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国宝決定で大注目!宝塚1号墳の埴輪(はにわ)を一般公開中の松阪市文化財センターや宝塚古墳をご紹介!周辺グルメや季節のおすすめスポットも!

松阪市の船形埴輪(ふねがたはにわ)を知っていますか? 国宝が決定したことで大注目の、松阪市にある宝塚古墳から出土した埴輪なんです。 今回は、話題の埴輪が一般公開されている「松阪市文化財センター」や、その埴輪が出土した「宝塚古墳」の魅力をご紹介! この記事を読めば、船形埴輪や宝塚古墳だけでなく、一緒に立ち寄りたい周辺グルメやおすすめ観光スポットも一緒に丸わかり!

国宝指定が決定した宝塚1号墳の埴輪と宝塚古墳とは

宝塚古墳とは、松阪市宝塚町と光町に位置する1号墳と2号墳からなる古墳です。
特に1号墳は、今までにない形である船形埴輪が出土したことから注目される古墳となりました。
宝塚古墳は5世紀はじめ(約1600年前)につくられており、この頃の日本は外国から「倭」と呼ばれ、近畿地方を本拠地にしたヤマト王権が日本をまとめている時期でした。
松阪市周辺の地域はヤマト王権にとって、伊勢湾を通って東日本に進出するルートの重要拠点であったと考えられています。
宝塚古墳の主は大切な拠点を守る「伊勢の王」とも言われており、詳しいことはいまだに謎に包まれているんです!

今回は、そんな宝塚古墳から出土し、国宝が決定した埴輪が公開されている「松阪市文化財センター」や「宝塚古墳」を取材し、魅力や周辺のグルメ・観光スポットまでまとめてご紹介します!

松阪市文化財センター

松阪市文化財センターは、文化財保護や調査・研究や公開の外、芸術文化活動や学習の場を提供している施設です。
この施設には、宝塚古墳の出土品などが展示されている「はにわ館」と芸術文化の発表の場である「市民ギャラリー」があります。

今回は、今注目の国宝が決定した埴輪が公開されている「はにわ館」に取材に行きました!

 

 展示室では船形埴輪を含めた国宝が決定した埴輪が公開中!

入館して展示室に入ると、目の前には様々な立ち飾りの付いた「船形埴輪」が展示されています。
とても大きくて迫力のある「船形埴輪」は、見るだけでなく、音声ガイダンスや照明の演出が用意されており、埴輪にあまり詳しくなかった私でも分かりやすいように工夫されています。

一緒に取材に来た子ども達も船形埴輪の迫力にあっけにとられていました!

この展示室で公開されているのは、船形埴輪だけではありません。

その他にも宝塚1号墳から出土した様々な埴輪が展示されています。

 

 初めての方にも分かりやすい展示

展示されているそれぞれの埴輪には、埴輪に詳しくない方でも理解しやすいような工夫がされています。

各埴輪を解説するイラストや写真付きのボードだけでなく、解説動画へスムーズにアクセスできるQRコードなど、歴史が好きな方から初心者の方まで楽しんで見学できるような配慮がなされています。

埴輪の解説ボードは、読むだけでなくクイズ形式になっているものも多く、当時の人々の暮らしを考えて想像しながら展示を見ることができるんです。

息子は、埴輪を見学するにはまだ早いかなと思いましたが、一緒に家族で楽しみながら展示室をまわることができました。
歴史に詳しくない方でも気軽に訪れることができる展示室になっているのが嬉しいポイントでした!

 

 令和6年度 夏季企画展

宝塚1号墳から出土した松阪市が所蔵する埴輪が国宝になることが決定したことを記念して、第2展示室では令和6年度の企画展として「深掘り!宝塚1号墳の埴輪」が9月6日(日)まで開催されています!

この展示では、「はにわ館」で展示されている船形埴輪や囲形埴輪といった埴輪の詳しい説明だけでなく、普段は収蔵庫に保管されていて見ることのできない宝塚1号墳出土の埴輪を展示紹介しているんです。

こちらの企画展では、普段は見られない埴輪だけでなく、「そもそもなぜ宝塚1号墳の埴輪が注目されるのか」や、「船形埴輪の何がすごいの?」といった素朴な疑問や興味に分かりやすく答えてくれる展示がされていました。

実際に取材してみて、こちらは今まであまり埴輪に関心がなかった方や子ども達こそ、ぜひ足を運んでほしい企画展だと感じました!

 展示室以外にも興味を引く展示や設備が!

