2歳の子連れで伊勢志摩へ。まずは新幹線&レンタカーで「ナガシマリゾート」へ!
旅と写真とレビューのブログ「エアロプレイン」を運営する のりお です。今回は2歳になった我が子と妻との家族3人で、伊勢志摩のあらゆる意味で「おいしい」ところを旅してきました。3日目は志摩地中海村を散策した後、鳥羽水族館を堪能し、帰宅の途へ。旅程もクライマックスです。
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子連れ旅行の場合、途中の行程や準備さえもが重要な情報になります。ということで、今回はわりと細かい内容もお伝えできればなと。
最初に我々の装備や荷物をざっくりとお伝えすると、子ども用のベビーカー、大人の着替えを入れた車輪付きスーツケース(小型)、子どもの着替えなどを詰めたリュックA、その他子どものおもちゃや撮影用のカメラ、PCなどデジタル製品を詰めたリュックBという構成です。重量としては中々のもの。
ここに子どもも加わりますので、できればバリアフリー的な通路を積極的に選んで進みたいと思っています。
さっそくですが、旅をはじめましょう。まずスタートは東京駅。この日は11時台の東海道新幹線「のぞみ」にて、名古屋駅を目指します。
東京駅から東海道新幹線に乗る場合、まず最初に気をつけておきたいのがエレベーターの位置。実はこれ「南のりかえ口」にしか存在しません。中央のりかえ口に入ってしまいますと、エスカレーターしかないのでご注意を。南のりかえ口のスタバの脇にあるスロープを下ると、各ホームへと移動できるエレベーターがあるので、お見逃し無く。
ちなみにこの日乗車したのは、N700系を改良した新型車両のN700A。Aが数字の脇に存在するものは元々N700だったものをN700Aに改造したもの、数字にAが大きく重なっているものは、もとからN700Aとして製造されたものです。旅のうんちくとして覚えておきたいところ。
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子連れの場合は進行方向に向かって車両でもっとも後ろ側の座席をおさえたいところ。というのも、ここは座席の背もたれと壁の間にある程度の荷物を置くことができるから。我々の場合、そこにベビーカーを入れれば、たたまなくても運べるので便利なわけですね。番号でいくと、東京から出発する新幹線であれば16番、東京へ向かう新幹線であれば1番になりますので、お間違えなく。
なお、このあたりの仕様はみどりの窓口で相談しながら買うと間違いがありませんので、みどりの窓口で買うことをオススメします。
扉に近いと、子どもがぐずった時にすぐ車両デッキに連れ出して気分転換を図ることもできたりします。うちの子はこの写真を撮った後、すぐ寝てしまいました。眠いとぐずるんですよね。
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名古屋駅では、新幹線からJR関西本線へと乗り換えて、三重県の入り口である桑名駅を目指します。
新幹線ホームからエレベーターで下りると、目の前にはJR線への乗り換え口が!なのですが、実はここで乗り換えようとすると、JR線のホームに対してはエレベーターがありません。それどころか、関西本線に乗るホームへはエスカレーターも無いのです。ここは一度改札を出て、名古屋駅の「中央北口」を目指しましょう。こちらの改札からは、全てのホームにエレベーターが設置されています。
改札から出る時は、中央北口で乗り換える旨を伝えると間違いがなくて安心です。なお、新幹線ホームから中央北口経由のJR線ホームへは、混雑や子連れを加味して徒歩8〜10分くらい。乗り換え時間には余裕をもっておくのが良さそうです。
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名古屋駅から約30分。桑名駅へ到着です。ここでは、駅前でレンタカーを借りて、この日の目的地である、三重県の大型リゾート施設「ナガシマリゾート」にある「ホテル花水木」を目指します。
今回はトヨタレンタカー桑名駅前店にて、チャイルドシート付きのミニバン「シエンタ」を借りました。両側スライドドアを採用しており、子どもの乗り降りが楽な車種でした。子連れ旅行のレンタカーには、こういったタイプの車がいいですね。
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桑名駅から20分ほど走ると、ナガシマリゾートの中にある「ホテル花水木」に到着です。
