神島の観光ガイド:アクセス・宿泊・食事まで徹底解説!
三重県鳥羽市の神島は三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台としても有名な離島です。行く前に知っておきたい、船での行き方・宿泊・食事・観光スポットを徹底解説!日帰りの観光モデルコースも紹介します。
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神島とは?
神島(かみしま)は、鳥羽港から北東約14キロの海上に浮かぶ離島で、周囲は約4キロメートルの小さな島です。
その名が示すように、古来から神が宿る島として信じられてきました。
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三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台
神島は、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台としても有名で、実写映画化された「潮騒」の撮影ロケ地にもなりました。
小説や映画に登場する場所が今でも多く残っており、ロケ地周辺には「潮騒」の案内看板が立っています。
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壮大な自然と歴史的建造物
神島には、カルスト地形をはじめとした自然豊かな名所があり、戦時中に建てられた歴史的建造物も見られます。
島内を2時間ほどで1周できる「近畿自然歩道」を歩くと、これらの名所巡りも楽しめますよ。
詳細なルートは記事後半の神島の観光モデルコースで解説しております。
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アサギマダラの飛来地
アサギマダラは羽の模様が鮮やかな大型の蝶で、愛好家からは「神島は絶好の観察ポイント」として知られています。
神島に飛来するのは10月〜11月で、島内各所で観察できますよ。
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神島ならではのお食事
潮騒の宿「山海荘」では神島産の魚介類を使用した食事を楽しめますよ。
また、島内には食事処の「やま海」もありますので、日帰り観光でもグルメを堪能できます。
「山海荘」と「やま海」の詳細は、神島での宿泊・食事についてをご覧ください。
いかがでしたでしょうか?神島の魅力を抜粋して紹介しました。
次では、神島へ行く前に知っておきたい情報や、神島の魅力をより深く解説します。
神島のアクセス方法
ここでは、鳥羽港と伊良湖港から出航する神島行きの船について解説します。
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鳥羽港から定期船で行く
鳥羽港(鳥羽マリンターミナル)から出航する鳥羽市営定期船には神島行きの便があり、片道料金は大人740円(小人370円)です。
乗船時間は約40分、1日4便の運航ですが、荒天時は欠航する場合があります。
定期船の時刻表は鳥羽市営定期船の公式サイトをご覧ください。
乗船するまでの流れは、神島の観光モデルコースで詳しく解説しております。
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伊良湖港から観光汽船で行く
伊良湖港から出航する神島観光汽船の片道料金は大人1,600円、小人800円、往復料金は大人3,000円、小人1,500円です。
乗船時間は約15分、1日の便数はシーズンによって異なるので、神島観光汽船 公式サイトの時刻表をご覧ください。
駐車場は伊良湖岬緑地公園の無料駐車場を利用でき、50台の駐車スペースがありますよ。
神島での宿泊・食事について
ここでは、神島での宿泊やランチの様子をお届け!2023年2月11日に取材した最新の現地レポートになります。
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「やま海」でランチ
「やま海」は地元の島民にも愛されている食事処で、宿泊施設「山海荘」の姉妹店になります。
船乗り場から徒歩数分ほどの距離にあり、時計台跡のすぐ近くにお店を構えます。
お昼の時間帯にオープンしますが、事前にお電話(0599-28-9011)で営業時間や定休日を確認すると安心です。