はにわ館の入り口の前には、1500年以上前に作られた本物の土器や埴輪を触ることができるコーナーもあります。

レプリカではなく、松阪市内から出土した本物の埴輪であるため、息子は緊張しながら恐る恐る触って確かめていました!

さらに、知りたいジャンルごとに学んだり、埴輪や古墳に関するクイズをすることができるタッチディスプレイも設置されています。

息子だけでなく大人の私が挑戦しても楽しめる問題が次々に出てくるため、楽しみながら知識を深めることができました!

その他にも、このスペースでは松阪や古墳に関する歴史書や、歴史入門向けの漫画や雑誌などの読みやすい本も自由に読むことができした。

埴輪と聞くとついつい構えてしまう方も多いと思いますが、こちらの「はにわ館」では、様々な人が楽しんで学ぶことができる環境が整っているんです。

 

 赤レンガの倉庫

文化財センターは、以前は綿糸工場だった場所であり、工場の赤レンガの倉庫を活用した施設となっています。

時代は違いますが、埴輪だけでなく歴史を感じるレトロな雰囲気に、息子も思わず楽しそう!

 

 松阪市文化財センターの基本情報

開館時間:9:00~17:00(入館は午後16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始
入館料:はにわ館 一般110円(18歳以下無料)、ギャラリー無料
住所:松阪市外五曲町1番地
電話番号:0598−26−7330

 

 アクセス

◯松阪駅から
三重交通:「松阪中央病院行き」文化会館下車 徒歩2分
鈴の音バス:市街地循環線「左回り」クラギ文化ホール下車 すぐ
タクシー利用:約10分

◯伊勢自動車道松阪インターから
約10分

 

 松阪キッズスタンプラリーも開催中!

8月1日から31日までの期間、松阪市では「松阪キッズスタンプラリー」が開催されています。小学生以下のお子さんを対象に、今回紹介した松阪市文化財センターと市内の対象文化施設の合わせて2か所を回っていただくと参加賞のプレゼントがもらえます!また、抽選でさらにスペシャルな景品が当たるチャンスも!興味のある方は以下のリンクボタンより詳細をご確認ください。



宝塚古墳

 宝塚古墳公園とは

宝塚古墳は、松阪市の市街地から南に3キロほど離れた丘陵の上にあります。
1号墳と2号墳からなる古墳で、平成11年から古墳の発掘調査を行ったところ、1号墳の造り出しで他に類例のない形の船形埴輪が見つかったことから全国的な注目を浴びることになりました。
そして、この史跡の価値を明らかにし、多くの方に歴史や文化にふれながら豊かな時を過ごすことができよう整備されたのが宝塚古墳公園なんです。

 

 当時の姿を再現する埴輪の数々

1号墳では、祈りの儀式の場であったと考えられている「造り出し」が実物大で再現されています。
さらに、出土した埴輪のレプリカを使って、古墳が作られた当時の様子が再現されており、古代の様子を想像することができます。

松阪市文化財センターにて埴輪や宝塚古墳についての知識を深めた上で訪れることで、今まで想像もできなかった伊勢王墓である宝塚古墳の謎について思いを馳せることができました。

 

 1号墳の頂上からは大パノラマも!

1号墳の頂上からは、松阪城跡や市街地などの周辺の大パノラマを楽しむことができます。

ぜひ、爽やかな風が吹き抜ける前方後円墳の墳頂で歴史の風を感じてみてください!

 

 宝塚古墳公園 基本情報

所在地:松阪市宝塚町、光町
問い合わせ先
松阪市文化財センター:0598-26-7330

アクセス
◯松阪駅から
鈴の音バス「市街地循環線右回り」乗車「宝塚古墳公園前」下車徒歩5分
タクシー利用約20分
◯伊勢自動車道松阪インターから
約20分

周辺のおすすめスポット

松阪市文化財センターや宝塚古墳公園の周辺には、一緒に訪れてほしいスポットが数多くあります。

そこで、私が今回の取材の前後に立ち寄ったおすすめのスポットを順にご紹介します!

 

 鈴の森公園

松阪市文化財センターに隣接し、綿糸工場の跡地を利用した市民の憩いの場である「鈴の森公園」

広い公園内には芝生広場や遊具、噴水等が設置されています。

 

 夏のおすすめは噴水!

松阪市文化財センターのすぐ隣にある噴水は地面から水が噴き出るだけでなく、何通りもの噴水パターンが一定時間ごとに変化します。

夏の暑い日の取材だったこともあり、息子や娘も豪快に噴水に飛び込んで大はしゃぎ!

