商人の街「松阪」を散策。松阪木綿の着物に着替えて、タイムスリップ小旅行をしてきました♪:山本亜依のみえたび!松阪編

掲載日:2018.09.03

歴史と文化の街「松阪市」を、松阪木綿の着物に着替えてぶらり旅。定番の「松坂城跡」や「御城番屋敷」はもちろん、新名所の「豪商ポケットパーク」など、老若男女楽しめる観光スポットへ。松阪牛だけではない!!三重県出身の女優「山本亜依」が、県外からの観光客はもちろん、地元の方でも楽しめる「松阪散策」を体験し、松阪の魅力に迫ります。

【山本亜依のみえたび!】とは?
三重県出身の女優 山本亜依さんが、三重県をぶらり旅!三重県の観光スポットを自ら取材、「見て・聞いて・感じた」事を、自らの文章で紹介してくれる、旅のレポート記事です。

**********

今回やってきたのは松阪市!
松阪牛で知られる松阪市ですが、実は全国的に有名な商人を多く輩出している街であり、風情溢れる街並みを見ることができます。

今回は、そんな歴史と文化に満ち溢れた、魅力たっぷりの街「松阪」を存分に楽しみたいと思います!

まず初めに、松阪駅すぐそばにある松阪市観光情報センターへ!

ここには、松阪市や三重県に関する観光マップが沢山用意されていて、日本語だけでなく、様々な言語のガイドブックが置かれており、外国の方もたくさん訪れていました。
松阪の観光案内や見所をしっかりと聞くことが出来る情報満載の施設です。プランを立てた旅行だけではなく、ふらりと松阪に訪れ、季節に応じた観光地を案内してもらうのも素敵ですよね!

【松阪市観光情報センター】
住所 松阪市京町507-2
電話番号 0598-23-7771
営業時間 9:00〜18:00
アクセス JR・近鉄「松阪」駅下車すぐ(出口:JR側)

次に向かったのは、八幡屋きものレンタルセンター(着楽屋)です。

ここでは藍染の色と縞模様が特徴である、松阪木綿で作られた着物の着付けを行なっています。
レンタルできる着物は簡単に着ることができ、なんと3分で着付けていただきました!速いだけでなく着心地も抜群に良くて、快適に過ごせました。

※きものレンタルセンターは月・水・金は休み。但し隣の八幡屋でレンタル可能。

店内にはレンタル用の着物や、松阪木綿で作られたアイテムが数多く置いてあり、見ているだけで楽しかったです。
着物のレンタルは、3時間3000円と価格もお手頃で、女性ものだけでなく、男性ものもしっかりと用意されています。
着物の種類も豊富で、全て柄や色味が違うので、どれも素敵で迷ってしまいます!
自分でどの着物を着るかじっくり選べるのも、嬉しいポイントですよね。

松阪木綿に使われている「藍色」は、日本人の肌に1番似合う色とのこと。
老若男女どなたでも合わせられるデザインのため、沢山の方に好まれているそうです!

家族や友人はもちろんですが、恋人と2人で松阪木綿を着て散策するなど、大切な方と一緒に着てみてはいかがでしょうか。

【八幡屋 きものレンタルセンター(着楽屋)】
住所 松阪市日野町589-1
電話番号 0598‐21‐0551
営業時間 11:00~18:00
休業日 木曜日
アクセス JR・近鉄「松阪駅」から徒歩約7分

着替えが終わったら早速街を練り歩きます♪

初めに向かったのは、2016年にできたばかりの新名所「豪商ポケットパーク」です!
こちらの場所で象徴的存在となっているのが、こちらの来遠(ライオン)像。

実は、三井家と松阪市の歴史と未来をつなぐ象徴として寄贈されたものなのです。
三井家に関してですが、皆様お馴染みの、三井アウトレットパークや三井住友銀行。これらは全て、松阪出身の三井高利さんを初めとした三井家によって、築かれたものなんです。
来遠(ライオン)像は、ロンドンのトラファルガー広場にある、ネルソン記念塔下のライオン像がモデルとなっていて、背中にまたがると願いがかなうと言い伝えられています。

