「セキスイケイ」ってどんなところ?亀山7座の登山の拠点にもぴったり!「石水渓キャンプ場」の料金・予約方法・アクセス情報をお伝えします!

三重県亀山市で美しい渓谷地帯として観光名所となっている「石水渓」。その石水渓近くでキャンプが楽しめる「石水渓キャンプ場」を取材しました。「石水渓キャンプ場」にはどんな施設でどのようなキャンプができるのか、予約方法やアクセス、さらに周辺の亀山7座登山についても実際に泊まって、登山して、徹底解説します!

記事制作 / みえ旅アンバサダー Yamaico!

 

「セキスイケイ」ってどんなところ?

三重県亀山市を流れる鈴鹿川支流、安楽川上流で美しい自然景観があふれる「石水渓」と呼ばれる渓谷があります。 清流が特徴の地域で、カジカやサンショウウオなどの水生生物の生息や、シャクナゲが美しく咲きます。また、この地域は鈴鹿山脈に囲まれ、多くのハイカーも訪れます。 渓谷を流れる川は透明度が高く、夏には川遊びやキャンプ、ウォーターアクティビティなどで楽しむ観光客でにぎわいます。

実際に泊まってみました!石水渓キャンプ場の予約方法や施設情報について紹介します

東名阪自動車道「亀山IC」「鈴鹿IC」から石水渓方面へ車で約20分、市道安楽越線沿いにあります。営業期間は4月1日~10月31日、11月は土日のみの営業となっています。

1.予約方法

電話予約、もしくは現地窓口にて行っています。

窓口で予約する場合は、屋内研修施設建物入口にある窓口へお越しください。

 

電話予約は、お時間によって繋がりにくい場合がございます。

 電話予約:0595-85-2800  ※ネット予約不可

利用申込みについては予約制です。完全予約制ではないので、当日でも空きがあれば利用することは可能ですが、予約優先となるため、週末や連休などの混雑が予想される日に関しては、予約をおすすめします。

◎石水渓キャンプ場ホームページから、予約状況の確認ができます。

なお、キャンセルの場合は利用日の7日前までに施設にご連絡ください。 それ以降のキャンセルについてはキャンセル料がかかる場合がありますので、ご注意ください。

2.施設利用料

宿泊する場合、テント1張3,300円、タープ1張3,300円です。 テントとタープを設営したい場合は1泊6,600円となります。 2泊以上宿泊する場合は、休憩の利用料は不要となり、 テントとタープで2泊する場合は、1泊6,600円×2泊=13,200円となります。

デイキャンプの予約は団体単位となります。

3.キャンプ場内の施設情報

石水渓キャンプ場内の施設についてご案内します!

・テント村 全5ブロック

先着順でテント村ブロック敷地内のお好きな場所を利用できます。ブロックの区画線はありませんので、他の方が利用されることも考慮して設営をお願いします。

・炊事場

石水渓キャンプ場施設内の炊事場は1ヵ所です。

炊事場内は両脇に焼き場、真ん中に洗い場が設置されています。

焼き場と洗い場の間の通路はしっかりとスペースがとられているので、広々として使いやすくなっています。

炊事場横には、屋根付きのテーブル・ベンチが設置されています。調理の準備の使用にもよさそうです。

・トイレ

水洗式です。車イスで利用できる洋式トイレがあり、室内・通路ともに広いスペースがあります。

・ゴミ捨て場

ゴミ袋の指定はありません。亀山市規定の分別方法にて正しくゴミ出しをしてください。ゴミの分別種類については亀山市のホームページをご覧いただくか、施設スタッフにお聞きください。

・屋内研修施設 

石水渓キャンプ場の敷地内にある大きな建物が屋内研修施設です。屋内研修施設内には、休憩・宿泊で利用できる研修室やキャンプ利用者・バンガロー利用者も使用できる浴室があります。

施設入口前にはベンチがあり、休憩場となっています。また、写真右側に石水渓キャンプ場の窓口があります。予約・石水渓キャンプ場のご利用時はこちらにお越しください。

・屋内研修施設 研修室(写真は3室のうちの1つ)

屋内研修施設に休憩・宿泊の際に利用できる部屋です。

屋内研修施設利用料は下記の通りです。

・屋内研修施設 洗面

屋内研修施設に宿泊時に利用できる洗面です。部屋の両脇が洗面になっています。

・屋内研修施設 調理室

調理室には、屋内研修施設利用者が使用できる冷蔵庫があります。また、調理器具も設置されています。

・屋内研修施設 食堂

食堂は約45名で利用できるスペースで、調理場横の部屋にあります。

・浴室(シャワー)

