。「かか!(お魚のこと)」と自由に泳ぐ魚たちを指さしては、目で追っていました。写真はタカアシガニの迫力にビックリしたり、アシカの泳ぎやペンギンのかわいさに反応したりしているところです。初めての水族館はとても楽しそうでした。

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白眉はもちろんジュゴンの水槽。のんびりと泳ぎながら水草を食べる姿には癒やし要素しかありません…!個人的にはパンダイルカとも呼ばれる、小さな2色の体をもつ「イロワケイルカ」がとても良かったです。親子?で泳ぐ姿はなんともかわいらしく、他のお客さんからも声があがっていました。

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ひととおり館内を廻った後は、併設のレストラン「花さんご」にて食事。地のものを使ったメニューが特徴でした。ベビーカーでここに入る場合は、先に店先で声をかけた後、裏口から入る必要がありますのでご注意を。


とにかく初めてのものを沢山見た息子は、終始大興奮。屋内水族館は季節や天候にも左右されないので、旅行で組み込みやすいスポットなのかもしれません。




【施設情報】
鳥羽水族館
三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
営業時間:9時〜17時
年中無休
TEL:0599-25-2555(代表)

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楽しい旅行も全ての行程を終えまして、あとは帰るだけ。とはいえ、その「帰るだけ」も子どもにとっては一大イベントです。


今回はまずレンタカーを鳥羽駅の南側にある「トヨタレンタカー鳥羽駅前店」にて乗り捨て。満タンで戻さなくても走行距離から推定消費量にて精算ができますので、地理に明るくない場所で返却を行うときには便利ですね。ただし今回、この最後の最後で1つだけ失敗したことをメモします。トヨタレンタカーのお店から鳥羽駅は目と鼻の先だったので、送迎を頼まなかったのですが、これが大きな判断ミス。実はトヨタレンタカーのある駅南側には、エレベータ−だけでなく、エスカレーターさえも存在しなかったのです…!そして駅の改札は実質建物の3階。ここでの正解は、バリアフリー対応している駅北側まで送迎をお願いすることでした。もしトヨタレンタカーを鳥羽駅で返す場合には、この点は要チェックですね。なおニッポンレンタカーの支店はバリアフリー対応の駅北側にあったので、鳥羽駅での返却であれば、そもそもそちらを選択するという手もありそうです。なんせ帰りはお土産もあるので、より大荷物ですからね…。


鳥羽駅(に限らずこの近辺の主要駅)はJRと近鉄駅が併設されているスタイル。この日は近鉄の特急で名古屋駅まで移動します。実はうちの息子は黄色が大好きなので、黄色い近鉄の特急に大興奮。途中ですれ違う電車や通過する駅にも飽きずに手を振っていました。なお、このタイプの特急はベビーカーを置く場所がないので、車掌さんに相談して空き席のところへと置かせてもらうのが良さそうです。

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名古屋駅からは東海道新幹線「のぞみ」に乗ってスムーズに帰宅。名古屋駅といえば個人的には駅弁です。みそかつの駅弁が楽しみで。今回選んだのは売り切れて買えないことも多い「松浦のみそカツ」弁当。まったりとした八丁味噌のタレとサクサクのカツが本当に美味しい。


途中、車掌さんが新幹線ステッカーを手渡してくれて息子は大喜びでした。他にも後ろ席の女性2人組が子どもと遊んでくれたりしまして、息子的にはとっても楽しい新幹線になったのではないかな。

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小さな子ども連れの旅って、やっぱり大変な面も少なくないのですが、人のあたたかさに触れたり、子どもの喜んでいる顔を見ると、やっぱりやめられないなあと思うんですよね。そういった意味では、親も子どもも同じくらい楽しめた今回の伊勢志摩の旅、大成功でした!子どもも少しだけ成長できたかな?またこようね。

広域
のりお

1978年静岡県三島市生まれ。さいたま市在住。ブロガー、ライター、フォトグラファー。Yahoo個人ニュースオーサー。媒体への寄稿も多数。2000年より旅と写真とレビューのブログ「エアロプレイン」を運営。日本国内外を旅行し、グルメ情報や観光情報などを写真で紹介するほか、ガジェットやカメラのレビュー、雑学やネットの話題もお届けします。最近の主なトピックは、子育て、バラ、レゴ。

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