伊勢志摩から吉野熊野への周遊型ワーケーションプラン! 王道のお伊勢参りから、熊野をめぐる旅を満喫。

掲載日:2021.12.20

伊勢志摩と吉野熊野という三重県が誇る2つの国立公園を縦断する1泊2日の周遊型ワーケーションコースをご紹介!王道のお伊勢参りはもちろん、このエリアならではの自然を楽しむアクティビティも目白押し。ワーケーションも総合リゾートで効率的に行いましょう♪移動時間はやや長いものの、様々な自然の魅力を味わえるファミリーでの旅行にもおすすめできるコースです♪



伊勢志摩野国立公園・吉野熊野国立公園とは




伊勢志摩国立公園はリアス海岸が特徴的な、日本有数の海の国立公園です。小さな入り江と岬が点在する複雑な海岸線は、豊かな海産物を育てる漁場であるだけではありません。波が穏やかな環境は、カヤックやカヌーなどの海遊びにも最適です。

海女文化や真珠の養殖など、地域の人々が自然の中でどんな風に暮らしてきたのか、楽しみながら学べるのも魅力です。

吉野熊野国立公園は、歴史と自然の結びつきが強い土地で、『古事記』や『日本書紀』などの書物にもこの地域の記載が見られます。そして遥か平安時代から”聖地”として、多くの人々が参詣の旅に訪れてきました。

朝になれば、深緑の山々が朝靄をたたえる姿は息をのむ美しさ。この地域に信仰が根付いたのは、こうした神秘的な自然と無関係ではないのかも。変わらぬ自然にそんな思いを馳せてしまいます。

今回のコースで巡るエリアの解説



地図上に表示されているのが、今回のコースで訪れるスポット。(全8カ所)

「日本人の心のふるさと」とも言われる「伊勢神宮」を起点に、世界に2つしかない「道」の世界遺産「熊野古道」の伊勢路でつながる吉野熊野へ。江戸時代から「伊勢へ七度、熊野へ三度」といわれ憧れの地であったこの信仰の地を辿りながら、ワーケーションに最適な施設で仕事も充実!
仕事も遊びも全力で楽しんでくださいね♪


1日目のモデルコース(伊勢志摩国立公園)

2日目のモデルコース(吉野熊野国立公園)



①日本人なら一度は参拝したい「伊勢神宮(内宮)」。

古くから「日本人の心のふるさと」として親しまれてきた伊勢神宮。
参拝をするなら実は「早朝」が、人も少なくオススメなんです!

日常から神聖な世界へと結ばれた宇治橋では、五十鈴川の心地よいせせらぎが聴こえ、

差し込む朝の陽射しは、青々とした神宮の森を美しく輝かせます。

この神宮の森は、実は「神域」と「宮域林」という2つの区域に分けられていて、風致の増進や未来の式年遷宮(せんぐう)を見据えた御造営用材の育成を行っている「宮域林」では、約2,800種の動物や、約140種の鳥類、約850種の植物など、伊勢志摩地域のありのまま生態系が残されています。

ついつい宮社にばかり目が向きがちですが、自然の魅力も含めた空間としての
伊勢神宮をぜひ感じてみてくださいね。

②参拝のあとは、「おはらい町・おかげ横丁」の町並みとグルメを満喫♪

朝の清々しい空気の中での参拝を終えると、なんだかとても晴れやかな気分に。今日も素敵な1日になりそうです♪

伊勢神宮をお参りしたあと、内宮の鳥居前町であるおはらい町へも行ってみましょう。

おはらい町には伊勢特有の切妻・入母屋・妻入り様式の土産物店や銘菓の老舗、旅館などが軒を連ねていて、神宮道場や祭主職舎などの歴史的建造物も楽しめるので、風情ある町並みを満喫できます!

おかげ横丁大特集!グルメ・お土産・体験の人気33スポットを詳しく紹介します

ゆっくりと散策出来るなら、おかげ横丁も忘れずに!