なんともいえない愛らしい表情が可愛らしいライオン像。
着物のため、実際にまたがることはできないので、その代わりに頭を撫でてきました!
願い事が叶いますように。

次に訪れたのは松坂城跡です。
松坂城は、1588年に築城の名手、蒲生氏郷(がもううじさと)によって築城されました。

誇らしげにそびえ立つ石垣は、松阪のシンボル的存在となっていて、近くで見るとその存在感に圧倒されます。

周囲には本居宣長記念館や武家長屋の御城番屋敷(ごじょうばんやしき)もあり、春には約300本もの桜が石垣を埋めつくし、多くの観光客で賑わいます。
石垣と、桜の相性は抜群で地元の方にも人気とのこと。なんとここ松坂城跡の桜は、夜になるとライトアップされるそうです!
ライトアップによって彩られた桜は、とても幻想的な雰囲気で、昼とはまた違った美しさがあるそうです。安定感のある石垣の作りに、本城の面影を感じることができ、広大な敷地を歩くと、今にも城下町として賑わっていた頃の「音」が聞こえてきそうでした。

今回は全て周りきることはできませんでしたが、城跡からは松阪の街を一望することができ、長屋の御城番屋敷なども見えるそうです。
こちらの松坂城跡、入場料は無料となっているので散歩がてらにふらっと来ることも可能です。お子さんと一緒にお散歩するも良し。家族と観光にくるのも良し。恋人と夜景を楽しむのも良し。
ぜひ、色々な角度から松坂城跡をお楽しみくださいね♪

※敷地内を全て楽しみたいのであれば、坂などもあるのでスニーカーがオススメです。

【松坂城跡(松阪公園)】
住所 松阪市殿町
電話番号 0598-53-4196(松阪市観光交流課)
アクセス 伊勢自動車道「松阪」ICより約15分

続きましてはお隣の御城番屋敷(ごじょうばんやしき)へ。
御城番屋敷は、城の警護を任された紀州藩士が住んでいた、趣ある武家屋敷です。
今現在も住居として使われていて、屋敷の一部は無料公開もされています。

石畳の両側に続く、美しく整えられた槇垣はとても風情があり、あまりに素敵な景色に、写真を撮る手が止まりませんでした。
御城番屋敷はとても写真映えする景色で、今流行りのインスタ映えも狙えますよ。

途中で見かけたポストも、可愛くて思わずパシャり。
どこを歩いても、まるでタイムスリップした様な不思議な感覚になれる、そんな素敵な場所でした!

【御城番屋敷】
住所 松阪市殿町1385
電話番号 0598-26-5174
開館時間 10:00~16:00
休業日 月曜(祝日の場合翌日)、年末年始
アクセス 伊勢自動車道「松阪」ICより約20分

沢山歩いたら小腹が空いてきました。
そこでやって来たのがこちらの和菓子屋さん、「たつみ堂」です。

たつみ堂は、大正元年から100年以上続く老舗和菓子店です。

1つ1つ手作りにこだわっているたつみ堂には、地元の特産物をモチーフにした和菓子など、数多くのお菓子がお店に並んでいます。

まず初めに頂いたのは「季節の上生菓子」です。
口に入れた瞬間に、上品な餡の甘さがぱっと広がりとても幸せな気持ちになりました♪
沢山歩いた体に、優しい甘さが染み渡ります。

他にもいくつかたつみ堂の和菓子を紹介していきます。
こちらは「モーちゃん饅頭」。
揚げ饅頭で、「伊勢芋」が練り込んである皮はもっちり香ばしく、中はこし餡と松阪牛しぐれ煮が入っています。松阪牛と和菓子のコラボ。その斬新さが楽しい饅頭ですよね!

この美味しさは、モー止まりません!(笑)

続きましては「鈴もなか」。
松阪の偉人である本居宣長さんが愛した鈴の形をしたもなかです。
北海道産小豆を使用した粒餡と、自家栽培柚子を使用した柚子餡が入った二種類があります!
たっぷり入った餡の甘さを存分に堪能できる、たつみ堂の銘菓です。

最後にたつみ堂の皆さんと写真を撮っていただきました。
皆さん優しく温かく出迎えてくださって、お話しも弾み、とても楽しい時間でした。
取材中、お店には沢山のお客様が訪れていて、皆さん笑顔で和菓子を選んでいた姿がとても印象的でした。個数は一個から買うこともでき、店内にはテーブル席もあるので、ぶらり旅の休憩にもピッタリです。

休憩がてらホッと一息つける素敵な場所でした。美味しい和菓子、ご馳走様でした!

