絶景!抜群の透明度を誇る「銚子川」に行ってみた!周辺の観光スポットもご紹介!
掲載日:2021.12.21
「銚子川」は、三重県の紀北町にある全長約17キロの川で、透明度の高さから「奇跡の川」と呼ばれています。今回は「銚子川」の魅力や、「銚子川」周辺でのアクティビティや観光スポット、グルメなどについて、日本在住台湾人YouTuberのMaoさんとともにご紹介していきます!
後編記事「「青の洞窟」が三重県熊野市にも!遊覧船で行く絶景スポット&周辺観光スポットをご紹介!」もご覧ください♪
■目次
- 1.「銚子川」とは
- 「銚子川」が奇跡の清流と呼ばれるワケ
- 奇岩巨岩を楽しむ!「銚子川」にある魚飛渓(うおとびけい)
- 2.「銚子川」のアクセス情報
- 3.「銚子川」周辺のお勧めアクティビティや観光スポットやグルメなど
- Kiaora Paddle(キオラパドル)でSUP(サップ)体験
- 世界遺産・熊野古道伊勢路「馬越峠」を歩く
- 超!絶景スポット・象ノ背(便石山)
- 地元食材をふんだんに使ったお得な海鮮丼(おわせお魚いちば おとと)
- 「おわせのうまいもんを片手で食べる」おわせ棒
1.「銚子川」とは
「銚子川」が奇跡の清流と呼ばれるワケ
「銚子川ブルー」と名付けられた、美しく青色がかった透明色。なぜ「銚子川」は透明度がここまで高いのでしょうか?
その理由の一つは「岩」にあります。「銚子川」に広い面積で分布している花崗岩(かこうがん)は風化しやすい性質をもっており、風化が進行した花崗岩や、さらにバラバラになった砂状の岩(真砂)が水をろ過するため、水がきれいになると言われています。
なるほど、納得の理由です!
また、「銚子川」に分布している花崗岩は白っぽいものが多いので、川の水をより青く見せてくれる効果もあるそう。上空から見ると、岩や砂の白さがよくわかりますね。岩や砂の白色と「銚子川」の青色、木々の緑色がはっきり分かれて、とっても美しいです。
「銚子川」の源流である大台ヶ原は、年間降水量が5,000ミリを超すこともある多雨地域で、なおかつ「銚子川」の源流の一つである大台ヶ原の堂倉山の高度は1400メートルもある急傾斜。豊富な水量が、源流から河口までの17キロという短距離かつ急傾斜な中を一気に流れていきます。ですが、「銚子川」は雨の翌日であっても、流れてきた葉っぱなどが堆積した岩や砂礫(されき)の間を通ってろ過されるため、透明度を保ったままでいられるそうです。
川の透明度が高い理由を知ると、川だけでなく、その周辺にある自然にも興味が湧いてきますね!
奇岩巨岩を楽しむ!「銚子川」にある魚飛渓(うおとびけい)
「銚子川」の支流に「魚飛渓(うおとびけい)」と呼ばれる、奇岩巨岩がゴロゴロ転がっている地点があります。「魚飛渓」という名前は、アユやアマゴが川の中を飛び交うことから名づけられたそう。夏場になると、多くの人々が訪れ、岩から飛び込んだり、岩場の間から流れる水に乗って「天然の滑り台」を楽しんだり、川遊びを満喫しています。
大きな岩の上に乗ってみたMaoさん、「普段、街中で見られない景色ばかりで、とっても面白いです!」と大自然を堪能している様子でした。
「あ!魚見つけた!」と川の中を観察するMaoさん。澄んだ川の美しさに時間を忘れて見入ってしまいます。
2.「銚子川」のアクセス情報
車の場合、三重県津市から約1時間、三重県伊勢市から約1時間、愛知県名古屋市から約2時間、大阪府から約2時間30分ほど。
駐車場情報などの詳細は、紀北町による「銚子川」オフィシャルサイトをご覧ください。
3.「銚子川」周辺のお勧めアクティビティや観光スポットやグルメなど
Kiaora Paddle(キオラパドル)でSUP(サップ)体験
「銚子川」を楽しんだ後は、熊野灘の美しい海をSUP(サップ)で水上散歩♪キオラパドルでは有資格ガイドさんが案内してくださるので、安心安全にマリンアクティビティを楽しむことができます。SUP(サップ)のほかカヤックも体験可能!さらに1年を通していつでも楽しめるように、数種類のツアーが組まれています。
ガイドの山本さんは海外でシーカヤックやラフティングを専門的に学び、帰国後は日本の全国各地でアクティビティのガイド経験がある大ベテラン。紀北町の自然にほれ込んで移住し、マリンアクティビティのツアーを開いていらっしゃいます。幅広い知識をもった山本さんのガイドも魅力のひとつですね!