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こちらが店内の様子で、テーブル席と小上がりの和室があり、どこか懐かしい雰囲気が漂っています。
メニューはその日によって異なり、うどんやパスタのほか、神島産のお魚を使った定食料理や煮物があることも♪
取材時は冬場で寒かったので「かき卵あんかけうどん」を注文しました♪
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こちらが「かき卵あんかけうどん ¥600」で、トロトロのかき卵がたっぷり入っています。
鳥羽産のあおさのりも入っており、和風出汁の香りが食べる前から漂っていました。
お味は・・・和風出汁の旨味が強く、あおさのりとの相性も抜群で美味しかったです♪
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「山海荘」の宿泊レポート
潮騒の宿「山海荘」は、神島で50年以上の歴史を持つ宿泊施設です。
船着き場から徒歩数分の距離にあり、行きも帰りもアクセスしやすい立地です。
ここでは、山海荘の宿泊料金や食事、お部屋についてご紹介します。
宿泊料金
料金プランは1人1万円〜1万5千円(税抜)といくつかありますが、全て1泊2食付きの海鮮コースです。
プランによって料理内容が異なり、プラス料金で昼食付きにできます。
宿泊は金・土・日・月のみ営業で、宿泊予約は公式サイトもしくは電話(0599-38-2032)で可能です。
※お支払い方法は現金のみです
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トイレとお風呂
各階の通路には共同トイレがあり、ウォシュレット付きの洋式トイレが使えます。
お風呂は男女別の大浴場が4階にあり、足を伸ばせる浴槽でリラックスできました♪
お風呂の利用時間は23時までです。
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玄関口
山海荘は、島内でも大きく目立つ4階建ての建物で、玄関口は路地の階段を少し登った先にあります。
建物の屋上付近には「山海荘」と大きく書かれた文字があるので、それを目印にすると分かりやすいと思います。
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客室
客室は純和室で、エアコン、テレビ、冷蔵庫、セーフティーボックス(金庫)、浴衣、ハンドタオルなどが備わっています。
窓からは神島の漁港や海を見渡すことができ、シーズンによっては夕陽を眺められることも。
お布団は押入れの中に入っており、スタッフさんが敷いてくれます。
掃除が行き届いた綺麗なお部屋で、快適に過ごせました♪
お食事
ここでは「1万5千円(税抜)」コースの食事について詳しくレポートします。
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夕食は豪華な懐石料理で、舟盛りには鮮魚や伊勢海老のお造りが盛られ、どれも鮮度抜群でした。
驚くかもしれませんが、この写真に写っている量で1人前なんです♪
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おかずには煮魚や焼き魚のほか、タコの小鉢、にゅうめん、茶碗蒸しなど、どれも丁寧な味付けで美味しかったです。
山海荘では、「神島近海で獲れたもの以外はお客様に出さない。」という創業者の教えを守り、神島の魅力を料理でも堪能できます。
料理内容は仕入れ状況によって変わるので、来るたびに違った料理を楽しめますよ。
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朝食は、ご飯のお供にぴったりな惣菜の小鉢が多数あり、煮物や焼き魚、伊勢海老の味噌汁など、夕食同様にボリューム満点です。
どれも優しい味付けで食べやすく、素材の美味しさを堪能できました。
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昼食は完全予約制で、海の幸がギュッと詰まった「潮騒 幕の内」を食堂で食べられます。
宿泊者以外でも予約可能で、お持ち帰り用のお弁当も注文できますよ。
上記写真はお弁当の内容で、タコ飯、焼き魚、だし巻き卵、数種類のお惣菜など、ボリューム満点!
