三重県伊勢志摩で滝行&森のサウナを体験！自然の中で身も心もととのう癒しの時間を

１．白瀧大明神とは

伊勢市街から車で30分ほどの、鳥羽市船津町。
そこにある白瀧大明神は、この地域一帯に広がる山全体をご神体としています。
古くから、真理や救いを求める人の修行の場であり、多くの人々が祈りを捧げ、神様と通じる場所として厚く信仰されてきました。

２．白瀧大明神で滝行&森のサウナを体験！

白瀧大明神を奥に進むと、その名の由来となった滝が流れていて、参拝に訪れた人々がお祈りをする場所となっています。

神聖な空気が漂い、背筋が伸びる気持ちの中、いよいよ滝行に挑戦！

滝行は、澄んだ空気の中打ちつける水に集中することで、大自然を全身で体感できるほか、日頃の雑念を洗い流し、心身を洗い清める意味があります。

受付を済ませたら、専用の白装束に着替えて滝行へ臨む準備をします。
身支度には、滝行をする場所のすぐ近くにある更衣室を使用できます。
はちまきを着用し、気合い十分です！

まずは滝に向かって一礼し、滝の下へ。
最初は、冷たさや水の勢いによる痛さを感じますが、何度か繰り返し滝に打たれることで、だんだんと気持ち良い感覚に。

また、頭や肩に水が激しく打ちつけるマッサージ効果によって、打たれた場所がぽかぽかと温かく感じてきます。「肩が軽くなった！」と身も心も軽やかに。

滝行の後は、森の中に佇むサウナへ。
森からのマイナスイオン溢れる、自然豊かな癒しのロケーションです。

サウナポンチョはレンタルできるので、初心者の人もお手軽に本格サウナ体験ができます。
テントサウナの中、滝行で水に打たれた体を温めほぐしていきます。

次第にじわじわといい汗が流れる快感！
ロウリュウでさらに体感温度をあげることもできます。

サウナで温まった後、ここでの水風呂は、自然の滝つぼや川。
水流の音に癒されながら、火照った体をクールダウンさせます。

そして、森の中に張られたハンモックで外気浴。
大自然の中で“ととのう”感覚は最高の気分です。

見上げると、頭上を背の高い木々たちが覆い、360度自然に満ち溢れた空間が広がります。
静かに目を閉じるもよし、寝転ぶもよし、最大限にリラックスしましょう。

休憩は、サウナテントの横にあるデッキでも可能です。
ぼーっと目の前の自然に身をまかせる、贅沢な時間が流れます。

３．修験僧ゆかりのパワースポットが多数

白瀧大明神には、滝行やサウナ体験のほかにも、訪れたいパワースポットが数多くあります。

行者大岩（弘法石）

弘法大師である空海が川辺の上にそびえる岩の上で瞑想をしたという言い伝えのある岩です。
岩肌の凹凸は、家族の幸福招来を願う人には「極楽」という文字に、無病息災を願う人には「無」という文字に見えるという不思議な岩。
この岩には神様が宿るといわれていて、多く信仰を集めています。

白瀧大明神には、一帯に、心をクリアにして瞑想にふけることができる場所が多くあり、この大岩はもちろん、あたりの木々を眺めながら、鳥のさえずりや瀧の水音に耳をすませながら、ゆったりと瞑想する時間を過ごすのもいいですね。

三笠塚と百度参り石

滝へ向かう道中にある「三笠塚」は、恋愛成就を願う女性におすすめのスポット。

江戸時代、里登（さと）という娘と、鳥羽の離島にあった禅寺の僧が禁断の恋に落ちました。やがて二人は世俗を離れ、この白瀧大明神の地へと移り住み、里登が亡くなるまでの五十余年もの間暮らしたといいます。
三笠塚には、里登が亡くなった時に、禅僧が詠んだ愛の俳句が刻まれています。

三笠塚の「笠」の字には、「隠れ忍ぶもの」という意味が込められており、二人の隠れ忍ぶ恋や生活を意味したのではないかともいわれています。

続いて、さらに滝に向かって歩き進めると見えてくるのが「百度参り石」です。

子どもの病気が治るようにと母親が百度にわたって白瀧大明神を参り、病気が完治したお礼に配したという言い伝えがあります。

４．白瀧大明神 アクセス情報

撮影モデル：いけちゃんプロフィール

YouTuber。SNSフォロワー総数約100万人、YouTubeチャンネル登録者数は46万人を越える。
ぼっち旅、グルメ関連などのYouTube動画を配信する傍ら、集英社『週刊プレイボーイ』（2022.6）や光文社『FLASH』（2023.11）など、グラビアにも挑戦し活動の幅を広げている。