知られざる夜桜の名所「茶屋一願地蔵桜道」ライトアップまもなくスタート|三重県大台町

掲載日:2024.03.28

三重県多気郡大台町の玄関口、日進地区にある桜の名所「茶屋一願地蔵(ちゃやいちがんじぞう)桜道」は、勢和多気ICや多気町の商業リゾート「VISON(ヴィソン)」から尾鷲方面へ車で10分、国道42号からも見える約50mの桜並木です。

桜の季節に合わせてピンク色の提灯が飾られ、ライトアップされた夜桜見物はデートにもおすすめ

2021年からここでのお花見を楽しんでいるみえ旅アンバサダー・キャスターマミが「茶屋一願地蔵桜道」のシーズン中の情報を徹底紹介します!

熊野街道の宿場町としての歴史

この地域が一大飢饉に襲われたときに安置され祀られたと伝えられている一願地蔵

一願地蔵のある茶屋はこのあたりの地名で、「伊勢に七度、熊野へ三度」と言われ伊勢詣・熊野詣が流行した江戸時代、旅人が休憩するための「茶屋」があったり、食事を提供した宿「旅籠」があったり、宿場町として発展したエリアだったそうです。

熊野街道を行く旅人が道中無事を祈願して参拝したという歴史のある一願地蔵さんは、今では国道42号を通るドライバーの安全も願ってくれているのかもしれませんね。

ピンクの提灯が飾られる

歴史をつないでにぎわいを取り戻そうと、地域に住む一願地蔵世話人会のみなさんにより守り続けられ、桜道として整備されています。2018年頃から少しずつ提灯を飾るようになり、「祭りのような雰囲気を楽しんでほしい」とコロナ禍に桜並木全体に大々的に提灯を増やしたそうです。

また、一願地蔵の祠には、世話人会により短冊が100枚限定で用意されます。願い事を書いて近くの桜に飾りつけてくださいね。

ライトアップ

ピンクのやさしい光に染まる桜は、他のスポットの夜桜とは一味違った雰囲気です。

2024年は3月17日にすでに提灯を設置されたということですが、気温の低下によりライトアップのスタート3月29日(金)からだそう。3月27日現在、まだ開花していません。提灯の光に照らされる満開の桜並木が待ち遠しいですね!

ライトアップ時間は18時~22時。4月上旬の見頃の終わりまで夜桜見物を楽しむことができます。

アクセス・臨時駐車場

期間中は旧JA多気郡奥伊勢営農センター大台東部店(大台町栃原1653-2)の駐車場を利用できます。VISON(ヴィソン)からも車で10分なので、帰る前にぜひ立ち寄ってみてください。

祭礼と餅まき

3月31日(日)14時から、茶屋一願地蔵の祭礼と餅まきの行事が執り行われます。地元住民以外の方の参加も大歓迎とのことですよ!

名称

茶屋一願地蔵桜道

住所

三重県多気郡大台町新田

駐車場

臨時駐車場:旧JA多気郡奥伊勢営農センター大台東部店

三重県多気郡大台町栃原1653-2

10台程度

アクセス

JR紀勢本線「栃原駅」から徒歩10分

紀勢自動車道「勢和多気IC」から車で10分

 

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キャスターマミの画像

キャスターマミ

大台町出身の写真家、奥伊勢フォトクラブ会長@kohshi.oさんによる写真と共にお伝えしました。

熊野街道の宿場町としてにぎわった、歴史ある「茶屋一願地蔵」。昭和40年代に国道が通るまで、この一願地蔵さんの前がメインストリートだったそうです。
日が暮れて桜に寄り添う提灯にあかりがともると、周囲はやさしいピンクの光に包まれます。臨時駐車場から約50メートルの桜並木を歩き、一願地蔵さんをお参りください。

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