江戸期~明治期にかけての伊勢路の代表的な建築物が移築・再現されたこの通りは、まるで当時にタイムスリップしたかのような雰囲気。お祭のような賑やかさの中で、どこか懐かしいゆったりとした時間が流れる癒しの場です。

ここでは伊勢名物としてお馴染みの赤福や伊勢うどんの他、食べ歩きグルメなどのお店も多種多様!

ゆったりとくつろげるお店もあるので、メールチェックや電話はこのタイミングで済ませておくといいかもしれません。

③「志摩自然学校」で伊勢志摩の自然を感じよう!

午後からは、伊勢志摩の自然の中でガッツリと体験をしていきます!!

志摩市大王町にある「志摩自然学校」では、日本有数のリアス海岸美を誇る「英虞湾」をフィールドに、マリンレジャーやサイクリングツアーなど、さまざまな体験プログラムを楽しむことができます。

ファミリーで楽しむなら、特にオススメしたいのがシーカヤック&無人島ツアー。

シーカヤックは、インストラクターさんに丁寧な指導をしてもらえるので小さなお子様でも安心で、無人島にはここでしかできない「冒険」が待っています。

青い空、青い海、そして緑あふれる島々。開放感のあるロケーションで、忘れられない思い出を作りましょう♪

④ワーケーションステイに最適な「NEMU RESORT」は、体験プログラムも豊富!


1時間半ほどシーカヤックを楽しんだら、本日の宿泊場所「NEMU RESORT」に向かいましょうか♪

ここでは、施設内にWi-Fiや働きやすいスペースが完備されているのはもちろんのこと、ポケットWi-Fiやモバイル充電器、リラクシングチェアなどの貸出も行っているので、晴れの日にはランドカーの乗り込み、東京ドーム60個分の敷地の中からここぞ!というお気に入りスポットを選んでワークに取り組むことが出来ます。

今回私が選んだのは、西の端にある「夕日に染まる丘」。

その名のとおり「マジックアワー」と呼ばれる全国でも有数の夕日が見られるスポットですが、日中であってもこの圧巻の光景!

海の音や風そして潮の香りを全身で感じながら、最高のロケーションで集中してワークに打ち込めました。

「パパやママがお仕事している間、暇だよ~!」なんて心配は、NEMU RESORTでは必要ありません。

焚火や星空クルージング、シーカヤックやSUPにヨガ、ゴルフそして里山体験など、広大な敷地と豊かな自然を活かしたプログラムがたくさん用意されているので、ここにいるだけで伊勢志摩の自然を満喫できます♪



2日目は早起きをして、朝からヨガで目覚まし!
心と身体を整えたら朝のワークも捗ります。チェックアウトまでお気に入りのスポットで仕事に集中しましょう!

今回のコースでは1泊だけの宿泊でしたが、「ここを拠点としてもっと伊勢志摩に滞在していたい!」と思ってしまうほど、過ごしやすくそして魅力に溢れたリゾート施設でした。

※現在、実証実験としてカーシェアの取組も行っているそうです。リゾート地から市街へのドライブ!というのもいいですね。

⑤熊野灘沿いにドライブ♪そして「万両寿し」で幻の牡蠣を味わう!

仕事にひと段落がついたら、次なる目的地「吉野熊野」へと出発します!
吉野熊野までの移動時間は長めですが、道中では変化に富んだ地形が楽しめ退屈しません。

広大な熊野灘を眺めつつ、贅沢なドライブを楽しみましょう♪

※写真は、南伊勢町の見江島展望台からの景色で、「ハートの入り江」として恋人の聖地にも認定されています。

せっかくこの辺りに来たのなら、“幻の牡蠣”を食べに寄り道をしてみては?

