東洋軒のオリジナルブラックカレーセットをご紹介します♪
掲載日:2019.03.22
創業明治22年。日本の西洋料理の草分け的存在であり、三重県を代表する洋食レストラン「東洋軒」。こだわりがつまった東洋軒名物のブラックカレーと、オリジナルの”かける野菜”ウスターソースがセットになった「東洋軒オリジナル ブラックカレーセット」を紹介します。
三重県を代表する洋食レストラン「東洋軒」。今回は東洋軒名物のブラックカレーと、オリジナルの”かける野菜”ウスターソースがセットになった「東洋軒オリジナル ブラックカレーセット」を紹介します。
西洋料理史が東洋軒の歴史
津城跡の近く、津市の一角に存在するのがレストラン東洋軒。歴史は古く創業明治22年(1889年)。『今福』の名で東京・三田に開業したのが始まりです。明治30年、伊藤博文や歴代の閣僚の勧めによりその『今福』に隣接して開業したのが『西洋御料理 東洋軒』でした。
当時は東洋軒、精養軒、中央亭などが日本の洋食文化の草分けで、その中でも東洋軒は宮内省御用達として皇居内の晩餐会等へ出張していました。
歴代料理長には、北垣栄七郎、天皇の料理番で有名な秋山徳蔵、日本で初めてクリームコロッケを発案し、銀座資生堂パーラーの料理長も務めた高石鍈之助など、錚々たる面々が名を連ねます。
そして、昭和3年、百五銀行頭取で陶芸家でもあった川喜田半泥子の薦めにより、津市の百五銀行4階に『東京 東洋軒』出張所を開設しました。
凛とした雰囲気の店舗
現在の本店は大正時代の建築物である百五銀行伊賀上野支店を移築したということもあり歴史を感じられる内装となっています。
古くから要人に好まれていたということもあり、東京東洋軒から受け継ぎ、大事に保管されているお皿や宮内省 宮家への見積もり帳なども。
こういったお皿や資料を見ると大事に食べないといけないな。と思いますね。
こだわりのブラックカレー
川喜田半泥子は、東京で食べた色の濃いカレーが印象に残っていました。そこで、津の東洋軒初代料理長、猪俣重勝に色の濃いカレーの開発を依頼。何度も試行錯誤を重ね完成したのが、東洋軒の看板メニューでもあるブラックカレーです。
当初は、常連のグルメな方への裏メニュー的存在だったようですが、評判になりレストランのメニューになりました。
松阪牛脂と小麦粉、秘伝のスパイスなどを炒めて焙煎し、黒く、香ばしいルゥを作るところから始まります。その後、ブイヨン、玉ねぎ、牛肉を入れて溶け込むまでさらに約1週間煮込み、最後に再び炒めた牛肉、玉ねぎなどを加えて完成。出来上がるまで約一か月手間暇かけて作られます。
真っ黒になったルーは見た目からは想像もできないほど、松阪牛本来の甘みや旨みが引き立つまろやかな味わい。
気軽に楽しんでもらうために
東洋軒で食事をする際、気軽な格好で行くのも気が引ける、そういった方のためにショッピングモールなどでも店舗を展開し、より気軽にスナック感覚で楽しめるブラックカレーパンも。
深いコクと味わいにため息
早速カレーを試食。口にしてまず感じるのが、玉ねぎ・松阪牛の甘さと深いコク。いつも食べているカレーの旨味が凝縮されたようなカレーソースは、驚くほど甘く旨味が強いです。
また、今回の「東洋軒オリジナル ブラックカレーセット」に含まれているのは、ブラックカレーだけはありません。カレーとともにお届けされる「”かける野菜”ウスターソース」も、こだわりの詰まった逸品。
これは、野菜を煮込んだ旨みと香辛料のバランスが良い、やさしくて深みのある味わいのウスターソースです。化学調味料は一切使用していない、かわらず愛され続けた伝統の味です。こちらのソースはお野菜や揚げ物等にかけてお楽しみください。
日本有数の西洋料理の名店「東洋軒」の看板メニューをご自宅で気軽に味わえる「東洋軒オリジナル ブラックカレーセット」、ぜひお試しください。