マコモの里めぐり☆湯の山温泉・鹿の湯ホテル他~菰野町後編~

掲載日:2013.02.06

マコモの里「菰野町」~湯の山温泉ホテル鹿の湯ホテル・アクアイグニス・パラミタミュージアム~を取材してきました。(2013年2月)
御在所岳での雪遊び、絶景、空中散歩と一緒に楽しみたいのが、この時期特にぴったりの温泉! 御在所岳の麓には名泉「湯の山温泉」があり、日帰り温泉から、お食事、お泊まりまで楽しめます。
前日から泊まって朝イチで御在所岳の樹氷を見たり、御在所岳で一日雪遊びをして、ゆっくり泊まって体を癒したり・・・。あなたの時間をどうぞ☆

今回、数ある湯の山温泉の旅館・ホテルの中から「鹿の湯ホテル」にお邪魔しました。ロビーに入るとまず目に入ったのが、美しい「折り鶴」。温泉街にある三岳寺の「折鶴伝説」にちなんだものですが、左側の鶴をよーく見ていただくと鶴がつながっています。これは、1枚の紙から数羽の連続した折り鶴を折る「桑名の連鶴」と呼ばれる伝統芸術です。スゴイですよ♪

 ・鹿の湯ホテル 電話 059-392-3141
   http://www.sikanoyu.co.jp/
 ・折り鶴伝説(湯の山温泉協会HP):http://www.yunoyama-onsen.com/about/
 ・桑名の連鶴(桑名市HP):http://www.city.kuwana.lg.jp/index.cfm/24,11161,234,642,html

ご案内いただく若女将に挨拶をしていると、お茶とお菓子をだしていただきました。お茶は、1年の無病息災を願って飲む、日本に古くから伝わる縁起の良いもので、「福茶」と呼ぶそうです。

オリジナルのこの福茶はかなり手が込んでいて、梅酢に浸した菰野町産の大豆に、玄米、梅干し、昆布が入っていて、香りがよくて、とってもヘルシー。自然薯と天薯でつくったお茶請けともぴったり合う、お洒落なウエルカムドリンクです♪

館内をご案内いただくと、いたるところにひな人形が飾られていました。伺うと、3月3日(日)まで、「きららのおひなさま」と題して、鹿の湯ホテルをはじめ、温泉街のいろんな施設でおひなさまを展示しているそうです。いろんなおひなさまを見たいですね。

なお、「きらら」は湯の山温泉の女将さんの会のことで、共同でイベントをしたり、お酒、サイダーや梅ぜりい(梅ゼリー)など、地産地消にこだわった商品を作っています。

最初に、温泉半露天風呂や、ダイニングルームが付いた最上級の「特別室」、3室あるコンセプトルームの一部をご案内いただきました。ここで紹介するのはコンセプトルームのひとつ「渡月(わたるつき)」。

湯の山の夜空を渡る月をイメージしたというこのお部屋は、とっても広々としていて開放感があります。その一方で、上品にまとめられた和室なので、とっても落ち着きます。ベッドは、最上の眠りを誘う「シモンズ」製。温泉に浸かって、お食事を楽しみ、お部屋でくつろぎ、シモンズで休んだら・・・。ぜひ♪

そして、自慢の温泉。傷ついた鹿がその傷を癒したと言われることから、別名「鹿の湯」とも呼ばれます。無色透明のアルカリ性泉で、筋、関節リュウマチ、湿疹、婦人病などに効能があるといわれています。

大浴場や露天風呂の他に、木のぬくもりを感じる「檜の湯」と、香草がはいった「香草の湯」(写真のもの)の2つの貸切風呂があって、小さいお子さん連れや、家族でゆったりとくつろぎたい方などにはウレシイですね。

 ・大浴場:24時間
 ・露天風呂:チェックイン~22:00、6:00~チェックアウト
 ・貸切風呂:50分・2100円、時間は露天風呂と同様
 ・日帰入浴:1000円(タオル・バスタオル付き)、11:00~15:00 

お食事は、昨年7月にオープンした「ダイニング真菰」で。半個室になっていて、テーブル席と掘りごたつ席とがあり、黄綬褒章も受賞した料理長の、素材を活かした日本料理をじっくり堪能できます♪

そして、もう一つの注目ポイントは、入り口の壁。若女将がはまったという「マコモ(真菰)」がダイナミックに飾られています。さらに、壁の土にもマコモが練り込まれているそうで、若女将のこだわりぶりを感じました。

なお、このマコモ(真菰)は水辺の湿地に群生する植物で、菰野町の名前の由来になったとも言われています。茎のシャキシャキした食感が人気で、栄養素が豊富に含まれた緑葉は、粉末にして麺やお菓子に使われています。また、浄化作用があるため、館内各所に飾られていたり、真菰をモチーフにしたコンセプトルーム「真菰野」(トップ・一覧のお写真)には、畳の下などに敷き詰められているそうです。

