2024 年8 月オープンの「HACIENDA VISON」にEXILE 橘ケンチさんが宿泊 & 海女小屋なか川で海の幸を堪能

多気町のVISON内、ザ・コンランショップがデザイン監修した世界初のホテル「HACIENDA VISON」にEXILE 橘ケンチさんが宿泊。同じくVISON内の「海女小屋なか川」や、農園・イタリアンレストラン「NOUNIYELL」にて美味しい食事を楽しみます。

橘ケンチさんプロフィール

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EXILE及びEXILE THE SECONDのパフォーマー。2025年3月29日(土)福井公演を皮切りに『EXILE LIVE TOUR 2025 “WHAT IS EXILE”』を開催。俳優業や語学力を活かした番組出演に加えてライフワークとして日本酒の魅力を発信、食のフィールドや日本創生に対する知見も深めている。2023年SAKEの魅力を網羅した書籍『橘ケンチの日本酒最強バイブル』(宝島社)及び処女小説『パーマネント・ブルー』(文芸春秋)を上梓。また、企画原案に携わった日本酒マンガ『あらばしり』が2025年1月期読売テレビ・ドラマDiVEにてドラマ化された。2018年13代酒サムライ、2021年福井市食のPR大使、2023年LDH JAPANのSocial Innovation Officerに就任。

【EXILE mobile】https://m.ex-m.jp

多気町の大型商業リゾート施設「VISON」

 

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VISON内 和ヴィソンエリア

 

「VISON」は三重県のほぼ真ん中に位置する、多気町にある大型商業リゾート施設です。

 

広大な敷地の中には「癒・食・知」をテーマに、約70店舗が出店。

 

宿泊施設のほか、国内最大級の産直市場、薬草で有名な多気町にちなんだ薬草湯、有名料理人が手掛ける三重の食材を活かした飲食店舗、オーガニック農園などの施設があり、様々な体験が可能となっています。

 

「HACIENDA VISON」に宿泊

 

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中央の暖炉がシンボリックなHACIENDA VISONのロビー

 

2024年8⽉にオープンした「HACIENDA VISON(ハシェンダ ヴィソン)」は、日本の「ザ・コンランショップ」がデザイン監修した初めてのホテルです。

 

ザ・コンランショップの創業者は、イギリスが誇るデザイナー、テレンス・コンラン。
現在、世界的にスタンダードなショップ形態となった「ライフスタイルショップ」のパイオニアとしても知られています。

 

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HACIENDA VISONには、ザ・コンランショップならではの洗練された美しさと、快適さを兼ね備えたデザインが施されています。

 

「HACIENDA」は、スペイン語で「荘園の主の館」を意味する言葉です。
ホテルの北側には美しい山並み、南側には森に面したお庭が広がっており、そこに、貴族や名士の邸宅のように上品な造りのホテルが、自然と調和しながら佇みます。

 

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203 Dessauのお部屋

 

HACIENDA VISONは、それぞれコンセプトの異なる6つの客室を備えています。
※全客室ごとに、ダブルベッド2台、最大4名まで宿泊可能

 

「203 Dessau」のお部屋は、モダンデザインの礎を築いたドイツの美術学校「バウハウス」のデッサウ校舎をテーマにしたデザインが特徴。

 

お部屋には、マルセル・ブロイヤーの家具を中心に、クリスチャン・デルの照明、アニ・アルバースからヒントを得たテキスタイルなど、バウハウス・デザインを象徴するような家具が揃っています。

 

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201 Perry Greenのお部屋

 

こちらは「201 Perry Green」のお部屋です。

 

20世紀のイギリスを代表する彫刻家ヘンリー・ムーアの作品のように、抽象的な造形美や手仕事の雰囲気が感じられる、シンプルながらも愛着の感じられるデザイン。

 

ペリー・グリーンという部屋名は、ムーアが暮らした土地の名前に由来しています。

 

お部屋のインテリアには、イサム・ノグチやセルジュ・ムーユの名作の照明とともに、木工作家の北田浩次郎、プロダクトブランド〈TOO WOOD〉など、若い日本の作り手の作品も取り入れられています。

