鳥羽水族館を徹底解説!見どころ・アクセス・料金を紹介します
掲載日:2023.09.12
鳥羽水族館は生きものの飼育種類数が日本一!この記事ではチケット料金や、水族館の見どころ、アクセス、営業時間などを詳しく紹介します。
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鳥羽水族館とは?
鳥羽水族館はたくさんの生きものたちに出会える水族館で、国内最大級の飼育種類数を誇ります。
見どころは、まるでそこにいるかのような飼育展示やユニークなショーの数々!子どもから大人まで楽しめる仕掛けがいっぱい!
ふがまる 日本唯一のジュゴンから不思議な生きものまで、なんと約1200種を飼育しています。この数は2022年11月時点で日本一!
この記事ではそんな鳥羽水族館の魅力を徹底解説します♪
まずは営業時間やアクセスなどの施設情報をご覧ください。
営業時間
鳥羽水族館の営業時間は9時~17時(最終入館は16時)で年中無休です。
7/20~8/31(夏季シーズン)の営業時間は8時半~17時半になります。
※感染症対策として入館制限を行う場合があります。
ふがまる 土日祝はやや混雑で、ゆっくり見るなら平日がおすすめ。5月・10月は遠足・修学旅行シーズンなので平日でも混雑が予想されます。
アクセス方法
電車・バス・車のいずれかで鳥羽水族館に行く方法を紹介します
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電車でのアクセス
旅行プランが鳥羽水族館と周辺散策なら、電車がおすすめ!鳥羽駅はJR・近鉄どちらも乗り入れる駅です。
近鉄電車では、往復乗車券と鳥羽水族館入館券がセットになった「近畿日本鉄道 鳥羽水族館割引きっぷ」(前売限定)が大阪・京都・奈良方面から来られる方は要チェックです!
ふがまる 鳥羽駅から水族館まで徒歩約10分とアクセス良好!道中にはお土産ショップの「パールタウン」や飲食店がずらりと並ぶので、立ち寄れる場所がいっぱい♪
バスでのアクセス
伊勢神宮などの周辺観光地も併せて巡るなら周遊バス(伊勢二見鳥羽周遊バスCANばす)がオススメ!
乗り降り自由で観光施設割引がついている乗車券「伊勢鳥羽みちくさきっぷ」を購入すると、お得で便利ですよ。
伊勢鳥羽みちくさきっぷ運賃
1日(1DAY) … 大人1,200円 小児600円
2日(2DAYS) … 大人1,800円 小児900円
ふがまる このきっぷは鳥羽水族館の入館料が100円引きになる特典付き! さらに、鳥羽シーサイドホテルの日帰り温泉入浴料が半額になるなど、とってもお得ですよ。
車でのアクセス・駐車
鳥羽水族館の駐車場はぜんぶで3ヶ所あり、乗用車の駐車料金は次の通りです。
(1)館内駐車場:1日1回800円(2025年4月1日より1,000円)
(2)立体駐車場:1日1回800円(2025年4月1日より1,000円)
(3)鳥羽駅前駐車場:1日1回500円
駐車場の営業時間は3ヶ所とも9時~17時半で、7月20日~8月31日(夏季シーズン)は8時半から18時までです。
入館ゲートに一番近いのが水族館敷地内にある(1)館内駐車場で、雨の日でも濡れずに入館できます。
ここは先着20~30台で、満車になると向かいの(2)立体駐車場へ案内されます。
ふがまる 鳥羽駅前駐車場は水族館まで徒歩約8分の距離ですが、駐車料金がお得です。鳥羽駅周辺を巡る方にもオススメですよ。
料金
鳥羽水族館のチケットを販売しているのは1階で、料金は次の通りです。
大人 2,800円
小人(小中学生)1,600円
幼児(3歳以上)800円
障がい者割引・団体料金の詳細は公式サイトをご覧ください。
ふがまる チケット売り場は混雑することがあるので、事前購入できるWEBチケットが便利です。詳細はこちら
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生きものを紹介
鳥羽水族館には、決められた順路がなく、どのように周るかはお好み次第!