テント村・屋内研修施設利用者は、屋内研修施設内にあるお風呂が無料で使えます。

バンガロー利用者は1名100円でシャワーの利用が可能です。入浴(シャワー)できる時間は18:00〜21:30までとなっています。

4.駐車場情報

石水渓キャンプ場施設と市道を挟んだ向かい側にあります。石水渓周辺の登山の際にもご利用いただけます。

道具がなくても大丈夫!石水渓キャンプ場でレンタルできる道具と購入できるもの

石水渓キャンプ場では、キャンプに必要な各種道具についてレンタルできるサービスがあります。また、薪(350円)や炭(価格は仕入れ価格にて変動)の販売もしています。

レンタルする際は、使用前と同じ状態で返却いただくよう大切に使用してください。また紛失・破損した場合は、別途請求される場合がありますので、ご注意ください。

レンタルできる数に限りがありますので、レンタルご利用予定の方は事前にお問い合わせいただくことをおすすめします。

登山の宿泊は山小屋だけではない!登山利用にも最適なバンガロー施設

石水渓キャンプ場では、キャンプ場・屋内施設棟以外に宿泊できるバンガロー施設があります。

キャンプ場から徒歩約5分の位置にあります。約4畳半の広さで、最大4名まで宿泊が可能です。

そして何よりも驚きなのが、バンガロー利用料金です。

なんと! 1泊 大人1名 1,100円、子供1名 530円です。

登山で山小屋に宿泊する価格よりも、かなりお安い価格で宿泊ができます♪

バンガロー近くには、炊事場もあり調理をすることが可能です。

石水渓キャンプ場よりも、川の近くにあるため、川遊びをしながらバンガローでバーべキューという楽しみ方もできます。

キャンプ場から行ける登山情報

キャンプ場周辺は、亀山7座にも認定されている山など、たくさんの山に囲まれています。

ここからはキャンプ場・バンガローからアタックできる山を実際に登って紹介します。

キャンプ場・バンガローから近くの山

・臼杵ヶ岳(うすきねがだけ) 697m 臼杵山(うすきねやま)   630m

この後の章で石水渓キャンプ場から臼杵山の登山にチャレンジした模様を時系列でレポートします。

・鬼ヶ牙           488m

少し足を伸ばして 健脚の方向けの山

登山をする際に必ず守ってほしいこと

登山には危険がつきものです。たとえ低山であっても、どんなことが事故に繋がるかわかりません。しっかりとした登山計画や事前準備・体調管理のもとで行ってください。

《登山をするにあたっての注意事項》
*事前に無理のない登山計画をたてましょう!また、登山当日までに最寄りの警察署、または登山ポストへ登山届を出しましょう!
*しっかりとした体調管理、体力作りを心がけましょう!また、体調が良くない時は登山を中止・延期にしましょう。
*登山に適した服、トレッキングシューズを使用しましょう!登山中に必要な水分や行動食、雨具、防寒着や常備薬、救急手当ができる装備などもしっかりと準備をしましょう。
*登山直前の気象情報を確認しましょう。天候がすぐれない・悪天候が予想される場合は登山を中止しましょう。
*万が一に備えて山岳保険に加入することもおすすめです。

安全で楽しい登山ができるよう、マナーを守って行いましょう!

▶︎石水渓キャンプ場にある登山ポストはこちら!

石水渓キャンプ場の駐車場に登山ポストがあります。石水渓近辺で登山予定の際にご利用ください。

石水渓キャンプ場から臼杵山に登ってみました!

石水渓キャンプ場⇄臼杵山の往復コースで登りました。登山道の様子や山頂からのレポートをお伝えします!

【臼杵山とは?】

三重県亀山市にあり鈴鹿山系の南端にあり、亀山7座として知られる臼杵ヶ岳(697m)と並ぶようにしてそびえています。標高は630mですが、山頂ではかなり高度感が感じられる絶景が広がります。山頂でお迎えしてくれる「うす岩・きね岩」も見どころです!登山道は少し急な場所や崖の細い道、岩場をよじ登る場所もあります。登山を計画される方は、ホームページなどで事前に調べて計画を立ててください。

AM6:55 石水渓キャンプ場から登山開始

AM7:00 駐車場に到着

登山に利用できる駐車場があります。石水渓キャンプ場横の駐車場も登山利用できますが、駐車場がいっぱいの時は、こちらをご利用ください。ちなみに写真中央のなだらかな形の山が臼杵山です。

AM7:05 バンガローに到着

バンガロー近くにトイレがあります。臼杵山の登山道の途中にはトイレがないため、こちらでトイレ休憩休憩を済ませておくと良いと思います。また、こちらに石水渓ガイドマップがあります。石水渓の名所がチェックできますよ!

