【伊賀上野】城下町に忍ぶように泊まる分散型ホテルとは?スモールラグジュアリー「NIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町」に泊まる夫婦旅
忍者の歴史が息づくまち三重県の伊賀上野に、城下町全体をホテルに見立てた分散型ホテルとして話題の「NIPPONIA HOTEL伊賀上野城下町」があります。 今回は2024年3月にオープンしたばかりのこのホテルの新棟に、子供も独立し時間にも少し余裕ができた50代の夫婦が宿泊。周辺のスポットも巡りながら、伊賀の美食と文化と歴史を満喫し、伊賀の魅力をアップデートした一泊二日の小旅行のレポートです。
記事制作 / みえ旅アンバサダー 兼子躍
▼目次
「NIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町 」とは
三重県にある「NIPPONIA HOTEL伊賀上野城下町」は、築150年以上の歴史的建造物や江戸から明治時代の蔵や古民家などを修復し、2024年3月時点で4棟13室の客室を提供する分散型ホテルです。
この分散型ホテルとは、まちに点在するそれぞれの棟にフロント、客室、レストランなどの役割を持たせて、まち全体で1つの宿泊空間となるような面白いコンセプトを持ちます。
「旅行客としてではなく一泊のまちの住人」になり、旅の新たな魅力が再発見できるまったく新しいタイプのホテルです。
1棟貸しの客室で静寂に包まれた贅沢な時間を過ごす
チェックイン
大阪から車で約80分、名古屋からは約90分。電車なら大阪から約90分、名古屋からは約2時間の距離なので日常から離れるにはちょうど良い距離ですね。久しぶりの小旅行なので車中の話もはずみ、あっという間にホテルのある伊賀上野の城下町に到着しました。
15:00からのチェックインのために、まず私たちが宿泊する新棟から徒歩6分のところにある、登録有形文化財である旧栄楽館のフロント・レストラン棟「KANMURI」へ向かいました。宿泊客はまずここへ立ち寄ることになります。
チェックインの時にフロントの方からまち歩き用のマップをもらったのですが、この手書きのマップがとても見やすくて今回の観光で大変役に立ちました。
新棟402号室 〈VGMグランド〉
チェックインを済ませた私たちは車で新棟のある場所へ移動。駐車場は入り口も広くて駐車スペースも広々。部屋のすぐ脇に停められるのでとても便利でした。
新しくできた新棟に到着すると支配人の栗田さんが私たちを出迎えてくれました。今回は取材の申し込みもしてあったので特別に私たちが泊まる客室の隣の402号室も見せていただくことになりました。
上の写真の手前右側が特別に内覧させて頂いた402号室です。そして正面は私たちが今夜泊まる403号室の入り口になります。
それでは402号室の中に入ってみます。
402号室は2人定員のメゾネットタイプになっていて1階にはリビングとバスルームがあります。大きなガラス窓の下の床に敷かれている基礎石や柱の古材、漆喰の壁の一部分などは元々ここにあったものをそのまま使っています。洋風のモダンなお部屋のアクセントにもなっていてお洒落ですね。
窓から見る雨の日の景色は穏やかな静寂に包まれていました。隣に立って外を見ていた妻は「私ってほんとに雨女ね。楽しみにしている旅行はいつも雨ね」と悪戯っぽく笑っていました。
さて続いてはバスルームを見てみましょう。
なんとお風呂は庭園を望むことができる半露天の檜風呂になっていました。外の空気に触れながら気兼ねなく贅沢なバスタイムを過ごせそうですね。このお風呂素敵すぎます。
では次は階段を上がり2階をご案内します。
新しくできた402号室はメゾネットタイプなので2階に行く階段があります。階段途中の壁面の漆喰は昔の壁を一部残していると聞きました。
建物内に飾られているアートはすべて地元の作家さんたちの作品とのことです。
2階に上がると天井が高く明るくて開放的な素敵なベットルームがあります。妻も思わず「まぁ、かわいい!」と声を上げていました。アートが飾られた上品でモダンな402号室は若いカップルにぴったりなお部屋です。