館内には「順路のない水族館」と表記する看板があるほど。
ふがまる 「ジュゴン」「ラッコ」といった、動物名の案内看板があるので移動しやすかったです
次では鳥羽水族館で出会える生きものをピックアップして紹介します
※()内は生きものと出会えるゾーン名です
ラッコ(極地の海)
鳥羽水族館のアイドル的存在なのがラッコのメイちゃんとキラちゃんコンビ。
ラッコのお食事タイムが始まると「きゃー!可愛いー!」という歓声が上がり、平日でも観覧エリアが混雑することも。
それもそのはず、鳥羽水族館の公式Twitterでキラ&メイの動画が公開されると多くの再生回数を連発し、全国的にも認知度が高いのです。
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「ラッコのお食事タイム」では、貝や魚を食べる姿を水槽越しに鑑賞できます。
大アサリを貝殻ごと受け取り、パクパクと食べる姿がとっても可愛い!
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飼育員さんがイカをガラス面に貼り付けるように投げると、プールから勢いよくジャンプ!
その飛距離は1m40cmに達することも。一生懸命に餌をキャッチしようとする姿は見ていて癒やされます。
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飼育員さんとラッコのふれあいシーンも見どころで、まるで娘のように愛でる姿が微笑ましい!
ネット検索では「鳥羽水族館 ラッコ おじさん」の検索数が多かったり、SNSでは「おじさんも可愛い!」などの声が上がるなど、飼育員さんの人気も急上昇中!
ふがまる おじさんの正体は飼育歴40年以上の石原さん。ラッコのメイちゃんに至っては、2004年に生まれたときからずっと見守っているとのこと。まさに愛ですね♪
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ラッコと出会える「極地の海」は厳しい極寒の世界に生きる動物たちのライフスタイルを見せるゾーン。
イロワケイルカやバイカルアザラシなどの希少な動物に出会えますよ。
ふがまる イロワケイルカはパンダみたいな白黒模様が特徴です。 ペアで寄り添いながら気持ちよさそうに泳いでいました。
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ジュゴン(人魚の海)
ゆったりと泳ぐジュゴンの「セレナ」を鑑賞できるゾーンが「人魚の海」。
セレナは1986年にフィリピンで母親とはぐれて保護されたジュゴンで、フィリピン政府から友好の証として鳥羽水族館に贈られました。
大事なことなのでもう一度言いますが、ジュゴンを飼育展示しているのは日本でココだけ!
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ジュゴンのショーはないのですが、運が良ければ、海草をむしゃむしゃと食べる姿を見られるかも!
その姿は草原で草をはむ牛のように見えますが、ジュゴンは海牛類に分類され、ゾウとも近縁なんだとか。
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セイウチ(水の回廊)
鳥羽水族館にきたら外せないパフォーマンスが「セイウチふれあいタイム」。
ショーが始まってすぐ、可憐に一礼するセイウチの姿に思わず「おお!」と声が出ました。
セイウチはとても頭がよく、言葉による指示やハンドサインを理解するそうです。
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このふれあいタイムでは芸達者なセイウチたちが腹筋したり、ハーモニカやシャボン玉を吹いたり、投げキッスをしたりと大奮闘!
セイウチは吸う力が強く、息を吹く演技も得意なんだとか。
息を上手に吹くのは水族館でよく見かける動物の中だと珍しい特性だそうです。
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最後は、会場をまわってきてくれるので、セイウチと間近で写真を撮ることができますよ。
ふがまる ブヨブヨとした背中や、硬いひげをぜひ触ってみてくださいね。
セイウチのふれあいタイムは「水の回廊」ゾーンで開催されるのですが、ここではペンギンの散歩も披露されるので次で解説します。
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ペンギン(水の回廊)
10羽ほどのペンギンたちがヨチヨチと歩く「ペンギン散歩」(12/10現在、休止中)。
集団で行進する姿がとっても愛らしく、行進中はペンギンにまつわるクイズが出題されます。
「ペンギンは魚?鳥?」
「ペンギンは何キロ歩く?」
「オスとメスの見分け方は?」
などなど、気になるその答えは・・・現地でぜひお確かめください♪
ふがまる 「ペンギン散歩」は1日1回だけ披露されるのでお見逃しなく!開催時間は12時頃です。
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コツメカワウソ(水の回廊)
セイウチ・ペンギンなどが展示されている「水の回廊」はコツメカワウソにも出会えるゾーン。
鳥羽水族館では繁殖目的もかねてオスとメスのペアで飼育しており、仲良く昼寝する姿が見られることも♪
ふがまる コツメカワウソは家族単位で生活する「家族思い」の動物で、子育ては家族でする傾向があるそうです。
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2023年5月に誕生したコツメカワウソ2匹の展示が2023年7月末から始まりました!
水の回廊ゾーンにある水槽でご覧いただけますよ。
2匹が寄り添っている姿も見られるので、可愛すぎて胸キュンするかも?
