「よしお兄さん」が御城番屋敷で家族写真に挑戦!写真家の浅田政志さんから撮影方法を学びます【後編】
掲載日:2021.09.22
元体操のお兄さんの「よしお兄さん」が家族写真に挑戦!映画「るろうに剣心」の舞台になった御城番屋敷で撮影練習を行い、写真家「浅田政志」さんから室内撮影や三脚を使ったセルフタイマーの撮影方法を学びます。
元体操のお兄さんで、今は2歳児のパパである「よしお兄さん」。パパカメラマンのデビューに向けて、「よしお兄さん」がみえ旅カメラ部に1日限りの特別入部!みえ旅カメラ部部長である津市出身の写真家「浅田政志」さんから「よしお兄さん」がカメラの基本操作と家族写真の撮り方を教わります。
※この記事は毎週水曜日にCBCテレビで放送の「よしお兄さんの"もっと"パパにみえてきましたね」の9月22日放送を元に構成しています。9月15日放送の続きになります。
これまでのあらすじ
前編では、松坂城跡にて浅田政志さんからカメラの基本操作を教わった「よしお兄さん」。後編では、御城番屋敷(ごじょうばんやしき)にて室内撮影にチャレンジ!三脚とセルフタイマーを使った家族写真の撮影にも挑戦します!
「よしお兄さん」御城番屋敷で撮影
御城番屋敷とは松坂城を護衛した武士とその家族が住んでいた武家屋敷です。現在は、西側の一棟は内部を見学できます(入場無料)。
映画「るろうに剣心」の撮影ロケ地
御城番屋敷は映画『るろうに剣心』シリーズの最終章『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の撮影ロケ地になり、ファンの方々が訪れるスポットにもなっています。映画公開の1年前にここで撮影が行われました。
「よしお兄さん」室内撮影の方法を学ぶ
よしお兄さん「先程は外でしたが、室内になった場合は撮影方法が変わるのでしょうか」
浅田政志さん「今日は厚い雲に覆われているので光が柔らかいです」
浅田政志さん「昔ながらの建物なので、あまり電気がなく、柔らかい光が畳にあるな〜と。室内だとそういうところが気になります」
よしお兄さん「光が入ってくる感じがいいですよね」
「よしお兄さん」”自然の柔らかい光”を意識して撮影
「光の差が分かります?」と「よしお兄さん」にアドバイスを送る浅田政志さん。光の強弱がある畳に焦点を当てて、「よしお兄さん」が撮影した写真がこちら。
よしお兄さん撮影 ①
外から入ってきた柔らかい光を見事にとらえています。障子の影も写り、畳の立体感や質感も伝わる1枚です。
よしお兄さん撮影 ②
障子の先に緑美しい庭園があるのは御城番屋敷の古き良き風情です。それがしっかりと伝わるような美しい写真になっています。
浅田政志さん「建物とかでも全体を撮ってしまいがちなんですけど、その範囲をどんどん絞っていって、自分が「どこが良いな」と思ったのかを明確にしていくと、さっきみたいな構図になると思います」
「よしお兄さん」が美しい写真を撮れた理由を教えてくれました。
次は障子の隙間からシャッターを切ります。
よしお兄さん撮影 ③
これは「サンドイッチ構図」と呼ばれるもので、メインの被写体をより美しく魅せるために「何か」で挟んで撮る手法です。障子で挟むことで外の廊下に視線が行き、木の温もりや質感が伝わる1枚になりました。
浅田政志さん「建物に人がいると雰囲気が変わるので、人物撮影をやってみましょう」
「よしお兄さん」が人物撮影にチャレンジ!モデルは浅田政志さんです。
よしお兄さん撮影 ④
曇天でしっとりとした雰囲気の御城番屋敷と、そこに佇む浅田政志さんの光景が非常にマッチしています。斜めアングルにしたことで、静止している被写体をより印象づけることが出来ました。斜めアングルは人物撮影でも使える構図ですので、覚えておくと便利です。
「よしお兄さん」家族写真にチャレンジ
いよいよ本題の家族写真の練習に入ります。まずは三脚の組み立て方と、カメラの取り付け方を教わりました。
今回はセルフタイマーを使った写真撮影なので、三脚にカメラを固定します。
家族写真の撮り方について
よしお兄さん「家族写真を撮るにはどういったところを注意すればいいでしょうか」
