都会でも大人気!伊賀の匠「馬場建具店」伝統工芸“組子”の行灯づくり体験
掲載日:2025.01.17
伊賀流忍者の里、三重県の西部に位置する伊賀市。山々に囲まれた盆地で育まれたのは、忍者の歴史だけではありません。伊賀くみひもや伊賀焼といった伝統工芸、伊賀米や伊賀牛、お酒、城下町の老舗和菓子。それらの良品と技、ものづくりに専心する人々を、伊賀ブランド「IGAMONO(いがもの)」といいます。
このトピックスでは、IGAMONOの中から「伊賀の格子行灯」を作る職人、馬場建具店の店主、馬場幸次さんによるワークショップについて紹介します。
伊賀の匠「馬場建具店」馬場幸次さん
忍者市駅こと伊賀鉄道「上野市駅」から徒歩10分の場所に店舗を構える馬場建具店。1級木製建具製作技能士、2級建築大工技能士、全技連建具マイスターなどの資格を持つ二代目店主の馬場幸次さんは、三重県を代表する匠です。
窓やドア、家の中の襖や障子などの建具の技術を父から受け継ぎ、さらに、日本の美しい伝統工芸を広めている馬場さんは、数多くの受賞歴を持つ技術力の高さと親しみやすく明るいトークで、ファンを増やし続けています。
伝統木工技術「組子」
組子とは、古くから用いられてきた、釘やビスなどの金属を使わずに組み立てていく日本の木工技術です。
美しく繊細な幾何学模様。写真は、JR関西本線「新堂駅」前にある「SHINDO YARDS図書館 BOOKMARK STORAGE」隣の北伊勢上野信用金庫ショーウィンドウに飾られている馬場さんの組子作品です。三種類の大きなアートは、圧巻の美しさ!
ねじり組子の行灯づくり体験
体験するのは、三重県産のヒノキで作られた11cm角の五面体「木漏れ灯(こもれび)」と名付けられた行灯づくり。ねじり組子という模様で、木が網目のように組み上げられています。この作品は、三重県が開催する「みえの木製品コンテスト2023」の家具・インテリア部門で優秀賞を獲得。そんな素敵な作品は、どうやって作られているのでしょうか。
みえ旅アンバサダー・キャスターマミが、ねじり組子の行灯「木漏れ灯」づくりに挑戦してきました!
体験の流れ
凹凸のある棒状の材料を、縦と横に組み合わせていきます。匠の技で作られたヒノキのパーツが、パズルのようにきれいにはまっていきます。
馬場さんが丁寧に教えてくれるので、未就学児でも体験できるそうです。
コースターの形を5枚作り、サイコロのように組み立てていきます。
マスキングテープできつく巻き付けて、ボンドが乾く間、馬場さんに伊賀のまちを案内していただきます。
匠と行く!伊賀まち歩きは取材レポートで
取材レポートでは、伊賀に生まれ、伊賀に育ち、伊賀の伝統工芸を今につなぐ馬場さんによる、一味も二味も違った観光案内の様子を詳しくお伝えしています。ぜひご覧ください!