新棟の402号室はお庭が見える半露天の檜風呂と、古材や昔の漆喰、むき出しの基礎石などが印象的な明るくてモダンな空間のお部屋でした。
新棟403号室 〈VGMプレミア〉
では次は私たちが泊まったプレミアルームの403号室をご紹介します。
こちらは元々はお醤油醸造所の倉庫としてあった建物を再生したとの事です。上を見上げると巨大な松の木の梁が見えます。作りとしては大きな古い倉庫を活かし中にまるで映画のセットのように54㎡の平屋造りの家を建てたかたちになります。
それでは建物の中をご案内します。
玄関を上がりエントランスの大きなガラス扉を開けて中へ、、
部屋に入り目に飛び込んで来た豪華で洗練された室内に思わずため息が出ました。
開放感とシックな色彩の統一感。見た瞬間ここなら心からリラックスできそうだと確信できます。木の温かみが感じられるシンプルで上質な空間がとても良いですよね。重心が低くデザインされているので視覚的にも広々としていてラグジュアリーな雰囲気です。
テレビや時計のない室内で、静かでゆっくりとした時間を過ごすことができます。
ベットや毛布、浴衣などは一流のブランドでした。この日は外は寒い日でしたが部屋の中ではとても快適に過ごすことができました。
ではバスルームへご案内いたします。
ベットの脇から重厚な木枠のガラス扉の向こうにお風呂があります。
洗面室はすべて檜に囲まれた広々とした空間で、洗面台の赤い伊賀焼のタイルが目を引きました。
バスアメニティーは愛媛県大洲市の養蚕農家が、手作業で作る高品質な繭を使用したボディ・ヘアケア製品、SILMORE®(シルモア)。 主原料となるシルク成分は、保湿性や抗酸化作用に優れており、肌や髪にハリと潤いを与えてくれるとのことです。
お風呂は全自動給湯の檜風呂でした。まっさらの檜は見た目もきれいでいいですね。そして檜の香りのリラックス効果は素晴らしいですね。明らかに普通のお風呂との違いを感じます。身体も芯から温まるし今まで旅行に行ったお風呂の中で最高ランクのお風呂でした。
ではここからはお部屋で撮った写真をいくつかご覧ください。
お部屋に着いてまずは乾杯。このスパークリングワインはなんと無料なんです。NIPPONIA HOTELには「ベストレート保証」というシステムがあり、公式サイトから宿泊の予約をすると様々な特典が受けられます。このスパークリングワインもその中の1つなのでぜひ活用したいシステムです。
中庭から室内を撮影。1棟貸しのお部屋は静かな時間を過ごすことができます。
中庭にある苔むした石がとても印象的でした。この石には上から絶えず水が落ちてくるような仕掛けがあり年月共に苔が成長していく様が見られるようになっています。とても静かな空間で心から寛げました。
ウェルカムスィーツはこのホテルから歩いて数分の「いせや」の草ころ餅と「花咲かりん」の花咲かりんでした。どちらも美味しくてお土産に買って帰りました。この2つは鉄板のお土産ですね。
そして、写真を撮るために冷蔵庫から出してテーブルに並べてみたのですがこれらの飲み物も別途料金は掛からずすべて自由に飲んでよいものなります。嬉しいサービスですね。
夕食と朝食
夕食と朝食はフロントのある「KANMURI」に隣接する、料理旅館を修復したレストラン「LE UN(ルアン)」で頂きます。
ここでの夕食は伊賀焼や信楽焼などの器に盛られた三重県の海と山の幸、そして鎌倉時代より歴史のある幻の銘牛と誉高い「伊賀牛」などの地元食材を使ったフレンチのフルコースを頂くことができます。朝食は同じく地元の食材をふんだんに使った朝の体に優しい和食です。
普段どこかに旅行に行くと私たち夫婦は夜は宿ではなく町の飲食店に行きますが、ここでは絶対に一泊二食付きのプランをお勧めします。理由は簡単。「LE UN(ルアン)」で三重県伊賀上野の食材をコンプリートできるから。そして料理のレベルが高く美味しいからです。それとNIPPONIA HOTELのレストランなのでコンセプトに統一感がでます。とにかく泊まるのなら一泊二食付きのプラン一択だと思います。