実はこちらのホテル、クオリティ高いホスピタリティが有名だそうで、妻子を降ろそうと玄関に車を着けた瞬間に3名ものスタッフが荷下ろしを手伝いに寄ってきてくれ、さらにこの段階から我が家担当の仲居さんが1名ついてくれるという好待遇。100部屋以上の大型ホテルでありながらも、この対応には感銘を受けます。
もちろん荷物も全て部屋まで運んでくれ、部屋ではホテルの丁寧なインストラクションと、ウェルカムドリンクのサービス。関東を中心に様々なホテルに泊まったことがありますが、これはいわゆる「ワンランク上」の接客ですね。
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部屋に入ってまず驚かされたのが、その眺望。
部屋の海側は全面窓ガラスという仕様で、伊勢湾の絶景が広がります。これには子どもも大興奮で、通る船やセントレア空港へと向かう飛行機を指さしては、喜びの声をあげます。
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部屋は広めの和室で、布団を3枚敷いても余裕のある居間と、前述の最高に眺めが良い広縁があって…と思いきや、なんと広縁の脇には8畳ほどのもう1部屋が。
実はこのホテル花水木は、2世帯家族やグループ宿泊を歓迎していて、その際、1部屋で複数の家族が泊まれるよう、寝室が分けられるようになっているそうなんです。そのため、部屋の玄関からどちらの部屋へも廊下を通じてダイレクトにアクセス可能となっていました。
実はこれ、子連れには大変に都合のいいつくりなのですが、その理由は後述しますね。
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さて、部屋で一息ついた後は、ホテルから徒歩8分ほどのところにある、名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パークへ向かいます。
こちら、実はホテルから直結するナガシマスパーランドを抜けてアクセスすることが可能で、大変便利。当然ですがバリアフリー対応で、ホテルからはベビーカーを使って楽に移動ができます。
ミュージアムでは、アンパンマンショーを楽しんだり、作中に登場する乗り物に乗り込んだりと、アンパンマン好きであってもなくても、子どもなら無条件に楽しめてしまうようなつくり。
思い切り体を動かせる屋内設備なんかもあって、これは季節や天候に関係なく立ち寄りたいところだな、と感じました。今回は利用しませんでしたが、レストランも充実していました。
【施設情報】
名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク
http://www.nagoya-anpanman.jp/
三重県桑名市長島町浦安108-4
10:00~17:00(最終入場16:00)
※季節により変更あり
TEL:0594-45-8877
不定休
1,500円(税込) 1歳以上(1歳未満無料)
※1歳以上、小学生以下のお子様には記念品つき
こちらの施設を楽しんだあとは、ホテルに戻って夕食までゆっくりと過ごします。ここまでの移動で、さすがに親も子どもも少し疲労の色が。
でも、それを癒やしてくれるのがホテルのおいしい料理と温泉です!
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ホテル花水木が子連れに向いている最たる要素のひとつは、夕食が部屋だしということでしょう。
実はこのホテル、総部屋数100超という大型の施設なのですが、それでいて部屋で夕食を食べられるというのはものすごいことです。
食事はまず前菜から。鯖黄味醤油焼きや蛸の旨煮など、1品1品が大変に手の込んだ味わいで、1日の疲れが飛んでいきます。このホテル、ホスピタリティ以上に食の満足度が高いのかもしれません。
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ホテルの名物料理がこちら、焼きはまぐりです。実はこの桑名の地は、はまぐりや海苔の養殖がさかんなそうで、地のものとして大変に上質なものをいただくことができるんです。
ちなみにこのはまぐり、実はかなり火が通っているのですが、不思議なことに気がつきませんか?そう、貝が開いていません。これ、中身がないハズレ!ということではなく、わざわざ一手間かけて貝柱を切っているんです。そのため、貝が開かず、火を通したとき自然と身が蒸し焼きの状態になるんですね。そのため、濃厚かつふっくらとした焼きはまぐりを楽しむことができるんです。
これは一度味わってみて欲しい!
