四日市の老舗料亭「伝七邸」で綺麗なお庭を見ながらここでしか味わえない珈琲を頂こう

掲載日：2025.01.27

ドラマに出てくるような老舗料亭が四日市にあるなんて知りませんでした。

今回紹介する伝七邸さんは明治29年（1896年）に移築され、偉人たちが集い、思いを巡らせる料亭として約130年もの歴史があります。
そんな敷居の高そうな伝七邸さんで珈琲だけでも頂けるなんてビックリしました。
しかも綺麗なお庭を見ながら130年の歴史ある建物の中で...

めまぐるしく進歩し忙しい時代の中、歴史ある空間、時間を味わえる伝七邸さんをご紹介します。

記事作成：みえ旅アンバサダー元気すこぶる

茶筅で点てる珈琲「おまっちゃ珈琲」

「おまっちゃ珈琲」ってどういう事？って思って訪れたら、目の前で珈琲を茶筅で点ててくれる珈琲だったんです。

珈琲の香りを楽しんでいるCMとか見たことありますよね？そんなレベルじゃないです！
もうフレグランスかのように珈琲の香りが広がって、初めての体験にめちゃくちゃ癒されました。

珈琲を目の前で点ててくれて、目でも香りでも楽しめる「おまっちゃ珈琲」を是非ご賞味ください。
（珈琲に抹茶は入っていませんので、純粋に珈琲をお楽しみください。）

お庭に癒される

お部屋からは綺麗なお庭を見ることができます。

凄く綺麗に手入れされていて、美味しい珈琲を飲みながらお庭を見ていると心が洗われる気持ちになりました。
こんな素敵なお庭を見られるのは京都だと勝手に思っていた筆者ですが、四日市にもこんな素敵な場所があるなんて驚きました！

コラム

お庭はたくさんあります

お庭は一つだけではありません。
お部屋によって見られるお庭が違い、お部屋に行く途中で見ることができるお庭もあります。
香り漂う珈琲を飲みながら目に映る綺麗な景色は、ゆったりとした気持ちにさせてくれます。

お庭が綺麗なのはきっと今だけでなく、四季折々の顔を見せてくれるので何度も来てみたいと思うお庭でした。

使っている器も素敵

珈琲やデザートに貫禄がある気がして「この落ち着いた雰囲気は何だろう？」と思っていたら
器に四日市萬古焼を使用していたんです。

器に落ち着いた色味や滑らかな質感があって、更に雰囲気を演出していると感じました。
四日市の伝統工芸を使用していて、古くから受け継ぐ伝七邸さんの歴史深さに触れることができます。

コラム

四日市萬古焼とは？

四日市萬古焼の歴史は古く江戸時代まで遡ります。
耐久性に優れ使い勝手が良く美しいデザインが特徴的です。
詳しくは、伝七邸さんのYouTubeをご覧ください。
萬古焼の魅力！- 醉月陶苑（四日市市）

建物は貴重な有形文化財

日本最大の紡績会社、東洋紡績の創始者であり、「紡績王」と呼ばれた第十世伊藤伝七 (1852-1924)の別邸として1896年 (明治29年)に四日市市に移設された「伝七邸」。約600坪の敷地に2階建て木造建築と日本庭園を擁し、威風堂々とした「玄関棟」と切妻造りの「さつき棟」は、国の登録有形文化財 (建造物)となっています。