噴水のパターンの中には驚くほど高く噴き出るものも。

その迫力は、1歳の息子が呆気にとられるほど!

噴水で遊ぶ際には、水着や遊び道具を持参するのもオススメです。
息子は、お気に入りの水着と水鉄砲で目を輝かせて遊んでいました!

夏の晴れた日には多くの家族連れで賑わうイチオシのスポットです!

 

周辺のおすすめグルメ

歴史について学んだり、おもいっきり遊んだ後はお腹が空いてきませんか?

松阪といえば「松阪牛」や「鶏焼き肉」などのお肉を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は松阪は美味しいうどん屋さんが多い街として知られています。

そこで、今回は松阪市文化財センターから近いおすすめのうどん屋さんをご紹介します!

 

 手打ちうどん 大にし

最初に紹介するうどん屋さんは、カレーうどんが人気の「大にし」です。

松阪市文化財センターや鈴の森公園の西隣に位置するこちらのお店は、地元のお客さんも多く訪れる人気店。
カレーうどんだけでなく、カツ丼などの丼物も美味しいおすすめのお店です。

「大にし 基本情報」
営業時間
月曜から金曜:11:00~14:00
土日祝日:11:00~14:00、17:00~20:00
定休日:水曜
電話:0598-26-3315
住所:松阪市川井町772-15

 

豊前うどん はな明かり

次にご紹介するのは、大迫力「ごぼ天うどん」が名物の「豊前うどん はな明かり」です。

こちらのお店は、大将が地元である福岡の名店で修行し、暖簾分けとして松阪で営業する人気店。
リーズナブルな値段とこの地方ではここだけの味が自慢の名店で、私が今回の取材に関係なく頻繁に食べに行っていたお店です。
こちらもぜひおすすめしたいお店ですので、文化財センターを訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください!

「豊前うどん はな明かり 基本情報」
営業時間
平日:11:00~15:00
土日:11:00~15:00、17:30~21:00
電話番号:0598-30-8780
住所:松阪市内五曲町46

季節ごとの松阪のおすすめスポット

松阪には、季節によって是非立ち寄ってほしいスポットや絶景がたくさんあります。
今回の記事では、その中から実際に私が訪れて良かったスポットを絞ってご紹介!

 春 笠松河津桜ロード

春にぜひ立ち寄ってほしいのは、「笠松河津桜ロード」です!

例年3月頃になると、松阪市笠松町を流れる約1,500mの水路に約350本の「河津桜」が咲き誇ります。
河津桜は鮮やかなピンク色と開花時期が長いのが特徴で、家族で毎年必ず訪れるおすすめスポットです!

 夏 珍布峠(めずらしとうげ)

夏のおすすめは、松阪市飯高町の珍布峠です!
こちらは、近くを流れる川の風が峠を吹き抜ける神秘的な峠道。
「道の駅飯高駅」から始まる珍布峠ウォーキングコースにもなっており、駐車場になる道の駅から少し距離はありますが、体力のある方は挑戦してみてください!

 秋 天開山 泰運寺(たいうんじ)

秋におすすめしたいのは、こちらも松阪市飯高町にある「天開山 泰運寺」です。
こちらは紅葉の名所となっており、県指定有形文化財でもある八角銅鐘を囲うように素晴らしい紅葉が広がります!

 秋 星合町休耕田のコスモス畑

最後にご紹介するのは、こちらも秋の絶景「星合町の休耕田に咲くコスモス畑」です!

休耕田を利用した広大な土地に可憐なコスモスが咲き誇る様子は絶景です。
例年9月から10月頃に見頃を迎えるため、ぜひ立ち寄ってみてください!

国宝が決定した宝塚古墳の埴輪を見に行こう!

最後までご覧いただきありがとうございました。
国宝が決定し、大注目の宝塚1号墳出土の埴輪を見にぜひ松阪までお越しください!

今回の記事の他にも、三重のおすすめスポットを紹介した記事を投稿しているので、そちらもご覧ください。
過去の作成記事はコチラ

記事で紹介しきれない三重の名所については、インスタグラムにて投稿しているので、チェックしてみてください!
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今後も、観光三重にて記事を投稿していきますので、よろしくお願いします。

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ハナチロ

伊勢市で生活するやんちゃ娘とワガママ息子2人のパパママ。
親バカ気味(笑)で子どもが写りこむ写真が増えがちですが、元気に、楽しく、可愛く?をモットーに活動中!

実際に家族でお出かけした中で、是非おすすめしたい三重の魅力を発信しています。

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