![blog5-11-1](https://www.kankomie.or.jp/assets/shokutabi/blog/blog5-11-1-39dd6f09415087e52b91215d2f0ec1269e6a38c463c8043b0e455ec53e2eb646.webp)
さらに料理は続くのですが、中でももっとも感銘をうけた逸品がこちら「丸茄子揚煮・煮穴子」のコンビです。
見た目も美しいのですが、食べたときのその味わいと言ったら…!絶妙な火加減で素揚げされた茄子は、「えっ、茄子ってこんなに美味しいの!?」と驚くほどに深い味わいになっていて、箸がとまりません。
冬瓜や桔梗人参も美しい飾り切りを施された上で上質な出汁で煮られており、単品で食べてもおいしいのですが、茄子と合わせて食べたときの、このえもいわれぬ幸せなマリアージュ。やばい、これは、やばい。100室超を誇る大型ホテルの、部屋の食事でこのクラスの料理が出てくるなんて、どんな仕組みなんでしょうか。ただただ、驚きます。
この料理を食べた段階で、妻と顔を見合わせまして「これは、またそれぞれの親を連れてプライベートで来たいね」と同意しました。
その後も松阪牛の焼き物や、赤だしの味噌汁などが出ましたが、どれも大変に高水準。赤だしに至ってはおかわりまでさせてもらいました。
ちなみに子ども用に白飯をもらって、大人のおかずを分けていたのですが、とにかく食べること、食べること。子どもは正直です。はっきりいって、めちゃくちゃおいしかったってことですよ。
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さて、本来であれば1日目はここで終了!といきたいところなのですが、この日は食事後に1つだけ行程を加えています。
それは、同じくナガシマリゾートの1施設「なばなの里」で実施されている、蛍鑑賞会への参加です。こちらなばなの里は、普段は植物園として人気を博しているのですが、この時期の夜だけは蛍をたくさん見られる貴重な施設として運営されているのです。
ホテル花水木からは蛍観賞用のバスが出ており、片道20分の距離はバスに揺られているだけで到着可能です。どうしても夕食後の行動になりますので、気にせずお酒が飲めるこのサービスは嬉しいですね。当然ですが往復のサービスですので、とても楽ちん。
当初はバンかミニバスくらいでの送迎をイメージしていたのですが、実はこれ、観光バス2台が割り当てられていました。ですので、ベビーカーを現地まで運びたいという要望にも応えることができるそうです。どこまでサービスが深いんだ、ホテル花水木!
なお、残念ながらこの日は気温が上がらず、動く蛍は撮影できず。代わりに絶賛開催中だったあじさいフェアを見て帰ってきました。ちなみに写真の場所は、冬期〜初春まで東海地区最大級のライトアップとなっていてオススメだと、近隣に住む複数の友人から教えてもらいました。
【施設情報】
なばなの里オフィシャルサイトTOP
http://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/index.html/
三重県桑名市長島町駒江漆畑270
※季節により営業時間および入園料が変わります
TEL:0594-41-0787
![blog5-13-1](https://www.kankomie.or.jp/assets/shokutabi/blog/blog5-13-1-819da85e11fc557d4521eae189138dbc41ad3a77c0332d5d9ffaea972163e76a.webp)
初日のレポート最後に、ホテル花水木が最高に子連れ向きだという情報をひとつ。
前述のとおり、部屋には居間と広緣のほかにもうひとつ備え付けられていて、複数の家族でもお互いを気にせず宿泊することが可能になっています。
実はこれ、子連れにはとても都合のいいつくり。というのも、1部屋しかない宿に泊まってしまうと、子どもが早々に寝た後は、部屋でのんびりすごすどころか、電気を付けることさえかなわないことが多々あります。少なくとも、今まで泊まったことのある宿ではそうでした。スイートルームなどに泊まらない限り、普通は部屋は分かれていません。
ところがこのホテルでは、部屋がきっちり分かれているので、子どもが寝た後ももう1つの部屋でくつろぐことができるんです。我々の場合は、子どもが寝た後に隣の部屋で2人同時にマッサージのサービスを受けました。これ、子どもとの旅行では本当に難しかったんですよ。正直いって、感激です。
なお、さすが高ホスピタリティのホテルだけあって、マッサージ担当の方もプロ中のプロの方がいらっしゃいました。ここ数年で受けたマッサージでは、3本の指に入ります。いやあ、本当に癒やされる!
こうして親子3人での三重旅の1日目は更けていったのでした。
【施設情報】
長島温泉 ホテル花水木
http://www.nagashimaresort.jp/hanamizuki/
三重県桑名市長島町浦安333番地
TEL:0594-45-1111(9:00~17:00)
(予約)0594-45-2000(9:00~19:00)