お値段は当日の内容によって異なりますが、お値段以上の量と美味しさに大満足でした。
神島の観光スポット・名所
ここでは、神島に来たらぜひ訪れたい観光スポットや名所をご紹介します。
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船揚場
船揚場は、映画「潮騒」のロケ地としても知られ、撮影当時の雰囲気が今でも残っています。
ここには漁師町ならではの景色が広がり、ゆっくりと流れる島時間を感じられる場所です。
※船揚場とは、漁から戻ってきた船を陸地に上げるための場所です。
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旧オーカの丘
旧オーカの丘は、伊良湖水道や渥美半島を見渡せる眺めの良い丘です。
眼下にはスズノ浜が広がり、美しい海の色に感動できる展望スポットです。
ここは船揚場から徒歩数分の距離なので、アクセスしやすい場所にあります。
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時計台跡
時計台跡はこの島で唯一の時計台があった場所で、集落の路地に佇んでいます。
現在の時計は3代目ですが、独特な形状が今も残ります。
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八代神社
八代神社(やつしろじんじゃ)は集落の高台にある神社で、参道の入口には白い鳥居が鎮座しています。
鳥居の先には200段以上の石段があり、社殿はこの先にあります。
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石段を少し登って振り返ると、集落や漁港が鳥居越しに見え、神島ならではの風情を感じられるポイントです。
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こちらが社殿の様子で、周囲は森に囲まれ、静かで厳粛な雰囲気に包まれています。
御祭神は海の神様である『綿津見命(わだつみのみこと)』をお祀りし、豊漁や海上安全が祈願されています。
創立年代は不詳ですが、平安時代以前から存在していたとされています。
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神島灯台
神島灯台は、海の難所として知られてきた「伊良湖水道」を見守ってきた灯台です。
「日本の灯台50選」に選ばれた名所であり、恋人の聖地としても知られています。
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灯台に登ることはできませんが、周辺は伊良湖岬を見渡せる展望スポットです。
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監的哨跡
監的哨跡は、伊良湖から撃たれる大砲の着弾点を観測する施設で、戦時中に建てられました。
映画『潮騒』の名シーンが撮影された場所でもあり、潮騒ファンには必見のスポットです。
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建物は2階建てとなっており、階段を上って屋上へアクセスできます。
屋上は島内屈指の絶景ポイントで、伊良湖岬や志摩半島を見渡せる素晴らしい景色が広がります。
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1階・2階の窓から眺める景色も見どころで、まるで額縁に収められた絵画のような美しさがありますよ。
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寺田家宅
寺田家宅は、三島由紀夫が取材のために滞在した民家で、現在は空き家となっています。
当時、神島には旅館が3軒ありましたが、「宿は旅館よりも民家がいい」という彼の意向で、漁協組合長でもあった寺田宗一さんの家に滞在しながら潮騒のロケを行っていました。
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この家の2階には、三島由紀夫が泊まった部屋が残されており、彼が作業に使用していた机や遺品などが展示され、映画「潮騒」のポスターなども飾られています。
見学の際は山海荘に事前連絡することで、ご案内いただけますよ。
※普段は鍵で施錠されています
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カルスト地形
カルスト地形は、石灰岩が風化・浸食されてできた地形で、鳥羽市の指定天然記念物にも指定されています。
白い塔のようにそびえ立つ岸壁と、その背後に広がる青い海は、自然の造形美とも呼べる美しさ!
岸壁まで近づける遊歩道が整備されており、砂浜まで降りることができます。
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ニワの浜
ニワの浜は、カルスト地形を間近で見られる砂浜で、映画「潮騒」では海女さんの登場シーンが撮影されました。
波打ち際には石灰岩が散らばっており、自然が作り出すアートのような空間が広がっています。
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古里の浜・八畳岩
島の西部にある「古里(ごり)の浜」には、「八畳岩」と呼ばれる巨岩がそびえ立っています。
岩まで近づくと、そのスケールの大きさに圧倒されると思います。
岩の周囲は海の透明度が高く、まるで南国のような雰囲気も感じられます。
神島の観光モデルコース
ここでは、神島の観光スポットや名所を巡るモデルコースをご紹介!
所要時間は4時間程度で、鳥羽マリンターミナルから10時45分発の定期船に乗って神島へ向かうプランになります。
※船のダイヤは2023年2月時点のものです。最新の時刻表は鳥羽市営定期船の公式サイトをご覧ください
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【10:00】佐田浜第1駐車場
鳥羽市の佐田浜第1駐車場に車を停めて、旅のスタート!
