志摩観光ホテル伝統の味をご自宅で!「志摩観光ホテル スープセット」
掲載日:2019.03.22
志摩観光ホテルにて長く愛されている伝統の「伊勢海老のクリームスープ」と「あわびのクリームスープ」をご自宅でも楽しめるように作られたスープセット。美味しさのこだわりをご紹介いたします。
【三重のお持ち帰りグルメ紹介レポート:志摩観光ホテル スープセット】
2016年に開催された第42回先進国首脳会議、通称「伊勢志摩サミット」の会場となった志摩観光ホテルのオリジナルギフトをご紹介します。
志摩観光ホテル
志摩市阿児町賢島、英虞湾(あごわん)の複雑なリアス海岸が織りなす美しい景観を一望できる高台に志摩観光ホテルは建っています。
1951年開業の志摩観光ホテルは、かつては伊勢志摩における迎賓館的役割を担っており、皇族をはじめ多くの賓客をお迎えしてきました。
現在では、1969年開業・2016年改装の「ザ クラシック(THE CLASSIC)」、2008年開業の「ザ ベイスイート(THE BAYSUITES)」、そして1951年の開業当時の建物である「ザ クラブ(THE CLUB)」の趣きの異なる3館で営業をしています。
「華麗なる一族」「白い巨塔」を始め、数々の社会派小説を世に送り出した作家の山崎豊子氏も、志摩観光ホテルにはよく訪れていました。事実、志摩観光ホテルは「華麗なる一族」の舞台として描かれ、作品を執筆する時にはこのホテルに長く滞在し、プライベートでは年末年始の定宿として利用し、リラックスした時間を過ごしていたそうです。
志摩観光ホテルの魅力の一つはその料理。
地元伊勢志摩の海の幸の特性を活かし、「遠くから伊勢志摩にわざわざ足を運んでもらうために」と、伊勢海老や鮑をつかった料理が考案され、『伊勢海老アメリカンソース』『鮑ステーキ』などのホテルを代表する料理が生み出され、この料理を食べるために全国から観光客が訪れています。
伝統と革新
そして志摩観光ホテルの伝統を守り今に受け継ぐのが総料理長樋口宏江氏。
1991年に志摩観光ホテルに料理人として入社。2014年には都ホテルズ&リゾーツで初の女性総料理長となります。2016年の伊勢志摩サミット開催時にはワーキングディナーを担当し、各国首脳から握手を求められるという高評価を得ます。
翌年2017年には、農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」のブロンズ賞を三重県出身者、そして、女性で初めて受賞するなど、現在最も注目されている料理人の一人です。
樋口氏が伊勢志摩サミットのワーキングディナー(会議を進行しながらのディナー)に提供した「伊勢海老クリームスープ」にはある逸話があります。なんと、伊勢海老クリームスープが提供されるとその時間だけは、各国首脳はスープをゆっくりお召し上がりになったそうです。
ホテル伝統の「伊勢海老クリームスープ」
各国首脳を魅了した伊勢海老クリープスープについて、詳しいお話を伺いました。
新鮮な伊勢海老のおいしさを活かしたこのスープは、まず、砕いた伊勢海老の殻をバターで炒め、殻の香ばしさも含めたうまみをしっかりと引き出します。
伊勢海老のおいしさが凝縮された濃厚な伊勢海老のソースを、白ワインや香味野菜などのブイヨンと合わせることで、深く豊潤な味わいのスープが完成します。最後に加えられるコニャックの香りが料理をいっそう引き立てます。
レストラン「ラ・メール クラシック」では、最後に生クリームを軽くホイップしたものをスープに浮かべオーブンで焦げ目を入れてからお客様のテーブルにお届けしています。その香ばしい焼き色を軽くかき混ぜてからお召し上がりいただくと、封じ込められていた伊勢海老の甘味と香りが、口の中で広がりあふれます。
伊勢志摩の特産品であるアワビを使った「あわびのクリームスープ」は、鮑の美味しさを余すことなく愉しめる、まろやかな食感と深い味わいが人気の逸品です。
ご自宅で志摩観光ホテルの味を
伊勢海老のクリームとアワビのクリームスープが気軽にご自宅で楽しめるのが今回のスープセット。伊勢海老のクリームスープを美味しく愉しめるポイントを紹介します。
①缶のまま沸騰したお湯に入れて、5分間程温めてください。缶の内側のバターを溶かし、スープになじませ煮詰めず温めることができます。
② 中身のスープを耐熱性のカップなどに移し、スープの上に軽くホイップした生クリーム(ご用意ください)を1人分大さじ一杯のせて、オーブンまたはオーブントースターでホイップに焼き色をつけます。
③ クリーム全体がきつね色になったら、伊勢海老のクリームスープの出来あがりです。熱いうちにお召し上がりください
自宅で志摩観光ホテルの伝統の味をご自宅でも楽しめるように作られたスープセット、ぜひお試しください!