【たつみ堂】
住所 松阪市本町2172
電話番号 0598-21-1337
公式URL http://tatsumido.jp
営業時間 8:00〜19:00
休業日 水曜
アクセス 伊勢自動車道「松阪」ICより約15分

これで今回の旅は終了です。
高校時代、松阪にある高校に通っていて、普段何気なく歩いていた松阪市ですが、今回の旅では、私の知らなかった松阪の風景が多くありました。
そんな、私の知らなかった松阪の一面を沢山知ることが出来た今回の企画。もっともっと松阪の事が好きになりました!
皆さんも是非、松阪に来られた際には美味しいものを食べ、歴史に触れて癒されてみてはいかがでしょうか?


<山本亜依プロフィール>
1995年生まれ、三重県出身。2016年に配信ドラマ「東京女子図鑑」で女優デビュー。その後、TVドラマ「謎解きLIVE」シリーズ(16~17)、「探偵物語」(18)などに出演し、「トドメの接吻」(18)では初の連続ドラマレギュラー出演を果たした。「きみの鳥はうたえる」(18)が映画初出演となり、今後の出演待機作も多数ある。女優業のほか、三重テレビの情報番組『とってもワクドキ!』のコーナー「ハイタッチ!みえ」でリポーターとして出演するなど、マルチに活動をしている。

関連スポット

八幡屋きものレンタルセンター

松阪もめんきもの観光レンタルセンター

中南勢

松阪市

松阪もめんは藍染の色と縞模様が特徴で、かつて江戸で粋な着物として大流行しました。レンタルできる着物は洋服の上から簡単に着ることができますので、着付けに時間がかかりません。なんと3分で着付け可能!女性だけでなく、男性用の着物レンタルもあります。 ※きものレンタルセンターは月・水・金は休み 但し隣の八幡屋でレンタル可能です ・隣接地にパーキング有(6台までP可)

店舗

鶴の玉本舗 たつみ堂

中南勢

松阪市

大正元年創業、松阪の創設者、蒲生氏郷公ゆかりの銘菓「鶴の玉」は全国菓子博覧会金賞受賞。又、日本を代表する国学者、本居宣長が愛した鈴を型どった「鈴最中」や創業百周年記念菓子「鈴どら」も人気商品です。

御城番屋敷

御城番屋敷

中南勢

松阪市

江戸末期に紀州藩士が松坂城警護のため移り住んだ武家屋敷。 このような組長屋は全国でも大変珍しく、今も人々の暮しが営まれている。 西棟北端の一軒は内部を公開。(国指定重要文化財) 松阪の観光情報は、松阪観光インフォメーションサイト ワクワク松阪 へ。

春は桜の名所としても有名

松坂城跡(松阪公園)

中南勢

松阪市

天正16(1588)年に蒲生氏郷によって築城された平山城。 現在も残る野面積みなどの豪壮な石垣は、松阪のシンボル的存在です。 桜や藤、銀杏が石垣を彩り、四季を通じて市民にも親しまれています。 城跡からは城下町の面影を残すまち並みを一望できます。 平成23年2月には、国の史跡に指定されました。 詳しくは、こちら↓ 松坂城跡 松阪の観光情報は、松阪観光インフォメーションサイト ワクワク松阪 へ。

外観(松阪駅JR側出てすぐ右手)

松阪駅観光情報センター

中南勢

松阪市

道がわからない、宿を探したい、おいしいお店など、松阪の旅のことなら何でもお気軽にお尋ねください。 観光案内のほか、レンタルサイクルの貸出、手荷物預かりなども行っています。 JR松阪駅を出てすぐ右側、交番横の便利な立地です。 ☆観光案内、貸自転車8台(内電動アシスト車2台)、手荷物一時預り、車椅子(2台)、御城印、武将印、記念スタンプあり 松阪の観光情報は、松阪観光インフォメーションサイト ワクワク松阪 へ。

Page Top