「おわせマルシェ」はヒトとヒト・ヒトとモノ、そして未来をつなぐ場所。 ワクワクなイベントに絶品バターチキンカレー! 尾鷲のお立ち寄りスポットはここ!

江戸時代、尾鷲には伊勢路の峠を行く人々が一休憩しようと集まったそうです。 そして現在、尾鷲に若者たちが集まってくるマルシェがあります。 イベントや手作り料理のカフェ、東紀州地域の作家さんによるクラフト雑貨やアクセサリー、アンティーク雑貨等が楽しめます。

記事制作 / みえ旅グルメ部 カイロ

みえ旅グルメ部のカイロです。

三重県を中心に「カイロの食べある記」というグルメブログを発信しております。

ブログ活動でお邪魔した中から皆様に「知ってもらいたい」、「行ってもらいたい」お店を厳選して紹介しております。

今回はカフェが入っているマルシェをご紹介いたします。

▼ 目次

おわせマルシェの成り立ち

行政によるイベントは高齢者向けが多くなっていました。

そこで2017年尾鷲商工会議所の青年部が中心となり、若者に特化したイベントとしておわせマルシェを始めました。

若い人達が集まれる、地方作家さんが活躍できる、そういう場を作るのが目的でした。

場所は三重県立熊野古道センターで、年1回、計3回行われました。

来場者は年々増え、3回目には人口16千人の市に8千人も来場しました。

その後、尾鷲三田火力発電所が撤退するにあたって中部電力の防災用の資材倉庫を有効活用できないか相談を受けました。

 

今回取材に応じて頂いた現マルシェオーナーの小倉裕司さんは第1回から実行委員長を務められていました。

 

小倉さんはマルシェが持つ特別なエネルギーが地域活性化への糸口になると考え、年に1度の開催から倉庫を使った常設のマルシェ会場へ切り替えることにしました。

倉庫の改修工事は仕事を終えた仲間達が集まり、DIY5ヶ月かけて改装しました。

常設おわせマルシェ

マルシェの敷地は1000坪程あり、外で大きなイベントを行うことができます。

倉庫は建坪で約300坪、その内の3分の2がマルシェ会場に使用されています。

そのマルシェでは東紀州地域を中心とした作家さんによるお店が40あまり出店されています。

1点もののアクセサリーや雑貨、小物、木工、調味料等、絵画、ペットのおやつ等が販売されています。

他にも手作り料理のカフェやアンティーク雑貨、古着もあります。

一部ですが作家さんの作品を見ていきましょう。

手芸家Kimizouさん

ヘアピン、ヘアゴム、ポニーフック、ピアス等。ユニークなデザインがずらり。

lune de reveさん

ブランドネームはフランス語で " 夢と月"という意味だそう。

可愛らしいハンドメイドのピアス、イヤリングの他にも、マスクチェーンやヘアアクセサリーなど。ついつい手に取りたくなりますね。

世古米穀店さん

写真右は数種類のお米をブレンドし、口当たりが軽く、噛むほど甘みが増していく”魚に合う米”。

写真左は三重県のブランド米「結びの神」を焙煎した”玄米デカフェ”。

 

この他にも取材時は陶器市が行われていました。

アウトレット商品もあり、お買い得商品は早い者勝ちです。

おわせマルシェ公式Instagramではイベントや新商品情報などが紹介されています。ページの最後にリンクを貼っておきますのでフォローしておくといいですよ♪

アンティークコーナー

マルシェではアンティーク商品も販売しています。

小倉さんは古物商許可や遺品整理士の資格を取得していて、独自に仕入れた雑貨や生前整理等で直接お客さんから買い取った物を販売しています。

思わぬ掘り出し物があるかもしれませんね。

 

こちらも一部ですが見ていきましょう。

 

レトロでエモさを感じさせる雑貨。

こちらはノスタルジックなそろばん、お弁当箱、額縁、グランドピアノ、ちびっこイス等。

お洒落な古着

カメラのコレクターさんから生前整理で買い取ったクラシックカメラも多数置いてありました。

アンティークに関しては「懐かしい」「買える博物館」みたいなイメージで販売していきたいそうです。

見る人の年齢によって様々な楽しみ方を見出すことができる空間です。

カフェの概要・メニュー

カフェのスペースは会場の1番奥にあります。

席はテーブルとカウンターが40席ほど。

ビニールカーテンで仕切られている席は冷暖房が効いています。机椅子のタイプは様々。その日の気分によって選ぶことができますね。

カフェの横にはキッズスペースがあるのでお子様も楽しんでもらうことができます。

また、外にはテラス席もあって、桜の季節にはお花見をしながらお食事を楽しむことができるそう。

イベント開催時はテーブル席を増やして対応しています。

 

ここからはカフェメニューを紹介します。

カフェを利用する場合、先にレジで注文と支払いを済ませます。

尾鷲にはスターバックスやサーティーンワンが無いので、地元の若い人達に喜んでもらえるようなメニューづくりをしています。

フードはなるべく出来合いの物を使わないようにしています。

 

お店のイチオシはシェフのこだわりが詰まった「バターチキンカレー」。

開業前のDIY工事中に仲間たちを元気付けるために振る舞ったカレーで、思い入れがあるそうです。

他にはパスタ、オムライス、ハンバーグ、キッズメニュー、デザート等があります。

アイスクリームも手作りとのことで、ポイントが高いですね。

アラカルトメニューも充実。ついつい頼んじゃいます。

「本日のパスタ&ごはんもの」はこちら。このあといくつかピックアップして食リポします!