今回体験した紀北ベースの半日ツアーは、税込6,800円/一人(※中学生以上対象)となっています。
【キオラパドル詳細】
店舗住所:道瀬食堂 住所〒519-3207 三重県北牟婁郡紀北町道瀬83-2
営業時間:9時~19時
電話番号:080-1605-1036
公式サイト:https://www.kiaorapaddle.com/
世界遺産・熊野古道伊勢路「馬越峠」を歩く
紀北町といえば、「熊野古道伊勢路【馬越峠】」は必ず訪れたいスポットですね。世界遺産に登録されており、尾鷲ヒノキの林と苔むした石畳が続く美しい道です。木漏れ日を感じながら歩くMaoさん、「光がキラキラと石畳の道に降り注いで綺麗!」とのこと。風情のある景色に心が癒されますね。
馬越峠の石畳は、重厚な自然石が折り重なるように敷き詰められています。伊勢神宮と、和歌山県にある熊野三山(熊野本宮大社・熊野那智大社・熊野速玉大社の三社の総称)を結ぶ熊野古道伊勢路。古くから「伊勢へ七度、熊野へ三度」という言葉があったほど、多くの人が憧れを抱いてこの熊野古道伊勢路を歩きました。馬越峠を越えた先の尾鷲市は、日本国内でもトップクラスの雨量を誇りますが、しっかりと敷き詰められた石畳が、この「祈りの道」を守ってきました。江戸時代以降多くの人が通った熊野古道伊勢路、自然の美しさだけでなく、歴史の深さにも感動ですね。
Maoさん「360度どこを見渡してもきれいな景色で、歩いていて楽しい!空気が澄んでいて気持ちがいいです」
馬越峠(熊野古道伊勢路)
0597-89-6172
道の駅 海山の駐車場などをご利用ください
バスの時刻表などはこちらから(Googleマップ) https://goo.gl/lKN8qQ
・JR紀勢本線「相賀駅」から徒歩で約30分
・JR紀勢本線「尾鷲駅」からバスで「鷲毛」で約10分
・紀勢自動車道「海山IC」から国道42号経由車で約5分
超!絶景スポット・象の背(便石山)
馬越峠から続く登山コースを2時間ほど進んでいくと、「便石山」にたどり着きます。
「到着ー!2時間登り続けるのはなかなか大変だったけど、今から絶景が見れると思うとワクワクします!」と笑顔で話すMaoさん。
いよいよ便石山の絶景スポット「象の背」へ。
まさに「象の背」のような、山から突き出た大きな岩!
Maoさん「高くて怖いー!!!でも綺麗ーーー!!」
標高約600メートルから見下ろす景色に感動のご様子。
Maoさん視点からは、写真の様な景色が見られます。なかなかの高さ…確かにちょっと怖いです(ぷるぷる)。しかし、眼下に広がる綺麗な景色は一見の価値あり!ぜひチャレンジしてみてください。
地元食材をふんだんに使ったお得な海鮮丼(おわせお魚いちば おとと)
「銚子川」周辺といえば、熊野灘で採れる絶品海産物も魅力の一つですね。「おわせお魚いちば おとと」内の「おわせ魚食堂」では、地魚がたっぷり乗った海鮮丼が味わえます。種類も豊富で、地魚数種類と本マグロが乗った贅沢な「地魚どんDX」(税込1,230円)、脂が乗った絶品「ぶりトロどん」(税込740円)、近海まぐろ延縄船「良栄丸」でとれたまぐろをたっぷり使った「まぐろどん」(税込970円)などなど、どれを選ぼうか迷っちゃいますね。
「新鮮なお魚、歯ごたえもあってめっちゃ美味しい~!」と大満足のMaoさん。
おわせお魚いちば おととの施設内では、食堂の他、鮮魚売り場や地場産品コーナーもあります。食堂でお腹を満たした後は、美味しかったお魚や、気になるお土産をゲットしましょう♪
おわせお魚いちば おとと
0597-23-2100
10:00~18:00(店舗)
11:00~14:00(食堂)
無休
約40台(駐車料金無料)
紀勢本線『尾鷲駅』下車、徒歩10分
南紀特急バス『尾鷲総合病院前』停留所下車、徒歩0分
紀勢道『尾鷲北IC』より車で5分
「おわせのうまいもんを片手で食べる」おわせ棒
続いては、地魚を串焼きで楽しんじゃいましょう♪尾鷲金盛丸のおわせ棒をいただきます!
※「おわせ棒」とは、尾鷲の数あるグルメメニューを、片手で食べられる形にしたもの。魚鉄商店の「サザエのうま煮」(税込300円)や、のーじへいこらいの「こんにゃく棒」(税込100円)、開進堂の「みたらし棒」(税込110円)など、リーズナブルに尾鷲の「うまいもん」を味わえるようになっています。
尾鷲漁港を散歩しながら食べ歩き。トロ部位にレモンを乗せて焼いた「まぐろのとろステーキ棒」(税込300円)は、レモンの爽やかさと、まぐろの脂の脂が良い感じにマッチして美味しい~♪
Maoさん「尾鷲のまちの景色を楽しみながら、尾鷲ならではのグルメを楽しめて、とっても楽しいです♪」と、食べ歩きを楽しんでいました。
【尾鷲金盛丸詳細】
店舗住所:〒519-3604 三重県尾鷲市港町11-10
営業時間:9時~17時
電話番号:0597-25-0004
公式サイト:http://aox.jp/owase-kinsei/
今回は「銚子川」と、その周辺スポットをMaoさんとともに巡りました!大自然にグルメに、大満足の旅ですね♪
後編記事「「青の洞窟」が三重県熊野市にも!遊覧船で行く絶景スポット&周辺観光スポットをご紹介!」も是非ご覧ください。
その他、もっと東紀州の観光情報を知りたい方は、「青の鼓動、感じる。東紀州観光手帖」をご覧ください!
※台湾人インフルエンサーMaoMaoTVのMaoさんにご出演いただき制作した東紀州地域の観光資源や体験メニューを盛り込んだ台湾向けプロモーション動画はこちら↓
記事制作:MSLP