 

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宿泊者専用の共有ガーデンは森に隣接しており、間近の木々を眺めながら散策していると、まるで自然に包まれているような感覚に。

 

ガーデン内には大きな自然石「菰野石(こものいし)」が点在。
石は、座ったり寝転んだりと自由にくつろげるようになっています。

 

夕暮れから夜にかけては、ファイヤーピットに炎が灯ります。
そして、夕食付の宿泊プランでは、ガーデンにてBBQを楽しむことも可能。

 

ゆらめく焚き火に当たり、夜は満天の星空を眺める。
時と共に移ろいゆく自然風景を堪能できるのも、HACIENDA VISONの魅力です。

 

HACIENDA VISON

【住所】三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 農園4
【電話番号】059-867-0698(施設についてのお問合せ用番号)(ご宿泊専用ダイヤルは 0570-03-1923)
【公式URL】https://hacienda-vison.jp/

 

「海女小屋なか川」で夕食

 

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海女コースのお料理(2人前) ※写真の内容に加えデザートが付きます

 

今回の夕食は、VISON内にあり、海鮮料理をいただける「海女小屋なか川」へ。
※HACIENDA VISON宿泊の夕食プランとして選択可能。宿泊者以外も利用可能なお店です

 

海女小屋なか川は、鳥羽市で三世代に渡り海女を続ける中川さんご一家が営む、実際の海女小屋をイメージした造りのお店。

 

海女さん達は、漁から戻った後、冷えた体を海女小屋の囲炉裏で温めます。
海女小屋にて海女さん達が囲炉裏の元で団欒のひと時を過ごすように、炭火を囲みながら食事の時間を楽しめるのが、このお店の魅力です。

 

お店の雰囲気の良さもさることながら、お料理の味わいも格別。
今回は伊勢海老や鮑(あわび)などを堪能できる「海女コース」をいただきました。

 

海女コースお品書き

お刺身盛り合わせ / 季節の貝 炭火焼き / 伊勢海老(炭火焼またはお刺身) / 鮑(バター焼きまたはお刺身)/ 焼き魚 / ひじきご飯 / 伊勢海老の味噌汁 / デザート

 

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お食事は、漁師でもあり、西洋料理店にて修行を積んだ料理人でもある中川涼太郎料理長が調理します。

 

炭火焼きには備長炭を使用。食材を香ばしく焼き上げていきます。

 

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「季節の貝 炭火焼き」は旬に合わせて「今、一番美味しいもの」を仕入れるそう。
今回は、牡蠣、サザエ、オオアサリです。

 

牡蠣は鳥羽市浦村のものです。
ぷっくりとした身で、うま味と甘みを感じる濃厚な味わい。
季節に合わせて、鳥羽市桃取のブランド牡蠣「桃こまち」なども仕入れるそうです。

 

「サザエは、今日潜って獲りました」と、海女の中川早苗さんが説明してくださいました。
現役の海女さんが営むお店ならではの仕入れ方法に感動します。

 

オオアサリは、手製のマヨネーズソースにニンニクをあわせたアイオリソースをたっぷりかけて炙ります。

 

アイオリソース料理は、海女小屋なか川の人気メニュー。
ニンニクが香る絶品ソースで、オオアサリなどの風味豊かな魚介類と相性抜群。
アイオリソースの味を求めてリピーターが絶えないそうなのですが、そのお話にも頷ける、やみつきになること間違いなしの美味しさでした。

 

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鮑は、バター焼きかお刺身のいずれかの調理法を選び、注文します。

 

今回はバター焼きを注文。
バターの香りと鮑のふくよかな風味がマッチし、噛めば噛むほど旨味を感じます。

 

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伊勢海老は南伊勢産のものを仕入れているそうです。
炭焼きか、お刺身のいずれかを選んで注文します。

 

炭火で焼いた伊勢海老の身は、プリプリとして程よい歯ごたえ。
自家製アメリケーヌソースをかけていただくのですが、伊勢海老や甘えびの頭からとる濃厚なソースと、身の旨みや甘みが絡んで贅沢な味わいに。