AM7:10 鬼ヶ牙登山道入り口

《注意!》
現在、こちらの鬼ヶ牙への登山道は危険箇所があるため通行止めとなっています。
鬼ヶ牙へ登山される方は、ここから10分ほど奥に歩いたところにある船石登山口をご利用ください。

AM7:15 臼杵山登山口

《クマ出没の危険》
クマの目撃情報があります。登山をされる際は、クマ避け鈴をつけるなど対策をし、十分に気を付けてください。また、目撃など情報がありましたら、下記へご連絡ください。
亀山市産業環境部 生物多様性・獣害対策室
 TEL:0595-96-8588

登山口から登ってすぐの道は、シダや膝丈くらいの木々が生い茂っています。服装は長ズボンが良さそうです。

AM7:20 細い川に沿って歩きます。

AM7:30 ここから徐々に傾斜がキツくなってきます。

AM7:40 標高約400m地点に到着 ここから見える景色でもかなり高く感じます。

AM7:45 岩などがゴツゴツとしており、よじ登るような箇所が出てきました。

AM8:00 鈴鹿セブンマウンテンに認定されている鎌ヶ岳・入道ヶ岳、亀山7座に認定されている野登山がしっかりとお目見えしました。

AM8:05 さらに登ります。

AM8:10 うす岩・きね岩に到着 大きな岩にご対面です!

ここから山頂までは、あともう少しです!地面がサラサラの砂地なので、晴れの日は滑らないように気をつけて歩きましょう。

AM8:20 山頂に到着!

眼下に新名神高速道路や亀山の町、天気が良い日には伊勢湾まで見えます。(この日の天気は残念ながら曇天でした。。。)ちなみに、登山道入り口の案内にあった案内通りに約1時間で山頂に登ることができました!

AM9:30 登りで歩いた登山道と同じコースで石水渓キャンプ場に到着。美味しい朝食をいただきました!

急な下り坂もあったため、下山に苦戦しましたーーー。途中、崖そばの細い道や、砂利や枯葉で滑りやすい箇所が多くありました。体力に不安を感じたら無理に登らずに、もと来た道を引き返しましょう。

こんなイベントやっています「石水渓まつり」についてのご紹介!

石水渓キャンプ場では、毎年秋に「石水渓まつり」を開催しています。石水渓の自然を体感できる安楽古道ミニウォーキングやお子様が参加できるマスつかみなど、さまざまなイベントが開催されます。

イベント開催案内・詳細は、石水渓キャンプ場ホームページ、亀山市観光協会ホームページで案内が掲載されますので、ご確認ください!

ちなみにですが

2023年は9月30日(土)に開催されました!みえ旅アンバサダーYamaico!も参加。安楽道ミニウォーキングに参加し、秋晴れの天気の中、石水渓の自然の中を気持ちよくウォーキングしました。ガイドさんによる石水渓の歴史の話も聞けてとても楽しかったです。

※石水渓まつりが開催される週末は、テント村・バンガロー・屋内研修施設の利用ができませんのでご注意ください。

いかがでしたか?

石水渓キャンプ場施設と周辺の山情報をレポートしました!春から秋にかけて、石水渓の自然とともにキャンプをたのしんだりや登山に出かけるスポットとしてとてもおススメです。

また、石水渓まつりにご参加いただくと、キャンプ場の様子や石水渓周辺の情報についても知ることができますので、 ぜひイベント情報もチェックして遊びに来てはいかがでしょうか。

石水渓へお越しの際の注意点

石水渓の自然環境の保全のため「亀山市石水渓の自然環境の保全に関する要綱」を定めており、以下の行為をお控えいただくようお願いしております。

いつまでも美しい石水渓を楽しめるように、ご協力をお願い致します。

《石水渓を利用する皆さんへのお願い》
・緊急自動車の通行のため、路上駐車はしないでください。
・河原および水路でのキャンプ、たき火、バーベキュー等はお控えください。
・道路から河原および水路への車両乗り入れは行わないでください。
・ごみ、その他の汚物を道路や河原および水路に放棄・放置しないでください。
・大きな声を出して騒いだり、大音量で音楽を流したり、花火等で大きな音を出すことはお控えください。

石水渓キャンプ場の基本情報・アクセス情報

住所
〒519-0223 三重県亀山市安坂山町1178-3
電話番号
0595-85-2800(亀山市石水渓キャンプ場) ※11月1日~3月31日は0595-82-7111(公益財団法人亀山市地域社会振興会)
営業時間
4月1日~10月31日 ※11月は土日・祝日のみの営業
車でのアクセス
東名阪自動車道「亀山IC」「鈴鹿IC」より、石水渓方面へ約20分
駐車場
石水渓キャンプ場公式URL
Yamaico!の画像

Yamaico!

ラン歴10年、トレラン・登山歴2年のyamaico!(ヤマイコ)です。
毎日ロードラン、ときどき山を登り、時に山を走っています。
私の趣味として楽しんでいるランと登山から、三重のステキなランスポット・山々を発信します!


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