ここから鳥羽マリンターミナルまで徒歩数分の距離とアクセス良好です♪
神島の山海荘に宿泊すると、佐田浜第1駐車場の24時間サービス券がもらえるので駐車料金がお得になりますよ。
※宿泊先が「離島加盟旅館」の場合、宿泊時に駐車場のサービス券がもらえます
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【10:10】乗船券を購入
鳥羽マリンターミナルに着いたら、鳥羽市営定期船の乗船券を購入します。
神島までの運賃は片道740円で、往復きっぷの販売はないのでご注意を。
帰りの乗船券は、神島にある定期船待合所で購入できますよ。
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乗船までの待ち時間は2Fの交流ラウンジで過ごしました。
窓際の席からは鳥羽湾を一望できる絶好のロケーションで、美しい海の眺めに魅了されました。
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【10:30】定期船乗り場へ移動 〜 乗船
船の到着アナウンスが流れたので、定期船乗り場へ向かいます。
神島行きの船は数種類あり、どの船に乗れるかは乗船までのお楽しみ♪
この日はバリアフリー対応の「きらめき」に乗船しました。
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船からの眺めも素晴らしく、2Fのデッキ席では潮風を感じながらの船旅を楽しめました♪
屋根があるので日差しは緩和されますが、乗船中は波しぶきにご注意ください。
1Fの座席は完全屋内で、風や波しぶきが入ってくることはありません。
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【11:25】神島に到着
鳥羽マリンターミナルを出発して、40分ほどの船旅で神島に到着!
船を降りると、目の前にはキラキラと輝く海が広がり、海底まで見えるほど澄んでいました。
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船着き場を出ると、無数の蛸壺がびっしりと並んでいる光景が目に入ります。
神島はタコ漁が盛んな場所で、神島産のタコを加工した「潮騒タコ」は島の隠れた特産品として人気があります。
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【11:30】近畿自然歩道の看板
船着き場を出てまっすぐ進むと、近畿自然歩道の看板があります。
ここを起点にして、看板に記されたコースガイドに沿って歩いていきます。
所要時間は約2〜3時間で、日帰りで巡る方は帰りの便に乗れるように行動しましょう。
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近畿自然歩道の看板近くにはトイレがあり、周辺には飲み物の自動販売機がいくつかあります。
男女別の公衆トイレはここ以外にないので、先に済ませておくと安心です。
また、自動販売機があるのはこの周辺だけなので、飲み物の購入もここで済ませましょう。
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まずは高台にある八代神社を目指して、集落の路地に入ります。その際、「神島灯台」の案内看板が指す方向に進みましょう。
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【11:32】時計台跡
路地に入って数分歩くと、時計台跡に到着します。
この独特な形をした時計台跡は、島唯一の時計として時を刻む時代がありました。
時計台跡の後ろには食事処「やま海」があるので、まずはここでランチとしましょう♪
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【11:35〜】やま海でランチ
やま海はお昼の時間帯に営業する食事処で、地元の島民にも愛されています。
この日は寒い冬場だったので、かき卵あんかけうどんを注文。
出汁の効いた優しい味わいとトロトロの卵がとても美味しかったです♪
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【12:00】洗濯場
やま海をあとにして、来た道を真っ直ぐ進むと、「洗濯場」という場所が現れます。
ここは、水道が整備される前に使われていた洗濯場の跡地で、映画「潮騒」の劇中でも登場しました。
現在は少量の水が流れる水路となっていますが、当時の面影を残しています。
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【12:05】高台からの眺め
路地の階段を登って高台を通り、八代神社へと向かいます。
この高台は町並みを見渡せる展望スポットで、神島ならではの景観が広がります。
道中にはベンチがあるので、ゆっくり座って眺めるのもおすすめです。
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【12:10】八代神社
八代神社の参道入口には白い鳥居が鎮座しており、社殿は石段の先にあります。
石段は200段ほどあるので、ゆっくり登って体力を温存しましょう。
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【12:15】山道
八代神社から先は山道のようなハイキングコースになります。
坂道や階段が続く箇所があるので、こまめな水分補給を忘れずに。
スニーカーなどの歩きやすい靴での散策がおすすめです。
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【12:30】神島灯台
山道を10分ほど歩いて神島灯台に到着。
参観灯台ではないため、登ることはできませんが、日本の灯台50選にも選ばれた名勝地です。
灯台周辺は伊良湖水道を見渡せるので、ここで海を眺めながらの小休止はいかが?
