伊勢神宮のお守りはどこでいただける?どんな種類があるの?徹底解説します。

掲載日:2023.09.29

伊勢神宮とは125の宮社の総称。その中でお守りをいただけるのは7宮。このページでは伊勢神宮のお守りを受けられる時間や場所を詳しく解説します。

伊勢神宮

記事制作 / 観光三重 編集部

▼ 目次

伊勢神宮とは?

伊勢神宮は、正式には「神宮(じんぐう)」といいます。

日本人の大御祖神・天照大御神をお祀りする内宮(ないくう)、衣食住の神・豊受大御神をお祀りする外宮(げくう)を中心とした125の宮社の総称が、「神宮」。

その伊勢神宮の中で、お守りがあるのは7ヶ所。伊勢神宮で日頃の感謝の気持ちをもってお参りした後は、「お守り」をお受けして神様のご加護をいただきましょう。

お守りとお神札(おふだ)はどう違うの?

伊勢神宮の中で、お守りがあるのは7ヶ所ですが、それぞれの宮社ではお神札(おふだ)をいただくこともできます。

お守りとは、健康や招福、厄除けや交通安全など、それぞれの願いごとが祈願された小さなお札を袋に納めたもの。
人々が日常的に身に付けたり携帯することで、神様のご加護を受けられるとされています。

一方、お神札は、神棚にお祀りして、家や会社などをお守りいただくものです。神宮のお神札は「神宮大麻」(じんぐうたいま)とも呼ばれており、参拝のしるしとして受けられたお神札は、地元の氏神様のお神札と合わせて神棚にお祀りします。

お守りを受けられる宮社はどこ?

伊勢神宮の125の宮社の中で、お守りを授与しているのは7ヶ所で、次の通りです。

① 皇大神宮(伊勢神宮 内宮正宮・こうたいじんぐう/ないくう)
② 豊受大神宮(伊勢神宮 外宮正宮・とようけだいじんぐう/げくう)
③ 月読宮(内宮別宮・つきよみのみや)
④ 瀧原宮(内宮別宮・たきはらのみや)
⑤ 伊雑宮(内宮別宮・いざわのみや)
⑥ 倭姫宮(内宮別宮・やまとひめのみや)
⑦ 月夜見宮(外宮別宮・つきよみのみや)

それぞれの宮社の場所やお守りをいただける時間はページ後半で解説しています。

御守

お守りにはどんな種類があるの?

伊勢神宮では、参拝いただく方々の願いに応じたお守りをいただくことができます。

・御守:健康や幸せを祈願したお守り。
・交通安全御守(大・小):交通安全、渡航安全を祈願したお守り。
・開運鈴守:開運を祈願したお守り。清らかな鈴の音により運が開かれます。
・学業御守:学業成就、試験合格を祈願したお守り。
・厄除御守:厄除け、災難除けを祈願したお守り。
・安産御守:安産を祈願したお守り。
・守祓(まもりはらい):お守りの中に納めてある小さなお神札。
・海幸守:海上安全、大漁満足を祈願したお守り。
※内宮と外宮とではいただけるお守りの形状や色が異なります。

授与されているお守りは、各宮社によって異なります。
それぞれの宮社でいただけるお守りの種類については、各宮社のページに詳しく掲載しています。

内宮神楽殿

お守りを授与している場所

お守りをいただける伊勢神宮の宮社をそれぞれ詳しくご紹介します。

清らかな気持ちでお参りを済ませたら、願い事に合わせたお守りをいただきましょう。

内宮

皇大神宮(伊勢神宮 内宮正宮)

日本人の心のふるさと「皇大神宮(内宮・ないくう)」。

およそ2,000年前、垂仁天皇の御代から五十鈴川のほとりに鎮まります皇大神宮は皇室の御祖先であり、我々国民から総氏神のように崇められる天照大御神をお祀りしています。

内宮では、内宮神域内の神楽殿授与所にてお守りをいただくことができます。

授与時間/6時~17時(1~4月・9月は18時、5~8月は19時)
授与所/神楽殿授与所
お守りの種類
・御守
・交通安全御守(大・小)
・開運鈴守
・学業御守
・厄除御守
・安産御守
・守祓
・海幸守

名称

伊勢神宮 内宮(皇大神宮)

