鳥羽の離島「答志島」で安らぎに満ちた休日を。 旅館「寿々波」の料理は鮮度抜群!
掲載日:2019.03.07
伊勢湾に浮かぶ4つの有人離島の一つ、「答志島」。豊かな自然と島の人たちがつくりあげきた「心温まる風土」が息づいていて、ありのままの島の路地裏散策や多彩な自然体験を楽しむことができる観光スポットとして密かに注目を集めています。その島にある老舗旅館「答志島温泉 寿々波(すずなみ)」は、新鮮な食材を吟味して提供する料理で人気。どこか懐かしい雰囲気を持つ島で、寛ぎの時間を過ごしてみてください。※取材日:2019年2月15日(金)
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■穏やかな時間が流れる離島の老舗旅館
鳥羽市最大の離島「答志島(とうしじま)」。
答志・和具・桃取という3つの集落があり、島民のほとんどが漁業に関わっています。
この答志島は、豊かな自然と島の人たちがつくりあげきた「心温まる風土」が息づいていて、ありのままの島の路地裏散策や多彩な自然体験を楽しむことができる観光スポットとして密かに注目を集めています。
その島で長年愛されてきたのが、老舗旅館「寿々波(すずなみ)」。
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答志島へは、車では行くことができません。
鳥羽駅近くにある「鳥羽マリンターミナル」から、鳥羽市営定期船で約25分のショートクルージング。
和具港で下船します。
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何隻も停泊する漁船、その隣に建ち並ぶ海女小屋、積み重ねられた漁網…。海の恵みに支えられた島の暮らしが、この風景から感じ取れます。
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和具港から徒歩約3分。外観と同じく、このロビーからも感じるのは、古きよき昭和の「温泉旅館」の風情。
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■海の幸を盛り込んだ磯料理は「鮮度が自慢」!
島を囲む伊勢湾から獲れた海の幸を存分に楽しめる会席料理。一工夫ある品々が並びます。写真は、さまざまな種類のお造りを堪能できる「桶盛り付豪華会席」。
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答志島でも珍しい女性仲買人である若女将が自ら仕入れるという新鮮な魚介類の鮮度は抜群!
その日一番の食材を選びます!
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どのコースも高級食材が目白押し。写真の「伊勢エビ姿造りとあわび踊り焼き付会席」も、素材の良さを十分に生かしたコースです。
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伊勢エビ、あわび、和牛という夢の組み合わせで人気の「3大味覚会席」。それぞれの食材がなかなか味わえない新鮮さ。食における鮮度の大切さを教えてくれる料理です。
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別注料理の「伊勢エビフライ」は、その豪快な調理方法と見た目のかわいらしさに惹かれます。カリッとした衣の中には、プリプリとした食感の海老の旨みがギュッと詰まっています。
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「カキ鍋」もおすすめの別注料理。新鮮なカキを優しい味つけで味わうことができ、体はぽっかぽか。
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■唯一無二の景色を眺めながら、体を癒す!
島の町並みと自然が一体化する「ここにしかない景色」を眺めながら、天然温泉のお湯でゆったり。展望大浴場は男湯(写真上)と女湯(写真下)の2種類。日々の忙しさを忘れられる気持ち良さをつくり出してくれる空間です。
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離島の歴史と文化を教えてくれる「大浴場からの眺め」。親しみやすさと非日常感が絶妙なバランスで、しばらく見とれてしまいます。水平線に登る「朝日」、茜色に染まる「夕日」など、刻々と様変わりする風景を楽しんでほしいです。
【日帰り入浴】
利用時間 15:00〜18:00
料金 500円(税込) ※タオル100円、バスタオル200円
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■昔ながらの「純和風の客室」にほっこり!
昭和初期にタイムスリップしたかのような、ほっこりとした安らぎを感じられる「寿々波」の客室。この「特別室」は、和室がもう一部屋あり、家族での宿泊にぴったり。
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「景色をゆっくり楽しんでもらいたい」と客室の窓が大きいのも、この宿のこだわり。写真は、通常タイプの客室。答志島には、釣りを目当てに訪れるお客さんも多く、春にはメバル、夏にはキスなどが釣れるとのこと。釣りを楽しんだあとも、この部屋なら、ゆっくり休めそう。
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客室の位置ごとに、見える景色も少しずつ変化。島の家々の向こうに小高い山が見える景色も独特の趣があって、写真に収めたくなるアングルです。
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海から見える旅館もステキな佇まい。和具港への送り迎えや周辺観光の丁寧な案内など、きめ細やかなサービスをしていただいたおかげで、充実した休日になりました。ありがとうございます!
行きの船に乗る時は、正直、楽しみよりも不安のほうが強かったですが、帰りの船では、名残惜しさを感じます。答志島の魅力を知るのは、1度の旅行では時間が足りないですね。「また来たい」と思える島と宿に出会うことができました。
【答志島温泉 寿々波】
住所 鳥羽市答志町735
電話番号 0599-37-2001
公式URL http://www.suzunami.net
利用時間 チェックイン15:00〜、チェックイン翌日10:00
料金 平日12,000円〜、休前日15,000円〜(大人1名/1泊2食付/税込)
アクセス 伊勢自動車道「伊勢」ICより「鳥羽マリンターミナル」まで約20分、鳥羽市営定期船で約25分「和具」下船
※ 2019年2月時点の情報です。内容が変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。