ブラタモリの新シリーズが三重県へ!伊勢神宮を目指して伊勢路を歩く🚶🏻‍♂️‍➡️第1回放送で登場した撮影スポットはどこ?

掲載日:2025.04.08

NHKの人気番組「ブラタモリ」が三重にやってきた!2025年4月5日(土)に新シリーズがスタートし、「伊勢神宮をめざす旅」が放送されました。

町歩きの達人・タモリさんが伊勢路を歩きながら旅したルートにある、番組の撮影場所や関係スポット、その周辺の観光スポットなどを紹介します。

「お伊勢参りはゴールだけじゃなく途中の町が面白い」とタモリさんも興味深々の街道歩き、ぜひロケ地(撮影場所)を一緒に辿って「聖地巡礼」してみませんか?

この記事では、第1回の放送後に判明した、ブラタモリの初回放送で紹介された三重県内のスポットを紹介します。

NHK『ブラタモリ』とは?

街歩きが大好きな、あのタモリさんがぶらぶらと街歩きしながら、それぞれの街の歴史や人々の暮らしに迫ります。想像力豊かなタモリさんが女性アナウンサーと一緒に街を歩き、街並みの中で意外な痕跡を発見しては街の魅力や歴史、文化などを再発見していく、探検散歩番組です。

NHK『ブラタモリ』の4月放送分では、江戸から伊勢神宮をめざして歩いたルートや、その周辺のグルメ、歴史を残すスポットなどが紹介される予定です。

この記事では第1回放送分のロケ地を紹介しています!

第1回放送 2025年4月5日(土)
毎週土曜19:30~放送
『4月は伊勢神宮をめざす旅!』

NHK『ブラタモリ』第1回放送のスタート地点は?

蟠龍櫓

番組冒頭に紹介された「蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)」は、桑名城が元禄大火後に再建された時点であったとされる51の櫓の中のひとつで、七里の渡に面して建てられています。
東海道中で唯一の海路である、熱田神宮から桑名までを海路を経ると、伊勢路への入り口の大鳥居が立ち、その先にはにぎやかな宿場町が続いていました。
歌川広重の有名な浮世絵「東海道五十三次」でも、この櫓が象徴的に描かれており、なんと番組内ではタモリさんはこの浮世絵を所有してらっしゃるエピソードが披露されました。

次に訪れたのは七里の渡跡

七里の渡

熱田神宮から桑名まで海路が七里あったことから「七里の渡」と呼ばれ、当時は東海道五十三次の42番目の宿場町「桑名宿」として、120軒ほどの宿が並び大変なにぎわいを見せました。ここに立つ大鳥居は、ここから伊勢神宮に向かう伊勢路のスタート地点に立ち、「伊勢の国一の鳥居」と称されています。

コラム

桑名城跡・九華公園
桑名城跡・九華公園
桑名城跡・九華公園

桑名城跡・九華公園 5月はつつじ、6月は花菖蒲が見頃に

桑名市にある九華公園(きゅうかこうえん)は、桑名城跡の本丸及び二之丸跡を利用した公園で約7.2haの広さがあります。園内では4月に桜、5月につつじ、6月には花菖蒲を楽しむことができます。お堀の周りを、季節の花々を観賞しながら散歩するのもおすすめです。

伊勢路の魅力は食にあり!?

焼きハマグリ

「その手は桑名の焼き蛤(くわなのやきはまぐり)」という慣用句で知られる、桑名産のハマグリ。木曾三川から流れ込む淡水と、伊勢湾の海水が混ざり合った内湾で育ち、柔らかく旨味のあるハマグリが収穫されます。

江戸時代には500万人もの人が憧れのお伊勢参りへと出向き、江戸から約500キロメートルの距離を旅しました。その道中の伊勢路には、ご当地グルメが楽しみの一つだったに違いありません。

タモリさんも焼きハマグリを堪能!熱々のハマグリのおいしさに舌鼓を打たれていました。

コラム

桑名の蛤料理
桑名の蛤料理
桑名の蛤料理

桑名の蛤料理

旧東海道桑名の宿の一帯の、海の浅瀬や干潟、砂地で収穫されるのが桑名名物のハマグリ。大きいものでは8cmほどになり、実は大きくて柔らかく、口に含むとほのかな甘みと独特の風味が広がります。ハマグリを煮しめた志ぐれ蛤はお土産として喜ばれています。

タモリさんの大好きな三差路が!

日永の追分

次に向かったのは、タモリさんが大好きな「三差路」。東海道と伊勢街道の分岐点である「日永の追分(ひながのおいわけ)」。道標や常夜灯があり、今も往時の面影を残します。

江戸時代中頃にできた鳥居をくぐり伊勢神宮へと進む伊勢路、右に進むと京都や大阪に向かう東海道。ここで伊勢参りに行く人々と、大阪方面に向かう商人たちがそれぞれの方向に向かったそう。

追分郵便局や追分の信号の「追分」の表記にすぐに目を付けたタモリさんはさすが!

ここで東海道を行く人たちが「お伊勢参り」の恩恵にあやかることができるようにと、手水場が設けられていました。

 

コラム

日永の追分の道標
日永の追分の道標
日永の追分の道標

今も残る道標には、「右 京大阪道」と記され、この先東海道が続くことを伝えています。遠方からやってきた人々が、この分岐点でそれぞれの目的地に向けて歩いて行った様子が目に浮かぶようです。

最後に訪れたのは城への入り口

神戸の見附

鈴鹿市の神戸地区に残る「神戸の見附(かんべのみつけ)」。神戸宿への入口に、道の両側に残る石垣には当時は木戸が設けられていたそう。
「宿場町に見附?」と不思議に思われた、タモリさん。実はこの先には「神戸城」があり、そのため入り口には番人がおり入場を制限していたそうです。石垣には、当時木戸が取り付けられていた跡が残っています。

コラム

神戸城跡
神戸城跡
神戸城跡

神戸城跡

1580年、神戸家の養子となった織田信長の三男である「神戸信孝」が五重の天守閣を築いたが、現在は野面積みの石垣だけが残り、付近は神戸公園として市民の憩いの場所となっています。

第2回以降のロケ地は?

ブラタモリの第2回放送(4月12日(土))では、タモリさんが鈴鹿で見つけた三差路に建つ老舗旅館で、江戸時代の旅人気分を味わいます。また、宿場町で誕生した名物グルメの秘密を鈴鹿サーキットで発見?など、江戸時代にブームとなったお伊勢参りの痕跡をたどりながら、街道の魅力に迫ります。

第2回放送にも、タモリさんがたどった番組の撮影場所や関係スポットなどを紹介していきますのでお楽しみに!


▶NHKブラタモリ番組公式サイト(外部サイトにリンクします)

観光三重 編集部の画像

観光三重 編集部

ブラタモリが帰ってきました!街中を歩きながら、タモリさんの独特の視点で人々の暮らしや歴史を掘り下げていく番組。4月は伊勢路が取り上げられています。伊勢神宮までの道中でどんな発見があるのか?タモリさんがどこに興味を抱くのか?想像しながら番組を楽しんでみてはいかがですか?

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