楽しさいっぱいの冬の御在所岳~菰野町前編~☆

掲載日:2013.02.05

冬の御在所岳を取材してきました。スキーやソリ遊び、名物の氷瀑、スノーシュー、山歩きなど、楽しさいっぱいです☆(2013年2月)

雪遊びができる今最も楽しい冬、これから迎える花々が美しい春、赤とんぼも見られる涼しい夏、紅葉が美しい秋と、四季折々の表情を楽しめる御在所岳。「なばなの里」や「鈴鹿サーキット」にも近い三重県の北部、菰野(こもの)町にあります。麓には名湯「湯の山温泉」や、昨年オープンした「アクアイグニス」があって、山頂まではロープウエイが結んでいます。

東名阪自動車道・四日市ICを降りて国道477号を湯の山方面に走ると、御在所岳をはじめ、雪化粧した鈴鹿の山々が見えてきます。この日はお天気だったのでとっても綺麗でした。

まずは、道の駅菰野ふるさと館へ。最新の観光情報や耳寄り情報を入手できますので、ぜひお立ち寄りください。どうぞ♪とだされたお茶には感動でした。

また、ここでは、菰野町という町名の由来にもなった「マコモ(真菰)」商品やおいしい地酒など、お土産もたくさん揃っています。さらに、土日祝日には、隣のマコモの里で、マコモの食事を召し上がっていただけます♪

 ●道の駅菰野ふるさと館 電話 059-394-0116
      営業時間 11~3月 9:00~17:00、4~10月 9:00~18:00 

 ●菰野町観光協会  電話 059-394-0050

http://www.kanko-komono.com/

湯の山温泉街を通って、ロープウエイ乗り場へ。ご案内いただく御在所ロープウエイのスタッフさんを待っていると、ちょうどこれから登山をされる男女4名のグループに出会いました。津にある会社の同僚で、装備もバッチリ。楽しそう!

御在所岳は比較的気軽に登山ができ、春から秋にかけては山ガールやファミリーも多く見られます。冬山も格別ですが、装備を万全にして、天候に注意して楽しく登ってくださいね。

私は、赤いキュートなゴンドラに乗り込み、ロープウエイで1212mの山頂へ。鷹が後を振り返る姿に似ていることからその名が付いた「鷹見岩」や、標高と共に刻々と変わる美しい眺望を眺めながら、12分の快適な空中散歩を楽しみました♪

山頂に着いたら、まずは「見晴台」へ。名前通りの素晴らしい景色が見晴らせます。伊勢湾を囲んで、右は伊勢志摩、奥に知多半島、左は名古屋や岐阜と見渡せます。

見晴台から少し歩くと、富士山が望める「富士見岩展望台」。この日は、遠くの方が少しかすんでいたため富士山は見られませんでしたが、それでも眺望は最高。雲の上から白い頭を出す、南アルプス、恵那山、中央アルプスなど、最高の眺望が楽しめました。

 動画:http://www.youtube.com/watch?v=dRg8q7hFS8E&feature=youtube_gdata&rel=0

展望台では、登山客が景色を楽しんでいました。靴にはアイゼンをつけ、ピッケルを持って、カッコイイです。

また、日の当たらない斜面には、アイスクライミングをされる愛好家の姿も見えました。

それから、この日はお天気過ぎて見られませんでしたが、湿度、気温、風などの条件が揃った午前中の早い時間には、木々の枝に「樹氷」が着いて、格別だそうです。さらに、場所によっては、樹氷のトンネルも見られるそうです!

それから、観光リフトに乗って「一等三角点」へ。リフトの右手に広がるスキーゲレンデには、中学生のスキーヤーがいっぱい。スイスイ滑ったり、インストラクターに教わったり、キャーと叫んでころんだり。ホントに楽しそうな声が響いていました。聞くと、2泊3日の「自然教室」に来た四日市市の中学生で、スキーははじめて、という生徒さんもみえました。

 動画:http://www.youtube.com/watch?v=71FRH6CVtyI&feature=youtube_gdata&rel=0

リフトの先には「一等三角点」が、さらにその奥には、琵琶湖が見える「望湖台」があり、伊吹山や白山も見ることができます。こちらも絶景!

そして、再度観光リフトに乗って、レストランアゼリア前に広がる「ちびっこそりゲレンデ」へ。この日も、小さなお子さんがお父さんと一緒にそり遊びを楽しんでいました。お子さんは目が輝き、笑顔があふれて、なんとも楽しそう☆ そり専用なので、安心して子どもを遊ばせられますね。

それから、名物の巨大氷瀑。写真だと実感しづらいかもしれませんが、高さ約10m、幅約20mもある氷のオブジェは、さすがに大きくて迫力満点!スタッフのみなさんが、寒い夜に水をまいて造った氷の結晶です。夜になると、ライトアップされますので、きっと幻想的!

ひととおり巡ってお昼になったので、レストランアゼリアへ。入社当初ここで5年勤務したという今回ご案内いただいたスタッフの方のイチオシは、「御在所カレーうどん」(900円、セットは1200円)とのこと。

麺は三重の名物・伊勢うどんを使い、とろみのある特製カレーに、菰野産の大きくて柔らかい豚の角煮がどんとのったこだわりのカレーで、かなりおいしいです。確かになっとく。その他、朴葉味噌焼定食(1000円)もオススメだそうですよ!

帰りは、山頂駅で、2つの岩に大きな岩が乗った、危なっかしく見えるけど絶対に落ちない「地蔵岩」のポストカードに、この日のスタンプをポンと押してもらいました。天候「快晴」、風速「追風5m」、視界「良」、運転状況「良」という、なんとも縁起の良いカードで、受験生やその家族にも大人気だそうです。

そして、今度は下りの空中散歩。上りとは違う景色を楽しんで、麓の駅に到着。ロープウエイが吊り下げられたおみやげコーナーを物色し、ロープウエイの形をしたチョコクランチ(650円)を購入しました。

※掲載されている内容は2013年1月の情報となります

関連スポット

ロープウェイと紅葉

御在所岳

北勢

三重郡菰野町

鈴鹿山脈の主峰をなす山で、山麓には湯の山温泉があり、世界的規模を誇るロープウエイが山頂に通じすばらしい山岳公園となっています。 この山の地質は花崗岩で、ロッククライミングで有名な藤内壁をはじめとする岩場が多く、渓流にはいくつもの滝を持っています。また、江戸時代から「菰野山」として植物の豊富なことで知られ、山麓には日本各地の多種多様な植物が観察される珍しい自然環境を有しています。 標高1212mでたくさんの登山コースがあり一年を通して多くの登山客で賑わいます。 登山情報はこちら 御在所岳(ヤマレコ) ※登山道は崩壊などの恐れがあるため、最新情報をご確認ください。 【御在所岳で出合える植物たち】 御在所岳は花崗岩(かこうがん)で形成され、ツツジ科植物の種類が多く、 初夏になるとアカヤシオやシロヤシオ、ベニドウダン、サラサドウダンなどの花々が山を彩ります。 御在所岳の花の開花は3月下旬に中腹に咲くマンサク(名前の由来;まず咲く)から始まり、6月頃まで花の御在所岳をお楽しみいただけます。 ■御在所岳で見られる植物については御在所ロープウエイのHPをご参照ください https://www.gozaisho.co.jp/

Page Top