Spring Menu B(この日の夕食メニュー)
- シェフからの小さなお楽しみ
- 伊賀の春野菜と魚介のマリネ
- ホタルイカのイカ墨フリットと新玉ねぎ
- 本日の鮮魚ベルモットと木の芽の香り(魚料理をアップグレード Extra+3,300円 ★三重県産伊勢海老のロースト 伊勢海苔薫るバターソース
- 伊賀牛ロース肉のグリエ酒粕の香るジャガイモのピューレ(オプションExstra+1,000円/1名分★〆の出し茶漬け
- 日本酒のジュレと季節のフルーツ
- 春いちごのフレジエ
- パン
- 珈琲または紅茶
この時は私たち夫婦の他に3組ほどのお客様がいらしていて、後から来たお客さんで外国の方にはスタッフの男性が流暢な英語で対応されていました。お客様はみんな落ち着いた方たちばかりでとても良い雰囲気の中で食事を堪能することができました。
朝食も夜と同じレストラン「LE UN(ルアン)」で頂きました。こちらのホテルではこうした手書きのイラストメニューや地図などを目にするのですが、これらはスタッフの方が書いているらしいです。このおもてなしはこころがあってとても素敵ですね。
内容は上のイラストでも紹介していますが、地元食材をふんだんに使った伊賀浄の城下のこの日の朝ごはんの紹介しますね。
- 近くの中村糀店さんの砂糖不使用の「おはよう甘酒」
- 伊賀焼長谷園さんのかまどで炊いた伊賀米のごはん
- 半蔵酒粕の粕汁(オプションで伊勢エビの粕汁になっています)
- 宮崎屋の養肝漬
- 伊賀牛のしぐれ煮
- 伊賀越山ふきの佃煮 自家製ゆずなます 里芋と伊賀産しいたけの煮物
- 伊賀の郷土料理 豆腐田楽
- 赤魚の幽庵焼き(この日は旬の走りの鰆に変更、三重県の鰆はとても美味しいんです)、三重県産あおさのりの卵焼き
- 大内山ヨーグルトと地元農家更井さんのベリー
どうですか?一か所でこれだけの地元オールスターの食材を使った朝食を食べることができるんです。しかも美味しい。NIPPONIA HOTELで泊まったらぜひ朝食も楽しんでください。
チェックアウト
チェックアウトは12:00ですが私たちは観光があるので10:00過ぎに出ることにしました。その際は内線スマホでフロントに電話をかけるだけ。よく旅館などは女将やスタッフ一同のお見送りがあったりしますが、ここはそれはありません。むしろ見送りは無く自分で戸締りをして出ていく方が「この家の一泊の住人」になった感がして良いと思いました。
このNIPPONIA HOTEL伊賀上野城下町はよくある古民家ホテルではありません。その土地が持つ元々の物語を大切に引き継ぎそこからストーリーを紡ぎ、宿泊客である私たちに町の文化や歴史、その土地の住人の生活を体験させてくれるホテルなのです。
実際に泊まってみるとまったく新しい旅の楽しみを感じることができるので、大切な人や仲の良いお友達と訪れて「一泊の旅行客ではなく、一泊の住人」になってみてください。
NIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町
周辺のおすすめスポット
それではここからは今回、私たち夫婦がNIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町を一泊二日の旅の拠点として巡った周辺のスポットをご紹介します。歴史的建造物に触れ、文化を体験し、忍者の里がひそかに育んだ「IGAMONO(伊賀もの)」を知ることで旅の思い出が2倍にも3倍にも大きくなると思いますのでぜひお楽しみください。
伊賀伝統伝承館 伊賀組みひも匠の里
映画「君の名は。」で注目を集めた組みひもは伊賀の伝統工芸品として知られています。ここでは丸台や角台などを使い、手で組み上げる美しい手組みひもが体験できます。組みひもと聞いて最初は何のことが分からなかった妻でしたが「君の名は。」に出てきたあの紐の事だと説明すると興味深々。褒め上手なスタッフさんの指導の下であっという間に組み上げていきました。