今回頂いたお料理

 今回頂いたお料理を紹介いたします。

バターチキンカレー

いい香りです、と言うか絶対美味しい香りです。

7種類のスパイスとカシューナッツがたっぷり使われています。

ニンニクや生姜も入っていますが、じっくり時間をかけて煮込んでいるのでニオイはしません。

食べてみるとやっぱり美味しいです。

クリーミーかつマイルドで、甘味があります。

複雑にスパイスが効いていて後から程よい辛さが追いかけて来ます。

スパイシーなチキンも良いアクセント。

 

セットのミニサラダはグリーンサラダかポテトサラダから選ぶことができます。

ポテトサラダはお店の推しだけあって美味しいです。

 

夢のあいがけカレー

バターチキンカレーと期間限定牛すじカレーのあいがけです。

牛すじカレーは12種類のスパイスと和牛の牛すじを贅沢に使い、とろとろになるまで煮込んで作っています。

一度で二度美味しいカレーです。

 

ちなみにセットのミニサラダはグリーンサラダを選択。キャベツやとうもろこし、枝豆など様々な素材がミニボウルいっぱいに盛られています。

 

ハンバーグプレート

ソースは「デミソース」又は「トマト&チーズソース」から選べます。

ハンバーグはスキレットによる提供なので熱々です。

肉厚で柔らか、極旨ジューシーなハンバーグ。

 

いちごのショートケーキ

期間限定品です。

注文してから作ってもらえます。

ふわっふわのスポンジに、紀北町のStrawberry&treeさんのいちごと、練乳入りの生クリーム。

いつもと違ったショートケーキのカタチを。

 

キャラメルハニーナッツアイス

自家製アイスクリームと生クリームにローストしたカシューナッツと漬け込んだハニーナッツをのせキャラメルソースをかけています。

 

抹茶のショートケーキ

こちらも期間限定品で、三重県産の高級お抹茶を使った期間限定和スイーツ。

ふわふわシの抹茶フォン生地にとろとろあずきモチモチ白玉

お好みで沖縄の黒蜜をかけて甘さを調整できます。

 

ジャスミンティー&クラフトジンジャーレモネード

クラフトジンジャーレモネード(右)は期間限定品でレモンがたっぷり入って酸味が効いています。

HOTICE、ソーダから選べます。

 

フードもスイーツも手作りのものばかりで美味しいです。

マルシェだけではなく、カフェもお勧めですよ。

まだあります!おわせマルシェの魅力について

おわせマルシェでは月に一回、大きなイベントを建物の外で行っています。以下の写真は2022年夏おこなわれた「縁日マルシェ」の様子です。

これらのイベントに合わせて出かけてみるのもいいですよ。

 

金曜・土曜は夜カフェDAYとして22時まで営業時間を延長しています。

 

お店の最新情報は下記の公式インスタグラムで確認して下さい。

 

ちなみに、マルシェの外にはドッグランもあって、テーブルも設置されていますのでワンちゃんと一緒にお食事もできますよ。

おわせマルシェの基本情報・アクセスについて

【電話番号】 080-5381-3349

【住所】     〒519-3625 三重県尾鷲市向井字河原545−1

【営業時間】 水・木・日 11:0018:00

   金 ・土    11:0022:00

 

【定休日】   月曜・火曜

【交通アクセス】

・電車      JR紀勢本線「大曽根浦駅」より徒歩25

 

・車       熊野尾鷲道路「尾鷲北IC」より約10

駐車場  

公式Instagramはこちらをクリック

20233月時点の情報です。

商品や料金等が変更されている場合がありますので、お出かけの際は直接店舗にご確認ください。

おわせマルシェ周辺の観光スポット

おすすめの観光スポットを紹介しますので、おわせマルシェにお越しの際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

おわせマルシェから車で15分、全長約4㎞の新八鬼山トンネルを抜けると九鬼湾が見えてきます。

九鬼湾は平安時代末期に活躍した熊野水軍の拠点のひとつで、その後の九鬼水軍発祥の地です。

九鬼水軍は織田信長の水軍として名を馳せました。

そんな九鬼湾の奥に学問の神様「菅原道真」が祀られた九木神社が建立されています。

境内の樹叢(じゅそう)は天然記念物に指定されています。

海へと降りていく石階段から見える鳥居は神々しいです。

いかがでしたか

この記事では尾鷲市で若い人達が活躍できる場所として作られたマルシェと、その中にあるカフェをご紹介いたしました。

友人や家族と楽しいイベントや美味しいカレーを食べに出かけてみませんか?

ご精読ありがとうございました。

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