cazacle(カザクル)サイクリングツアーで歴史を感じながら田舎道を探検してきました!
掲載日:2020.11.24
三重県多気町にあるcazacle(カザクル)では、自転車の風に心も弾み、地域との交流が温かく、暮らしに溶け込むようなツアーを体験することが出来ます。
※この記事は、英語サイト「MIE, Once in Your Lifetime」用に外国人ライターが英語で書いたレポートを日本人向けにリライトした記事です。
英語を使う外国の方向けに三重県の魅力を紹介している記事ですので、少し目線が異なるかもしれませんが、そういった点もあわせてお楽しみください。
さっそくサイクリング!と行きたいところですが、その前に近くにある丹生大師(にゅうだいし)に寄り道してみましょう。
2019年に修復され明るいオレンジ色に輝くその山門は素晴らしく、是非立ち寄りたいスポットです。
丹生山神宮寺(丹生大師)
0598-49-3001
有り
〇JR・近鉄松阪駅から松阪大石線にて約23分「射和」下車、相可一区まで徒歩5分、相可一区から町営バス(平日のみ)に乗り継ぎ約20分丹生大師前下車
〇JR多気駅から町営バス(平日のみ)で40分
※土日祝はでん多をご利用ください
☆多気町町営バスのご案内☆
・町営バス
・多気町乗り物マップについて
・伊勢自動車道「勢和多気IC」から車で約10分
cazacleに戻ると、今回ガイドをしてくれる西井さんが迎えてくれました。
西井さんのお話は、自転車に対する愛に溢れていて、このツアーサービスに詰まった想いを感じます。
今回は、地域の農業・農村の礎となっている立梅用水(たちばいようすい)沿いを、ママチャリの速度でサイクリングする【190年の道コース】を楽しんできます♪
道中、町中の小さく曲がりくねった道を進み、地元の人たちのそばを通り抜ける体験は、非常にこの町を身近に感じられ、まるで自分がそこに住んでいるかのような気持ちになりました。
目に見える限りの広さで野菜を栽培している美しい田園風景も見どころ!
5分ほど自転車を漕ぐと、最初の目的地である古民家に到着!
当時の雰囲気を残しつつリフォームされているので、とても美しい外観です。
紙芝居では、この村がどのようにして農業が盛んな地になっていったのかを物語として説明してくれます。
話の中心となる、とある夫婦のエピソードや、用水路を作るのに247,000人の力と20年以上の歳月がかかったこと、実は手で掘られていたことなど、紙芝居は非常に興味深く、驚きの連続でした。
この偉大な仕事を成し遂げた夫婦に対して感謝をするだけでなく、訪れた人々にも伝えていきたいという想いからこのような紙芝居を作成したそうです。
英語での質問にもすべて答えてくれて、私も理解することが出来ました。
これらすべての工夫によって、私にもこの町と素晴らしいガイドへの感謝の気持ちが湧いてきました。
それと同時に、既に私もこの町の物語の一部に組み込まれたのだと実感します。
であれば、私にもこの町の発展に貢献する役割があるでしょう。
話の中で出てきた立梅用水路を実際に見ながら山を下りていくと、このゆっくりと流れ落ちる用水路を作るために当時の人たちは頑張っていたんだなということを想起させられます。
今回は、特製のジンジャーエールと、地元の人に愛されているおやつ【ときび餅】をいただきました!
ジンジャーエールは爽やかな味わいで、サイクリングで乾いた喉が潤います。
おやつもとてもおいしかったです。
ちなみに、この休憩場所は町のイベントや祭りがおこなわれる場所で、どのようなお祭りがあるのかを聞くことが出来ました。
その中には、あじさいまつりという6月のお祭りの時だけ楽しめる、用水のなかを進む「ボート下り」という体験もあるそうです。
町が一丸となって、旅行者を歓迎しているのが伝わってきますね。
この写真は、通常ふるまわれる「かぶせ茶」
お茶といえば、静岡や京都のイメージが強いですが「かぶせ茶」は、三重県が日本一の生産地なんですよ!
畑の見事な美しさ。
私がどれだけ楽しんでいるか、皆さんにも伝わりますように!
この町の伝統的な古い家屋と菜園・茶畑の組み合わせはとても素晴らしい光景でした。
狭い道や森の中を自転車で巡るのも、わくわく感があり楽しかったです。
ただサイクリングを楽しむというだけではなく、自然や美しい田園風景、歴史的背景を学びながらアクティビティが体験できる。ここでしか味わえないユニークな体験でした。
皆さんもこの町に来れば、すぐに魅了されてしまうことでしょう。
Cazacle サイクリングステーション
0598-49-4800
9:00~17:00
無し(完全予約制)