個人での体験は随時受け付けてくれます。でき上がりはキーホルダー、携帯ストラップ、ブレスレットの中から選べます。きっと想像より良い物ができますよ。旅の記念におすすめです。料金は1,500円(入場料は無料です)。
伊賀組みひも 組匠の里
伊賀焼 長谷園
伊賀焼窯元の長谷園は車での移動となってしまいますがホテルから20分くらいの場所にあります。この土鍋は火加減の調節がいらず、吹きこぼれもなくガスの直火で美味しくご飯が炊けるということで大人気の土鍋です。ちなみに写真の土鍋は実際に私が購入したものです。自宅に帰ってから何度も使いましたがとても美味しくご飯が炊けて大満足です。
2011年に国の登録有形文化財に登録された「16連房旧登り窯」です。奥行きは34m、幅は6.7mもある巨大な登り窯です。江戸の末期に作られて昭和40年代まで実際に使われていました。間近で見ると圧巻でした。
登り窯の手前には「大正館」という登録有形文化財にもなっている無人のカフェがあります。一杯400円で伊賀焼のカップ付き。コーヒーは自動販売機なのですが美味しかったです。この日は外は冷たい雨が降っていましたが店内は暖かく、伊賀焼のミュージアムにもなっているのでいろいろ見ながら美味しいコーヒーと共にほっと一息。とてもいい時間が過ごせました。
伊賀焼 長谷園
田楽座 わかや
お昼はこちらの人気店「わかや」さんで名物豆腐田楽をいただきました。伊賀に来たらこちらは外せないお店です。田楽のお味もご主人のお人柄も大変上品で創業170年の深さを感じました。ちなみにご飯の上に田楽を串から抜いて乗せて食べる食べ方がこちらのお店のお勧めです。ご飯と田楽味噌がよく合ってとても美味しかったです。
田楽座 わかや
𝗛𝗔𝗡𝗔𝗠𝗢𝗥𝗜 𝗖𝗢𝗙𝗙𝗘𝗘 𝗦𝗧𝗔𝗡𝗗
私たちが泊まったNIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町の新棟から歩いて数分のところにある𝗛𝗔𝗡𝗔𝗠𝗢𝗥𝗜 𝗖𝗢𝗙𝗙𝗘𝗘 𝗦𝗧𝗔𝗡𝗗。コーヒーが大好きでこういうお店には目がありません。私はラテを注文して妻はホットコーヒーを注文しました。お店の雰囲気がよくドリンクもとても美味しかったです。たくさんの種類があるあげぱんはうるち米(伊賀産)&もち米(伊賀産)を使用しているとのことでモチモチの食感。こちらも見た目が良くとても美味しかったです。人気のお店なので伊賀上野に来られた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
𝗛𝗔𝗡𝗔𝗠𝗢𝗥𝗜 𝗖𝗢𝗙𝗙𝗘𝗘 𝗦𝗧𝗔𝗡𝗗
伊賀上野城
言わずもがなの定番中の定番スポットではありますが、この日は前の日の冷たい雨が止んだと思ったら今度は冷たい北風が吹き荒れて寒さで我慢できないくらいの日になりました。天気が良ければお城にも登ってみたかったのですが断念。しかし上野城は石垣の高さが30メートルあり日本で1、2の高さという事でこれは見ておくべきと妻に立ってもらい記念撮影。石垣には柵はなくギリギリのところまで行けて下を見ることができるのですがかなり怖いです。ここもぜひ話のタネに行ってみてください。
春には白鳳城と桜のコラボレーションを楽しむことができます。私たちが訪れた時にはまだ蕾でしたがライトアップの照明器具がすでに準備されていました。白いお城とソメイヨシノの組み合わせはさぞかし綺麗でしょうね。桜の咲くタイミングでNIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町に泊まれたら最高ですね。
伊賀上野城
伊賀流忍者博物館(からくり忍者屋敷)と忍者実演ショー
三重県民の私にとって伊賀流忍者博物館のからくり忍者屋敷は定番の「お出かけスポット」で、昔から家族旅行や子供会の旅行などで何度も来たことがありました。
今回久しぶりだったのですが、からくり忍者屋敷は相変わらずとても楽しかったです。さらに忍者実演ショーは初めて観ましたがめちゃくちゃ面白かったです。世界に誇れる最高のエンターテインメントだと思います!
