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ミニチュア鋳物づくり体験ができる!鋳物の街「くわな」に鋳造体験工房「CASTER HOME」オープン!

掲載日:2023.07.20

鋳物の街として、歴史的にも有名な桑名市。
半世紀以上に渡り鋳物製品を作り続けている大洋産業株式会社が、「鋳物の魅力を知ってもらいたい」という想いで新しく鋳物制作の体験ができる工房「CASTER HOME(キャスターホーム)」を今年6月にオープン。
さっそくお伺いしてきました!

親子でも、家族同士でも、カップルでも思い出になること間違いなし!
この夏は、体験を通してものづくりの魅力に触れてみませんか?

鋳造体験工房 CASTER HOME

外観

ものづくり企業グループ「影山グループ」の大洋産業株式会社が、2023年6月27日にオープンした鋳造体験工房「CASTER HOME(キャスターホーム)」。
2年以上の歳月をかけて完成した、この体験工房は、「鋳物を学べる場所」「鋳物に関わる人がいるところ」「鋳物を身近に感じていただけるように」という理由からCASTER HOME(CASTER…鋳造者 HOME…家)と名付けられたそう。
3Kと呼ばれることもある鋳物業界のイメージを払拭したいとの想いから、体験工房を「ヴィンテージ&ラグジュアリー」をテーマにつくられたとのことで、とってもおしゃれな空間でした。

コラム

鋳物の街 くわな

桑名市は、東海道五十三次で日本橋から数えて42番目の宿場町。
「くわな鋳物」は、慶長六年、徳川四天王の1人とされる本多忠勝公が、伊勢国桑名藩十万石の初代藩主となった際に、鉄砲製造の命をうけ、本格的な生産が始まったと言われています。

江戸時代、桑名には朝廷から鋳物製造を許可された、三軒の「御鋳物師(おんいもじ)」が存在していたといわれており、「勢州桑名に過ぎたるものは銅の鳥居・・・」と里謡に歌われたという春日神社(桑名市)の青銅鋳物の鳥居は、高さ約7m、幅約6mで、その堂々たる威容は、旅人の目を驚かせたと伝えられています。

予約開始30分で満席に!?鋳造体験は全4種類!

砂で鋳型を作り、そこに溶かしたスズを流し込むことで、本格的な鋳造体験ができます!
選べるメニューは4つ!
難易度が高いものも、スタッフの方がサポートしてくださるので、安心です!

①箸置き(2つ)
金魚やいかりなど7種類のデザインの中から好きなデザインを2つ選べます!
難易度:★☆☆☆☆
体験料:3,000円(税込)

②コースター
レモンやサッカーボールなど4種類のデザインの中から好きなデザインを1つ選べます!
難易度:★★☆☆☆
体験料:4,000円(税込)

③小皿
葉っぱなど、4種類のデザインの中から好きなデザイン(形)を1つ選べます!
難易度:★★★☆☆
体験料:4,000円(税込)

④おちょこ
ハートや猫など、3種類のデザインの中から好きなデザイン(形)を1つ選べます!
難易度:★★★★★
体験料:5,000円(税込)

建物完成前に開催されたイベントでは、予約開始30分で満席となったほどの大人気体験! さらに、実際に体験した方の全員が「とても良かった」「良かった」というほど満足度が高い、今大注目の体験です。

月に3~4回ほど、体験教室を開催されています!詳しくは「CASTER HOME」ホームページをご確認ください!

体験内容をちょこっとご紹介!コースターづくりに挑戦!

※画像をスライドさせると作業工程が分かります。

今回は②コースターづくりに挑戦することに。
体験時間は約2時間でしたが、集中しているとあっという間でした!

体験した内容をちょこっとご紹介します♪

①デザイン選び
まずは、デザインをチョイス!
私は「歯車」のデザインにしました!

②砂詰め
スズを流し込む型を作るために、選んだパーツの上から細かい砂をスコップでザクザクかけていきます。

③砂を固める
いっぱいまで詰めたら、砂をぎゅーっと固めるために上から道具を使って押さえていきます。

④型を作る
③の作業を数回繰り返した後に、ひっくり返してパーツをとると・・・とってもきれいな形の跡が!

⑤スズを流し込む
このうえに、またまたぎゅーっと固めてスズを流し込む穴をあけた枠をかぶせます。
ここで、いよいよ熱したスズを流し込む作業です♪
この作業は危険なので、プロのスタッフの方にしていただきます。

⑥コースターが完成
5分ほど待って、周りの砂を外していくと・・・きれいなシルバーのコースターが完成♪
出来上がりをそのまま持ち帰るもよき、やすりを丁寧にかけてツルツルにするもよき、自分好みのオリジナルコースターが作れます!

体験させていただいた工程、実は昔実際に鋳物を作る際に使われていた方法なんだそう!
本格的な鋳物のミニチュア版がつくれる貴重な体験でした。

産業観光で「くわな鋳物」の文化を守りたい!

初代桑名藩主である本多忠勝の鉄砲製造をルーツに400年の歴史を持つ「くわな鋳物」の担い手が減少しています。
60年以上桑名市で水道資材を鋳物で作り続けてきた大洋産業は、その文化を絶やしたくないという想いで、鋳造を気軽に体験できる場所としてキャスターホームオープンしました。
キャスターホームを通じて桑名に足を運んで鋳造を体験し「くわな鋳物」を知ってもらう、産業観光に取り組むことで、地域の文化を盛り上げるお手伝いをされています。
この体験をきっかけに、伝統産業である「くわな鋳物」の魅力がさらに広がり、存続につながっていくといいですよね!

CASTER HOME 問い合わせ・交通アクセス

鋳物体験の後には、おしゃれなチョークアートの前で、ぜひ記念撮影もしてみてください!

【CASTER HOME】
電話番号:0594-22-6792
住  所:桑名市安永1811番地
営業時間:10時~16時(完全予約制)
不定休
アクセス:車→国道1号「安永六丁目」の信号を東に曲がり、約100mほど
公共交通機関→JR・近鉄「桑名駅」より「日の出橋」または「ヨナハ総合病院」行バスに乗車し、 「城南口」下車
駐車場 :有り

mei(みえ旅アンバサダー)の画像

mei(みえ旅アンバサダー)

スタッフの方が丁寧に教えてくださるので、安心して楽しめました!
砂の固め方の違いでも仕上がりが変わり、それぞれの”味”が出るのも面白かったです♪
ぜひ、親子で、友達同士で、カップルで体験してみてください!

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