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【12:50】監的哨跡
神島灯台から約15分歩いて、監的哨跡に到着。
ここは旧陸軍の施設跡地で、建物内は自由に見学できます。
屋上は伊良湖岬から志摩半島を一望できる絶景スポットです。
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【13:20】カルスト地形
監的哨跡から先は、下り坂の山道が続き、約10分でカルスト地形に到着します。
巨大な石灰岩の岸壁と水平線に広がる青い海は素晴らしい景観です。
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来た道を真っ直ぐ進むと、近畿自然歩道の看板が見えてきますので、そこまで歩きます。
次のポイントである「古里の浜」はこの看板の先にある細い道を通って行けますよ。
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ちなみに、カルスト地形は朝焼けを望める絶好のロケーションです。
宿泊先の山海荘から徒歩30分ほどの距離にありますが、息をのむような絶景を楽しめますよ。
この写真は2023年2月11日の7時頃に撮影しました。
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【13:40】古里の浜
カルスト地形から近畿自然歩道を通って、約10分歩くと「古里(ごり)の浜」が見えてきます。
ここには八畳岩と呼ばれる巨大な石があり、そのスケール感に圧倒されます。
波が穏やかな砂浜なので、心地よい波音を聞きながらのんびり過ごせますよ。
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宿泊される方は、ここで夕陽を眺めるのもオススメです。
定期船の最終便が15時30分なので、宿泊しないと見られない絶景です。
山海荘から徒歩20分ほどの距離なので、夕食前にふらっと立ち寄るのはいかが?
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【14:00】集落の高台
古里の浜から約20分歩いて集落に戻ってきました。
ここは山海荘の裏手にある高台で、町並みを見渡せる絶景ポイント!
ここから路地を降りて、船着き場方面へ向かうと最初の地点にたどり着きます。
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ちなみに、この高台は夜景も美しいスポットです。
宿泊しないと見られない景色ですので、宿泊される方はお見逃し無く♪
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いかがでしたでしょうか?
神島の魅力は、壮大な自然と古くから伝わる歴史を間近に感じられるところです。
日帰りでも十分楽しめますが、宿泊してゆっくりと過ごすのもおすすめです。
日常から離れ、自然に触れながら心身ともにリフレッシュできる神島に、ぜひお越しください。
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ふがまるちゃん(撮影・記事制作)
観光三重のみえ旅カメラ部に所属し、三重を撮る写真家としてTwitter・Instagramを中心に活動中。三重の風景を無料配布する三重フォトギャラリーと三重の旬な情報を発信する三重のええとこ巡りを運営。
関連スポット
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八代神社
伊勢志摩
鳥羽市海の神様「綿津見命」をお祀りする、海上安全の神様です。 ここにゲーター祭の「日輪」が奉られます。 ※所蔵文化財はご覧になれない場合もありますので、おでかけ前に各問い合わせ先にご確認ください。
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潮騒の宿 山海荘
伊勢志摩
鳥羽市
カルスト地形
伊勢志摩
鳥羽市石灰岩が風化してできた独自の景観。 白い塔のようにそびえ立つカルスト地形に海の青さのコントラストが神秘的です。
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神島灯台
伊勢志摩
鳥羽市海の難所と言われる伊良湖水道の安全を見守ってきた灯台。 「日本の灯台50選」にも選ばれていて、島内で随一のビュースポットで、「恋人の聖地」のプレートはこの灯台に設置してあります。
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神島(潮騒の舞台)
伊勢志摩
鳥羽市伊良湖水道にある漁業の島。また三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となった島でもあります。島内には戦時中の跡となる「監的哨跡」、「八代神社」の長い石段など物語に登場した場所が実際にあるので、小説の世界にどっぷり浸ることができます。 9月下旬から10月上旬にかけてサシバ(タカの一種)の渡りが観測でき、アサギマダラ(蝶)も飛来します。1周4kmの自然あふれる島はウォーキングに最適です。