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コツメカワウソを鑑賞していたら、熱心に撮影するスタッフさんに遭遇!
何の写真を撮っているのか尋ねると「SNS用の写真を撮っています」とのこと。
鳥羽水族館ではインスタグラム・Twitter・Tiktokで動物たちの様子を発信しており、フォロワー数の合計は2022年11月時点で40万以上!
さらに、YouTubeチャンネルも開設しており、チャンネル登録数は10万人以上と、SNS・ネットでも大人気の水族館なんです。
鳥羽水族館のTwitter(@TOBA_AQUARIUM)
鳥羽水族館のinstagram(@toba_aquarium.official)
鳥羽水族館のTiktok(@toba_aquarium.official)
鳥羽水族館のYoutubeチャンネル(@TOBA AQUARIUM)
上記リンクから各SNSとYoutubeチャンネルにアクセスできるので、ぜひチェックしてくださいね♪
ふがまる 水族館の裏側が分かる動画や写真が勢揃いで、生きものたちの可愛い姿に癒やされました♪
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アシカショー(パフォーマンススタジアム)
鳥羽水族館のアシカショーは50年以上の歴史があり、今でも大人気のショーです。
ショーが始まってすぐ、舞台の壇上でキユーピー人形を鼻の上に乗せるバランス芸を披露!
ヒレで支えながら腰を浮かしている状態なので凄いバランス感覚です。
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続いて、トレーナーさんからパスされたボールを鼻でキャッチして、そのまま水中へダイブ!
ボールを落とさず、鼻に乗せたまま勢いよく泳ぐ光景は圧巻でした。
その他に、輪投げキャッチや水中からのハイジャンプを魅せてくれましたよ。
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ショーの終盤ではアシカの「アッカンベー」が見られることも。
このとき、体の半分が水槽から飛び出た状態なので、前方の席なら距離の近さも楽しめます。
アシカショーの開催時間は10時〜、11時半~、13時~、15時半~で、ショーの時間は15分ほどです。
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トド・アシカ・アザラシ(海獣の王国)
透明チューブの中からトド・アシカ・アザラシを鑑賞できるのが「海獣の王国」ゾーン。
巨大な海獣たちが透明チューブに大接近してくるので、水槽とは違った距離感の近さを楽しめます。
ここで開催される「海獣の王国 お食事タイム」は、大迫力の食事シーンが披露されます。
取材時は「おおー!」と雄叫びをあげるトドが登場し、トレーナーさんが投げた餌をお口でキャッチする姿が何度も披露されました。
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スナメリ(伊勢志摩の海・日本の海)
瀬戸内海や伊勢湾に多く生息しているというスナメリ。好奇心旺盛で、水槽の前にずっと立っていると「なんだろう?」と寄ってくることがあります。
飼育係の人曰く、飼育係と同じ色の服を着ていると寄ってくる率が上がるとのこと。
また、混んでいない時は「手を振ってみるのもいいです」と教えてくれました。
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そこで、試しに手を振ってみると・・・見事に寄ってきました!それも手のある方向に!
スナメリのショーはありませんが、水槽越しにコミュニケーションをとって遊べました♪
水槽を叩いたり、カメラのフラッシュを光らせる行為はNGです。
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スナメリと出会える「伊勢志摩の海・日本の海」ゾーンでは、伊勢湾に暮らす生きものが飼育展示されています。
ブリやカンパチなどの大型魚やカラフルなカサゴが舞い泳ぐ水槽も見所で、まるで龍宮城のような世界観があります。
三重県は鳥羽を境に北は波静かな伊勢湾、南は黒潮のぶつかる熊野灘に面しているため、このようにいろいろな魚を見ることができるんです。
ふがまる 三重県の漁獲量の多さは国内トップクラス!その理由を目で見て実感できるゾーンでした。
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スナドリネコ(奇跡の森)
スナドリネコはヤマネコの仲間で、野生では沼地や河辺に生息しています。
分布先はインドやインドネシア・中国南部などの東南アジアで、絶滅危惧種に指定された希少な動物です。
そんなスナドリネコを飼育展示するのが「奇跡の森」ゾーンで、国内では鳥羽水族館・神戸どうぶつ王国の2箇所でしか出会えません。※2022年11月時点
ふがまる 2022年はスナドリネコの赤ちゃんが3匹生まれ、すくすくと育つ姿をここで見られますよ♪
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スナドリネコのいる「奇跡の森」は屋上通路の突きあたりに位置し、2015年にオープンしました。
むわっとした湿気を帯びた空気と、光がいっぱいの空間は、まるでジャングルの湿地帯!
