松阪初午まつり2024とは?スケジュール、アクセス、屋台情報などを解説。

掲載日:2024.03.01

松阪に春を呼ぶ行事として知られる「松阪初午まつり」が、2024年3月9日から10日にかけて開催されます。会場にもなる「岡寺山継松寺」では、厄除けをしようと毎年たくさんの方が訪れます。この記事では、「松阪初午まつり2024」のスケジュール、会場へのアクセスなどについて詳しく解説します。

松阪初午まつりとは?

松阪初午まつり(初午大祭)は、毎年3月に岡寺山継松寺(おかでらさんけいしょうじ)と松阪駅前中心商店街周辺で行われ、7月に行われる「祇園まつり」、11月に行われる「氏郷(うじさと)まつり」と並ぶ松阪の三大まつりのひとつ。

3月始めの午の日「初午(はつうま)」は、厄年の人が厄除け祈願を行うのにもっとも御利益があるとされており、厄年の方をはじめ多くの参拝者で賑わいます。

会場周辺にはたくさんの露店・屋台が出店し、なかでも「厄をはじきさる」という縁起玩具の「猿はじき」や「厄をねじ伏せる」という説のある「ねじりおこし」が販売され、参拝者はこれらを買い求めて一年の無事を祈ります。

厄除けのお寺として知られる岡寺山継松寺

会場にもなっている岡寺山継松寺は、厄除けのお寺として有名であり、地元では「岡寺」、「おかでらさん」の愛称で親しまれています。

歴史をさかのぼると、奈良時代、東大寺建立の大事業が成功することを願った聖武天皇の勅願をうけ、天平15(743)年に行基によってこちらのお寺が創建されました。そして聖武天皇が42歳の厄年の際、寺のご本尊である「如意輪観世音菩薩(にょいりんかんぜおんぼさつ)」を宮中にお奉りし祈願した後、再びここへ安置されたことから、厄除け観音としてこの地域の人々に親しまれるようになりました。


のちに洪水によってお堂が流失してしまいますが、海中からご本尊を拾い上げた二見の漁師が弁財天(七福神の一人)のお告げを聞いて出家し、「継松法師」となってお寺を再建したことから「継松寺」という名をつけられたそうです。


ご本尊である「如意輪観音」は厄除け観音として知られ、お奉りされている岡寺山継松寺は日本最古の厄除霊場です。

スケジュールについて

 

松阪初午まつりの主なスケジュールは以下のとおりです。
※例年開催されており、厄年の女性を中心に着物で行列する「厄まいり宝恵駕籠行列」は中止です。

 

  • 【宵宮】
    2024年3月9日(土)10:00~21:00

    【本日】
    2024年3月10日(日)10:00~19:00

    【初午祭り期間中の開運厄除御祈祷受付時間】
    3月9日(土)8:00~20:00
    3月10日(日)8:00~20:00
    ※上記以外の日も毎日9:00から12:00、13:00から16:00まで受付。

屋台などの出店について

岡寺継松寺、松阪中心商店街周辺を中心に屋台や地元飲食店のキッチンカーが多数出店します。おまつりならではの飲食物や松阪市の地元グルメをこの機会に味わってみてくださいね。
※ゴミは屋台のゴミ袋に捨ててください。

ちなみに、松阪初午まつりでは”ある2つのもの”をよく目にします。
以下でその”2つのもの”を紹介していきます。

 

①猿はじき

江戸時代に始まったと伝えられる竹製の縁起玩具で、竹のバネで猿をはじき飛ばし、「厄をはじきさる」という意味があります。先端に飾り羽根がついているのが特徴で、初午まつりの開催期間中は多くの人が手に持ちながら歩いています。猿はじきの一つひとつが手づくりであり、自分好みの色や形を探してみるのも楽しいですよ♪

②ねじりおこし

「厄をねじふせる」といういわれがあり、鮮やかな青のりがまぶされたお菓子「ねじりおこし」。

鋤(すき)で田んぼを掘り起こした時に土がうねっている形に似ていることから、春の農耕が始まる前に牛馬の厄を落とす縁起物とも言われています。ちなみに、東京名物の一つである「雷おこし」は、松阪出身の方がねじりおこしをヒントに開発されたんだとか。

 

猿はじき、ねじりおこしともに露店・屋台で販売されていますので、ご興味のある方はぜひお買い求めください♪

アクセス・駐車場・交通規制について

当日は会場周辺で交通規制が行われ、また周辺駐車場の駐車台数も限られているため、鉄道・バスによるお越しをおすすめします。

 

鉄道でのアクセス

JR・近鉄「松阪」駅を下車 南改札口を出てすぐ

※岡寺山継松寺へは徒歩約5分

バスでのアクセス

・三重交通バス「松阪駅前」下車すぐ
・鈴の音バス「JR松阪駅」下車すぐ
※岡寺山継松寺へは徒歩約5分

※松阪初午まつりの開催期間中は一部迂回運転しますので、以下のバス停はご利用いただけません。

  • 三重交通バス
    平生町、パティオひの街、日野町(ベルタウン)、新町1丁目、新町4丁目、黒田町、西林、内五曲り
  • 鈴の音バス
    平生町、パティオひの街、日野町(ベルタウン)、よいほモール、よいほモール北、松阪工業グランド前、新町1丁目、新町4丁目

 

車でのアクセス

伊勢自動車道「松阪IC」から市中心部(祭開催地域)まで約20分

※周辺商業施設等への駐車はご遠慮ください。

駐車場について

会場周辺の駐車場をご利用いただくことは可能ですが、駐車台数に限りがあります。
なるべく公共交通機関を利用してお越しください。

 

交通規制について

交通規制は9日(土)は9:00から21:00まで、10日(日)は9:30~19:00に行われます。
詳しくは以下のマップをご確認ください。

 

松阪のおすすめグルメ

松阪初午まつりが開催される松阪市のおすすめグルメを紹介します。

松阪牛

「肉の芸術品」とも呼ばれる松阪牛は、優れた資質、豊かな自然の中での農家の伝統的飼育やシステムの導入・管理によって日本一の肉牛として認められ、その味の素晴らしさは国内のみならず、世界から賞賛を受けています。せっかく松阪市に訪れたなら、本場の松阪牛をぜひ味わってみてください!

 

 

松阪鶏焼き肉

松阪市では、世界的にも有名な「松阪牛」だけでなく、松阪牛に比べて安価な鶏肉の「鶏焼き肉」が庶民の間で親しまれ、TV取材等で全国的に有名になり、松阪市のソウルフードと言われるまでになりました。鶏焼き肉は、焼き鳥とは違って串を通さず、甘辛のみそダレをつけるのが特徴です。

美味しい味噌ダレがかかった鶏肉を、焼いて食べる絶品焼肉。松阪牛も良いけれど、ご当地グルメの鶏焼き肉もぜひ一度食べてみませんか。

 

いかがでしたか

松阪初午まつりのスケジュールや見どころ、松阪のグルメ情報などについて紹介してきました。松阪初午まつりへお出かけして厄除けし、一年の無事を祈ってみてはいかがでしょうか?

観光三重 編集部の画像

観光三重 編集部

松阪に春を呼ぶ行事として知られる「松阪初午まつり」が、2024年3月9日から10日にかけて開催されます。
松阪初午まつりへお出かけして厄除けし、一年の無事を祈ってみてはいかがでしょうか?

Page Top