住所
〒516-0023 伊勢市宇治館町1
電話番号

0596-24-1111

営業時間

【参拝時間】
■10月・11月・12月     午前5時~午後5時
■1月・2月・3月・4月・9月  午前5時~午後6時
■5月・6月・7月・8月    午前5時~午後7時

駐車場

詳細はこちらから(らくらく伊勢もうで)
http://www.rakurakuise.jp/jam_map_02.html

公共交通機関でのアクセス

【内宮】近鉄「宇治山田駅」からバス15分

車でのアクセス

【内宮】伊勢自動車道・「伊勢西」又は「伊勢IC」から5分

外宮

豊受大神宮(伊勢神宮 外宮正宮)

伊勢市の中心部、高倉山を背にして鎮まります豊受大神宮(外宮・げくう)は、豊受大御神をお祀りしています。

豊受大御神は内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。

外宮では、神楽殿授与所にてお守りをいただくことができます。

授与時間/6時~17時(1~4月・9月は18時、5~8月は19時)
授与所/神楽殿授与所
お守りの種類
・御守
・交通安全御守(大・小)
・開運鈴守
・学業御守
・厄除御守
・安産御守
・守祓
・海幸守

名称

伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)

住所
伊勢市豊川町 
電話番号

0596-24-1111

営業時間

【参拝時間】
■10月・11月・12月     午前5時~午後5時
■1月・2月・3月・4月・9月  午前5時~午後6時
■5月・6月・7月・8月    午前5時~午後7時

駐車場

詳細はこちらから(らくらく伊勢もうで)
http://www.rakurakuise.jp/jam_map_03.html

公共交通機関でのアクセス

【外宮】JR・近鉄「伊勢市駅」から徒歩で約5分

車でのアクセス

【外宮】伊勢自動車道・「伊勢西」から5分

月読宮(皇大神宮 別宮)

月読宮(皇大神宮 内宮別宮)

域内に月読宮をはじめ4つの別宮が並んで鎮座しています。ご祭神は、月読宮は月読尊(つきよみのみこと)、月読荒御魂宮は月読尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)、伊佐奈岐宮は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊佐奈弥宮は伊弉冉尊(いざなみのみこと)。月読尊は天照大御神の弟神で外宮別宮 月夜見宮のご祭神と同じです。

「月を読む」と記すとおり、月の満ち欠けを教え暦を司る神であることを意味します。

月読宮では、宿衛屋にてお守りをいただくことができます。

授与時間/6時~17時(1~4月・9月は18時、5~8月は19時)
授与所/宿衛屋
お守りの種類
・御守(月読宮)
・守祓(月読宮・月読荒御魂宮・伊佐奈岐宮・伊佐奈弥宮)

名称

月読宮 (皇大神宮 別宮)

住所
伊勢市中村町
電話番号

0596-24-1111

営業時間

【参拝時間】
■10月・11月・12月     午前5時~午後5時
■1月・2月・3月・4月・9月  午前5時~午後6時
■5月・6月・7月・8月    午前5時~午後7時

公共交通機関でのアクセス

・近鉄・JR「伊勢市駅」、「近鉄宇治山田駅」から51番「内宮前」行きバス15分「中村町」下車
・近鉄「五十鈴川駅」より徒歩で約10分

瀧原宮 (皇大神宮 別宮)

瀧原宮 (皇大神宮 内宮別宮)

瀧原宮(たきはらのみや)、瀧原並宮(たきはらのならびのみや)とも天照大御神の御魂をお祀りし、古くから「遙宮」として崇敬を集めています。

瀧原宮は瀧原宮、瀧原並宮という、二つの別宮が並立しており、また御船倉(みふなくら)を有するなど他の別宮と異なる点が多々あります。

神域内の樹齢数百年を越える杉の木立に囲まれた参道と川の流れを利用した御手洗場は内宮を連想させ、神代の昔に誘います。

瀧原宮では、宿衛屋にてお守りをいただくことができます。

授与時間/6時~17時(1~4月・9月は18時、5~8月は19時)
授与所/宿衛屋
お守りの種類
・御守(瀧原宮)
・交通安全御守(瀧原宮)
・守祓(瀧原宮・瀧原並宮)

名称

瀧原宮 (皇大神宮 別宮)

住所
度会郡大紀町872
電話番号

0596-24-1111

営業時間

【参拝時間】
■10月・11月・12月     午前5時~午後5時
■1月・2月・3月・4月・9月  午前5時~午後6時
■5月・6月・7月・8月    午前5時~午後7時