伊賀流忍者博物館のからくり忍者屋敷と忍者ショーは年齢問わずすべての方におすすめですよ。
忍者は今や世界中で知られる存在で、外国からの旅行客が日本に来た際には忍者の里である三重県の伊賀をぜひ訪れてみたいというニーズが高まっています。
忍者の実演ショーも忍者屋敷もどちらも英語での説明がありインバウンドの対応もしっかりとされていました。
伊賀忍者博物館
旧小田小学校本館
ここは明治14年(1881年)に建てられたもので現存する小学校校舎としては三重県で最も古い建物とのことです。地図だと上野城のすぐわきにあるのですが、実際にはお堀があるので少し歩いて行かなければならず、もしかしたら穴場のスポットになるのかも知れません。私も初めて訪れましたが、まるで明治村の中にあるような建物でこんな場所が三重県にあるなんてとても驚きました。
「あさ。あさ。あかるいあさ。」 昭和47年(1972年)の国語の教科書 なんとなく覚えがある方もいるのではないでしょうか?
この旧小田小学校本館の展示物はオルガンや机など実際に手で触れてもよいものが数多くあり、その手触りなどでよりいっそうのノスタルジーを感じることができます。2階は資料館になっているので時間をかけてゆっくりと見てみるのもよいと思いました。
旧小田小学校本館
最後に
最後に
いかがでしたでしょうか?
伊賀上野と聞くと忍者のイメージが強かったのですが今回、久しぶりに訪れて忍者以外にもたくさんの楽しみ方があるのを知って驚きました。恥ずかしい話ですが三重県に何十年も住んでいてIGAMONOという言葉も初めて聞いたくらいです。 これもNIPPONIA HOTEL伊賀上野城下町に泊まったことで伊賀上野の楽しみ方を知ったからだと思います。このレポートをご覧になってくださった皆さんがぜひNIPPONIA HOTEL伊賀上野城下町での一泊旅行をご検討いただければ嬉しいです。
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伊賀
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伊賀
伊賀市外観は茅葺屋根の典型的な農家ですが、内部には敵の攻撃に備えてさまざまな仕掛けが隠されています。 施設内ではこれらの技術の実演や解説を見学できるほか、体験も可能です。 「忍術体験館」と「忍者伝承館」の2つの展示室には、本物の忍具や貴重な古文書が展示されています。 また、敷地内にはオリジナル忍者グッズショップ「Ninja坊」もあります。 さらにショーステージでは、伊賀忍者集団「阿修羅」による迫力満点の忍術実演が繰り広げられ、大人気のショーです(入場料500円、事前にショースケジュールをご確認ください)。また本物の手裏剣投げ体験もできます。(有料300円)。
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伊賀焼窯元 長谷園
伊賀
伊賀市阿山地域は丸柱地区にある古い窯元。天保3年(1832年)に創業の伊賀焼の老舗「長谷園」では現存する日本最大の16連房の旧登り窯や、大正建築の旧事務所を見学できるほか、資料館や展示室で伊賀焼の魅力を堪能できます。毎年5月の2・3・4日は「窯出し市」を開催し、3日でのべ3万人のお客様が訪れます。 伝統の技は確実に若い陶工たちに受け継がれていて、その作業ぶりを見学することはもちろん、実際に陶芸体験(要予約、有料)もできます。 また伝統の象徴ともいえる創業当時の登り窯は必見。商品の購入も可能です。
伊賀上野城
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伊賀市藤堂高虎により築城され、現在は当時の内堀と石垣、昭和10年に建てられた天守閣が残っています。三層からなる天守閣には武具・甲冑や藤堂家の遺品、横山大観をはじめ名士の色紙46点の天井絵があります。外観の白い三層の美しい城郭から「白鳳城」とも呼ばれています。高さ約30メートルと日本有数の高さを誇る内堀の石垣も必見で、映画のロケ地としても使用されてきました。 また、伊賀市の郷土資料を展示。現在の三層の天守は、1935年(昭和10年)に川崎克氏により建てられたものですが、木造の建物内は戦国時代の雰囲気そのまま残されています。伊賀文化産業城とも呼ばれ、市の指定文化財となっています。