安永餅とは?どこで購入できる?2店舗の違いを食べ比べ!
この記事では、”餅街道”三重県の玄関口に当たる、桑名市で有名な餅菓子「安永餅(やすながもち)」について、その歴史や名前の由来はもちろん、現在桑名市内に2店舗あるブランドそれぞれの特徴を私が実際に食べて、インタビューした情報を基にご紹介します!最後に2つの店舗の安永餅を食べ比べできるスポットもご紹介!

記事制作/みえ旅アンバサダー まっつん
▼ 目次

安永餅とは?
安永餅とは、細長く伸ばした餅につぶ餡が入り、ほのかな焦げ目がついた見た目が特徴的なお餅です。餅には一切の添加物は加えられず餅本来の風味を味わえます。
江戸時代に桑名を治めていたお殿様が非常時の食料として焼餅を考え、それ以来改良を重ねて現在に至るそう。伊勢神宮に至る伊勢路の入り口であり、東海道でも屈指の宿場町であった桑名では欠かすことのできなかった名物として参勤交代の大名や、伊勢に向かう旅人たちから愛されたことでしょう。
ちなみに安永餅の「安永」というのは桑名市に実在する地名で、東海道をなぞるようにして伸びる国道1号を通った方は目にしたことがあるかもしれませんね。

桑名市では2店舗が安永餅を製造しています!
お伊勢参りで全国各地から人々が訪れる三重県は「赤福」や「へんば餅」「おきん餅」など古くから各地に様々なお餅があり、”餅街道(もちかいどう)”と称されるほど!その餅街道の玄関口に当たるのが桑名市です。桑名市で安永餅を製造・販売するのは「安永餅本舗 柏屋」「永餅屋老舗」の2店舗で、それぞれのお店がこだわりを持って安永餅を作り続け、今に至ります。
ここからはそれぞれのお店の安永餅の特徴や購入できる場所についてご紹介します。

安永餅本舗 柏屋(やすながもちほんぽ かしわや)
桑名駅東口を出て南に進むと徒歩5分ほどで見えてくる建物が「安永餅本舗 柏屋」です。まずは柏屋さんの安永餅について紹介します。
安永餅本舗 柏屋の歴史
創業は江戸時代中期ごろ。かつては街道沿いの茶屋街で焼き餅を販売していました。この茶屋街があった地域が「安永」というところで、明治時代に入り、桑名にも鉄道駅が設置されたことに伴い現在の地に移転したそうです。

安永餅本舗 柏屋の安永餅について
安永餅本舗 柏屋の安永餅の大きな特徴として、一本一本手づくりにこだわっているという点です!丁寧に炊きあげた北海道産の小豆を丁寧につきあげたお餅で包み込みます。お餅の大きさやあんこの量は職人さんの目分量。流れ作業でどんどんと見覚えのある形にできていく様は思わず見入ってしまいました!

成形された安永餅を一枚ずつ鉄板に並べ、焼き上げていきます。ずらりと並んだ安永餅、いい香りがしてきました!

手焼きの焦げ目の香ばしさがあんこの甘さを引き立てます。お餅ももっちりとしておいしいんです!
もち米や小豆など国産の素材にこだわり、平均して一日に約2,000~3,000本、多いときは約10,000本をこのように手作業で作っていると思うと、細長いお餅といえども重みがより感じられますね。

安永餅本舗 柏屋の安永餅はどこで買える?
安永餅本舗 柏屋の本店は元旦を除いて年中無休です。
この他にも御在所SAや大山田PA、イオンモール桑名(通称:マイカル桑名)などで買うことができますよ!
ただ、ご家庭用におすすめな大袋に複数本入った安永餅は本店でのみお買い求めいただけます。

永餅屋老舗(ながもちやろうほ)
桑名駅東口を出て北に5分ほど歩くと、国道1号沿いにあるお店が「永餅屋老舗」です。永餅屋老舗の安永餅についても紹介します。
永餅屋老舗の歴史
街道沿いの安永の地で安永屋として江戸初期に創業し、「やすながもち」はこの地の名物として、諸大名の参勤交代や、お伊勢参りの旅人などに愛され、以来ずっと桑名の代表的な銘菓として多くの人々に親しまれてきました。当時は「ともち」「牛の舌もち」とも称されていたそうです。
明治27(1894)年に関西線が開通したことに伴い、桑名駅通り国道角に移転し、現在に至っています。

永餅屋老舗の安永餅について
永餅屋老舗の安永餅について、実際にお話を伺ったところ、『地産地消』にこだわっているという点があるとのことでした。プレーンな安永餅に加えて、令和3(2021)年に伊勢茶安永餅(写真上)が誕生しました。
この伊勢茶安永餅はいなべ市の石榑茶(いしぐれちゃ)を使用しており、地元の味を愉しむことができます!
また、春限定でさくら安永餅(写真下)も販売しており、見た目は安永餅なのに、まるで桜餅を食べているかのような味わいが愉しむことができます!是非とも今だけの3種の安永餅を本店で手に入れてほしいです!