お土産もとても充実しています。鹿肉のしぐれ煮が名産として知られていますが、最近のイチオシは、はやりマコモを使った「鹿の湯のかし“まこもさんど”」。私もいただきましたが、やさしい味で、おいしかったですよ! この他、福茶にあった「福豊」という大豆も人気だそうです。

こちらが、今回ご案内いただいた若女将。女将の会「きらら」のメンバーの1人。明るくて、ホスピタリティ満点です。次々といろんなアイデアや楽しいお話しを伺い、湯の山や菰野、そして三重がとことん大好き!というのが伝わってきました。

四季折々美しい湯の山で好きな季節は?と伺うと、紅葉の秋かと思えば、意外にも5~6月というお答え。まばゆいばかりの新緑が御在所岳全体に広がり、大いなる息吹を感じるそうです。これはお得な情報です!

御在所岳や湯の山温泉の他、菰野町にある数ある見どころのひとつが、昨年秋にオープンしたAQUA×IGNIS(アクアイグニス)。源泉かけ流しの温泉、イタリアンの奥田シェフのレストラン、パティシエの辻口シェフのスイーツは大人気。お目当ての湯の山ロールは売り切れていました。また、現代アートの作家さんの作品がいたるところにあって、実にお洒落な空間です。

 【交通】近鉄湯の山温泉駅から徒歩約8分
     東名阪自動車道・四日市ICから国道477号を湯の山方面へ約8㎞
 【営業】6:00~24:00 無休
  お問い合わせ先:アクアイグニス
 電話 059-394-7733
              
 http://aquaignis.jp/ 

そして、豊かな自然とアートが共存・調和する美術館「パラミタミュージアム」。池田満寿夫さんの般若心経シリーズをはじめ、幅広いコレクションや魅力的な企画展が開催されます。

現在は、3月31日(日)まで、生誕110周年記念ウォルト・ディズニー展が行われています。企画展に伴う関連イベントや、パラミタコンサートなども開かるのもうれしいですね。菰野町に来たら、ぜひお立ち寄りください♪

 【交通】近鉄大羽根園駅から西へ約300m
     東名阪自動車道・四日市ICから国道477号を湯の山方面へ約6.5㎞
 【開館】9:30~17:30(入館は17:00)12/28~1/1、展示替え日は休館
 【料金】一般1000円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料

 お問い合わせ先:パラミタミュージアム 電話 059-391-1088
              
http://www.paramitamuseum.com

※掲載されている内容は2013年1月の情報となります

関連スポット

鹿の湯ホテル

北勢

三重郡菰野町

豊かな自然に囲まれた湯宿。 浴場は24時まで入浴可能で、1つの貸切風呂は平日無料です。 季節の懐石料理は、地元の食材にこだわったものをご用意。 わんちゃんお預かり所の設備も充実です。 女将手作りのお酢とカモシカソフトが人気です。 お食事処と大浴場の脱衣所に最新の高機能換気設備を導入いたしました。

夏の空中散歩

御在所ロープウエイ

北勢

三重郡菰野町

全長2161m、高低差780m、所要時間(片道)約15分、世界有数の規模を誇るロープウェイ。春はツツジの花々が山を彩り、夏はアカトンボも避暑にやってきます。秋の紅葉は10月中旬に山上公園から始まり、11月下旬にかけて徐々に麓に降りてきます。冬は美しい自然の芸術「樹氷」に感動!県内唯一のスキー場があり、一年中お楽しみいただけます。 https://twitter.com/GozaishoRopeway?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Eembeddedtimeline%7Ctwterm%5Escreen-name%3AGozaishoRopeway%7Ctwcon%5Es2 2024年の紅葉の状況はこちら三重の紅葉カレンダー 三重県の紅葉おすすめの名所・穴場特集はこちら 三重県の紅葉特集2024

三嶽寺①

三嶽寺

北勢

三重郡菰野町

折り鶴伝説が残る湯の山温泉にある縁結びの寺。僧兵達の集う山岳宗教の拠点だった古刹。大同2年(807)伝教大師の建立と伝えられています。 現在では古い伝説にちなんだ縁結びの寺として、折り鶴を納める人が多く訪れます。 観音山では三十三観音めぐりや温泉の湯元も見ることができます。

パラミタミュージアム_玄関

パラミタミュージアム(paramita museum)

北勢

三重郡菰野町

2003年3月15日に菰野町にオープン。 池田満寿夫の陶彫・般若心経シリーズ全作品をはじめとする幅広いコレクション群から、魅力あふれる企画展、自然とアートが調和する1200坪の里山パラミタガーデンまで、アートに満ちた気持ちのいい空間です。 特にパラミタガーデンでは山口牧生の石彫、樹齢200年のケヤキ、約200種の山野草が集い、春は花、秋は紅葉が見もののスポットです。

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