公共交通機関でのアクセス

JR滝原駅より約1.5km

伊雑宮(皇大神宮 別宮)

伊雑宮(皇大神宮 内宮別宮)

伊雑宮(いざわのみや)は、天照大御神の御魂(あまてらすおおみかみのみたま)をお祀りし、「いぞうぐう」とも呼ばれます。

古くから「遙宮」として崇敬を集め、地元の人々によって海の幸、山の幸の豊饒が祈られてきました。
「海幸木守」は、漁師や海女が身につけて海に入るお守りとして伊雑宮でのみいただくことができます。

伊雑宮では、宿衛屋にてお守りをいただくことができます。

授与時間/6時~17時(1~4月・9月は18時、5~8月は19時)
授与所/宿衛屋
お守りの種類
・御守
・交通安全御守
・守祓
・海幸木守

名称

伊雑宮 (皇大神宮 別宮)

住所
志摩市磯部町上之郷374
電話番号

0596-24-1111

営業時間

【参拝時間】
■10月・11月・12月     午前5時~午後5時
■1月・2月・3月・4月・9月  午前5時~午後6時
■5月・6月・7月・8月    午前5時~午後7時

公共交通機関でのアクセス

近鉄上之郷駅より徒歩3分

倭姫宮(皇大神宮 別宮)

倭姫宮(皇大神宮 内宮別宮)

倭姫宮(やまとひめのみや)は、内宮と外宮を結ぶ御幸道路の中ほどの倉田山に鎮座し、倭姫命(やまとひめのみこと)をお祀りしています。

緑のあざやかな倉田山の西側には、神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)・農業館、美術館、神宮文庫等があり、この辺りを「倭姫文化の森」といいます。

倭姫宮では、宿衛屋にてお守りをいただくことができます。

授与時間/6時~17時(1~4月・9月は18時、5~8月は19時)
授与所/宿衛屋
お守りの種類
・御守
・守祓

名称

倭姫宮 (皇大神宮 別宮)

住所
伊勢市楠部町
電話番号

0596-24-1111

営業時間

【参拝時間】
■10月・11月・12月     午前5時~午後5時
■1月・2月・3月・4月・9月  午前5時~午後6時
■5月・6月・7月・8月    午前5時~午後7時

公共交通機関でのアクセス

JR・近鉄伊勢市駅、近鉄宇治山田駅からバス10分徴古館前下車

車でのアクセス

伊勢自動車道・伊勢西または伊勢ICから5分

月夜見宮 (豊受大神宮 別宮)

月夜見宮 (豊受大神宮 外宮別宮)

ご祭神は月夜見尊(つきよみのみこと)。天照大御神の弟神で内宮別宮 月読宮のご祭神と同じです。

月夜見宮は、月夜見尊と月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)を一つの社殿に合わせてお祀りしています。

月夜見宮では、宿衛屋にてお守りをいただくことができます。

授与時間/6時~17時(1~4月・9月は18時、5~8月は19時)
授与所/宿衛屋
お守りの種類
・御守
・守祓

名称

月夜見宮 (豊受大神宮 別宮)

住所
伊勢市宮後1丁目
電話番号

0596-24-1111

営業時間

【参拝時間】
■10月・11月・12月     午前5時~午後5時
■1月・2月・3月・4月・9月  午前5時~午後6時
■5月・6月・7月・8月    午前5時~午後7時

公共交通機関でのアクセス

・近鉄・JR「伊勢市駅」から徒歩で約10分

伊勢神宮の御朱印についてはこちらで解説しています

伊勢神宮では、お参りの証である御朱印をいただくことができます。

詳しくは、以下のレポートよりご覧いただけます。お伊勢参りの際は、ご参考にしてみてください。

伊勢神宮の御朱印は全部で7つ?記事はこちら↓
伊勢神宮の御朱印は全部で7つ?いただける時間や場所を解説します。

三重県内の御朱印巡りはこちら↓
三重県の御朱印巡り 人気の御朱印・素敵な御朱印が拝受できる神社やお寺をご紹介!

観光三重 編集部

伊勢神宮をお参りしたら、ぜひいただきたい「お守り」。自身の願い事にあったお守りを選んで、神様のご加護をいただけるように、大切に身に付けるといいそうです。それぞれのお宮によってお守りの種類も違いますので、お参りの際は授与所に立ち寄ってみてくださいね♪

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