ふがまる 両生・爬虫類をはじめとした、水辺に暮らす生きものたちに出会えるゾーンです
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もちろん魚もいます。池の水に手を浸すと…無数の魚がまとわりついてきます!
その正体は・・・皮膚の角質を食べる「ドクターフィッシュ」。
パクパクと動く口の感触を手で感じられるのですが、意外にも痛さはなく、むしろ「気持ちいいなぁ〜」と思ってしまうくらい!
ふがまる ドクターフィッシュは古い角質を安全に食べてくれるので、美容や治療分野でも活躍しています。実際に体験してみたらお肌がツルツルになってビックリ!
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「奇跡の森」にはつり橋を渡れる箇所があるなど、探検家気分になれる仕掛けも!
お子様も大喜びするゾーンだと思います。
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ダイオウグソクムシ(へんな生きもの研究所)
世界最大のダンゴムシ「ダイオウグソクムシ」は、他の生きものたちとは別格扱い。
深海の掃除屋といわれているのに何年も絶食で平気なのは凄い生命力!
今でも生態はよく分かってない不思議な生きものなんです。
ふがまる 思っていた以上に大きいサイズでビックリしました!最大45センチまで成長するそうです
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「ダイオウグソクムシ」のいる「へんな生きもの研究所」ゾーンは、思わず「なにこれ?」と叫んでしまいそうな生きものたちが勢揃い。
薄暗い空間にたくさんの水槽がズラッと並ぶ光景はまさに研究所の雰囲気そのもの。
ふがまる 「愛の水中花」、「喰らえ!必殺毒パンチ」など、ユーモアを交えた生きものの紹介文にもぜひご注目を
レストラン・ショップ
最後に、鳥羽水族館内にあるレストランやお土産ショップをピックアップして紹介します。
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可愛すぎて大人気!ラッコのメイちゃんカレー
ラッコのメイちゃんをイメージしたカレーを食べられるレストランが「花さんご」。
カレーを海に見立てて、ライスがラッコの形になっているキュートな見た目に釘付け!
味は甘口と中辛が選べるので、子どもでも大人でも美味しく食べられます♪
ふがまる 中辛を食べてみたところ・・・とってもコク深いカレーで本格派!具材の肉団子はとってもジューシーでした
「花さんご」ではその他に、ローストビーフやパスタなどのランチなどがお楽しみいただけますよ。
落ち着いた雰囲気のレストランなので、水族館を歩き回ったあとの休憩にピッタリな場所でした。
営業時間はシーズンによって変わるので詳細は公式サイトをご覧ください。
水族館のグッズが勢揃い「プラザショップ」
鳥羽水族館のオリジナルグッズが勢揃いするコーナーが「プラザショップ」。
鳥羽水族館限定のぬいぐるみやキーホルダー、小分けのお菓子など、お土産物選びをたっぷり楽しめます。
ふがまる セイウチやラッコのゾーン近くにあるので、ショーの待ち時間をここで有効活用しました♪
いかがでしたでしょうか
さすが飼育種類数No.1の水族館!と思える満足感がありました。
開館時間の朝9時から取材したのですが、一つひとつ見ていくと、気がついたら閉館の音楽がかかるギリギリまでいました。
とにかくどの水槽にも、生きものへの深い理解と愛情があり、小さな生物までも同じく光を当てよう、という心意気に感動。
見終えたときに、地球の広さを実感する、そんな素敵な水族館でした。
ふがまる ここでは紹介しきれなかった生きものたちやゾーンがたくさんあるので、続きは現地でぜひお楽しみください
鳥羽水族館
0599-25-2555
大人 2,800円、小人(小・中学生) 1,600円、幼児(3才以上)800円
9:30~17:00(但し8月1日~8月31日9:00~17:30)
※入館は閉館の1時間前まで
※入館券売り止めは閉館時間の1時間前です
年中無休
500台(有料)※駐車場料金800円(2025年4月1日より1,000円)
JR・近鉄鳥羽駅から徒歩約10分
伊勢二見鳥羽ライン・鳥羽終点から約5分
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ふがまるちゃん(撮影・記事制作)
観光三重のみえ旅カメラ部に所属し、三重を撮る写真家としてTwitter・Instagramを中心に活動中。三重の風景を無料配布する三重フォトギャラリーと三重の旬な情報を発信する三重のええとこ巡りを運営。
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