 

コースメニューには、伊勢海老のお味噌汁もつきます。
伊勢海老のお出汁がしっかり出ており、コク深い風味が染みわたります。

 

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新鮮で美味しい海鮮料理に舌鼓を打つ橘ケンチさん。

 

どのお料理も絶品なのですが、ひじきご飯の美味しさにも驚きます。

 

ひじきご飯は、中川早苗さんが「潜って獲った」ひじき、自家製のお米、ちりめんの歯ごたえやごまの香りが堪らないオリジナルふりかけを混ぜた、海女小屋なか川でしか味わえないご飯です。

 

海女小屋なか川ならではの温もり溢れるお店の雰囲気と、美味しいお食事で、素敵な夕食のひと時となりました。

 

名称

海女小屋 なか川(VISON)

住所
〒519-2170 多気郡多気町ヴィソン672番1 マルシェ6
電話番号

0598-67-9466

営業時間

物販 9:00~18:00
海女小屋 11:00~/ 13:00~/ 17:00~/19:00~21:00
(ディナーは前日までの予約制)

休日

毎週火曜日は昼のみの営業

 

朝食は「NOUNIYELL」にて

 

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HACIENDA VISON HOTELに一泊した後の朝食は、VISON内の「NOUNIYELL(ノウニエール)」へ。

 

NOUNIYELLは「これからの農業にエールを与える」をコンセプトに、キユーピー株式会社の協力のもと運営されている農園とレストランです。

 

レストランでは、地産地消で有名なイタリアンシェフ奥田政行氏監修の、農園のオーガニック野菜をふんだんに使ったイタリア料理をいただくことができます。

 

コース料理からワンハンドで食べられるテイクアウト商品まで、様々なスタイルでお食事をいただけるのも特徴の一つです。

 

朝食メニューはビュッフェスタイル。
キユーピーマヨネーズを使用し、もっちりとした食感の「甘くないフレンチトースト」、農園の野菜をたっぷりいただける「季節のサラダ」のほか、お惣菜、スープなどのメニューに、ドリンクバーがつきます。

 

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山並みを背景に畑が広がるのどかなテラス席にて、朝食をいただきます。

 

NOUNIYELLの料理長・北村ふくさんにお話を伺ったところ「キユーピー協力のレストランならではの料理も人気です」と教えてくださいました。

 

特に人気なのが、キャロットラぺだそう。
「実は、にんじんとキユーピーのドレッシングを和えるだけのシンプルな料理」とのこと。
農園で育ったにんじんの濃い味わいと、爽やかなドレッシングがよく合います。

 

そのほかにも、ドレッシングを複数種混ぜて作るお料理など、ドレッシングを使い、家でも試せるおすすめレシピがあるそうです。

 

 北村料理長 「気になったお料理があれば、是非レシピをお尋ねください。ご自宅でも、健康で美味しい食事を楽しんでいただきたいと思っています」

 

 

名称

nouniyell(VISON)

住所
〒519-2170 多気郡多気町ヴィソン672番1 農園1
電話番号

0598-67-8299

美しい自然を楽しみ、洗練されたデザインに刺激を受け、海や大地の恵みを生かした食事を味わう。
VISONには心を豊かに刺激してくれる体験が揃っていました。

「橘ケンチさんが三重の食を巡るガストロノミーツアー」として、その他記事も公開中。
以下のリンクより是非ご覧ください。

■ EXILE 橘ケンチさんと学ぶ。伊勢神宮の「食」にまつわる文化・伝統・精神

■ EXILE 橘ケンチさんと巡る御食つ国・三重。 伝統や自然を大切に作られる鰹節・塩・酒の魅力に迫る

■ EXILE 橘ケンチさんが「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 賢島」で美食を堪能

■ 旬を味わう志摩料理と、英虞湾が広がる絶景。「汀渚 ばさら邸」にEXILE 橘ケンチさんが宿泊

 

写真 : 鈴木規仁
文 : 駒田早紀(MSLP by new end. Inc.)

 

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