浅田政志さん「一般的にはお父さんがカメラを構えて、お母さんと子供の写真を撮ることが多いと思うのですが、"全員で映ったほうがいいんじゃないか"と思います」
よしお兄さん「なるほど!確かにそうですね。一番大事なことかもしれませんよね」
浅田政志さん「毎回じゃなくていいので、たまには家族みんなが映っている方が特別な写真になりますよね」
家族写真はみんなが映ってこそ、楽しい想い出の写真になることを教えていただきました。
セルフタイマーの撮影セッティング
三脚にカメラをセットして、プラスマイナス補正で明るさ調整を行います。顔をよりハッキリと写したいときはプラス側に数値を、落ち着いた雰囲気で印象的に撮りたいときはマイナス側の数値にするといいでしょう。今回はマイナス側の数値にしました。
プラスマイナス補正については前編の記事で詳しく紹介しています。
セルフタイマーを10秒で設定し、シャッターを押した「よしお兄さん」は、浅田政志さんのところまで小走りで向かいます。こういった光景はセルフタイマーならではの楽しいひとときですね。
よしお兄さん撮影⑤
三重の「3」を意識してスリーピースでポーズを決めました。撮影は「よしお兄さん」、構図は浅田政志さんが考えた連携プレーです。楽しそうな雰囲気が写真から伝わってきます。
より印象的な写真を撮るコツとして、周りのものを活用するといいでしょう。今回は壁を活用しました。
セルフタイマーを使った撮影の感想
よしお兄さん「セルフタイマーを押してからの10秒間が楽しいですね」
浅田政志さん「そうですね。何回も繰り返していると、すごい笑いが起きたりとか、間に合わなかったりとか。子どもさんが押してもできるんで盛りあがったりとか」
よしお兄さん「本当にそうですね。まさに、家族写真を撮るには三脚が必要だと分かりました。勉強になりました」
「よしお兄さん」みえ旅カメラ部 1日特別入部を終えて...
よしお兄さん「いろいろ教えてもらって、すごく満足のいく写真を撮れた1日でした。私のカメラセンスはいかがだったでしょうか」
浅田政志さん「すごいあると思います。写真を撮るときに、こうしたい、ああしたい、という気持ちがあるので、スマホで撮るだけでは勿体ないと思いました」
よしお兄さん「ありがとうございます。帰りにカメラを買って帰ろうかと思いました。ちょっと奥さんに電話して「カメラ買ってきて〜」って(笑)」
よしお兄さん「みえ旅カメラ部の部長として、今後どういったものを撮影していきたいですか?」
浅田政志さん「三重には本当にいろんな良いところがあって、良いところの伝え方も様々ですが写真で伝えられることもあると思います。なので、写真を通して、自分たちが「本当に良いな」って思ったところを県外や世界の方に知ってもらえるように頑張りたいなと思います」
よしお兄さん「今後の活動を楽しみにしております。本日はありがとうございました」
みえ旅カメラ部の1日特別入部で写真撮影に関する様々なことを学んだ「よしお兄さん」。パパカメラマンのデビューに向けて大きな一歩を踏み出しました。
この記事をご覧になった方も、セルフタイマーと三脚を使った家族写真の撮影にチャレンジしてみては?
写真・文章:ふがまるちゃん
浅田政志さんのオススメ撮影スポット
浅田政志さんオススメの撮影スポットをみえ旅カメラ部の記事で紹介しております。下記リンク先からご覧ください。
- ②『浅田家』写真家・浅田政志が高田本山など地元津市のゆかりの場所をめぐる。
- ③ 伊勢志摩の「海ほおずき」「志摩自然学校」でアクティビティを楽しむ!写真家・浅田政志一家が親子で体験!!
- ④【伊勢志摩でグランピング】グランドーム伊勢賢島を親子で大満喫!写真家・浅田政志さん一家の宿泊体験♪
「よしお兄さんの“もっと”パパにみえてきましたね」について
CBCテレビ番組「チャント!」で毎週水曜日に放映されるコーナー。日本列島のほぼ中央にある三重県の魅力をパパ目線で紹介。日々パパとして成長していく「よしお兄さん」が、これまでに学んだ三重県の知識を活かし、より成長した目線で三重の情報をお伝えする番組です。
過去の放送内容は「チャント!」公式サイトで公開されています。