このように永餅屋老舗は国産の素材にこだわっているという部分に加えて、安永餅のアレンジやそれを通したさらなる地元食材の活用に取り組んでいます。

永餅屋老舗の安永餅はどこで買える?
(※画像は本店の様子です。本店では安永餅のほかに安永餅、都饅頭、ハマグリサブレ、赤飯(予約のみ)などもお買い求めいただけます。また、なばなの里花市場、湾岸長島PA上下線(土日祝のみ)限定で鬼まんじゅうがあります。)
永餅屋老舗の安永餅は、国道1号沿いに構える本店の他にナガシマスパーランドやなばなの里などでも購入することができます。その他にも桑名エリアを中心に東海地方の各所でも買うことができます!
<桑名エリア>
- ナガシマリゾート(ナガシマスパーランド・なばなの里など、各施設売店)
- 伊勢湾岸自動車道 (湾岸長島PA 上り売店・下り売店)
- アピタ桑名店
- イオン桑名店(貝新 新左衛門)
- バロー桑名東店
- 東名阪自動車道 大山田PA上り売店
- 柿安本店
- 新名神高速道路 鈴鹿PA
<愛知エリア>
- JR名古屋駅構内 (PLUSTA名古屋中央)
- JR名古屋駅新幹線乗り場(キヨスク)
- 名古屋駅 桜通り口 (ベルマート)
- 名古屋駅在来線のりば (ベルマート)
- 松坂屋 名古屋本店 B1F 食料品売場
- 名神高速道路 尾張一宮PA(上り売店)
- 新東名高速道路 岡崎SA
- 中部国際空港(JALUX) JAL PLAZA
<岐阜エリア>
- 名神高速道路 養老SA(上り売店・下り売店)
安永餅を製造している2店舗はいずれも桑名駅から徒歩5分圏内にあります。桑名駅からバスや徒歩でお出かけすることもおすすめですよ。
食べ比べにおすすめ!両店の安永餅が買えるスポット
ここまで安永餅本舗 柏屋さんと永餅屋老舗さんの2店舗の安永餅の特徴などについて紹介してきました。それぞれの魅力がある、どちらも食べてみたい…!そう思ってもらえたらこの限りです!
それぞれの安永餅屋さんの本店は桑名駅から徒歩5分圏内にありますが、もっと手軽に、買いたいと思った方に朗報です!2025年2月現在、桑名駅の改札外で2種類の安永餅が購入できるんです!

安永餅本舗 柏屋→ファミリーマート近鉄桑名駅改札外橋上店(近鉄改札の横)

永餅屋老舗→ベルマートキヨスク桑名(JR改札の横)
箱単位だけではなく、バラ売りもありますのでぜひお求めくださいね😊(数に限りがあるため売り切れる可能性もあります。箱買いの場合は各店本店で購入されることをお勧めします。)

周辺のおすすめスポット
七里の渡跡
江戸時代、桑名宿は東海道の中でも宮宿(愛知県)との間の七里を船で渡って結ぶ陸の玄関口でした。その船の乗船待ちのために多くの人々が立ち寄ったそう。七里の渡跡は東海道の船着き場の跡地です。揖斐川に向かってそびえ立つ鳥居は伊勢神宮の宇治橋の鳥居の御用材が用いられているんですよ!
七里の渡跡
0594-24-1361
・JR・近鉄「桑名駅」から徒歩で約20分
またはコミュニティバス「船馬町」下車・徒歩で約3分
・東名阪自動車道「桑名IC」から車で約25分

九華公園
七里の渡跡から歩いてすぐ、かつて桑名城があった土地は現在九華公園(きゅうかこうえん)として市民憩いの場になっています。桑名藩初代藩主であり、徳川四天王の一人として有名な戦国武将本多忠勝(ほんだただかつ)の銅像は迫力があり、桑名市民を見守っています。桜の名所としても有名で、今でも残るお堀や石垣の遺構と桜の景色は見物ですよ。
安永餅を食べながらお花見をするのも一興ですね!(画像は2024年以前に撮影したものです。)
桑名城跡・九華公園
0594-21-5416
柿安コミュニティパーク(有料)をご利用ください
料金・利用時間は桑名市ホームページでご確認ください
http://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/24,10646,225,352,html
〈鉄道〉JR・近鉄・養老鉄道「桑名」駅、三岐鉄道北勢線「西桑名」駅から徒歩15分
〈バス〉桑名駅から市内A循環バス「本町」下車徒歩5分
東名阪自動車道「桑名」ICより15分、伊勢湾岸自動車道「湾岸桑名」ICより15分
いかがでしたか?
いかがでしたか?この記事では桑名市の名物餅「安永餅」について、現在安永餅を製造している2つの店舗に伺い、それぞれの魅力などを紹介してきました。
冒頭にも触れたように、三重県は“餅街道”と称されるほど安永餅以外にも魅力的なお餅がたっくさんあります!「三重県の餅街道特集」では赤福や太閤出世餅など各地のお餅を紹介しているのでぜひご覧くださいね。
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