まもなく見頃!丹生大師の桜と「ふれあいの館」徹底ガイド|三重県多気町
掲載日:2024.04.04
古くから水銀の産地として知られていた三重県多気町「丹生(にゅう)」。近世は「丹生のお大師さん」の門前町、宿場町として栄えたこのエリアは、丹生大師を中心に、地域一丸となって紫陽花のまちづくりを進めるなど、観光地としても人気です。
今回は、まもなく見頃を迎える丹生大師の桜情報と、丹生大師の駐車場としても機能している特産品販売所「ふれあいの館」の春の楽しみ方についてみえ旅アンバサダー・キャスターマミが徹底的にガイドします!
丹生大師とは
古くから「丹生大師」として親しまれる三重県多気町、丹生山「神宮寺」。高野山が女人禁制だったのに対し、女性も参詣ができたので「女人高野」とも呼ばれています。
丹生大師とは、平安時代初期の僧侶で真言宗の開祖「空海(弘法大師)」のこと。ご本尊「弘法大師像」は、自らが刻み安置されたといわれています。
特に、4月21日の春季会式と10月21日の秋季会式には、多くの参拝者でにぎわいを見せます。
2024年の丹生大師の桜の見頃予想
境内の池の周辺には小さな桜の木が植えられていますが、一番の桜の見どころは七堂伽藍へ向かう階段でしょう。
2024年3月31日現在、手前の大きな桜はほぼ満開でした。階段サイドの桜の花は3部咲き程度。素敵な写真でしょう?この日はみえ旅アンバサダー・さんぺいさんと一緒にお出かけし、撮影していただきました。
丹生大師の桜は、4月1週目の週末に見頃を迎え、2週目まで見られる予想です。また、お大師さんの近くの「勢山荘」も桜の名所。こちらも見頃はこれからですよ。
丹生大師(丹生山「神宮寺」)
住所 三重県多気郡多気町丹生3997
電話番号 0598-49-3001
多気町丹生エリアの拠点「ふれあいの館」
歴史ある多気町丹生エリアの玄関口に建つ「ふれあいの館」は、地域住民の買い物どころ兼観光の拠点として連日たくさんの人が集まります。丹生に本社のある川原製茶が運営し、館内にはたくさんのお茶が並んでいます。うれしい試飲のサービスも。
地域の方が作る新鮮な野菜が並ぶほか、和菓子や各種特産品も手に入ります。
「ティーバッグのお茶は売れるけれど、急須で淹れる昔ながらのお茶の良さ、おいしさを再確認してもらいたい。地元客と観光客が集まる販売店であり地元生産者のビジネスの場であるともに、お茶文化を広める拠点としての役割も担っていきたい」と地元丹生出身の細川館長は話します。
コラム
ここでしか買えないお茶「丹生」が人気
一番人気は「ふれあいの館」でしか手に入らない丹生で作られるお茶です。煎茶、荒茶、ほうじ茶があります。
コラム
お菓子は「椎茸せんべい」がおすすめ
過去にはお菓子屋さんがいくつもあったという丹生。現在は生産者が減少しているといいます。「椎茸せんべい」は丹生で作られる人気のお菓子。一度食べるとクセになる風味と歯ごたえです。
川原製茶のお茶を楽しむカフェ
伊勢茶やほうじ茶を使ったパフェ、お茶のシェイクなど、お茶屋さんならではのメニューがそろいます。
おすすめは、季節の和菓子と一緒に楽しめるお茶のセット。写真は深蒸し茶の濃くてまろやかな味わいの「緑茶セット」です。
・緑茶セット ¥450
・伊勢茶パフェ ¥600
・とろ~りシェイク(緑茶orほうじ茶) ¥480
日替わりシェフキッチン「サラダボール」
ふれあいの館内にある飲食店「サラダボール」では、日替わりのシェフが得意料理に腕を振るいます。
日替わりシェフは、自分の店を出すためのロールプレイングやファン作りのため、お店を出すにはハードルが高いけれど自慢の料理を食べてもらいたい方など様々。
サラダボール出身で実際に開業したシェフも数多く輩出しています。
シェフの夢を応援したり、新たな味や人と出会ったり。月ごとに発表されるカレンダーを見てお店を選んでみてくださいね。
コラム
毎週金曜日はボリュームが自慢の「トト食堂」
サラダボールで週に一度出店を始めて7年目という最長のシェフが「トト食堂」さん。接客を担当するお姉さんとシェフを務める弟さんの息の合ったコンビ、名古屋からの移住されたそうです。ボリューム満点の定食に、町内外からリピーターさんが集まります。サラダボールの楽しさは「お客様同士が仲良くなる、温かい雰囲気が魅力」と話します。
いちご狩り
甘くて大きないちごの食べ放題が楽しめる「くぼいちご園」の受付もふれあいの館で。
トッピングの持ち込みは自由です。
ふれあいの館
住所 三重県多気郡多気町丹生4894
電話番号 0598-49-4005
営業時間 9:00~17:00