紀北町、紀伊長島駅のすぐ目の前にある「万両寿司」では、幻の牡蠣を使ったこの地の郷土寿司である「渡利かきの握り寿し」が味わえます。

「渡利かき」は、海ではなく「汽水域(※)である白石”湖”」で養殖されているため牡蠣特有の磯臭さやクセがなく、小粒ながら非常に濃厚!シャリとの相性も抜群なんです♪

なんと朝7時からお持ち帰りも出来るので登山や釣り、マリンレジャーのお弁当としても重宝されているのだとか!この贅沢なお弁当を片手に吉野熊野を楽しんでみてください♪

(※)…淡水と海水が混在している区域

⑥大迫力の柱状節理「楯ヶ崎」を観光遊覧。「青の洞窟」も必見です♪

熊野といえばやはり熊野古道が有名ですが、こちらの楯ヶ崎もぜひ訪れて欲しい名勝。
そそり立つ柱状節理の大絶壁、熊野灘のおしよせる荒波とともに壮絶な景観は仕事のストレスを吹き飛ばします。

楯ヶ崎は陸からでも海からでも楽しめるスポットですが、今回は遊覧船で海から挑戦してみましょう♪

飲み込まれてしまいそうな錯覚すら覚えるほどの迫力ある岩肌。

そしてこの、別世界に来たような美しいブルー。

通称「青の洞窟」とも呼ばれるガマの口の光景は、元祖イタリアにも劣らない息を呑むような絶景でした♪

⑦今度は陸から絶景を!鬼の見晴台といわれる「鬼ヶ城」から熊野灘を一望!

今度は陸から海を眺めてみましょう♪

かつて鬼の見晴台であったといわれる「鬼ヶ城」は、隆起と風化と波の浸食などの自然の営みによって生み出された芸術。熊野灘に面して1km続くこの場所から見えるのは、熊野灘の広大なパノラマです!

もちろんここも、フォトスポットの宝庫。

少し険しい道にはなりますが、たくさんの絶景に出逢えることでしょう。

家族や仲間と一緒に、最高の1枚が撮れる場所を探しましょう♪

鬼ヶ城を一周すると、辺りは日も落ちはじめ、楽しい旅も終わりが近づいてきました。お土産を買うなら、地域の特産品が揃った鬼ヶ城センターでどうぞ!

特産柑橘「新姫」を使ったドリンクや、三重ブランドにも認定された「熊野地鶏」、この町でしか採石されない貴重な「那智黒石」など、熊野ならではのお土産が豊富に集います。

⑧海洋深層水のお風呂が楽しめる「夢古道おわせ」で汗を流し、大満足で帰路につく。


「一日中潮風を浴びていたし、帰る前にお風呂に入りたいな~。」

そんなあなたには、全国でも珍しい海洋深層水を使ったお風呂が楽しめる「夢古道おわせ」がオススメ!

415mの深海から汲み上げられた水はミネラル豊富で、保湿効果も高いので、「海帰り」のお肌にぴったり。明日からの仕事にも張りがでますね。

露天風呂から眺める尾鷲湾と熊野古道馬越峠の眺望も、旅の締めくくりにふさわしい絶景でした。

伊勢志摩から吉野熊野への周遊型ワーケーションプラン、いかがでしたでしょうか。

今回は伊勢志摩から吉野熊野にかけて各地の自然を楽しみながら移動し、総合リゾートでワークの時間もしっかり確保するコースを紹介しました。しかし、このコースはあくまでも一例で、この地域では漁師体験をしながらのワーケーションなど、生活と自然が結びつくような過ごし方をすることも出来ます。

また、1泊2日なのでここまでのコースとなりましたが、もう1泊して熊野古道を歩き、伊勢路の終着点である熊野三山まで赴くのも素敵な旅になるのではなりそうですね。

観光三重では、伊勢志摩国立公園吉野熊野国立公園を楽しむモデルコースを他にも紹介しています。気になる方は各公園の特設サイトをぜひご覧ください。

また、三重県国立国定公園の特設サイトでは三重県内にある4つの国立・国定公園を紹介しています。エリアごとに自然の魅力が様々ですので、そちらも合わせてご覧ください。


今回訪れたスポットを表したマイマップはこちら↓

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